ナイショ~もともとは、心のうちで悟りを得た証明という意味だった!!
親しき友人が何かの悩み事を相談してくるとき 「このことはナイショにしておいて」 と言われたかたがいると思うが、
その「ナイショ」は「内緒」と書くが、 それは、もともとは仏教用語である「内証」が 転じて使われるようになった言葉である。
仏教で 内心で、真理の悟りを得たことを 古代サンスクリット語で 「pratya-ma adhigamana」と表現し、 それを漢訳する時に、 「心の内に証(あきらか)になった真理」 ということで「内証」と書いた。
それがどうしてかわからないが、 内々の外からわからない秘め事という意味に使われるように なった。 もともと「内証」は 心の内側ということで、他人にはわからないことなので、 その「内」という部分が強調されて使われて、 内々の秘密の話しとしての意味になったのかもしれない。 また、「内緒」の「緒」は当て字である。
ちなみに仏教では「内証」に対して 内証に基づいて外に表現される行為を「外用」 と表現される。
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