言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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青葉城恋唄・・・瀬音ゆかしき、葉ずれさやけき杜の都をうたう美しい日本語の名曲の作詞者は、ラジオリスナーの一般市民であった

今日は、2016年(平成28年)6月 19日 日曜日

♪~季節(とき)はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 流れの岸
瀬音ゆかしき 杜の都
あの人は もういない~♪


と、青葉城恋唄を耳にすると名曲だなあと思う。

また、

瀬音ゆかしき 杜の都

と2番の

葉ずれさやけき 杜の都

という部分の歌詞はなんて美しい日本語を使うのだろうと思う。

青葉城恋唄は、さとう宗幸が作曲した。

昭和52年(1977年)4月に、当時28歳のさとう宗幸は、
NHK-FM仙台の「NHKFMリクエストアワー」のD.Jになり、
リスナーから作詞した歌詞を投稿してもらって、それにさとう宗幸が
曲をつけるという企画をしていた。

そして、その年の6月、リスナーの星間船一から
仙台の美しい町影を重ねて失恋を綴った歌詞が届けられた。

さとう宗幸は、歌詞の冒頭に

広瀬川流れる岸辺

と、仙台市中心部を東西に流れる「広瀬川」と書かれていて、
とても印象に残った。
また、歌詞に「七夕」と、仙台の七夕祭り、
「青葉通り」と仙台を舞台とした歌詞にさとう宗幸はひきつけられた。

それは、仙台にはこれっといったご当地ソングのようなものはなく、
また、音楽不毛の地とも言われた仙台から全国的に広がる
ご当地ソングは生まれにくいとも言われてきた。

さとう宗幸は
星間船一から送られた歌詞を一部手直しして、5分ほどで
曲を仕上げた。

番組のそのコーナーで,1回歌い,それで終わる予定であった。
しかし、さとう宗幸が曲を歌った回の後、1人の番組リスナーから、
「良い曲なので,もう一度聞きたい」というリクエストがあった。

再度歌うと、少しずつリクエストの数が増え、
さとう宗幸は番組でこの「青葉城恋唄」を毎週歌うと反響が広がり、
その噂を聞きつけ、また、デモテープが持ちかまれたキングレコード(東京都)の
仙台出身のディレクターか気にいって、メジャーデビューさせることにした。

そのメジャーデビューにあたり、歌詞の文字の手直しを提案してきた
大物作詞家がいた。

その大物作詞家は、「青葉城恋唄」を聴いて、
大絶賛して、作詞大賞をとるかもしれないと思ったが、
彼は、ただ1つ気になるところがあると言ってきたのだ。

歌詞の

時はめぐりまた夏が来て

という部分である。

「時」は過ぎ去るもので、めぐるものではない。

そこで、「時」を「季節」と書いて、「とき」と呼ばせるように
したらいいと提案してきた。それに、応じて、歌詞の文字を
「時」から「季節」に変えた。

その大物作詞家とは、阿久悠である。

さとう宗幸は、昭和53年(1978年)5月5日、「青葉城恋唄」で
全国メジャーデビューすることとなったが、
当時無名のさとう宗幸を売り出すことに不安を感じたレコード会社は
有名コーラス・グループのダークダックスにも
「青葉城恋唄」を歌わせ発売して、と競作させることで、
さとう宗幸を売り出そすこととした。
ダークダックスの発売は翌月の1日であったが、
当初は、さとう宗幸よりもダークダックスの方が売り上げが多かったが、
そのような最中の昭和53年6月12日に、死者28名を出した
宮城県沖地震が発生した。
その地震被害からの復興の気持ちをこめて、生中継で仙台から
歌い上げたりしていた。
また、いわゆる「ご当地ソング」がなかった仙台市の後押しもあり、
ダークダックスよりもさとう宗幸の「青葉城恋唄」の方が売り上げを大きく伸ばし、
100万枚を超える大ヒットとなった。

また、この「青葉城恋唄」の全国的な大ヒットにより、
仙台の雅称「杜の都」が全国的に認知され、
仙台のご当地ソングとして、「青葉城恋唄」は定着した。

さて、「青葉城恋唄」が大ヒットした
この年の11月、日本作詞大賞の会場に、
「青葉城恋唄」を作詞した星間船一と作曲したさとう宗幸がいた。
そして、その会場には、2年連続大賞を受賞して、3連覇がかかる
阿久悠がいた。
この年も、ビンクレディの 「サウスポー」を作詞した阿久悠が大賞を取ると
思われていたが、大賞を受賞したのは「青葉城恋唄」を作詞した星間船一であった。

星間船一とさとう宗幸はまさか大賞を受賞するとは思っていなかったので驚いた。
そして、受賞式が終わった後、その2人に近づく男がいた。阿久悠である。

2人は、阿久悠に「僕たち新人が受賞してしまいすいません」と言うと、

阿久悠は
「おめでとう 今年はこれでよかった。 時を季節に変えろと言ったでしょ」と
と言って、その場を去っていった。

阿久悠は、「青葉城恋唄」が大賞受賞するにあたり、
「時はめぐり」がネックになると考えたようである。
その助言を受け入れ「時を季節(きせつ)」に変え、
新人としては珍しい日本作詞大賞を受賞することととなった。

さとう宗幸は阿久悠からのアドバイスが忘れられないという。

仙台のご当地ソングとなった「青葉城恋唄」は、
仙台市内の鉄道の駅の発車メロディで使用されたりしている。

また、仙台市民のアンケートで、「広瀬川」と聞いて、
「青葉城恋唄」を連想するというほど、
仙台市民に親しまれる名曲となっている。

「青葉城恋唄」の全歌詞は以下の通りである。

***********************

星間船一 作詞
さとう宗幸 作曲

広瀬川流れる岸辺 想い出は帰らず
早瀬躍る光に 揺れていた君の瞳
季節(とき)はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 流れの岸
瀬音ゆかしき 杜の都
あの人は もういない

七夕の飾りは揺れて 想い出は帰らず
夜空輝く星に 願いをこめた君の囁き
季節(とき)はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 七夕祭り
葉ずれさやけき 杜の都
あの人は もういない

青葉通り薫る葉緑 想い出は帰らず
樹かげこぼれる灯に ぬれていた君の頬
季節(とき)はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 通りの角
吹く風やさしき 杜の都
あの人は もういない


***********************

あらためて、美しい日本語の歌詞だなあと思う。
名作詞家の阿久悠が絶賛するのもうなづける。

それを、無名の素人のラジオリスナーが作った歌詞である。
また、この美しい歌詞にふさわしいメロディを乗せた
さとう宗幸はすばらしいと思もうし、それをたった5分ほどで
仕上げたとは驚きである。

この歌詞に「あの人は もういない」とあるが、
平成23年の東日本大震災の後、この名曲を歌詞を読み、
さとう宗幸が歌う「青葉城恋唄」を聴いて、
胸に迫るものを感じて、
涙を流した大御所のミュージシャンの男がいた。

その男の名は、桑田佳祐である。

桑田佳祐は、平成23年の9月10日と11日に、
宮城県のセキスイハイムスーパーアリーナで、
「宮城ライブ~明日へのマーチ!!~」という復興支援のライブを行った。

セキスイハイムスーパーアリーナは、
被災地最大の遺体安置所ともなった場所である。

その場でのライブで、桑田佳祐が1曲目に選んだ曲は
「青葉城恋唄」であった。

ライブで、1曲目に「青葉城恋唄」がイントロが流れて、
アストロビジョンに、「青葉城恋唄」という
テロップが表示されると、大きな歓声と拍手が場内に
響いた。


もちろん、地元宮城の夕方の生放送の番組で
20年以上司会を務めている
さとう宗幸本人も
「青葉城恋唄」を震災復興支援の関係で歌ったりしている。


桑田佳祐「宮城ライブ~明日へのマーチ!!~」_青葉城恋唄
http://www.tudou.com/programs/view/QKtoBCt1KaY


青葉城恋唄 さとう宗幸
https://www.youtube.com/watch?v=u-GYBCktieU

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テーマ:今日の1曲 - ジャンル:音楽


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