言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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「はるか」(北村薫 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・天真爛漫の無邪気な女子高生の明るさが潤いと彩りのある 豊かな日常にもたらす

今日は、2016年(平成28年)3月 13日 日曜日

昨日、自宅外で、ポッケットラジオで
耳で聴く短編小説NHKラジオ文芸館を聴いた。

そのあらすじは番組のHPに次のように紹介されている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「はるか」2016年3月12日
作:北村 薫

町の本屋の三代目、英造は、駅前の一等地のパン屋兼スーパーが店じまいするので
後を探しているという商工会の話を聞き、思い切って、中西屋の店を出すことにした。  
学生時代の友達が開店祝いに贈ってくれた現代版画を飾った明るい店は、
地の利もあって駅の乗降客が毎日何人か寄っていく。
新しく雇ったパートの奥さんや短大生などの中でひときわ元気なのが、
高校生の柳田はるかさん。
変わらない毎日に何かしらエピソードを巻き起こすのだった…



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということだが、この「はるか」ちゃんの
無邪気な天真爛漫の明るさをベースにしたストーリーに
何か引き込まれるものがあった。
さて、物語については、駅前に移転した書店の中西屋の
開店準備作業のときに、女子高生のはるかが登場するところか
紹介していく。細かい部分など記憶が曖昧な部分があるので、
不正確な部分がある。


:::::::::::::::::::::::::::::

中西屋は駅前の1階と2階が階段でつながった空き店舗のうち
とりあえず1階部分だけを書店として開店しようとしていた。
中西屋の英造が駅前の本屋の開店にあたり、アルバイトを10名ほど
募集して、6名ほど埋まった。そののようなころ、
開店準備中の店を覗くセーラー服の女の子がいた。

その女の子は英造に話しかけ、
「ここ本屋なんですか。駅前で絶対いいですね」

「ぜった~い!!」とそして、
「アルバイト、いりませんか?」とはるかは英造に言った。

そんなこんなで、はるかは駅前に開店した中西屋で月曜日と水曜日の
夜に学校が終わった後に、短大生の女性と一緒に勤務することとなった。

レジの最後の清算は英造がすることになっていて、
アルバイトの女性達はその操作方法については、
最低限のこと以外教えていなかった。

ある日、用事で店から出て離れていた英造が店に戻ろうとしていたとき、
店から出て駅前で
いつもは明るいはるかが落ち込んだように、書店のエプロンを身にまとった
まま立っていた。

英造がはるかに声をかけると、
はるかは

「店長。とんでもないことをしてしまった」

と言い出した。はるかが、一緒にバイトをしていた短大生と冗談をいいながら
手を動かしていると、何かの拍子でレジの今まで触ったことがない
ボタンを押してしまったようで、今までみたことがない画面になって、
元に戻そうとして、操作方法がわからないまま、何かのボタンをおしたら
またわからに画面になって、元に戻せなくなってしまったのだ。

まあ、その後の売り上げは、本が売れるたびに紙に書いて記録に
とっていた。

英造ははるかと一緒に店に戻って、レジを見てみると、
消えてはいけないデータは消えていなかったようだったが、
はるかがわらないままにいじくってしまったことで、
元に戻すには一旦電源を再起動する必要となった。

英造は「これは罰金だな」とはるかに言うと、

はるかは「えええ」とびっくりすると、

英造は「冗談。まあ、レジの使い方もっと皆さんに教えるよ」

と言った。

そんなことがあって、しばらくたった
はるかがバイトをしているある日、
何か、ヤクザ風の装いの男が若い手下のものを一人連れて
店に訪れた。

するとそのヤクザ風の男は階段から空いている2階のフロアを
眺めていた。
それを見た英造は、
「空いている2階を事務所として使いたがっているのだろうか。
歓迎したくない方々だ」と思った。

すると、そのヤクザ風の男はレジにいたはるかに話しかける。

その男が「2階空いているのか」と言うと、
はるかは
 「いいえ。2階は、店長(営造)が婚約者の方と住むことに
なってるのです。えええと、婚約者の方は、(千葉の)館山が実家で、
ニューカレドニアに新婚旅行に行くんです」

明るくと言うと、そのやくざ風の男はあきらめたかのように
手下のものを連れて、店を出て行った。

はるかの言うことに、英造は驚く、英造は全く誰とも
婚約なんかしていなくて、なんでそんな話になったのか。

どうやら、はるかたち、アルバイト達の間では、
店長が婚約していて、結婚して2階に住むという
話が広まっていたようだ。

それにしても、どうして、はるかの口から
その店長の婚約者の実家が館山で
新婚旅行がニューカレドニアになったのか。

それは単純。はるかが何とか、その男との会話をつなげようとして
はるかの祖母が館山に住んでいること、
そして、はるかがニューカレドニアに興味があったこと、
そんなことで、思いつくままに口からでまかせの
架空の物語をやくざ風の男に語ったのだ。

それを聞いたヤクザ風の男はそれに真実味を感じたのか
その2階をあきらめてそそくさと去っていったのであった。

やがて月日が過ぎ、12月になった。
その日、バイトに入っていたはるかから英造に

「クリスマスの飾りをしないのですか」

と言ってきた。英造はそのような趣味はなく、
考えてもいなかったので、

「しないよ」

と言った。はるかは「そうですか」とその時は
それで終わった。

ただ、12月下旬に差し掛かったとき、
再びはるかが英造に

「ほんとにクリスマス飾らないんですか?」

と懇願されるように言ってきて、
英造は、まあ、そこまで言うなら「いいよ」と言うと、

すると、はるかはレジのカウンターの下から
何かを入れている袋を取り出した。

それは、クリスマス用の飾りに使うものであった。

実は、1回目に英造に提案した時には既にそれを用意していて、
自分でスーパーで買っていたものであった。

その中からはるかはモールやスプレーを取り出し、
白いサンタがそりを引いている型を取り出し、窓につけて
白いスプレーを吹いた。

すると、それを知った他のバイトの女性達も
自宅から飾りに使うものをいろいろもってきて、
飾り付けができあがり、あるバイトのおばさんが
持ってきた「星にねがいを」のオルゴールが
レジで客が清算する間になっている。

はるかがきっかけとなって、女性のバイトの皆を
巻き込んで、駅前の本屋は彩りのあるクリスマスと
なった。

クリスマスイブの日、英造の本屋では
はるかと50代ぐらいのおばさんがバイトで入っていた。

おばさんがはるかに
「今日は、早く帰らなくて良いの。若い人はクリスマスイブで
いろいろあると思うけど」

と言うと、はるかは

「家に帰っても、勉強しろと言われるぐらいだし」

とはるかはバイトを続ける。

その日の夜、
それなりにクリスマスの装いがなされ
「星にねがいを」のオルゴールが聞こえる駅前の本屋に
ポツ、ポツとお客さんがきて、

クリスマスにちなんだ本を買っていく。
ある客は、これを袋に入れて、リボンを付けてほしいという。
クリスマスプレゼントに使うつもりなのだろう。

そのクリスマスイブの日の営業が終わり、閉店した後、
コーヒーを入れて、
おばさんが持ってきたクリスマスケーキにローソクを立て、
火をともす。
すると、おばさんが「きよしこのよる」を歌いませんか?

と言い出し、英造は「まいったな」と思いつつ、拒否する理由もないので、
英造とはるかとそのおばさんが3人で、「きよしこのよる」を
歌い始める。

はるかの歌声が透き通った声で、閉店後の店内に響きわたる。

すると、「きよしこのよる」を歌っていたはるかは突然
途中で歌うのを止めて、こう言い出した。

「私がこの歌を歌っていいのでしょうか。
大晦日から年明けの2日まで、神社で巫女のアルバイトを
するのですが・・・・」


:::::::::::::::::::::::::::::

と、そこで、この物語は終わる。

別に何気もない日常、、
天真爛漫の無邪気な明るさを持った女性がいるだけで、
その何気もない日常の日々に、潤いと彩をもたらし、
豊かにしていくのだなあと
感じた。

作者の北村薫氏は、早稲田大学を卒業後、
高校の国語教師をしながら
創元推理文庫の「日本探偵小説全集」を編集、
その後、平成元年に覆面作家としてデビューしたりしていた。

この「はるか」は、文藝春秋のオール讀物の1993年1月号に掲載され、
その後、平成6年(1994年)に発売された短編小説集の「水に眠る」に
収録されている。

ちなみに、北村薫氏は平成21年(2009年)に直木賞を受賞している。



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