FC2ブログ
言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。.当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

プロフィール

くわどん

Author:くわどん
世の中の森羅万象のことに好奇心を持つものです。
いろいろの世の中をことを知り、いろいろ言葉を
つづっていきます。
また、過去の各記事にアクセスしやすく
するため当ブログの目次専用ブログを随時更新中です。
目次専用トップページ http://blogs.yahoo.co.jp/
kuwadong/64865881.html 



最近の記事

2015年11月2日まで、10年間毎日更新してきましたが、その後は、週1回プラスアルファのペースで更新していきます。



カテゴリー



語源由来辞典からの引用

当ブログにおいて、語源のコメントを する時は、語源由来辞典から引用しています。

語源由来辞典へはここをクリック!!



リンク

このブログをリンクに追加する



フリーエリア



お買い物しませんか?



最近のトラックバック



最近のコメント



月別アーカイブ



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



広告ですたい!



フリーエリア



ノーベル化学賞受賞者と夏目漱石の小説・・・・ノーベル化学賞を受賞した福井謙一は夏目漱石の「夢十夜」の第六夜の運慶が仁王を彫り出す描写をヒントにノーベル賞受賞の理論を構築した

今日は、2018年(平成30年)3月 5日 月曜日

昭和56年(1981年)に
ノーベル化学賞を受賞した福井謙一(1918年~1998年)がいる。

彼は化学反応における電子の軌道に関する
「フロンティア軌道理論」を構築して、ノーベル賞受賞に
至ったのだが、
その理論を考えた背景のヒントになったのが、
彼が少年時代に読んだ夏目漱石の
小説「夢十夜」の第六夜の運慶が仁王を彫る
物語にあったという。

「夢十夜」の第六夜で
福井謙一に示唆を与えた部分を引用する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「よくああ無造作に鑿(のみ)を使って、
思うような眉(まみえ)や鼻ができるものだな」と
自分はあんまり感心したから独言のように言った。

するとさっきの若い男が、

「なに、あれは眉や鼻を鑿(のみ)で作るんじゃない。
あの通りの眉や鼻が木の中に埋うまっているのを、
鑿と槌(つち)の力で掘り出すまでだ。
まるで土の中から石を掘り出すようなものだから
けっして間違うはずはない」

と云った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つまり、運慶は木を彫って仁王像を作っているのではなく、
木に埋まっている仁王を掘り出しているということである。

科学者である福井謙一は化学反応に関する理論を構築するに
あたっても、
最初から木の中に埋まっている仁王を掘り出すかのような
自然らしさが必要と考えた。

福井謙一は既存の化学反応の電子理論では
何か無理があり自然らしさを感じられなかった。

量子力学では、
エネルギーの低いところから軌道が電子で埋まり、
埋まった軌道のうちの一番外側の軌道はエネルギーが高いと
わかっている。

そこから福井謙一は化学反応時の
複数の分子の軌道軌道のうち
最もエネルギーの低い軌道や高い軌道などの
フロンティア軌道が関与しているという
フロンティア軌道理論を構築した。

これが福井謙一が
最初から木の中に埋まっている仁王を掘り出すかのような
自然らしさの説明に無理のない理論と考えた
フロンティア軌道理論であった。

これにより福井謙一はノーベル化学賞受賞をするのだが、
その発想のきっかけになったのは
彼が少年時代に読んだ夏目漱石の小説だったのだ。

小説などの文学的センスが自然科学の新理論を生み出す
発想の源になったりするのである。
日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹は
李白の漢詩から「素領域」という素粒子物理学に示唆を
与えるコンセプトを閃いたりしている。


このブログ内の関連記事

天才、湯川秀樹!・・・李白の漢詩から素粒子物理学の「素領域」という概念をひらめいた日本人初のノーベル賞学者のすごさ
スポンサーサイト

テーマ:発想法・編集法 - ジャンル:学問・文化・芸術


この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://kuwadong.blog34.fc2.com/tb.php/3903-f18b2a26
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)