言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。.当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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日本のいわゆるリベラル勢力(反安倍・反小池)が血を流さない権力闘争や選挙という平和な戦争に負け続けることから思うこと・・・「闘争」に疎い政治家に政権を託すことに不安を感じる国民は多くいるのではないか


今日は、2017年(平成29年) 9月30日 土曜日

小池新党に、民進党が事実上吸収される事態となり、
日本のいわゆるリベラル勢力が、これまでの小池百合子氏の
政治姿勢などから、安倍首相以上に独裁的な振る舞いをして、
右翼政権になる懸念の意見が多く見られる。
また、民進党の前原代表があまり党内で民主的な議論をしないで
民進党の希望の党の事実上の合流を決めたことに
懸念を示すリベラル派の意見がある。

たしかに、その懸念は最もだが、
それにしても、日本のリベラル勢力は権力闘争という戦いに
弱いのだなあと思う。

安倍首相の野党の選挙戦闘態勢が整わないうちに
電撃的な選挙戦争に持ち込もうとして、
さらに、民進党よりも人気のある小池新党が
電撃的に結党して、
民進党など野党連合に期待していた
リベラル勢力がその電撃作戦によって引き起こされた
政変に右往左往しているように見える。

これで思い出すのは、
第2次世界大戦で、全体主義国家のナチスドイツの
ヒトラーが、電撃作戦による奇襲攻撃で
自由民主主義国家の第三共和制のフランスが降伏に追い込まれ、
西欧大陸に展開していた自由民主主義国家のイギリス軍が
ダンケルクから大陸撤退を余技なくされ、
最終的には、世界最大の軍事大国である
自由民主主義国家の盟主のアメリカ合衆国による助けがなければ、
全体主義国家のナチスドイツに勝つことができなかった。

今回の政変の日本のリベラル勢力の右往左往ぶりを見て、
この第2次世界大戦の状況を思い出しながら、
民進党の小池新党合流をただ批判だけしている言論人の方に
問いたいのは、もし、あなたが民進党の前原代表の立場なら、
安倍首相と小池百合子氏による電撃的な権力闘争の戦いに対して、
自分達の勢力が奪われかねない中、
限られた時間の中で、どのような権力闘争という選挙戦をするのか
の意見があまり見られないのが残念である。

いったん、第2次大戦のフランスのように占領されながらも
長い目で見て、より強いアメリカの参戦を待つという、
イギリスのチャーチルのように
長期的な展望を立てて、今回は大敗しても、今後、
勢力を立て直すという方法を考えるのか?
今回大敗してしまえば、古代ローマに滅亡させられた
カルタゴのようになってしまうと思い、
生き残りをかけて、どこかと同盟を組むのか?
第2次世界大戦で言えば、自由主義国家のアメリカとイギリスは
ドイツと日本に勝つため、イデオロギー的には水と油の
共産主義で一党独裁国家のソ連と組んで、勝利したが、
そのように過去の戦の事例から選挙戦という権力闘争を俯瞰する
日本のリベラル勢力の人はいないのかと思ったりする。

選挙という血を流さない平和な戦争に負け続ける
日本のリベラル勢力を見て不安に思って、
いざ、民主主義国家の日本を外的からの侵略から守ることは
できるのだろうかと思う有権者も多くいるのではないか?


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すぐに消耗品化する小池劇場という劇場型政治という新商品に飛びつかざるえないお客様意識の有権者のままでは民主主義は成熟しないだろう・・・マスコミの政治報道のあり方も含めて、多くの国民が民主主義を育む、政治家を育てるという意識を高めて欲しいと思うが

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済


すぐに消耗品化する小池劇場という劇場型政治という新商品に飛びつかざるえないお客様意識の有権者のままでは民主主義は成熟しないだろう・・・マスコミの政治報道のあり方も含めて、多くの国民が民主主義を育む、政治家を育てるという意識を高めて欲しいと思うが

今日は、2017年(平成29年) 9月29日 金曜日

今回の総選挙は、
安倍自民党対小池希望の党の政権選択選挙という
わたしからすれば、
「うんこ味のカレー」と「カレー味のうんこ」のどちかを選べ
という悩ましい選挙である。

小池百合子氏の都知事での実績での疑問、
原発政策など過去の発言との非一貫線など
いかがわしさがあるが、
自民党に次いで一気に政党支持率を上げている。

まあ、新しい受け皿に飢えていた有権者が
新しい新商品に飛びついている感じである。

小池新党が政権を取ったとしても
最終的にはぐちゃぐちゃな政治混迷になる
可能性がある。

マスコミが、小池百合子氏による劇場型政治を
視聴率の取れる情報製品として売りまくり、
そして、それに賞味期限が切れたら消耗品化する。

そのようにすぐに消耗品化する劇場型政治という
商品をサーカスを見るように有権者が
消費者感覚で政治をお買い物するだけ。

そのように民主主義を育むという意識ではなく
お客様の消費者感覚の有権者が多いことが
今回の政界のぐちゃぐちゃなドタバタ劇の末、
「うんこ味のカレー」と「カレー味のうんこ」のどちかを選べ
という悩ましい選挙のひとつに背景にあるのではないかと思う。

そうしてしまった要因のひとつにマスコミの政治報道の
あり方にある。
何か派手なパフォーマンスができる政治家ばかり取り上げたり、
何か政治家の不祥事のあるときだけ時間を割いて報道する。

地道に、国会の委員会などで重要な意味のある質問をしている
政治家の質問など地味ですぐに解説しずらいことなので、
報道はされにくい。

真面目にコツコツ地味にいい政治活動していても
それが評価してもらえなかったら馬鹿馬鹿しくて
やってられないと政治家が思っても不思議ではないと思う。
これでは、ある意味、選挙に落ちればただの人になってしまう
政治家がかわいそうに思う。


国民が民主主義を育む、政治家を育てる
少しでもできる範囲で
任せる政治から引き受ける政治という意識を高めなければ、
いつまでもお客様の消費者感覚の主権者意識であれば、
「うんこ味のカレー」と「カレー味のうんこ」のどちかを選べ
というぐちゃぐちゃの政治状況から逃れられないのだろうか。



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安倍自民党も嫌だが、小池新党も嫌だけど・・・「うんこ味のカレー」と「カレー味のうんこ」のどちらを食べるか・・日本に小選挙区制を導入した政治改革は失敗だったな

今日は、2017年(平成29年) 9月28日 木曜日

安倍首相が内閣支持率が回復して、
民進党などの野党のふらつきにつけこみ
森友・加計問題の国会追及から逃れるため
臨時国会冒頭で、野党からの質問も受け付けずに
衆議院解散総選挙に踏み切ろうとしたら、
いかがさしさのある小池百合子東京都知事の
電撃的な新党立ち上げ戦術が威力を発揮して、
さらに、小池百合子氏の新党と民進党が合同して
選挙の統一名簿を作成するという報道がある。

安倍自民党と小池新党の一騎打ちの政権選政党択選挙に
なりそうになってきた。

安倍自民党も嫌だが、小池新党も嫌だ
ただ、理念や政策が近い弱小政党に
票を入れても、その弱小政党から当選者があまり出ないので、

どちらも嫌いな安倍自民党か小池新党が政権を取るのは
変わらない状況であれば、嫌々ながらもよりましな
どちらかの党をに入れざるをえないという
まるで、
「うんこ味のカレー」と「カレー味のうんこ」のどちらを食べるか
という究極の選択に迫られている感覚を私は抱いてしまう。

当選者が一人しか出せず死票を大量発生させる
小選挙区制導入は日本では失敗だったと思う。
そう、平成5年(1993年)の
小池百合子氏が所属していた日本新党などの連立政権によって
小選挙区制導入を実現した政治改革が失敗だったということだ。

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医師免許なし墨彫師に有罪判決・・・はあ、入れ墨の彫行為が医療行為なんて法律に書いてねえぞえ、この裁判長は罪刑法定主義の大原則をわかってねえのか!入れ墨文化経済を破壊して、格差社会を推進するクソッたれ判決

今日は、2017年(平成29年) 9月27日 水曜日

この判決のニュースを知った時、
「こんな裁判長はクビにしてしまえ!」と
脊髄反射的に怒り心頭してしまった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
医師免許なしで客にタトゥー入れた墨彫師に有罪判決 
違憲の主張退け「医業に該当」 大阪地裁
(産経新聞 2017年9月27日14時53分)


医師免許なしに客にタトゥー(入れ墨)を入れたとして、
医師法違反の罪に問われた彫師、増田太輝(たいき)被告(29)の
判決公判が27日、
大阪地裁で開かれた。長瀬敬昭(たかあき)裁判長は、
入れ墨は医師が行うべき「医業(医療行為)」に当たるとして、
罰金15万円(求刑罰金30万円)を言い渡した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということだが、おいおい医師法には
入れ墨の彫行為が医療行為なんてどこにも
書いてないようだけど。

警察当局が
入れ墨を医療行為だという根拠にしているのは
や目尻に墨を入れる「アートメイク」のトラブルが相次いだのを受けて、
厚生労働省が平成13年(2001年)に
「針先に色素を付けながら皮膚の表面に色素を入れる行為」は医師しかできない
という通達を根拠にしているよだが、
おいおい、通達というのは
行政機関内部における指揮監督関係に基づき、下級機関に対する命令としての
効果を持ちうるに過ぎず、国民に直接効力を及ぼすものではないのだ。

そんな法律でもない通達を根拠で強制捜査して、それで処罰することを
裁判所が是とすることに驚いた!

近代刑法の大原則として、
どのような行為が犯罪とされ、いかなる刑罰が科せられるか、
犯罪と刑罰の具体的内容が事前の立法によって規定されていなければ
ならないという罪刑法定主義というものがあるが、
それは条文で文章で規定されていない犯罪の構成要件とそれに対する刑罰を
権力機関による恣意的な解釈による類推解釈の禁止がある。

あのさあ、入れ墨は医療行為だと医師法に書かれてないし、
また、法的効力がない通達を根拠にして刑事事件の捜査をした
警察の行為を追認するようなあるまじき判決である。

入れ墨は医師がするものというのは国民の多くには認識していなかったと
思うし、長い伝統がある入れ墨文化がある日本において、
近代法が制定された明治以降の日本の歴史の中で、
入れ墨は医師しかできないとう法的解釈がなかったのに
急に、法文に書くこともなく
多くの国民が予測できない解釈で刑罰を科すことは、
具体的内容が事前の立法によって規定がなければ刑罰を
科せられないという「罪刑法定主義」に反するものであり、
そのときの役所の課長などの判断で、
犯罪の構成要件が決まり、国民に処罰を課す類推解釈が
まかり通ってしまうと権力機関による恣意的な解釈により
国民への基本的人権侵害が蔓延することになりかねない。

法律論から話は変わるが、このニュース報道をしていた
読売テレビの「かんさい情報ネットten.」で
ますだおかだ増田英彦さんがいい質問をしていた。

「入れ墨をしたいという人がいて、医師で入れ墨をして
くれる人いるのですか?」

という質問をすると、担当記者が
「いません」
と言っていた。まさに、そりゃそうだろうと思った。

こんな近代刑法の「罪刑法定主義」に反する
クソッたれ判決のために、入れ墨をしたいという人の
ニーズを満たせなくする消費者利益が満たせなくなってくるのだ。
今回の判決は日本国内における入れ墨市場というニッチ市場を
破壊する判決になり、経済活動をつぶして、入れ墨市場による
利益から上がる税収をなくすことにつながるだろう。

医師しか入れ墨ができないとなるとどうなるか?
医師になるには授業料の高い医学部に行かなければならなくなり、
低所得の家の出のものでも就業できていた彫師という職業を
奪うこととなり、入れ墨による収入を無くしてしまい
まさに、格差社会を推進するようなクソッたれ判決だ。

まあ、海外のように入れ墨行為による健康被害を防ぐという意味でも
現代の日本の彫師業界の現状に応じたライセンス制度を取り入れるのは
いいと思う。

厚生労働省およびそれを統括する内閣、そして内閣総理大臣を指名する
国会がそのような立法処置を取るべきであったのに、
それをしなかったために、警察に罪刑法定主義に反する
医師法の恣意的な解釈による捜査をさせてしまったと思う。

それにしても、罪刑法定主義という近代刑法の大原則に反する
判決を出した長瀬敬昭氏がもし最高裁判事に出世して、
衆議院総選挙時の国民審査の対象判事になったら、
迷うことなく、不信任の「×」にしてやろうと思った。


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刺青=ヤクザだけなのか?遠山の金さん=ヤクザなのか?・・・アニメキャラデザイン刺青「ヲタトゥー」が広がっているというニュースより、ちなみに須磨海水浴場の刺青禁止条例は憲法違反だわ

テーマ:刑事事件・裁判関連ニュース - ジャンル:ニュース


「デートまでの道のり」(瀬尾まいこ 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・早くに母親を亡くした保育園児の男の子とその父親と担任の保母さん先生の3人のデートを成すことはできるのか

今日は、2017年(平成29年) 9月24日 日曜日

昨日の午前8時05分から
NHKラジオで
「耳で聞く短編小説 ラジオ文芸館」を聴いた。

昨日の小説は、ラジオ文芸館のページから引用すると、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「デートまでの道のり」2017年9月23日
作:瀬尾 まいこ

2015年10月10日放送のアンコール。
保育園で年長組を受け持つ“祥子先生”は、担任する“カンちゃん”の
父親・脩平と交際している。早くに母親を亡くしたカンちゃんは、保育園から逃亡したり、
女の子の鞄にカエルを入れたりするいたずらっ子で、祥子にもなついていない。
祥子は途方に暮れるばかり。脩平から「3人で遊びに行こう」と
提案されても断り続けている。3人でのデートはかなうのか、
それぞれの心模様を温かく描く。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということで、アンコール放送で、
おそらく、私は一度、聴いたことがあると思ったが、
最後がどうなるかの記憶が薄れているので、内容を思い出す
ことも含めて聴いた。物語の詳細が以下の通りです。
一部記憶が曖昧な部分があり、少し内容が間違っているかもしれまん。
お許し下さい。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


「光の森保育園」で年長組のカンちゃんの担任である祥子先生は、
彼の父親であり妻を亡くした脩平と交際中である。

母を亡くしたカンちゃんを当初、彼の祖母(修平の母)が迎えに着たり
していたが、祖母が腰痛で送り迎えが難しくなり、
父の修平がカンちゃんを迎えることとなった。

カンちゃんを迎えに着たり、また、カンちゃんが
保育園で逃亡やいたずらなどの問題があったときに
保育園に訪れる修平に祥子先生は惹かれていき交際が始まった。


カンちゃんがある日、祥子先生に
「先生、卵焼きを作れるの?」「どんな味の卵焼きが好き?」と
何かを試すかのような質問をしてきたりして、
カンちゃんの気持ちをつかめなくて、
簡単な園児ではない。
カンちゃんが年中の時から関わっている
祥子先生だが、カンちゃんが自分になかなか懐いてくれないでいるのを
感じていて、修平からカンちゃんを交えた3人でのデートを提案されても
カンちゃんとうまくやれているとは思えない状況で、
それに躊躇してしまったいたのだ。

修平と祥子先生はカンちゃんに気づかれないように
毎週日曜日にカンちゃんんが水泳教室に行っている間に
デートをしていた。
祥子先生は修平にカンちゃんに懐いてもらえず、言うことも
聞いてもらえなかったりということを言うと、
修平は、カンちゃんの大好物のナッツのアイスクリームを
食べさせてあげると、3~4日は言うことを聞いてくれるということだが、
保育園ではそのようなことはできない。

ある日、カンちゃんが熱を出して2日連続保育園を休んだ。
いつもやんちゃで元気なカンちゃんがいないことで
祥子先生は淋しさを感じ、同じ年長の女の子も
「カンちゃんがいなくて淋しい」と言う。

2日間連続で休園した場合、その園児の自宅に
家庭訪問することになっていたので、
祥子先生はカンちゃんの自宅に訪問して、
修平が出迎えた。修平は、幼子の発熱への対応に
慣れてなくて戸惑っていたが、自分の至らなさを口にしていたが、
祥子先生はそのような修平に暖かくフォローの言葉をかけていた。
そして、祥子先生はカンちゃんが横になっている寝室に案内された。
いつも、カンちゃんがいないときに修平とカンちゃんの寝室に
いることがあったが、カンちゃんがいるときに
3人でいるのは初めてであった。
祥子先生がカンちゃんに声をかけても、
カンちゃんは祥子先生に目を合わせず、背を向けてしまった。
祥子先生はカンちゃんのお見舞いで、
カンちゃんと仲良くなれるチャンスと感じてしまったことを
カンちゃんに察してしまわれたと思った。

さて、毎月定期的にしている学習発表会のお遊戯の練習を
することとなった。
祥子先生が担任をする年長組みは前回の発表会の歌の発表では、
みんな歌の順番を間違えたりしてグダグダで惨憺たる結果で、
園長先生から「やる気がないなら止めてもいいよ」とも
言われたりした。

今月の学習発表会のお遊戯の内容は
フルーツサンバを踊ることになり、
発表まで1週間
年長組みのあるひとりを除いてはみんな踊りを覚えたが、

カンちゃんは「つまんない」と全然覚えようとしなかった。
祥子先生は遊びの時間も含めてつきっきりで教えようとした。
祥子先生がなんとかなだめたり、同じ年長の女の子ががんばれと
応援したりする。
かんちゃんは「どうして教えようとするの」と祥子先生に言うと
「だって、カンちゃんだけ踊れないのは困るでしょ」と祥子先生が言えば
「別にこまらないじゃん(祥子先生が)園長先生に怒られるから」と
カンちゃんは「どうだそうだろう」と顔をする。
しぶしぶカンちゃんは練習をする感じである。

発表会当日、祥子先生は熱が出て頭はクラクラで体調は最悪、
だからと言って休むわけにもいかなず、だるい身体で保育園に
出勤するがどうしてもダメだった。
そのため祥子先生は投げやりな気持ちになっていて、
自分が元気だろうとそうでなかろうと
カンちゃんは真面目に踊らず発表会はダメだろうと思った。

教室内を整理していると、
「なあ、先生」とカンちゃんが祥子先生の背中を叩いて呼びかける。
祥子先生はカンちゃんが「踊りなんか踊らないと宣言しにきたのだろう」と
思ったら、かんちゃんが
「デートしよう。お父さんと先生と僕とで、かぶとやま公園に行くんだ。
今日のお遊戯がうまくいったら、3人でかぶとやま公園に行こう」と
提案してきたが、どうしてかんちゃんがそのようなことを言い出したのか
わからず
祥子先生が「どうして」と聞くと
「先生、お父さんと僕とでお出かけしたくないの?」
カンちゃんは、やはり、父の修平と祥子先生の関係に気づいていたのだ。
とにかく今日の発表会は投げやりになっていはいけないと祥子先生は
思った。
いざ、発表会が始まると子供たちの踊りはなかなか良かくて
みんなが楽しそうに踊る。カンちゃんも練習の成果もあり
まわりの子の踊りを見ながらそれなりに踊っていた。
ついでに、カンちゃんは退場するときに方向を間違えて
ひとりで右側に歩いていき、みんなの笑いを誘った。

発表会が終わり、カンちゃんが祥子先生に
「やった。うまくいったね」と興奮気味に言う。
「ええ~~。ダメだったじゃん。カンちゃん最後歩いていくところ
違ってたよ」
「なんだよ~。公園行きたくないの?」
「行かない。」
「ほんとに?」とカンちゃんは目を丸くして祥子先生を見る。
祥子先生はカンちゃんに
「まあ、あせらなくてもチャンスは来月にもあるから。
次は、お話し発表会だしね」
「みんなで物語覚えて話すやつ?」
「そう」
「僕、あれ一番嫌い」
「そうだったね。でも、成功したらみんなでかぶとやま公園行こうよ」と
祥子先生が言うと
「ええええ~」とカンちゃんは大げさに頭を抱えてみせた。
「大丈夫だよ。カンちゃん、今日の踊りだってすごっく良かったもん。
次はもっと上手にできるよ。」
「ほんとうかなあ?」
「ほんと。ほんど」
フルーツサンバの次は物語、祥子先生とカンちゃんの間で
乗り越えないといけないことはいっぱいあるが、その先にはデート。
楽しいことが待っている。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

というお話でしたが、最後の方の物語の内容は
2年ぶりに聴く事で思い出せた。
幼いカンちゃんは、お父さんと祥子先生の恋仲に気づいていたのですね。
最後は、3人でのデートは成るのかと思わせたが、
まだ、ハードルをあげて、祥子先生はカンちゃんとの仲をもっと深めて、
カンちゃん3人でのデートを成し遂げたいと思ったのかもしれません。

作者の瀬尾まいこさんは昭和49年(1974年)大阪生まれで、
中学校国語講師を9年務めた後、平成17年(2005年)に教員採用試験に合格
されて、平成23年(2011年)退職するまでは中学校で国語教諭として
勤務しつつ作家活動を行なっていた。

今回の「デートまでの道のり」は平成23年に発売された
短編小説集の「おしまいのデート」に収録されている作品である。





ニコニコ動画に40分全編の録音がありましたので
【ラジオ文芸館】瀬尾 まいこ 「デートまでの道のり」を聴くことができます
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31976503





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○ラジオ文芸館に関すること

原田マハ 作の「無用の人」を、耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で私の人生と重ね合わせながら聴いて・・・無用の人扱いされた他界した父が娘に贈った最後の誕生日プレゼントとは

ロバのサイン会・・・消費され消え行くものに過ぎないものが育む絆・・・耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館を聴いて・・・

「トオリヌケ キンシ」(加納朋子 作 )を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・・何気ない日常のふるまいが誰かを大きく助けていることがあれば嬉しいですね


「本番、スタート」(ドリアン助川 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・・日の目を見ず、下っ端であろうが、その人の人生の主人公はその人本人なのである

「蒼い岸辺にて」(朱川湊人(しゅかわ・みなと) 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・自殺を図った主人公が三途の川で見た自分の未来とは・・・死で逃げるのではなく、生きて逃げてひきこる、生き続ければ、小さな楽しみや喜びを見出せるから

「かがやく」(帚木蓬生 作 )を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・・人間は自分が得意として輝いている時のことに関心を持ってもらえることに喜びを感じるのだ

「水曜日の南階段はきれい」(朝井リョウ 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・英語が得意な高校3年生の女生徒が毎週水曜日に学校の南階段を掃除するその理由は・・・英語が得意な女子高生に特訓を受けるミュージシャン志望の男子受験生の物語

「沖縄戦下の幼女 みえちゃんからの伝言」(比嘉淳子 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・夫婦不和で育つ子供の心にできた哀しみの魂の大穴は、戦争で怯えて亡くなった子供の哀しみと変わらない・・・己ばかりを優先せず、まわりと調和することの大切さ

「あなたに会いたい」(浅田次郎 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・出世のために若かりし時に捨てた恋人の幻影か・・カーナビからの「あなたに会いたい」の声で誘われた場所は・・・

「サヤンテラス」(乙川優三郎 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・私の愛するテラスでの亡き夫の声は幽霊か面影か

「仮面パパ」(森浩美 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・偽りの「育メンパパ」に仕組まれたワナは

「車窓家族」(高田郁 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・車窓から見える老夫婦の何気ないほっこりした日常が見知らぬ人どうしの言葉を交わすきっかけをつくり

「曲芸と野球」(小川洋子 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・曲芸師の女性と野球少年という異色の組み合わせの男女の淡くも末永い絆

「はるか」(北村薫 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・天真爛漫の無邪気な女子高生の明るさが潤いと彩りのある豊かな日常にもたらす

「超たぬき理論」(東野圭吾 作 )を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・・えっ!UFOの正体はたぬきが化けた文福茶釜だってえええ??・・・こじつけと思い込みの想像力・・ちなみに、宇宙人って誰のこと

「イービーのかなわぬ望み」を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・垂直移動のエレベーターで生きてきたイービーの結末から「空間」についてちょっと思う

耳で聞く短編小説ラジオ文芸館 鈴木光司 作「大山」・・・バブルに翻弄された元夫からの復縁の申し出の旅路にて、元妻からの粋な計らいとは

人生という名の自転車は、自力で漕ぎ続けるのだ・・・「耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館」で「自転車を漕ぐとき」、41歳無職の男の物語を同じく41歳で再び無職に戻る私が聴いて

2か月に1度行く、上新庄のミスタードーナッツで、ラジオ文芸館のアンコール放送「尾瀬に死す」を耳にして、前回も同じ場所でそれを聴いていたので、デジャブさを感じた

透明人間とはそういうことだったのか!・・・耳で聞く短編小説ラジオ文芸館、島田雅彦の作「透明人間の夢」を聞いて、ホームレス寸前の彷徨う若い男女の恋の結末は!

人生、思わぬ偶然のできごとでどう変わるかわからない・・・角田光代の「誕生日休暇」を耳で聞く短編小説「ラジオ文芸館」で耳にして



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