言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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福島原発事故、やはり地震の揺れだけでメルトダウンは発生していたのか!・・・元東電原発技術者が地震後の原子炉内の水量データから地震原因説を裏付ける

今日は、2013年(平成25年)10月 8日 火曜日 

2011年3月11日に発生した
マグニチュード9.0という超巨大地震であった
東北地方太平洋沖地震の大津波で
福島原発事故が起きたとされている。

あの日、東京電力福島第一原子力発電所では、
地震で、外部電源を喪失して、
そのバックアップとして、非常用電源が作動して、
地震のため自動停止した原子炉を冷却していたが、
地震から約50分後に襲来した大津波によって
非常用電源が停止して、原子炉の冷却機能が停止して、
メルトダウンに到り、大事故になったと東電や政府は
今のところそう言っている。

ただ、本当に津波だけがメルトダウンの原因なのか
地震の揺れそのものでもメルトダウンに至ってしまった
いたのではないかという指摘がなされたりしていて、
実際、福島原発事故に対する国会の事故調査委員会でも
地震による損傷で冷却機能を失った可能性は排除できないと
指摘している。

この地震によるメルトダウン説を強い根拠をもって
説得力のあるデータをもって説いている方がいる。

その方とは、
元東電技術者、現場で原発のオペレーションを日常的に行っていた
木村俊雄氏である。

そのような原発の原子炉の稼働状況について詳しく知っている
木村氏があるデータが東電から公開されていないことに疑問を持ち
東電に強く公開を求めた。
それは、原子炉内の過渡現象記録装置のデータで、
それは航空機に例えるなら、よく航空機の事故調査で使用される
ボイスレコーダやフライトレコーダに相当するデータである。

そのデータが、やっと東電から今年の8月に公開され、
それを分析した木村俊雄氏は、地震によって
メルトダウンが発生したことを確信したという。

過渡現象記録装置のデータには、原子炉内の
地震直後の水の流入量に関するデータがあり、
それが地震によるメルトダウンを決定的にするものだったようだ。

そのデータの推移は次のようなものである。

核燃料が入っている原子炉圧力容器に地震発生前には
毎時18000トンのペースで流入して、
圧力容器の下から上に水が対流して、
核燃料の冷却を続けていた。

下から上に水が上がるのは、
水温の差によって、水温の高い水とそれが低い水との
間に密度差ができて、水温の高くて密度が低くなる
水が浮力を持ち下から上にあがる。
そのようにして、圧力容器内を対流して核燃料を
冷やして、最終的に 蒸気となり、
タービンを回している。

そのような水の流れの仕組があるのだが、

そして、地震発生とともに原子炉を自動停止したため
原子炉圧力容器内への水の流入量は急激に減る。
それは通常通りであるが、
通常なら、自動停止した後でも
毎時2000トンの水が流入して、
圧力容器の下から上に水が対流して、
核燃料の冷却を続けるはずであるが、
3月11日の14時46分過ぎに地震が発生してから
約1分30秒で、圧力容器内への水の流量がゼロに
なってしまっていたのだ。

これは何を物語るかと言うと、
何らかの力で、水が流れる配管が破損して、水漏れが
発生して、流量がゼロになったと考えられるのだ。

その結果、冷却機能を喪失して、メルトダウンに至った
と木村俊雄氏がみている。

その何らかの力とは、地震の揺れである。

メルトダウンした福島第一原発の1号機の
原子炉はアメリカのGE社製のMARK1(マークワン)であるが、
それの耐震の想定は、マグニチュード7.5だったという。

実際のマグニチュードは9.0であった。
そして、あの地震は揺れの時間が長かったが、
福島県沿岸では、震度6強を観測したが、
震度4以上の揺れの時間が3分程続いたとみられている。

そして、原子炉の圧力容器など耐震性を強化しても
圧力容器につながる様々な小さな配管はそれほど耐震性を
強化していなかったと見られている。

もし、地震の揺れだけでメルトダウンに至ったとすれば、
耐震性を強化して、原発を再稼動させなければならないが、
政府は津波による事故原因と考えていて、
それをもとに原発の再稼動をしようとしてして、
地震の揺れによるメルトダウン防止の対策を取らないままに
再稼動を進めていくととなる。

圧力容器につながる小さな配管までも耐震強度を上げると
なると、物理的かつコスト的に原発を動かすことが
難しくなるとも指摘されており、
原発を再稼動させたいと考えている方々の中には
福島原発事故を地震の揺れが原因であったと認めてしまうと
原発を動かせなくなるので、地震説を認めず
津波原因説で、津波対策だけで再稼動をさせていく動機付けが
生まれる状況である。

木村俊雄氏の公演は
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/104956
視聴できますが、会員制で
掲載期間終了後は、会員限定記事となってしまいますので
ご興味ある方は、お早いうちに御視聴下さい。

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