言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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伝統陶芸の色鍋島の第十四代今泉今右衛門さんは、武蔵野美術大学学生時代の現代アートの感覚と雪の夜に感動した経験をもとに伝統に新しさがもたらされ活性化させている

今日は、2015年(平成27年)3月24日 火曜日

先日(2015年3月21日)に放送された
NHKの「インタビュー ここから」で、
佐賀県の陶器である鍋島焼の色鍋島を受け継ぐ
陶芸家の第十四代今泉今右衛門さん(1962年生まれ)が
出演していた。

第十四代今泉今右衛門さんは
昨年、陶芸の分野では最年少の51歳で
人間国宝に認定された。

今泉今右衛門さんは、江戸時代から鍋島焼に用いられている
「墨はじき」という技法をそれまでの伝統とは
異なった趣で発展させ、
「色絵薄墨墨はじき雪文鉢」という色鍋島の作品を作った。

色絵薄墨墨はじき時計草文鉢 14-16 (1)

これについて、今泉今右衛門さんのホームページには

「時計草のリズミカルな花と雪の結晶の静謐な世界を融合させながら、
薄墨の濃淡により外に広がっていく雰囲気を表現しました。」

という説明がなされている。
 画像も今泉今右衛門さんのホームページより

この作品を考え出すまでの人生過程を
先日のNHKのインタビューで語られていた。

今泉今右衛門さんは大学は
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科に入学し、
そこで現代芸術に関心を持ち、金工などに取り組んだ。

作品を作る時、
湧き出る思いを表現するということを考えていたが、
その湧き出る思いがなかなか出てこず、
成績も下の方だったという。

大学3年生の冬の雪がよく降っていた夜、
大学近くの玉川上水沿いを歩いていた。
すると雪降る夜を照らす外灯を目にすると、
その明るい部分を中心にして、
雪に自分が吸い込まれるような光景に感動したという。

そこから感動する心さえあればと思ったという。
自分がものづくりができるかできないか不安を感じていたので、
感動できる自分に安心し、その後の
感動する思いをものにたくすようになった。

武蔵野美術大学卒業後、インテリア会社に就職し、
その後、京都で窯を営む方の弟子になり、
そして、27歳の時に実家に戻り、
色鍋島の陶芸に打ち込む始める。

今泉今右衛門さんが注目したのは、
「墨はじき」という技法である。
それは、素焼きした器に黒い墨で線を描き、
そして、絵の具を塗り、もう一度素焼きすると、
墨がはじかれ線が出るので、色塗りされた部分が表に出る。

言い換えると、墨はじきで出される線は
主文様の背景として使われていたのだが、
今泉今右衛門さんそれを主文様にしようと考えたである。
それについて、現代アートをしていたこともあり、
正論ではないものに惹かれたと語っていた。

39歳で父の第十三代目が亡くなったので、
第十四代今泉今右衛門となり、
その過程で、墨はじきを主文様にすることに
取り組んだが、何かパッとしたものができず、
作り上げてもぐちゃぐちゃな感じで、
陶芸の評論家から酷評され、作り直すことになった。

その時、武蔵野美術大学の学生時代に見た
降りゆく雪の中心に自分が吸い込まれていくような
ことに感動したことを思い出し、
また、墨はじきで梅の花の芯を描くと、
焼き上がりが雪の結晶に見えた。

それで、雪の結晶研究の専門家の
中谷宇吉郎博士の書籍で様々な雪の結晶を見て、
曲線の結晶 リズム感のある結晶などを感じ取り、
それを模様に取り入れ、
墨はじきの技法を駆使して、墨はじきで
描かれた線を主文様にする
「色絵薄墨墨はじき雪文鉢」を作り上げたという。

伝統陶芸の色鍋島に新たな息吹を吹き込んだ
第十四代今泉今右衛門さんは、
武蔵野美術大学で現代アートの感性・感覚を育み、
大学時代に見た冬の夜の雪に自分が吸い込まれる感覚に
感動したこと、
そのようなことが合わさって、
それまで、脇役のような存在であった
墨はじきの技法を主人公にする発想で
伝統に新しさをもたらし、伝統技法を活性化させて
いるのだなと思った。

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