ネコババ~ネコがババすると砂で隠して素知らぬ顔で去っていく
落ちているもの、例えば1000円札などを拾って そのまま自分のものにすることを ネコババ(猫糞)という。 ネコババの「ババ」は「糞」のことである。
その語源は 猫は習性として、糞などの排泄物を出した後、 後ろ足で砂をかけて隠し、 素知らぬ顔で去っていく様子と 落ちているものを拾っていくような悪い事をしても 素知らぬ顔をして去っていく様子が重なることから 近世以降、そのようになったという。
ちなみに猫糞は 刑法第254条において「占有離脱物横領罪」 と規定されている。
「遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、1年以下の懲役又は10万円以下の罰金若しくは科料に処する」
となっている。 つまり、猫糞は犯罪なのである。
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