言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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「トオリヌケ キンシ」(加納朋子 作 )を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・・何気ない日常のふるまいが誰かを大きく助けていることがあれば嬉しいですね

今日は、2015年(平成27年)10月28日 水曜日

先々週の土曜日の10月17日放送の
耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で
加納朋子氏の作品「トオリヌケキンシ」が
放送されていた。

その内容をNHKの番組ページを引用すると

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「トオリヌケ キンシ」 2015年10月17日
作:加納 朋子

主人公の田村陽は、小学三年生の男の子。その日学校で少しだけ嫌な目に
あってふさいでいた彼は、下校途中いつも見かける「トオリヌケ キンシ」の
札を通りぬけてみることにした。隙間を抜けていくと、
生垣の向こうには古ぼけた木造の家が。突如現れたのは同級生の川本あずさ。
そこは彼女の家だったのだ。学校では言葉を交わしたことのない二人だが、
その日から少しずつ交流を深めていく。
そして時は過ぎ、高校生になった陽は、「ある事実」を知る……。
 意外な事実で心揺さぶる物語『トオリヌケ キンシ』を、
子供たちの日常風景の音や主人公に「ある事実」を知らせる
音を織り交ぜながら、朗読する

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

という紹介がある。ストーリーの詳細は以下の通り。
*細かいセリフは不正確ですが、その主旨を伝えています

:::::::::::::::::::::::::::::::::::

小学3年生田村陽は、いつも学校の帰り道に、
「トオリヌケ キンシ」と書かれた狭い道がある。

ある日、学校で少しだけ嫌な目にあった彼は気持ちがふさいでいた。
その日の帰り、いつもの「トオリヌケ キンシ」の札を見かけ、
トオリヌケキンシということは通り抜けられるということか
「じゃあ通り抜けてやろうじゃん」と、その日はその
狭い路地を通り抜けることにした。

ただ、その路地の最後はやっぱり行き止まり。
その行き止まりにはの古びた木造家屋があった。

その家の見て、陽は「きたねえ家」と声に出したところ、
彼の真後ろから「きたねえ家で悪かったね」と声がした。

その声の主は、陽と同じクラスの女の子の川本あずさ。

そこは、川本あずさの家であった。陽は彼女とは
学校で全く言葉を交わしたことがなかった。

「トオリヌケ キンシ」と読めなかったのかと
陽はあずさ詰め寄られる。
その時、あずさの母が陽に声をかけ、
「通り抜け禁止だけど、ただ、あずさの友達なら別」
ということを言われた。

陽はあずさの家に入り、あずさの祖母が出迎えてきた。
その日、学校で理科の宿題が出ていた。
陽は勉強が苦手であずさにその宿題の答えを教えてもらった。
そして、祖母から美味しい大福をご馳走になった。

次の日、陽は理科の宿題の回答を前に出て黒板に書くことを
先生から指名された。
陽は自信満々で書くが、実はその回答は珍回答の間違いで、
先生はちょっと怒ったような困惑したように
「ユニークな回答」と言い、クラスのみんなから笑いものに
される。
あずさに騙されたことに気づいた陽は、
その日、文句を言いにあずさの家に行く。

あずさの家にはあずさの祖母がいて、
陽の言い分をきくと
祖母は「あずさが悪い」と理解してくれた。
さらに、もうちょっと寄って行きなさいと祖母は
陽に言った。

また、学校からの宿題で算数の問題があった。
陽はまたあずさにその宿題の答えを写させてもらった。

その翌日、先生が教室の前の座っている児童から
順に当てていき、順々に児童達は回答していく。
あずさのノートから写した解答は全部あっている。
そして、陽が当てられた時、彼は解答を言うと、
それは間違っていた。
その次の児童が答えていくと、それは正解であった。

陽の解答だけ間違っていたのだ。
陽はたまたまあずさが間違っていたと思った。
陽はその解答用紙を集めるため席を立って、
前の席の人たちの分を集めていくと、
あずさの解答用紙を見ると、陽が解答していた
ところは書き直されて正解していた。

すると、それに気づいた陽にあずさは
「見直しくらい自分でしろよ、ばか」と
あっさりと言われてしまう。

ある日、あずさが子犬を拾ってそれを家で飼う
ことになったが、
あずさは教室で、陽に
「犬に一緒に名前をつけよう」と話しかける。
陽は
「おー、すげー、いいの、ありがとう」と言う。

あずさと陽でで二人が考えて考え抜いた
犬の名前がどこにである「ポチ」だった。

しばらくあずさの家にいっていた陽であったが、
クラスが別々になったりして、疎遠になっていく。

それから陽は5駅ほど離れた場所に引っ越した
彼が高校に進学した時、学校で、根拠もない
彼の悪評のうわさをながされ、
彼は引きこもってしまい。誰とも会わないといって、
自宅での部屋の中から出ようとしない状態になっていた。

そんなある日、ある女性が陽に会いたいと自宅を訪問
していた。
「誰にも会いたくない」と、
いつも突っぱねているのだが、
その時の陽の母は「会いなさい」と強引だった。

その女性とは高校生になった川本あずさだった。
同窓会で、陽の現状を聞いてやってきたという。

そして、あずさは小学生の時、
陽がいつも家にやってきて友達になってくれたおかげで
助けられたという。
あずさは陽と親しくなるまで、
「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」という
病気だったというのだ。

******************

*場面緘黙症とは、
家庭などでは話すことができるのに、
社会不安(社会的状況における不安)のために、
学校や幼稚園といったある特定の場面、
状況では全く話すことができなくなる症状。

******************

あずさは、当時学校に行くのがいやだったが、
引きこもりそうになったが、
陽のおかげで、それから抜け出すことができたのだと。
そのようなこともあり、陽の助けになりたいと
思っているのだと。

そして、あずさは、
誰にも会いたくないと言う陽に
「人間以外でも会えないのか」と、
すると、

「クゥーン」

陽の部屋の扉の向こうで何かが動く気配がした。

あずさは、小学生の時に、陽と一緒に名前を考えた
犬のポチの孫犬を連れてきたという。

なかなか返事をしない陽に業を煮やしたあずさは
「強行突破」と
孫犬を陽の中に入れた。
その孫犬を陽は抱き、扉越しにあずさは
その孫犬の名前を一緒に考えて欲しいと
陽に伝える。
そして、ポチも今の元気で祖母と暮らしているという。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::

というかんじのお話です。
最後の場面は順の記憶は曖昧なので
場面の順番が少々実際の作品と異なっているかもしれませんが、

陽にとっては、何気なくふるまっていたことが
それがあずさにとっては大きな助けとなっていた。

日常の何気ない振る舞いが誰かのために
大いに役立っていたら嬉しいことですね。

この作品を作ったきっかけについて、
作者の加納朋子さんは次のように話している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そもそも「トオリヌケ キンシ」の話が生まれたきっかけは、

「実際に自分がよく通る道に〈トオリヌケ キンシ〉という札が掲げられた場所があって、
気になっていたんです(笑)。そうしたささやかなことから話ができること
は多いですね。私はよく雪の結晶の芯になるチリに喩えるんですが、
小さなチリを見つけて、そこに驚きや発見を加えて話を広げていく感じです」

WEBきらら from Book Shops 
著者インタビュー 第78回 
より
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ささやかなことから小さなことから驚きや発見を加えて話を広げていく、
ということですが、
そのような加納さんの考えと
今回のこの作品の
何気なく日常のちいさなごと、ごくありふれたことが
誰かの大きな助けになっているということと重なるものを
感じました。





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