言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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保育園の迷惑施設化にみるファシズム・全体主義の萌芽・・・子供の声がうるさいというのは共同体の空洞化によるもので、かつて、共同体の空洞化がファシズム・全体主義の要因となった。

今日は、2014年(平成26年)11月 3日 月曜日


当ブログの先日の記事で
大都市での保育園の迷惑施設化・・・そもそも大都市に人口集中し過ぎ、もし子育てするなら大都市よりも田舎の方が良さそうにも思える

大都市で保育園の子供の声がうるさいという苦情が
多くなり、園児らが遊びが制限されていたりしている場合もある。

さて、それと同じようなニュースがあった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
浜松の生活環境苦情 絆薄れ増える  
(中日新聞 2014年11月2日)


◆運動会の声も許せず
 トルルルル…。浜松市環境保全課の電話が鳴る。
「運動会の子どもの声がうるさい。やめさせろ」。
担当者は「子どもの声を騒音というのはちょっと…。
運動会は一時的なものですし、ご勘弁を」と、苦しそうに言い返した。

 担当者は吐露する。「こういう電話は最近、多い。
特に、秋は野焼きや運動会シーズンで、騒音や悪臭の苦情はひっきりなしです」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とある。
保育園や小学校など子供にまつわる施設が騒音の苦情となる現象が
目立つようになってきているが、
そのことと今回のブログ記事のタイトルの
「保育園の迷惑施設化にみるファシズム・全体主義の萌芽」
というふうにつけたが、
さて、その保育園の子供の声が騒音として苦情が増えていることが
どうして、かつてのナチスドイツのような
ファシズム・全体主義の萌芽と考えるのか。
別にファシズム・全体主義に日本が陥るということではないが、
そのリスクがあるということであるが、
そう思うひとつのキーワードして、引用した中日新聞の記事タイトルある
「絆薄れ」という言葉である。

もし、自分の子供、また、自分の子供でなくても
馴染みのある近所の方の子供という地域社会とのつながりを
感じている人であれば、保育園の園児の子供が大きくても
運動会の音が大きくても、うるさい、騒音であるとは感じる度合いは
低くなる。
しかし、全く自分とは無関係の人のことがやっていると感じると
それがうるさくてたまらない騒音と感じる。

このことが示すのは、
地域共同体が空洞化して、その絆が薄れているということである。
そして、地域共同体が空洞化がファシズム・全体主義のひとつの
要因になると分析したのがドイツのフランクフルト学派である。

そのフランクフルト学派のひとりである
エーリッヒ・フロムは、彼の著書「自由からの逃走」で
共同体などから集団から解放された個人が、
どうして、ヒトラーのファシズム政権を支持するようになったかを
分析している。

ヒトラー率いるナチスは選挙で議会第1党となり、民主的な手続きで
政権を獲得し、その後、議会で全権委任法が可決し、
ヒトラーの独裁が法的に確定した。

さて、そのヒトラー政権を支持したのは
小さな商店主、職人、ホワイトカラー労働者などの
下層中産階級である。
そして、彼らがヒトラーを支持した理由は
個人の自由が拡大した結果、集団から解き放たれた故に
それがもたらす孤立と不安にあったとフロムは分析している。

近代社会は、個人の自由を拡大させてきたが、
その結果、
宗教や伝統的な道徳の衰弱、家父長的な家族制度の解体と
いった自由への動きは結果的に
様々な集団の中で、下層中産階級は
安全感と自己満足的な誇りを獲得していたが、
その集団が個人の自由が拡大されていくなかで、
地域共同体などの集団が解体されていくと、
彼らは孤立と不安を感じていた。
さらに、1920年代から30年代初頭にかけて、
ドイツではハイパーインフレと世界大恐慌で経済が悪化し、
それにより中間層から没落した下層中間層が増えた。

一方で、国民が経済苦境に陥ってるなか、
ドイツ議会は民主的な政治の理想として
完全比例代表制の多党分裂で、政治的決定がなかなかできあい。

そのような下層中産階級が、政治に不満を抱く中、
ヒトラーが民主主義とは無責任な政治であり、
独裁によってドイツ民族を復興に導くと訴えて、
そのヒトラーの主張に、下層中産階級が賛同し、
ナチスの政権獲得につながった。

集団から切り離され、かつ、経済的苦境に追いやられた
孤立と不安を感じた下層中産階級の方々は、
民族という大きなかたまりに一体化を感じる
断固・決然としたヒトラーの主張に魅力を感じたのであった。
また、ドイツ民族の復興を妨げる敵として
ユダヤ人をターゲットにした。

それが、1930年代のドイツのヒトラー政権誕生の
社会的背景の分析であったが、
現在の日本において、
バブル崩壊後の経済不振とグローバル化による産業の空洞化で
中間所得階級が没落し、また、地域共同体が
空洞化するなかで、日本においても
ファシズム・全体主義政権が誕生する可能性があるということである。

実際に、そうはならなくても、そうなる可能性がありえることを
思ったのが、平成17年(2005年)の小泉郵政民営化総選挙である。

はっきり言って、郵政民営化なんて、日本経済の復興に大きく
関わるようなことでもなく、総選挙のメインテーマになるような
ことでもなかったが、
このころには、日本はバブル崩壊後の経済不振と
グローバル化による産業の空洞化で
中間所得階級が没落し、また、地域共同体が空洞化するしていて、
なかなか生活が改善されないなか、
抵抗勢力という敵を作って断固・決然と郵政民営化を主張する
小泉総理の自民党を国民が支持し、かつ、小選挙区制の特徴もあいまって
自民党が圧勝をした。

まるで、抵抗勢力を敵としたことは、
ヒトラーがユダヤ人を敵としたことと重なったりもした。
1930年代のドイツにおいて、
集団から切り離され経済的に没落した下層中間層が
ヒトラーの断固・決然とした主張と実行力に歓呼したごとく
平成17年の日本において、
なかなか経済的によくならなず、地域共同体や会社共同体から
切り離された方々が、小泉総理の断固・決然とした姿勢に歓呼した
ように思えた。

もし、ヒトラーのようなファシズムの指導者が現れた時に
日本でも選挙によって、ファシズム政権が誕生する可能性は
全くゼロとは言い切れないのと思う。

そのようなことを、地域共同体の絆が薄れた現象として表面化している
保育園の迷惑施設化から思うのである。

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