言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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東住吉女児焼死再審、冤罪被害の青木恵子さんを虚偽の自白に追い込んだ代用監獄制度は、国連の委員会から廃止を勧告されている。全国民が冤罪被害に陥るリスクもあり、かつ、無辜の民に死刑を含む実刑判決を出す立場にもなりうる

今日は、2015年(平成27年)11月 1日 日曜日

先日、大阪市東住吉区で平成7(1995)年、
当時11歳の小学6年の女児が焼死した火災で、
殺人などの罪でともに無期懲役刑が確定し、
服役していた母親の青木恵子さんと内縁の
夫だった朴龍晧さんが大阪高裁決定で再審開始が認められ、
釈放され、再審でほぼ無罪判決が出ることが確実視されている。

娘さんを放火で殺害したということで殺人罪で
無期懲役で服役していたが、

青木さんらを支援する弁護士などの活動によって、
娘さんが亡くなった火災は車庫の車から漏れた油に
風呂湯沸かし器のガスの火が引火した自然発火で
あることが証明され、かつ、
朴さんが警察の取調べ段階で供述した放火方法の
再現実験したところ、
朴さんが大やけどをしてしまうような状況で
実際、そのような大やけどをしていない
朴さんの状態と矛盾することが示された。

そのようなことがあり、再審を裁判所が認めたのだ。

さてどうして、青木さんと朴さんは
実刑判決を受けて、刑務所に送られることとなった。
それは、
警察の取調べで放火したことを認める自白が
信用あるとされたからだ。

ただ、やってもいないことを認めてしまうのは
なぜか?

そのような冤罪事件を生み出した背景に、
国連の委員会から問題が指摘され廃止が勧告されている
被疑者に対するある扱いの制度がある。
それは、代用監獄制度である。

代用監獄とは、警察の留置所のことである。
本来の監獄は拘置所になる。
さて、代用監獄が何が問題かと言えば、
被疑者に対する取調べは、拘置所なら
時間が制限されていたりするが、
留置書では警察のやりたい放題で、
拘置所の取調べでは、被疑者に対する
食事の時間も、決まった時間に一定時間決められているが、
警察の留置所では、
取り調べ時間も食事時間も警察の好き勝手に
決められてしまう。
そのようななか、長時間の取調べで
警察から様々な精神的圧迫を受けて、それに耐えかねて、
それによりやってもない犯罪を自白してしまう
というのだ。

さて、今回の事件の青木恵子さんに
対してどのような代用監獄の警察の留置所で
どのような取調べがなされたか。

JCA-NET
青木さん控訴審 第19回公判 2003.01.30

から引用する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

警察に連行されるとき刑事から「手錠せんかったこと、ありがたく思え!」と
罵声を浴びせられました。
逮捕された9月10日以降の警察による取調べは過酷なものでした。
4畳~6畳ほどの窓も時計もない部屋で取調べを受けました。
「朴(内縁の夫)が、やったこと自供したぞ」
「長男が、火をつけるところを見たと言ってるぞ」
「死んだ子どもに悪いという気持ちがあるなら謝ったらどうだ」
などと執拗な追求を受けます。

いくら弁解しても刑事にまったく自分の言い分を聞いてもらえなかった
青木さんは、
「子どもを助けられなかったのは私の責任だ」
「近所の人々からも、父親からもそのことを責められている」
「もうどうでもいい」と自暴自棄な気持ちから
「自供書」「供述書」を取られてしまいます。

9月10日の夜、O弁護士が、翌日には斉藤弁護士が青木さんに接見し
「やっていないことを認めてはいけない」とアドバイスし、
青木さんは再び否認しますが、
刑事から「お前は、娘を助けにいけへんかったやろ。
それは、殺したんと同じや」とふたたび厳しく追及されます。
刑事からそのようになじられると青木さんは、その通りだと、考えてしまいます。
この間、青木さんは東住吉警察署からいったん
大阪拘置所に身柄を移された後、再び東住吉警察署に移されています。
拘置所の管理下から、警察の代用監獄へ、青木さんの恐怖感、不安感、
疑心はおそらく頂点に達していたのではないかと思われます。

「弁護士の言い分は通らん。警察の言い分が通るんや」と再び刑事の
厳しい追及が始まります。刑事の取調べは夜の11時過ぎにまでおよんでいます。
9月14日午後11時40分に接見した塩野弁護士の
「接見メモ」によれば、この接見の際、
青木さんは
「冷静に考えれば、娘を助けようとすれば助けられたはずです。
でも、助けられませんでした。それは殺したのも同じです。
私はやっていません。でも、もういいんです」と答えています。
もうどうにもならない、どうでもいいという青木さんのあきらめ、
絶望感が傍聴席に伝わってきました。

しかし、青木さんは、東住吉署で同房になった女性から
「本当にやってなかったら、殺した、なんか言うたらあかん。
天国の子どもがかわいそうや」と励まされたことがきっかけとなり、
9月15日以降再び否認、黙秘に転じます。
そんな彼女の態度に、刑事は異常とも思える追求を行います。
遺骨が預けられていたお寺に出向き、その写真を撮影して青木さんに見せ
「子どもの法名言うてみい! 覚えているか!」と迫り、
長女の生前の制服姿の写真を取調室の壁に貼り付け、
「写真を見てみろ!」「遺体の写真も見せるぞ!」
「オウム真理教の事件、新聞に載ってるな。白状せんと情状酌量されんぞ。
お前、このまま否認してたら死刑やぞ、ええか!」と迫ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、どこかの中世の遅れた国かと思えるような取り調べである。
このような代用監獄での脅迫的な取調べで
青木さんは、
やってもないのに放火をしたと自白に追い込まれたのである。

このような冤罪の自白を生み出す日本の代用監獄について、
国連の拷問禁止委員会が日本政府に廃止を勧告している。
「代用監獄」は、先進国ではとっくに廃止された制度であり、
この冤罪の虚偽の自白を生み出す代用監獄を止めない
日本の人権後進国ぶりを示すものだと批判されている。

これはひとごとではなく、
もしかしたら見に覚えのない犯罪事案の犯罪者とされて
代用監獄の警察の留置所で脅迫や圧迫によって
やってもないのに「やった」と自白に追い込まれ、
それによって、実刑判決が下され、
刑務所に送られたり、死刑になったりする
潜在的なリスクが全国民にある状態である。

また、自分が無辜の民をそのような立場に追いやる可能性がある。
それは、裁判員として、自分がいつ、殺人事件の裁判の
裁判員に選任されて、検察の言い分を鵜呑みにして、
無辜の民に死刑を含めた実刑判決を下す立場になる
可能性が全ての国民にあるのだ。

やってもいないのに自白した例で思い出したのは
PC遠隔操作ウイルス事件で、誤認逮捕された大学生が
横浜市のホームページに市内の小学校への襲撃予告を書き込んだとして、
やってもいないのに「やった」と自白に追い込まれることがあった。

どうして、大学生の彼はやっていないのにやったと自白したのか?
それは絶縁調書と言われるものがあった。

警察が犯行を認めない(そら、やってないから認めない)
大学生にしびれをきかせて、
その大学生の父に、親子の縁を切るという絶縁の調書に署名させ、
無辜の民の大学生に自白を迫り、やってないけど、やりましたと
自白させたのだ。

しかし、横浜市のホームページに市内の小学校への襲撃予告を
2秒間で250文字書き込まれたことがわかっていたが、
普通、2秒間で300文字なんてかけないだろと
警察や検察はまったく不思議に思わなかったのだろうか。
その大学生はそれについて「一心不乱に打ち込んだ」と供述して、
それを調書に証拠として検察は提出した。

そんな内容は、小学生が見ても「あほか」と思えるものである。
そんな内容の自白の証拠で、当時19歳の少年だった大学生に対して
家庭裁判所が採用して、保護観察処分を下しているのだ。

裁判所も「あほか」と思える虚偽の自白の証拠を認めてしまっているのである。

今回の東住吉の火災での冤罪事件でも裁判所が最高裁まで
青木さんと朴さんの虚偽の自白を検察の言い分を認めて
実刑判決を出してしまっているのである。

このような裁判所の姿勢も国際的に大きな批判のある
代用監獄を放置させる要因になっていると思う。


ところで、先に説明したPC遠隔操作
誤認逮捕での親子の縁を切るという絶縁調書を作った
この警察の手法の非人道性には驚愕した。
もし、仮に、その大学生が真犯人だっとしても
刑事処分終了後の社会復帰のことを考えているのかと思った。

もし、親子の縁を切られれば、それだけ社会復帰するには
不利な状況になり、更生のさまたげになり、何かの再犯を誘発する
ということを全く考えてないと思った。

その大学生の無実がわかった後、
警察からの絶縁調書に署名してしまった父親はとても
心苦しかっただろう。

本当に酷いことだと思う。

今回の東住吉の冤罪事件で釈放された青木さんは
「警察はこんなにひどいところと思い知った」
と語っていたが、冤罪事件の被害者にとっては
まさに、代用監獄の警察での取り調べはひどいところと
感じるのである。


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6月27日は「メディアリテラシーの日」・・・松本サリン事件で、無実の民をマスコミは犯人扱い・・・ちなみに、別のあの毒カレー事件の女性死刑囚は本当に真犯人なのか?
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