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言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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10月~本当に神様の無い月なのか?Octoberの「Oct」は「8」なのに、どうして10月なの?

10月は旧暦の名前では「神無月」
と呼ばれる。

どうして、神無月と呼ばれるかとなれば、
出雲神社に全国の神々が集まるから、その間は
神様がいなくなるからとよく言われるが
藤原清輔の「奧義抄」には「天の下のもろもろの神、出雲国に行きて、この国に神なきゆえにかみなし月といふを誤れり」と
書いてあるように
それは中世以降広まった俗説だとされる。


神様自体、分霊(祀)といい、分身できると
されている。つまり、出雲へは、その分霊が
出向いているので、その神の本体はその地に留まっているのだ。

そうなれば、神無月の語源はどうなるか
いくつか説がある。

神無月の「無」は
「な」は格助詞で「神の月」の「の」意であり、
つまり「神の月」である。

この月は、農作物が収穫される時期であり、
収穫を感謝する神祭りの月であるという説がある。

また、
「醸成月(かみなんづき)」 新穀で新酒を醸す月
「神嘗月(かんなめづき)」新嘗(にいなめ)の準備をする月

が語源とする説がある。
それは、
翌月に行われる新嘗祭の準備として、
新米でお酒を醸「かも」す月から「醸成月(かみなんづき)」が
「神無月」になったという説である。

他には、雷があまり鳴らなくなる時期であるから
雷の無い月が転じて、神無月になったという説がある。
もし、これから、神のいない月としての神無月という
意味も出てくるのではなかろうか?

それは、雷は神様が鳴らすものと考えられたがゆえに
「神鳴り」が
雷の語源になっていることから連想するからだ。

 参考 雷は神の意思表示?


10月は英語では
「October」であるが、これは8番目の月を意味している。
例えば、8本足の蛸は英語で「octopus」と表現されているように
もともとは「oct」は「8」を意味しているものである。
それが
どうして10月になったのか?


暦はローマ帝国の時代に作られたが、
もともと月は1月から10月までしかなく、
現在の3月のMarchが1月にあたっていた。
それまでは、太陰暦を使用していた。
紀元前710年ごろまで
ロムルス・レムス暦という太陰暦を使用していて、
その暦では、1年をMarutius(現在の3月)
からDecember(デセンベル 現在の12月)までの
10ヵ月304日として、残りの余った日々を
「死の季節」とした。

紀元前710年以降は、太陰暦のヌマ暦が採用され、
「死の季節」を2分割したのが、
ローマ神話の守護神ヤヌス(Janus)にちなんで「Januarius」
「清めの祭礼」を意味する語 (Februa)にちなんで「 Februarius」
としていた。

そして、8番目の月を8番目の月として
「October」としていた。

そして、紀元前46年、
ユリウス・カエサルの治世になり、
カエサルは完全な太陽暦の暦を採用するに
あたって、

1年の最後の方の「死の季節」に
ローマ神話の守護神ヤヌス(Janus)にちなんで
命名された「Januarius」が用いられていることに対して

「Januarius」が最後の方になっているのは、
神に対して失礼だ、という事で「Januarius」を
1年の初めとし、そして Februarius」を2月にした。
そのため、
もともと1番目の月であった
「Marutius」が3番目の月になったのであった。

それまでの月の順番が2つずつ後ろにずれたので、
もともと8番目の月であり「8番目の月」を意味していた
「October」が10番目の月となった。
それゆえに、10月が「October」になったのである。

ちなみに、それまでの5月であった「Quintilis」が7月に
それまでの6月であった「Sextilis」が8月に
なったのであるが、

その2つの月はとある2名の人物の存在によって
名前がかわってしまっている。

それについては、このブログの

7月~日本で文を綴る月は、西洋では英雄の月である

葉月の8月~ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスのおかげで、夏休みが1日増えた!!

に書いています。




 
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