言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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路傍の自販機のそばに咲く一輪の長実雛芥子(ながみひげなし)の花を見て・・・種で引き継がれた遺伝子のプログラムが季節の変化に応じて作動して、命をつなぐ

今日は、2017年(平成29年) 4月30日 日曜日

昨日、西宮市内の自宅から徒歩5分過ぎぐらいの場所にある
臨港線と今津西線の交差点近くの路傍の自販機のそばに
一輪の長実雛芥子(ながみひげなし)の花が咲いていた。

ながみひげなしc _20170429_084833

長実雛芥子の開花時期は4~5月であるが、
発芽するのはその前年の秋である。

この自販機のそばに、
昨年の春にどこかで咲いた長実雛芥子の果実から
放たれた種がこの自販機のそば落ち、
昨年の秋には発芽して、
寒い冬を乗り越え、そして4月末になって
花を咲かしているのだ。

種で引き継がれた遺伝子が
どのような場所であっても、
適した環境であれば、季節の気温変化に
応じて、遺伝子のプログラムが作動して、
発芽するべき時に発芽し、
花を咲かせるべき時に花を咲かせ、
命のリレーをしているのだなと
長実雛芥子の生命力にすごいなあと思うのであった。

また、日本における長実雛芥子の繁栄は
現代の交通文明がもたらしたとも言えるのである。
人間の文明も味方にする
長実雛芥子のたくましさを感じるのである。

そのことについては、
当ブログにて、長実雛芥子について説明した

長実雛芥子(ながみひげなし)・・・日本各地の路傍で花咲く理由は・・タイヤとコンクリート、この花の日本での繁栄は現代の交通文明がもたらした
記述しており、その記事の大部分を再掲する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この花はもともと、日本になかった
外来種で、地中海から欧州中部が原産であるが、
なんらかの理由で日本にもたらされ、
昭和36年(1961年)に東京都世田谷区で
日本での生息が確認されて以来、
平成19年(2007年)には、
青森県、沖縄県を除く日本全国で繁殖が
確認されている。

この長実雛芥子は、繁殖力が旺盛である。
ひとつの実に1600粒の種子が詰まっていて、
ひとつの長実雛芥子の固体から15万粒という
大量の種子が放たれる。

さて、その大量の種子が放たれる長実雛芥子を
日本全国に拡散させたものは、車のタイヤではないか
と考えられている。

長実雛芥子の種子の表面はくぼみがあり、
でこぼこしていて、それにより車のタイヤと
くっつきやすくなる。

また、梅雨時に種子ができるので、
道路でできた種子が雨で濡れたタイヤに
くっついて、拡散され、全国各地の道沿いで
咲く光景が日本各地で見られるようになったのでは
ないかと推察されている。

また、長実雛芥子はアルカリ性の土壌を好むが、
コンクリートにあるる水酸化カルシウムにより
アルカリ化した路傍や植え込みなどに
繁殖していると思われる。

日本における長実雛芥子の繁栄は、
現代の交通文明がもたらしたともいえよう。




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この記事に対するコメント

このお花、私も時々道端で見かけます。
『あ、こんなのとこにポピーが咲いてる』と思ってましたが、ナガミヒナゲシという名前だったんですね。
勉強になりました(*^^*)
【2017/04/30 18:41】 URL | #-[ 編集]


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