言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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透明人間とはそういうことだったのか!・・・耳で聞く短編小説ラジオ文芸館、島田雅彦の作「透明人間の夢」を聞いて、ホームレス寸前の彷徨う若い男女の恋の結末は!

今日は、2014年(平成26年)10月 5日 日曜日

昨日の午前8時05分から
土曜日の朝の習慣になっている
NHKラジオの
耳で聞く短編小説ラジオ文芸館を聞いた。

昨日は、島田雅彦の作「透明人間の夢」であった。

マナブとレイコという若い男女の恋人どうしの
お話しである。次のように物語りが展開して行く。

長年窓際が定位置で、生活保護社員と蔑まれていた
マナブはついの会社を追い出されるように職を失った。
失業保険で生活をしていたが、それも期限が切れて
それでもマナブは職に探す気もなく、、生活費が底をつき
電気は止められ、そして、家賃滞納で
ついには住まいを追い出され、
マナブと同棲していたケイコも追い出されてしまい、
都会を彷徨うその日暮らしに追い込まれてしまう。

そのようなダメ男のマナブにケイコは
愛想をつかしながらも離れられず、
つい甘やかす母性本能で、
ケイコは自分の実家にマナブとともに4日過ごす。
ケイコはマナブが失業して、家を追い出されたことを
両親には言えず、実家から出る時、
年金暮らしの母親に無心して4万円もらう。
実家を出て、東京中野の知人宅に
知人がいない時間帯に居候させてもらうが、
知人が戻ると外出し、色んな処で時間を過ごしていた。

そのような時、マナブとケイコは
神社に行き願いことをお祈りする。

ケイコはマナブに何をお願いしたかを聞くと、
「透明人間になりたい」ということだった。
マナブは
透明人間になったら、無銭飲食できる。
ただ、透明人間になって、たい焼きをタダ食いしても
食べてるたい焼きだけ宙に浮いてみえるのかなと言ったりして、
そのマナブの発想にあきれるケイコ。

二人は、井の頭公園の池で
ボートに乗っていると、
マナブはケイコの財布にいくら残っているかを聞き
1300円とケイコが答えると
マナブは寿司を食べようと言いだす。
ケイコは回転ずしやでもいくのかと思うと
三鷹のけっこう値の張るような寿司屋に入る。
その寿司屋の玄関には
住み込みでの女性のバイトの求人が張り出されていた。

寿司屋に入り、マナブはどんどん寿司を注文していく、
ケイコはマナブが無銭飲食を企てていることを知り、
驚くが、ケイコはマナブの企てに乗らざる得なくなる。
ふと、マナブが求人が張り出されていることを
店主に聞き、ケイコはどうかと店主になげけていた。

そんな時、離れた客席にひとり男性が寿司を食べているのが見えた。

さて、
マナブの指示で、先にケイコが
携帯電話がかかってきたふりをして店を出て、
あるところで待ち合わせをすることとなった。

1時間経ってもマナブが来ず
気になって寿司屋に戻る。

ケイコは寿司屋の店主に土下座して謝ろうかと
思いながら入ってみると、
マナブはいない。

なんと、離れた客席にいた男性が支払ってくれたという。
ケイコはマナブに事情を聴くと、
なんと、その男性がマナブを雇って、住まいも提供して
くれたというのだ。

その男性がマナブがケイコを寿司屋の店主に
住み込みのバイトで働かせようとしていた会話を聞いて、
ちょうど、その男性が便利屋的な事業をしていて
マナブに働かないかと提案して、マナブはそれに飛びついた。
ケイコはそのことに怪しさを感じるが、
放浪するよりはずっと良いと思った。
マナブの住まいはその寿司屋から300mほどのところにあり
ケイコは寿司屋で住み込みで働き、
ケイコは仕事が終わるとマナブの住まいにいき、
マナブは仕事で2~3日帰らない時もあったが、
マナブがいる時は一緒に寝て、強く抱き合い求めあった。

ある日、ケイコはマナブの住まいに行ったが、
マナブはいなっかった。
ケイコは、裸になりベットに入り、マナブが来るのを待ちつつ、
マナブと強く抱き合ったことを思い出しながら
悶々としつつも眠りに就くと、夢の中にマナブが出てきて、
マナブの声がケイコは聞こえたが、マナブの姿は見えない。
ただ、自分の乳房にマナブの体温を感じていたが、
マナブが「透明人間になった」と言う。

すると、インターホーンの音が聞こえ
ケイコは目覚めて、マナブが帰ってきたと思い
裸のままドアを開けると、
見知らぬ男が立っている。

ケイコは驚いたが、その男は
前の住人(マナブ)は出て行くこととなり
私が住むことになったという。

そして、その男が新聞受けにレイコ宛の封筒が
入っていることをレイコに伝える。

レイコはその封を見ると
20万円が入っていて、マナブからの手紙があった。

そのマナブは20万円を得るために
闇ルートで戸籍と住民票と名前を売り
法律上、マナブはこの世に存在しないことになってしまったのだ。

そして、マナブは、
「こうするしかお前(レイコ)を救う方法がなかった。
今度は、戸籍のある男と一緒になれよ」という主旨のメッセージを
残していた。

それが、「透明人間の夢」の結末であったが、
透明人間といはそういうことだったのか!
と結末を聞いて、強く印象に残ることになった。

マナブの最後のメッセージを読み
レイコはどう思ったのだろうかと思った。
チャランポランでええ加減な彼の性格により
自分もホームレスの危機を彷徨うはめになっても
離れようとすることはできなかったのに、
マナブが法律上、透明人間となり、自分の前から姿を消し、
突然の別れを告げられて、どう思い
どのような行動をとろうとするだろか
それは読者が各々想像することになるのだろうな。


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