fc2ブログ
言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

プロフィール

くわどん

Author:くわどん
世の中の森羅万象のことに好奇心を持つものです。
いろいろの世の中をことを知り、いろいろ言葉を
つづっていきます。
また、過去の各記事にアクセスしやすく
するため当ブログの目次専用ブログを
随時更新中です。

https://kuwatea.blog.fc2.com/blog-entry-1.html



最近の記事

2015年11月2日まで、10年間毎日更新してきましたが、その後は、週1回プラスアルファのペースで更新していきます。



カテゴリー



語源由来辞典からの引用

当ブログにおいて、語源のコメントを する時は、語源由来辞典から引用しています。

語源由来辞典へはここをクリック!!



リンク

このブログをリンクに追加する



フリーエリア



お買い物しませんか?



最近のトラックバック



最近のコメント



月別アーカイブ



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



広告ですたい!



フリーエリア



アナロジーを用いた命題化とヒット商品

先日
西宮北口のアクタのカフェグライナーズに入ると
客は私1人であり、静寂な環境であった。
そして、いろいろ考えていた。


発想を柔らかくするために
何かを別のものに言い換え
「AはBである」というように命題化してみたり、
「CがDをしている」と、その時に何かの
アナロジーを用いて表現すれば、
発想が膨らむ。

例えば、

歩く事とは演奏である。また、歩く事とは作曲である。

そのカフェで何かを命題化しようと思っていると
カフェの外側の通路を歩く女性の足音が響いて
それを思いついた。


人が歩くと足音がする。それは一定のリズムで
音が鳴り続けるので、何かの曲になったり、
また、何かの曲を演奏しているかのようにも思える。
それをきちんと体系化したものがタップダンスだと思う。

そして、他に

「声と文字が空を飛び交う」

というものを思いついた。


そして、その店の店員の女性がコードレス電話で
何かを話している光景を見て、
それから携帯電話でメールや音声通話をする光景を
思い浮かべ
その内容の表現を思いついた。
音声や文字は電波信号になって
空中を飛び交っているのだ。


このように遊んでいたのだが、
この遊びをしていくのは仕事で活きて来る。

例えば、
ヒット商品で見れば、
AはBであると命題化していく過程で
言い換えていくことの重要性を感じる。

例えば
「甘栗むいちゃいました」というヒット商品があった。
それは、カネボウフーズが開発したのであるが、
同じようなものをカネボウに
先行開発して岡山県の中小企業が売ったが売れなかった。

どうして岡山県の中小企業のものが売れず、
カネボウフーズが売れたのか?
その原因のひとつとして
商品の定義つまり命題にあったと思う。

岡山県の中小企業は
「栗はお惣菜である」と命題化したのに対して
カネボウフーズは
「栗はお菓子である」と命題化して、
「若い女性向けのお菓子」として売ったのである。

「お惣菜」と「お菓子」とその命題化の違いによって
売上にまったく違う結果をもたらしたのである。


また、新商品開発において
市場調査を消費者に対して行うことがあるが
「その商品を何かに喩(たと)えると」と
アナロジーを用いた命題化を消費者に考えてもらう質問方法をして
ヒット商品につながったものがある。

それは、サントリーの「伊右衛門」である。
サントリーが新茶の開発に向けてウェブ調査を
行い、質問項目に
「急須で入れたお茶は人・モノ・動物等に喩えると」
というものがあった。
そうなれば、質問された方は、喩えを考えだすために
自分の原体験を反駁しないと
答えられない。それゆえに答えは深層心理で感じていることが
出てくる。

その質問と他の質問への返答から
「緑茶飲料に日本の生活文化の味わいを持たせる」
という方針ができて、「伊右衛門」開発につながったという。

このように
アナロジーを用いて命題化する頭の方法は
何かを新しく作り上げていく時には
重要となる。
その能力を高めるためには、普段から
発想のお遊びをしていけば良いと思う。
例えば、電車の中に乗っている時に
「電車内は寝室である」とか「電車内は書斎である」
とか、普段からそのように多義的に考えていると
発想の回路が重層的につながってくるので、
発想力は高まると思う。



 
 


スポンサーサイト




テーマ:頭の体操 - ジャンル:学問・文化・芸術


この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://kuwadong.blog34.fc2.com/tb.php/339-f64c255e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)