言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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946hPaまで下がった爆弾低気圧は元々は、瞬間最大風速81mを観測した台風21号であった・・・・台風から変わった弱い熱帯低気圧が爆弾低気圧になった理由

今日は、2015年(平成27年)10月4日 日曜日


10月に入って、日本列島は爆弾低気圧の暴風が吹いた。

10月1日の午前9時に、黄海で
996hPaだった温帯低気圧は
東進するにつれ発達していき、

天気図 15100109
天気図 2015年10月1日09時

12時間後の同日21時には
日本海の北海道沖の海上で
974hPaと12時間で22hPa下がった。

天気図 15100121
天気図 2015年10月1日21時

この時間のころから私が住む
兵庫県西宮市の自宅あたりでは
強風による風音を耳にするようになった。

そして、その日の夜の22時45分過ぎ、
テレビを見ていたら、気象情報のテロップが出て、
西宮市が含まれる兵庫県阪神地区に
暴風警報と表示された。

台風ではなく、温帯低気圧によって
暴風警報が発令されるのは珍しい。

同日の23時の風速・風向のデータを見ると

風 201510012300-00

神戸空港で20mの強風が吹いていることが示されている。
また、関空で19m、大阪湾と紀伊水道の境界にある
和歌山県の友が島で25mと強風が吹いていた。

大阪湾の南北方向は台風などで強い風が吹きやすい
地域である。

このとき、和歌山県北部にも暴風警報が発令されていた。

神戸で、この日の23時40分に
最大瞬間風速22.8m

和歌山で23時50分に
28.7mの最大瞬間風速を観測した。

さらに、その後、温帯低気圧は発達し、
10月2日の午前9時には946hPaまで
気圧が下がった。

天気図 15100209
天気図 2015年10月2日09時

だいたい1日で20hPa以上さがれば
爆弾低気圧と呼ばれるが、
24時間で気圧が50hPaも下がり
急激に発達したのである。
946hPaは、台風でいえば、
中心付近の最大風速が45mの非常に強い台風と同じくらいの
状態である。


10月2日には、
北海道の広尾で午前9時30分に
最大瞬間風速40.2mを観測。

北海道各地は気圧が下がり、
稚内では963.7hPaまで下がっている。

この爆弾低気圧はもとをたどれば、
9月28日に、沖縄県の与那国島で
最大瞬間風速81.1mを観測した
台風21号である。

その台風21号が中国大陸の上陸した後
勢力を衰え弱い熱帯低気圧になったのだが、
元台風の熱帯低気圧には湿った暖かい空気があり、
そこに大陸からの秋の冷たい空気が交わることにより
温帯低気圧として発達したのである。


台風として最盛期を過ぎて、
弱い熱帯低気圧が温帯低気圧になって
再び発達したのだろうか?

まずは熱帯低気圧でもある台風と温帯低気圧の違いを
説明すると、それはエネルギー源の違いである。

台風とは低気圧で言えば熱帯低気圧である。
熱帯低気圧のうち中心の
最大風速(10分間平均)がおよそ17m毎秒を
超えた熱帯低気圧を台風としている。

さて、その熱帯低気圧でもある台風のエネルギー源は
水蒸気の潜熱をエネルギーとしている。
熱帯低気圧が生まれる熱帯の高温の地域の海で
たくさんの水蒸気が発生する。
その水蒸気が上昇気流で上空高くあがった時、上空の温度が下がる
水蒸気が飽和して凝縮し水滴になるが、その時、水蒸気から
熱が放出される。これが潜熱である。
熱で暖められた大気は密度が小さくなるので
軽い大気になり、さらに上昇気流が強まり、熱帯低気圧が発達して
台風と呼ばれる状態になっていく。

台風が北上すれば、北からの
比較的水蒸気が少ない寒気が混じってくるので、
水蒸気からの潜熱の放出が弱まり、台風が衰弱していく。
やがて、北上するにつれて、熱帯低気圧としての台風は、
もともと台風が南から運んできた暖気と
北からの寒気が入り混じって、
水蒸気の潜熱ではなく、
大気の密度が高い(重たい空気)寒気と
大気の密度が低い(軽い空気)暖気の落差によって生じる
重力による位置エネルギーがエネルギー源となる
温帯低気圧に変化していく。
その落差が大きいほど、
重たい空気である寒気が下降していく時の
位置エネルギーが運動エネルギーに変化するエネルギーが
大きくなり、温帯低気圧は発達する。

台風21号から変わった弱い熱帯低気圧は
もともと台風として、たくさんの
大気の密度が低い(軽い空気)暖気があったことから、
北の大陸からの
大気の密度が高い(重たい空気)寒気との落差が大きく
なるので、より発達しやすくなる。

そして水蒸気の潜熱をエネルギー熱帯低気圧から
重力による位置エネルギーがエネルギー源となる温帯低気圧に
変わり、(軽い空気)暖気と(重たい空気)寒気の落差が
大きかったので、今回の非常に強い爆弾爆弾低気圧の発生になったのである。


画像は気象庁より



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