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言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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「話す」の語源は・・・・・ 話すこととは心を○○すること

言葉を発することを「話す」と言うが、
その「話す」に「話」という漢字が用いられたのは
明治時代になってからだという。

室町時代や江戸時代
「はなす」という言葉に当てはめられた漢字は
口偏に「出る」と書いて「咄」という文字と
口偏に「新」と書いて「噺」という文字が用いられた。

「咄」という文字は、音読みで「トツ」であり、
口と音を表す「出(シュツ)」からなる漢字であるが、
「はなす」ということが、口から出るという意味で
「はなす」に用いられたのだろうと推測される。

もうひとつの「噺」は江戸時代に作られた国字である。
言葉を発するという意味で「はなす」以外に「かたる」が
ある。「物語」という言葉はあるが、「物語」は
過去の古い事を表現するという意味合いがあったようで、
新ネタを表現する場合に「はなす」が用いられ「噺」という
国字が当てはめられたようです。


「はなす」という言葉は、室町・江戸という中近世に
生まれた言葉でなく、鎌倉時代
奈良時代からあったという。

その時、用いられた漢字は「放」という漢字である。
「はなつ」という意味だ。


万葉集の3420番

上毛野佐野の舟橋取り離し親は放(さ)くれど我(わ)は離(さか)るがへ


鎌倉時代の宇治拾遺物語に
言葉を発するという意味の「はなす」として
用いられているという。

つまり、
「話す」の語源は「放す」であったというのだ。


気持ちや思いを表す時に「はなす」のだが、
それは、まさに
「思いを放つ」ことであり「心を放つ」ことである。


「話す」ということは「心を放つ」ことなのです。




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言葉に花咲き、笑みを浮かべる

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言葉は感情の成果物 ~ 繰り返される移ろいと揺らぎの時の流れのなかで、視座を得る

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