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言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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言葉に花咲き、笑みを浮かべる

このブログでは、様々な言葉の「語源」を取り上げているが
そもそも「言葉」という単語の語源は何か?

言葉の語源は、「言(こと)」と「端(は)」の複合語の
「言端(ことば)」であった。
その意味は、言ったことや、事柄の切れ端のことで
口先だけの軽い物言いという意味だった。
ところが、平安時代になると、紀貫之が古今和歌集の仮名序で

大和歌は人の心を種として万(よろず)の言の葉とぞ成れりける

と「言の葉」を使っている。
「葉」はたくさんの豊かな意味を込めるということでということで、
「言の葉」になったようである。それが、現在も使われている
「言葉」になる。

人々は、その言葉を使い、人と会話をして、心を通わしていくのだが、
会話が弾み、多くの言葉が飛び交う状況を
「言葉に花が咲く」という。

その「花が咲く」の「咲く」の「咲」は、どうして「口(くち)」へん
なのだろうか?

この「咲」という文字は、もともとは「笑う」という意味で使われていたのです。花が咲く様子を口を開けて笑うになぞらえたのでしょう。


「笑う」という言葉には、「つぼみが開き、花が咲く」という意味も
あります。

春の季語で、「山笑う」という言葉がありますが、それは、山に
一斉に花が咲き、芽吹くという意味です。

古の日本人は
「言葉」という文字に「葉」を用い、言葉が弾む事を
「言葉に花が咲く」など、豊かな自然を自分の感情表現を
表す「言葉」に持ち込んだのだろうか?

また、豊かな感情のひとつである「笑う」を、豊かな自然環境を
感じさせる「花が咲く」と関係付けた古の日本人の感性の
豊かさにあらためて感服しました。
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テーマ:語源 - ジャンル:学問・文化・芸術


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