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1700億円で、国民全員分のプレパンデミックワクチンを備蓄すべき 〜 パンデミックによる10兆円単位の損失を減らし、社会を維持する若者を守るために

H5N1型の鳥インフルエンザが
ヒト・ヒト大感染の新型インフルエンザなった場合、
日本で、感染者数3200万人、
64万人〜200万人、あるいは600万人の死者が出て、
経済損失は20兆円とも推測されている。

新型インフルエンザは、人類が経験していないタイプのウイルスなので、
抗体がなく、感染率・死亡率が高くなり、
そのワクチン製造に発生から半年かかる。

ただ、現在までに、H5N1型の鳥インフルエンザに感染した人から
作られたプレパンデミックワクチンがある。
それがあると、感染した場合、全く使わない場合よりも
症状が軽減され、生存率を高める可能性が期待されている。

ただ、日本にはそれが1000万人分しかない。
日本国民全員の1億2700万人分を製造するのに
1700億円でできるのに・・・・・。

パンデミックが発生した場合の経済的損失は
10兆円単位なのだ。
それを考えたら、1700億円のコストは低いものではないか。

もし、パンデミック第1波が2ヶ月で終わった後のことを考え、
社会システムを復旧させる時に、死者数が少ないほど、
社会システムの回復度は高まる。
もし、死者数が多いほど、第1波が終わった後も
社会システムの停滞は続き、より一層、経済的損失は大きくなるだろう。

そして、年齢別で見た死者は高齢層よりも若年層が多くなるのだ。

世界保健機関(WHO)が
2003年12月〜06年4月、
ベトナムやタイ、中国など9カ国で、鳥インフルエンザと確認された203人を
分析したところ、
感染者のうち90%が40歳未満、50%が20歳未満であり、
死亡率は全体で56%だが、
10代で73% 20代で63%、
50歳以上は18%と
若年層の方が感染比率、死亡率が高くなっている。
サンプル数が203と少ないので、一概に言えないかもしれないが、
死者数113(死亡率より)のうち40歳未満の占める割合が
より多くなっていると思われる。


死者想定で60万人〜600万人として、
WHOを参考にして、30歳未満の死者を
全死亡数うちの半数は30万人〜300万人になる。

仮に30歳を基準に、年収300万円で30年勤続とすれば、
30年×300万円×30万or300万で計算すれば、
30年間で、日本全体の所得が
27兆円〜270兆円失われることになる。

仮に所得税が10%で、所得税を引いた
所得のうち消費に60%さらに消費税5%で
考えると、
所得税で2.7兆円〜27兆円
消費税で1.2兆円〜12兆円

トータルで、30年間で
3.9兆円〜39兆円の税収を失うことになる。

それを考慮すれば、1700億円を投入して、
全国民にプレパンデミックワクチンを投入して、
死者が若者層だけでも
10%でも減るのであれば、
30年間で失う税収は
3900億円〜3兆9000億円も少なくなる。

それを踏まえたら、1700億はコスト合理性があるだろう。


若年層は生産を支える世代であり、そして、
少子高齢社会が加速して、年金を含めどのように高齢者を支えるかが
大きな問題になっているのに、
その若年層が大きく減少する事態になれば、
よりいっそう高齢社会を維持することは難しくなる。


そのようなことも、政府の人間、国会議員たちは想像できないのだろうか?



政府には国民の生命と財産を守る責務があり、社会を維持できるようにできる
義務がある。

そのため、国防として、防衛費に毎年4兆円以上使っているが、
それをふまえると、
プレパンデミックワクチンを国民全員分を用意するために
1700億円を使うことはできるだろ!!!

国民の生命と財産を守る責務があり、社会を維持できるようにするため、
至急、国民全員分のプレパンデミックワクチンを備蓄すべきだ。


このブログでの関連リンク


○新型インフルエンザ関連

ワーキングプアと新型インフルエンザ 〜 戦慄のシュミレーションドラマを見て、パンデミックへに対して個人ができる対策は? 

新型インフルエンザによるパンデミックに備え、政府は食料備蓄は強化すべき 〜 海外からの食料供給が停滞するのでは


○インフルエンザの語源

インフルエンザの語源
インフルエンザ〜天の力が身体にくる




著者の岡田晴恵氏は
国立感染症研究所の研究員。
行政や社会の対応の鈍いため、
新型インフルエンザの危険性とその対策を
強くアピールするため
新型インフルエンザの
日本上陸とその拡大、国内混乱を
シミュレーションした小説を仕上げた。


テーマ:考えさせるニュース - ジャンル:ニュース


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