言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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わくわく、その語源・・・・水がわきでるように気持ちがわきでる、明治・大正期まで、「わくわく」は恐怖など否定的な感情表現にも用いられてきた

「あしたの遠足が楽しみでわくわくする」

と言うように、
期待や喜びなどで、心が落ち着かず胸が騒ぐ様子を
「わくわく」するという表現が用いられる。

「わくわく」するの語源は、
水が湧き出る、水が沸くという場合に用いられる
「沸く・湧く」から派生したと推察されている。

その様子を、心から感情がわきでる様子と重ねて、
「わくわく」という表現になったのだろう。

現在では、「わくわく」は期待や楽しみの気持ちが
わきでるという肯定的な感情の表出の意味で用いられているが、
白百合女子大学の中里理子(なかざとみちこ)教授の研究によると、
明治・大正期のころまでは、
「わくわく」の意味が、怖い気持ちがあふれるような場合の
否定的な感情の表出に用いられたり、
また、特に、肯定的・否定的のどちらでもない
中立的な感情の表出にも用いられており、
「わくわく」は、肯定・中立・否定的な感情を包括して
なんらかの感情がわきでる様子を表す表現として用いられた
ようである。

それが「わくわく」が楽しみや期待という肯定的な感情の表出に限定
されてきた背景として次の点を中道教授が上げている。

①わくわくと類義語の「どきどき」との関連で意味が限定されてきた。

②「びくびく」「いらいら」などの否定的な感情表現のオノマトペが方が
肯定的なそれよりも多いので、「わくわく」は肯定的な感情表現で限定
されるようになった。

という分析ですが、
「わくわく」という表現を見ても、
時代とともに意味合いがうつろうのがわかり、
言葉は生き物だと思うのである。

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テーマ:語源 - ジャンル:学問・文化・芸術


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