言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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イスラム国での湯川さん殺害は、昨年秋の日本の公安当局によるイスラム法学者などへの強制捜査がなければなかったかもしれない・・・公安当局の動きが「公安」の本来の意味から遠のく事態を招いた?

今日は、2015年(平成27年)1月26日 月曜日

イスラム国に人質として拘束され、殺害予告された
日本人2名のうち湯川遙菜さんが殺害された可能性が
高まった。

さて、今回のできごとで、昨年の秋の
日本の公安当局による同志社大学ぼイスラム法学者の中田考氏や
イスラム国と接点のあったジャーナリスト常岡浩介氏への
捜索が結果的に今回の危機を大きくしてしまったひとつの
ポイントとなったのではないかという見方がある。

それは北海道大学生がイスラム国に戦闘参加しようとして
その手助けをしたとして、その方々が
私戦予備・陰謀罪の容疑で家宅捜索を受けた。

その警察に捜査の影響について
TBSのNスタである政府情報当局者のコメントが
紹介されていたようである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Yoshiki Daito さん 2015年1月22日 のツイートより

政府情報当局B氏「中田元教授は協力的で大事な情報源だった。
警察が捜査対象にしてからは情報が途絶えてしまって、関係も壊れてしまった。
日本は交渉役になり得る人を潰してしまった」Nスタ。

中田元教授は協力的で大事な情報源だった。 B78iP64CEAE76BA

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これはどのようなことなのか?

そのいきさつなどについて、1月22日にお二人が
別々であるが外国人特派員協会で記者会見をしているので、
その内容を引用してみる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【全文】「72時間は短すぎる。時間をもう少しいただきたい」
〜イスラーム法学者・中田考氏がイスラム国の友人たちに呼びかけ
(BLOGOS編集部 2015年1月22日13時19分)


冒頭、同席した秋田一恵弁護士より、中田氏が現在私戦予備・陰謀罪の
被疑者であることから、質問については人質事件についてのみ受ける旨、
説明があった。また、同氏が昨年夏からイスラム国に拘束されている
湯川遥菜氏をめぐって、イスラム国の司令官、ウマル・グラバー氏から
「湯川氏の裁判をしたいので、イスラム法がわかり、日本語、アラビア語が
出来る人をお願いしたい。その際に裁判の様子を伝えるジャーナリストも連れてきてほしい」と
要請を受けていたことも明らかにした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そのジャーナリストというのが常岡浩介氏である。
常岡氏の会見でその時の様子がさらに詳しく説明されている。

昨年の8月にイスラム国の司令官からスパイ容疑で拘束した
湯川遥菜氏の裁判をしたいが、彼は英語もアラビア語も話せないので、
イスラム法に基づいて裁判を行ったという証明をしてくれる立会人や通訳として
イスラム法学者の中田考氏やジャーナリストの常岡浩介氏に
来て欲しいということで9月上旬にイスラム国支配地域に行ったが、
アメリカ軍などの空爆の影響で裁判の開催が難しい状況となり、
1ヵ月後の10月に再訪問ということで話が進んでいたところに
私戦予備・陰謀罪の捜索が始まったという。
その経過について、記者会見の内容をところどころ引用する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【全文】「警察の捜査が、湯川さん後藤さんの危機的状況を引き起こした」
〜ジャーナリスト・常岡浩介氏が会見
(BLOGOS編集部 2015年1月22日16時59分)


もともと私はイスラム国を取材しようと思っていたわけではなく、
チェチェン紛争を取材していた経緯から、シリアで戦っている
チェチェン人グループを取材しており、その中でチェチェン人が
イスラム国のオマル司令官を紹介してくれたために、
この人物と連絡が取れるようになって、イスラム国の取材が
できることになるという、偶然的な幸運がありました。

そういう形なので、それほど重要な意味を感じないまま、
連絡がつく状態になっていたところ、去年の8月ですけれども、
この司令官から私のところにメッセージが届きました。
「すぐにイスラム国に来てほしい」という内容でした。

そのときの彼の表現では日本人ジャーナリストと書いて
ありましたけれども、"私たちは湯川遥菜氏を拘束している。
この人にはスパイの容疑がかかっており、裁判しようと思っているが、
意思の疎通ができていない。彼は英語もアラビア語もできないので、
日本語とアラビア語の通訳できる人を必要としている"。
そして、残虐行為をしないこと、彼らの論理ですけれども、
イスラム法に基づいて裁判を行ったという証明をしてくれる
立会人、witnessを必要としている、ということでした。

(中略)

オマル司令官に会って事情を聞いたんですけど、やはり彼は湯川氏について、
身代金を取る材料にしないということ、見せしめのための処刑をしないと
いうのがイスラム国の方針であると説明しました。あくまでも彼らの表現
で言うところの人道的、残虐な扱いをしない、イスラム法に従った公正な
裁判をすると言いました。そして湯川氏に会わせてもらえるとの説明を
受けたんですが、待てど暮らせど連れて行かれない。 見ていますと、
オマル司令官は無線機を使って自分の上官に連絡を試みているが返事が
来ない。さらに運が悪くというべきか、ラッカ市にたいしてシリアの
アサド政権による過去最大の空爆が加えられました。死者50人のうち、
35人くらいが市民だったと、欧米のメディアで報道されたのを確認しました。

(中略)

警察の妨害がなければ、私は湯川さんに会えた可能性があった

一旦日本に帰りまして、10月7日に再びイスラム国に向かうということで
準備していたんですけど、前日の夕方16時ごろ、日本の警察、
公安部外事第三課の職員が家宅捜査令状を持って我が家を訪れ、
私戦予備・陰謀罪の関係先として捜索し、そして関係物を押収しました。

(中略)

警察は11月には私に電話してきて、"お前も容疑者である"と言って
きました。そういう捜査も聞いたことがありません。検察への送致も
していません。捜査は着手から3ヶ月経っているんですけれども、
もちろん起訴されていない、警察が処理していないということです。
はっきり言うと、私戦予備罪というのは過去に適用されたこともない
事件でありまして、妥当性があるのかないのかも疑わしい事件で、
警察は強行的に私たちの情報を奪っていったと言ってていいと思います

そして、もし警察が妨害をすることがなければ、私は湯川さんに
イスラム国で会えた可能性があったと考えています。私たちは
彼の裁判に立ち会って無罪にする見通しもありました。
というのも、彼は自分の日記に"シリアでイスラム教に改宗した"と
書いていました。イスラム法では、改宗した人間は、
改宗前の罪が許される。ただ、イスラム国はそれを知らないまま、
裁判を行おうとしていますので、彼がイスラム教徒になったと
いうことを証明すれば、裁判で無罪を取れる可能性がある、
助けることができたかもしれない。 もしそうなれば、後藤健二さんは
無理してイスラム国の圏内にはいることはなかった。
言ってみれば、警察の捜査が、湯川さん後藤さんの危機的状況を
引き起こしたとすら言えると思います

(中略)

次に、僕が北海道大学生を戦闘員として送り込もうとしていた
という風に報道もされていましたし、警察はいまだにそう主張
していますが、最初に学生に接触したのは僕でした。
他に読売新聞や何社かが接触していますが、全てのメディア関係者が、
彼にイスラム国に行く意思はなかったと判断しています。
僕自身も3回会っていますが、彼にその意志はない、
口では適当なことを言い続ける人とだと考えています。

彼はいまだにTwitterで毎日色んな話をしていますが、その内容に、
シリアで戦う意思については発言していません。警察の捜査が
入る前もそういうことは話していません。
中には女性とセックスする話を延々と語っていますけれども、
全くシリアと戦うような素振りはないわけです。
本当に口からペラペラ喋っている人間であって、
そういう一種の放言のようなことを、警察は捕まえて自分たちの手柄に
利用しようとしていただけであって、捜査は架空のものであるとしか見られません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということであるが、
警察の公安部外事第三課は、刑事訴追を目的としてではなく
イスラム国関係の情報収集を目的として捜索に踏み切ったのかもしれない。

自分の足で現地まで言って、イスラム国の情報を得れないので、
別にテロ活動に関与などしていない
イスラム国とつながりのある日本人から情報を奪うことで、
ある意味、自分の足で稼がず楽して情報を得ようとしたとも見れる。

そのことが結果的に、日本とイスラム国の貴重な交渉ルートを潰し、
湯川さんの生命を失う事態を招き、さらにその湯川さんを救おうとした
後藤さんが人質となり、その後藤さんと
ヨルダンにいるイスラム国関係者の死刑囚との交換要求という
日本とヨルダンの間の外交問題に発展させてしまうという
事態を招いたと言えるかもしれない。

「公安」の意味を辞書で見てみると、
「社会が安らかで秩序が保たれていること」とあるが、
そうなることで、人々の暮らしや生命が守られることになると思う。

しかし、今回の公安部外事第三課による
はっきり言って、犯罪嫌疑がないような
イスラム法学者やジャーナリストい対する強制捜査により
結果的に、イスラム国にとらわれた日本人の生命を奪うことにつながり、
日本国とヨルダン王国との安定した外交関係に波乱要因をもたらすという
「公安」の本来の意味からさらに遠のくような本末転倒の事態を
引き寄せてしまった。そのように感じてしまう。

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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済


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