日本の領土の面積が増え続けている・・・小笠原諸島の西之島の噴火活動で、溶岩流による埋め立てが続く
今日は、2014年(平成26年)10月18日 土曜日
現在、日本の領土の面積が非人工的に増え続けている。 それは、小笠原諸島の西之島の噴火活動によって 溶岩流が島の沿岸を埋め立て続けていることによるものだ。
これは、昨年の11月から始った西之島沖で始った 現在も噴火活動が止まらず、噴火活動が続いているからである。
さて、この西之島は最高標高が80mの島であるが、 実は、火山体としてのこの島は海底からの高さを計算すると 高さ4000m、直径30kmという大火山なのである。 つまり、海底からその大火山のうちの頂上部が海面から出ている 島なのである。
この西之島が噴火活動によって面積が増えるのは今回だけではない。 昭和48年(1973年)に西之島の沖の東方600mで 噴火活動が始り、それにより新島が現れ、やがて もともとあった西之島と陸続きになった。
もともとの西之島(旧島)は、東西200m、南北650m 面積0.07平方km(甲子園球場のグランドの面積の約4.7倍)で あったが、この時の噴火で、 面積が0.316平方km(甲子園球場のグランドの面積の約21.5倍 と、面積が45倍になった。
その後、浸食が進んだりして、面積は昨年は およそ、0.219平方kmになっていたが、 昨年の11月20日に、 西之島の南南東の500m沖で 噴火活動が始り、また、新たな島が現れ、 そして、昨年末には旧島と陸続きになり、 そして、今年の6月には、島全体の面積が 噴火前の6倍となり、 そして、今年の9月には、続く溶岩流の噴出で 旧島のほぼ全域が今回の噴火による溶岩流に覆われる形になり、 面積が、1.49平方km(甲子園球場のグランドの面積の約101倍) となった。
画像は 海上保安庁 西之島の火山活動の状況(10月16日観測)より
さらに、今月の10月16日には、 島全体の面積が1.89平方km(甲子園球場のグランドの面積の約128倍)と 1ヶ月前よりも0.04平方km増え、1ヶ月間で1.2倍拡大した。 その時点でも島の長さは 東西1550m、南北1700mである
まだまだ噴火活動による溶岩流流出の勢いが衰えず、 もともとは大火山の山頂部である西之島はどれだけ面積が 増えるのだろうか。
西之島の北方方向の沖合い数百mまで 水深が10mと浅いので、その方向に拡大していっている。 この1ヶ月、東西方向は全く長さは変わらないが、 南北方向は250m長くなっている。
また、島の周辺の1~2km沖までは水深30mで 今後の噴火活動がもし続けば、そのあたりまで 広がるかもしれないが、 島の周辺の1~2kmの水深30mの浅い海からの 先は、火山体としての傾斜が大きくなって、 急峻な斜面となり、深さ数千メートルの深海につながっているので、 あと、南北方向、特に北方向にあと500mから1000m程 広がる可能性があるのかな。
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