言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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届け先の分からない手紙を受け付ける「漂流郵便局」を作った現代美術家の発想プロセス・・・まず、岸辺の漂流物を見て、次に郵便局を見て

今日は、2015年(平成27年)3月21日 土曜日

昨日、テレ朝のモーニングバードの「週刊人物大辞典」
久保田沙耶さん(27歳)という現代美術家が紹介されていた。

彼女は香川県三豊市詫間町沖の粟島に
「漂流郵便局」というをアート作品を制作している。

どんなアート作品かと言うと、
「漂流郵便局」は届け先の分からない手紙を
受け付ける郵便局である。

漂流郵便局では、亡くなった方や会えなくなった方、
自分の愛着物など宛てた全国からの郵便物が届けられ、
局内にある漂流私書箱という
ピアノ線につるされた回転式の
マグネットを仕込んだブリキ製の私書箱で、
フワフワと揺れながら自立する構造になっている。

漂流郵便局の建物は
平成3年(1991年)に廃局された
旧粟島郵便局であり、
そして、現在、漂流郵便局の局員には
久保田沙耶さんともうひとり
その旧粟島郵便局の局長を45年務め、
その建物の所有主の中田勝久さんがいる。

漂流郵便局は
現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2013」の
久保田沙耶さんの作品のひとつとして制作され、
芸術祭期間中の1ヶ月間だけの予定であったが、
反響が大きく、芸術祭終了後も毎月約200通ほど
郵便が届けられる状況から久保田沙耶さんは
継続していることにした。

漂流郵便局の漂流私書箱に預けられている
はがきなど郵便物の宛先には、
亡くなったお母さん、逃げたペット、ボイジャー1号、
抜けていく自分の歯、ドライヤーを発明した人、
昭和20年夏の終り 予讃線で乗り合わせた軍服姿のおにいさんなどがあり、
様々な宛先の郵便物が漂流郵便局の漂流私書箱に預けられ、
平成27年2月ごろの時点で3800通、届けられている。
久保田さんは、いろんな手紙が届くことで郵便局が変化していくことに
感動するという。

漂流郵便局は現在、毎月第2と第4土曜日の13時から16時まで開局している。

この漂流郵便局を発想したきっかけは
久保田沙耶さんが瀬戸内国際芸術祭2013の
構想のヒントを探るため粟島にきた時であった。

粟島の海の岸辺を見ると、
いろいろな漂流物が届いているのが見えた。

そして、島内を歩くと、廃止された郵便局が見え、
その旧郵便局の窓ガラスに映った自分の姿を見て、
「自分はここに漂流してきた」と思ったという。

それでアート作品としての漂流郵便局を思いつき、
この建物の所有主の中田勝久さんに交渉して
漂流郵便局ができたという。

久保田沙耶さんは
まず、岸辺の漂流物を見て、
まず「漂流」という概念を想起した。

その次に、廃止された郵便局の建物を見て、
何か感じるものがあり、そこの窓ガラスに映った
自分を見て「ここに漂流してきた」と思ったということであるが、

岸辺の漂流物を見たこと、
そして、何か潜在的に自分の中に
「自分自身が漂流している」という感覚があったのかもしれない。

その時に窓に映った自分を見て、
「岸辺の漂流物」「自分自身が漂流している」「郵便局」

というキーワードが連結編集されて、
「漂流郵便局」が思いついたのかもしれない。

その思いついた着想を形あるもの、仕組みとして
作り上げることはすごいなあと思う。

また、それが多くの人々の思いを言葉として
届ける場として機能し続けていることに素敵だなと思う。

この漂流郵便局に届けられたはがきなどを収録した著書
「漂流郵便局 届け先のわからない手紙、預かります」が
発売されている。

漂流郵便局のページ
http://missing-post-office.com/




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テーマ:発想法・編集法 - ジャンル:学問・文化・芸術


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