言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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「水曜日の南階段はきれい」(朝井リョウ 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・英語が得意な高校3年生の女生徒が毎週水曜日に学校の南階段を掃除するその理由は・・・英語が得意な女子高生に特訓を受けるミュージシャン志望の男子受験生の物語

今日は、2017年(平成29年) 2月 5日 日曜日

昨日の朝の午前8時05分からNHKラジオで、
「耳で聞く短編小説ラジオ文芸館」を聴いた。

昨日の小説は、朝井リョウ氏の
「水曜日の南階段はきれい」であった。

そのあらすじをNHKの番組ページから引用する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「水曜日の南階段はきれい」

2017年2月4日
作:朝井 リョウ

大学受験と卒業を間近に控えた光太郎は、ひょんなことから、英作文が得意なクラスメートの
夕子さんに図書室で添削をしてもらうことになる。
毎週水曜日と金曜日に南階段と窓の掃除を欠かさずに行っていた夕子さん。
(中略)
勉強や掃除をともにしながら、二人は卒業式の後配られる文集の表紙を交換することを約束する。
志望校に合格し、卒業式のあと、夕子さんにお礼を言おうと彼女を探す光太郎。
しかし、彼女の姿は見つからない。二人で掃除をした南階段の踊り場には、
アメリカへ留学する夕子さんの本当の思いが書かれた文集が置かれていた…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということだが、この物語の詳細を以下に書いていく。
少々記憶が曖昧な部分があり、間違っている部分があるかも
しれません。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

高校3年生の神谷光太郎は、音楽が好きでライブ活動を
それも、学校の中庭で、学校の音楽仲間とともに
ゲリラライブをしていたりしていた。

そんなある日、校内の掲示板に同行から
コロラド大学への留学志望者募集の掲示物があり
光太郎は「この学校からそのようなところの行く生徒がいるのか。
自分とは縁遠いことだな」と思ってそれを読んだ。

光太郎はミヤマ大に入学して、ある音楽サークルに入り、
英語でカッコイイ歌詞を書いて
ライヴ活動をすることを夢見ていた。

さて、
大学受験と卒業を控えた光太郎はセンター試験が終わった後、
学校でゲリラライブをしたのだが、そこでひと騒動あって、
職員室でいろいろお説教されるのだが、
そのとき、英語の先生の机に模範解答の用紙があった。
じつは、それは彼のクラスメートの荻島夕子の書いた解答であった。

先生曰く「荻島さんの英文はとてもいいので使わせてもらっている」
ということだった。

その英語の先生からミヤマ大学に行くには英語をしっかりしないと
とアドバイスを受けたのだが、その荻島夕子の模範解答を見て
彼は思いついた。そう、彼女に英語を教えてもらおう。

それまで、
光太郎は夕子とはそれほど言葉を交わすことはなかったが、
彼女が毎週水曜日学校の南階段を掃除している光景を目にしていた。

そして、学校の図書室に入る夕子に光太郎を声をかけ、
英語の特訓をしてもうらことをお願いした。

夕子はそれを受け入れ、図書室での夕子による
光太郎への英語特訓が始まった。

夕子の早口の説明に光太郎は聞き返したりしながら、
夕子から英作文のいろいろアドバイスを受けたりしていた。
次の日には、彼女は英作文と和訳の問題を用意してくれた。

水曜日の夕子の英語特訓の後、光太郎は夕子の階段掃除に付き合ったりもした。
また、金曜日には南階段の窓拭きの掃除も一緒にしたりした。

光太郎は夕子に階段や窓をなぜ掃除するのか質問したが、
彼女は彼の問いに答えなかった。

また、光太郎は夕子に夕子の夢は何か?卒業後どのような進路に
進むのかを質問したが、即答はされなかった。

ただ、夕子から次のような言葉が返ってきた。
「高校の卒業式の日に、卒業文集の表紙を交換しよう」

卒業生各自に配布される卒業文集の表紙が交換できるように
なっていて、そこにメッセージを書いてメッセージ交換を
したりできるのだ。

光太郎はミヤマ大学に合格できた。

そして、卒業式の日を迎えた。
式が終わった後、担任から
文集、アルバムがクラスの一人ずつ渡された。

その後、ふと光太郎が周りを見渡すと
夕子の姿はなかった。

神谷光太郎は下駄箱に向ったが、夕子の下駄箱には
既に彼女の靴は無かった。

その日は金曜日、南階段に向かった。
夕子の姿は見えなかったが、その階段の窓に
夕子の卒業文集が立てかけられていた。

その表紙には夕子が書いた黒一色の文字が
綴られていた。

そこにはなぜ水曜日に南階段の掃除をしていたのかの
理由が書かれていた。

まず、水曜日に階段を掃除する理由については
あることをごまかすためだという。

主目的は金曜日の南階段の窓拭き掃除にあった。
その主目的をごまかすために水曜日に南階段掃除をしていたのだ。
どうして、金曜日に南階段の窓拭き掃除をしてきたのか?

それは、毎週金曜日に学校の中庭でライブをする神谷君の
姿を見たかったからだという。

特にもっともその様子がより良く見える場所が
南階段の窓であった。

また、その文面には、
夕子の夢と卒業後の進路について綴られていた。

夕子は卒業後、学校の応募で合格した
アメリカのコロラド大学に留学するという。それは翻訳家になりたいとう
夢のためであった。

素敵な文章を外国の人に伝える仕事をするのが夢だという。

そして、会わずに旅立ったのは光太郎に会ってしまうと
留学にためらいが出てしまうかもしれないからと。

そして、光太郎がライブで歌ったいた曲の英訳があり、
それが夕子の翻訳家としての最初の仕事であると。

光太郎がミュージシャンになる夢を守っていたのと同じように
夕子は翻訳家になりたいとう夢を守っていたのであった。

そして、それを読んだ光太郎が南階段の窓を見たとき、
その中庭が見える窓だけが透明に輝いていた。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

という感じの物語でしたが、
最後の夕子さんの思いが綴られていたところで
素敵なお話だと感じました。

さて、このストーリーを読んだ
女性の方々は、この夕子さんの振る舞いに
どのような感情・感想を抱くのか
知りたいものです。

さて、これを書いた朝井リョウ氏は
平成元年(1989年)生まれで、
平成25年(2013年)に、
平成生まれの作家としては初の直木賞を受賞した。

その直木賞受賞作品は「何者」という作品であるが、
それは、就職活動を控えた学生達による物語であるが、
その登場人物に出版社就職を希望する
神谷光太郎なる人物が登場する。

「水曜日の南階段はきれい」が収録されている
「最後の恋 MEN'S つまり、自分史上最高の恋」の
神谷光太郎は「何者」で就活をしてる神谷光太郎の
高校時代のできごと、つまり、彼が出版社就職を
希望する背景を描いているのだ。

就職活動をしている光太郎にとって、
もし、出版社に就職すれば、
もう連絡が取れなくなっている荻島夕子と
会えるかもしれない。そう彼女が翻訳家になっていれば。

「水曜日の南階段はきれい」について、
朝井リョウ氏は次のようにコメントしている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「これは、実は本編(=『何者』)より前に書いたものなんです。
〈最後の恋〉がテーマのアンソロジーだったので、
相手の女の子にとってある意味での〈最後の恋〉を書きました。
その後に光太郎というキャラクターを借りて書き始めたのが『何者』です」

ほんのひきだし 2016年8月31日
朝井リョウ『何様』インタビュー:『何者』よりもっと広く、もっと遠くへ 
『何様』に込められた作家・朝井リョウのいま より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

別々の作品に、ある人物の過去と現在という時間的連続性を
持たせて書いていたようである。
もし、今回の「水曜日の南階段はきれい」を
「何者」を知ったうえで聴けば違った感想を抱いていたかもしれません。


各々、日々生きていて、何かの動機と目的をもって
行動するとき、その人のそれまでの人生史の積み重ねが
あったりするが、誰かとの思い出というものがその背景に
あったりするのだろうなあと思ったりします。







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