言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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イスラム国支持者「中立はない、われわれに付くか、付かないかだ」・・・・アメリカの中東政策の代償で国際社会にさらなるテロの脅威が拡散してしまった

今日は、2015年(平成27年)1月23日 金曜日

イスラム国によって拘束され、殺害予告されている
日本人人質2名のタイムリミットが本日の午後2時50分ごろと
日本政府が認識しているということだが、
そのような行為をしているイスラム国に関して、
当ブログの昨年の大晦日の記事

2014年(平成26年)の3大ニュース・・・「主権国家をめぐるできごと」「消費税と総選挙・安倍自民党大勝」「山が崩れ、山が噴いて、人命奪う」

において、3大ニュースの1位を

1位 主権国家をめぐるできごと
    スコットランド住民投票、ロシアによるクリミア併合、イスラム国の台頭

として、イスラム国の台頭について

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、国家を枠組みを問う動きとして、
世界史的なこととして注目したいのが
シリアとイラクという主権国家をまたいで
支配勢力を拡大するイスラム国の台頭である。

どうして、イスラム国の台頭を
世界史的に注目したいと思うのかと言うと
17世紀に確立した現在の国家間関係の基盤となった
ウエストファリア体制への挑戦とも受け取られているからである。

17世紀前半、ヨーロッパでは
プロテスタント勢力とカトリック勢力との間で
三十年戦争と呼ばれる戦争が続き、
ドイツでは人口の4分の1が減ったとも言われる戦争であった。

この戦争を終わらすための条約として、
1648年にウエストファリア条約が締結された。

宗教上の対立から凄惨な戦争を反省して、
宗教と世俗の権力を切り離す政教分離が志向され、
政教分離がなされた世俗権力が主権を有する国家間の並存が
1648年にウエストファリア条約によって確立し、
そのウエストファリア体制が世界に広がり、
現在の国際関係においての国家間関係の基盤となっている。

一方で、シリアとイラクという主権国家をまたいで
支配勢力を拡大していたイスラム過激派勢力が
今年、6月に指導者のアブバクル・バグダディを
カリフ(預言者ムハンマドの後継者=最高権威者)」と
名乗って「イスラム国」の建国を宣言した。

そうなると、
宗教と切り離された世俗権力を主権とする
ウエストファリア体制下での国家ではなく、
イスラム教での最高宗教指導者を元首とする国家を標榜して
いることである。
そして、実際に、既存の主権国家であるシリアとイラクに
支配地域を拡大し、かつ、国家の仕組みを作り上げているのである。

そのウエストファリア体制に挑戦するかのような
イスラム国の台頭に対して、
アメリカは空爆で対処している。

このイスラム国の台頭は集団的自衛権行使を推し進める
安倍政権下の日本と全く無関係と言えなくなってくるかもしれない。

アメリカからの要請で、集団的自衛権をもとに
イスラム国攻撃に自衛隊か参戦することも
もしかしたらあるかもしれない。
そこまで、いかなくても、イスラム国の影響が残る
イラクに自衛隊がPKOに参加して、
イスラム国の兵士と戦闘状態になる可能性もある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と書いたが、私からみた昨年1位のニュースの項目が
早速、安倍政権が試される事態を招いているが、
私がこのイスラム国の台頭に注目したのが
17世紀から続くウエストファリアの近代国家体制を否定する
勢力が主権国家であるシリアとイラクに支配地域を広く持ち
イスラム教国家を樹立していることである。

このイスラム国のトップの
アブバクル・バグダディ氏が
「国家主義や民主主義といった幻想を打ち砕く」と述べていた。

そして、一昨日のテレビ報道で、
現地でイスラム国関係者と接触したジャーナリストが
イスラム国の人物は民主主義に敵意を抱くような発言をしていて、
かつ、ジャーナリストは世論形成を担うことから戦闘員だと言っていた。

そして、昨日のNHKのクローズアップ現代でVTR出演していた
イギリスで「イスラム国」を強く支持する
イスラム教の指導者アンジェム・チョードリー氏は

「中立というものはない。われわれに付くのか、付かないかだ」

と、かつての911直後のアメリカのブッシュ大統領の演説を
思い出させるような発言であった。

そして、このようなイスラム国関係者の発言を聞き、
ふと、哲学者で保守反動を自称する山崎行太郎氏のツイッターで
次のようなつぶやきがあった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
山崎行太郎ー哲学者、文芸評論家。‏@yamazakikoutaro

正義は何処にも誰にもない。ヨーロッパ社会とイスラム社会の抗争=戦争は
「力と力の衝突」である。
ヨーロッパ社会から見ればイスラム教やイスラム国は批判・罵倒すべきテロリズムで
ありテロ国家である。
イスラム社会から見れば、その逆である。どちらの立場に立つか?
「善悪の彼岸」の出来事だ。

https://twitter.com/yamazakikoutaro/status/557772156176990212

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もうどうしようもなく解決困難な事態を国際社会は抱えてしまったのだろう。
西欧発の近代国家の自由と民主主義を憲法に書き記している日本は
イスラム国からすれば対立するものだと看做されるのだろうか。

イスラム国との文明の衝突から日本も逃れられなくなりつつあるかもしれない。

今回の事件を受けて、外務省は渡航情報を出した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本人拘束受け 外務省が「渡航情報」
(NHK 2015年1月22日16時44分)


外務省は、「イスラム国」とみられる組織に日本人2人が拘束されている事件を受けて、
日本人が海外で、テロや誘拐、脅迫などに巻き込まれるおそれもあるとみています。
このため、地域を問わず海外渡航や滞在を予定している日本人に対し、
不測の事態に巻き込まれないよう、最新の治安情勢に関する情報の入手に努め、
状況に応じて適切な安全対策を講じるなどの注意を呼びかける「渡航情報」を出しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

世界どこに行くにしても、テロには気をつけろよ!

ということである。

イスラム国支配地域でないところの欧米でも
イスラム教の思想に感化された人物が人質事件のテロを起こし、
日本人が巻き込まれた場合、日本人だからと言って
見逃してもらえるような状況ではないということだろう。

イスラム国の台頭の経緯の背景を見ると
アメリカの中東政策は抜きに語れない。

イスラム国はイラクとシリアに支配地域を持つようになったが、
アメリカのブッシュ政権が、国際法違反のイラク戦争を勃発させ、
フセイン独裁政権を打倒したが、その後イラクの治安は多いに乱れた。

シリアでは、アラブの春の民主化運動で、
独裁政権のアサド政権が弾圧に走った結果、
シリアは内戦状態になり、
その反アサド勢力をアメリカは支援して、
アサド政権の転覆を画策したが、結果は、
シリアの治安は混乱したままとなり、その間隙を縫って、
イスラム国が台頭した。

アメリカがイラクとシリアの独裁政権の打倒またはそれを画策した結果、
治安の混乱だけを招き、
フセイン政権やアサド政権よりも酷いイスラム国の台頭を招き、
テロを世界に拡散していく状況になりつつある。

アメリカの中東政策のツケ・代償により、
日本を含む国際社会はさらなるテロの脅威に晒されているように
感じてしまう。

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