言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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「San Francisco 」(花のサンフランシスコ)というスコットマッケンジーのこの名曲は、1967年、ベトナム戦争下のアメリカにおいて、「武器より花を」のスローガンのヒッピー・ムーブメントのなかで生まれた

今日は、2015年(平成27年)7月15日 水曜日

1967年の名曲を紹介する。
それは、Scott McKenzie(スコット・マッケンジー)の
「San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair)」である。
この曲は、日本では「花のサンフランシスコ」という曲名で販売された。

スコット・マッケンジー(1939年~2012年)は、
のちにママス&パパスのメンバーとなるジョン・フィリップスと出逢う。
そのジョン・フィリップスが
ヒッピーたちの集まるモントレー・ポップ・フェスティバルのための
テーマ曲として、作詞・作曲した曲が「San Francisco 」で、
それをスコット・マッケンジーが歌い
1967年5月13日にアメリカで発売された。

モントレー・ポップ・フェスティバルは
3日間で延べ20万人を動員して、
その年 「Summer of Love」 と呼ばれた
ヒッピー・ムーブメントの一つになった。

そのモントレー・ポップ・フェスティバルで、
ジョン・フィリップスがいるママス&パパスが
最後に歌っている時に、
この「San Francisco 」を歌い、その終わりのほうで、
スコット・マッケンジーが加わり、これを歌った。

この「San Francisco 」が発表された1967年のころの
アメリカ国内では長引き泥沼化するベトナム戦争に対して、
若者達を中心に反戦運動が高まっていた。

その反戦運動において、
「武器より花を」をスローガンに掲げて、
「Love and Peace」(愛と平和)の象徴として
髪や体に花を飾るヒッピー達が各地で集会を開いていた。

この「San Francisco 」の副題に
「Be Sure to Wear Flowers in Your Hair」とある。
その意味は、「髪に花を飾ろうね」となる。

この曲の歌詞の始めの部分で

♪If you're going to San Francisco
 (もし サンフランシスコに行くのなら)
 Be sure to wear some flowers in your hair~♪
 ( 髪に花を飾ろうね)

とある。また、歌詞の中に

♪For those who come to San Francisco
 (サンフランシスコにやって来る人たちへ)
 Summertime will be a love-in there~♪
 (夏には、「ラヴ・イン」があるよ)

love-in(ラヴ・イン)とは、ヒッピー達の
すべてのものを愛することをテーマにした集会である。
そのlove-inのひとつとして、
サンフランシスコで
モントレー・ポップ・フェスティバルが開催されたのである。

歌詞はそれに続いて、

♪In the streets of San Francisco
 (サンフランシスコの通りでは)
Gentle people with flowers in their hair~♪
 (髪に花を飾った優しい人たちがいるよ)


「武器より花を」をスローガンに掲げて、
サンフランシスコに花を髪に飾った人たちが
集まるモントレー・ポップ・フェスティバルを想起させる
内容になっている。

そして、その次の歌詞では
メロディラインが変わり

♪All across the nation,
such a strange vibration
People in motion

There’s a whole generation,
with a new explanation
People in motion,
people in motion~♪

とある。このパートの単語を見ると

nation、vibration、motion、generation、explanation

と全て語尾が「-tion」 で終わる単語を続けて韻を踏む歌詞
になっている。

このパートの歌詞で「in motion」という表現がある。
「in motion」は、直訳すれば「運動中」となるが、

「People in motion」の訳には、ネット上ではいろいろあり、

「みんな (愛と平和の)運動をしている」
「ステキなことをしている人たちの」
「人々は自由を求めて行動し」
とかいろいろや訳され方がなされている。


まあ、ヒッピー達の love-in(ラヴ・イン)の
コンセプトにそった活動のイメージをかんがみて、
翻訳しているのだろうなあと思う。

この曲はアメリカの全米チャート4位を記録、
ヨーロッパでも反戦運動の中で歌われるようになり、
イギリス、ドイツ、アイルランド、フィンランドのチャートで1位を記録
全世界で700万枚が売れる大ヒットとなった。

また、ヨーロッパでは、この曲をヒッピー達の自由を求める
生き方をイメージに重ねて、
若者が自由のために歌として「サンフランシスコ」を採用し
1968年のチェコスロバキアにおいて、
共産党政権化での自由化改革運動の「プラハの春」の運動で
歌われたりした。
 *プラハの春はソ連軍の軍事介入で制圧されてしまった。


私が生まれたのはこの曲が発表されて6年後の
1973年で、この曲を始めて耳にしたのは
25歳から30歳の間だった。
それは、FM802でオンエアされて初めて耳にした。

冒頭の
♪If you're going to San Francisco~♪

から強く惹きこまれて、良い曲だなあと思った。

また、 

♪All across the nation~♪
からの全て語尾が「-tion」 で終わるパートは
リズムがここちよく
そのパートの最後の
「people in motion~♪」から
再び

♪For those who come to San Francisco ~♪
に入っていくところはすごくいい。

また、スコット・マッケンジーの歌声がとてもいい。

1回その時聞いただけで、タイトルも「San Francisco」と
地名ですぐに覚えられた。


さて、この曲は、
アメリカによるベトナム戦争反戦運動の時代に
生まれたが、
アメリカは結局ベトナム戦争では敗北した。

アメリカ軍は「南ベトナム民族解放戦線」のゲリラ戦法に
苦しめられた。まあ、ベトナム人にアメリカは歓迎されず
反発をくらったのだ。
そして、アメリカ国内でアメリカがベトナムで戦争をすることへの
正当性への疑問が高まり、大きな反戦運動となり、
アメリカ社会を分断することとなった。

「武器より花を」をスローガンに掲げた運動で
「San Francisco」という名曲が作られたが、
私は「武器より花を」をスローガンに掲げた運動に
参加するかと言えば、しないだろう。

人類が続く限り、暴力と戦争はなくらず、
それで侵略してくるとなれば、防衛のために
戦争はせざるえないと考えているからだ。

現在、イスラム国との戦闘の最前線で戦うクルド人民兵などは
そのように考えているかもしれない。

しかし、イスラム国の台頭は、
2003年にアメリカによる国際法違反のイラク戦争によって
もたらされたものである。

当時のアメリカでは、911のテロ事件の余韻が残っている中で、
強い反戦運動は起きなかった。

もし、その時に「武器より花を」をスローガンに掲げて、
「San Francisco」を歌い花を髪に飾った人たちが
多数を占めていれば、2003年のイラク戦争もなかったかもしれなし、
現在のイスラム国の台頭もなかったのかもしれない。


You Tube 
Scott McKenzie - San Francisco 花のサンフランシスコ
https://www.youtube.com/watch?v=WTD_7BxML4c



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テーマ:今日の1曲 - ジャンル:音楽


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