言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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台風~シチリア島のエトナ火山の下で火を噴く「typhon(テュポン)」

台風10号が
九州地方を縦断し、大雨を降らせている。

台風はかつては「野分(のわき)」と呼ばれた。
草木を吹き分ける秋の強風という意味で使われた。
「野分」は源氏物語の巻名にも使われている。

それは、現在では「台風」と呼ばれている。

台風の語源には諸説あり、一定していない。

まず、
中国大陸の福建省あたりでは、強い風のことを
「大風(タイホン)」と呼ばれ、それが欧州に
伝わり、「typhoon」と呼ばれ、
それが日本に伝わり「台風」となったという説。
また、中国福建省では、
台湾から来る風を台風と呼んだいたという説がある。


次に、アラビア海の風を「回転する」という意味である
「tufan」と表現していたが、それが、英語で
「typhoon」となり、日本に伝わり
「台風」となったという説。

そして、古代ギリシア神話に出てくる風の神
「typhon(テュポン)」が
英語で「typhoon」となり、日本に伝わり
「台風」となったという説がある。


この「typhon(テュポン)」というのは
とんでもない怪物である。
その姿は、上半身は筋肉ムキムキのマッチョな男で、
下半身はトグロを巻く大蛇で、両肩からは
100頭のドラゴンが生えていて、
天まで届くような大きな体で、かつ、
火は噴くわ、雷は落とすは、
めちゃ強い怪物で、ゼウスが手こずった相手なのだ。

ゼウスが、エジプトのナイル川で
オリンポスの神々とどんちゃん騒ぎをしていたら、
ゼウスがクロノスを殺したことに怒ったガイアが
放ったとされる「typhon(テュポン)」が
攻撃をしかけてきた。

テュポンの火炎放射や雷の激しい攻撃にゼウス以外の神々は
動物に姿を変えて、とっとに逃げてしまった。
ゼウスは一端、テュポンにやられて
退却するが、態勢を整えて、
テュポンに雷攻撃をしかけ、テュポンは海に逃げ出した。
ゼウスはテュポンを追いかけ、テュポンのいる海に
岩を投げつけテュポンを下敷きにした。
その岩は現在のイタリアのシチリア島であると言われる。
一方、テュポンも今のなお行き続けていて、
それは、活火山エトナ山として、火を噴き続けている
というのだ。




ウィキペディアでは、台風の語源はそのギリシア神話の
「typhon(テュポン)」のギリシア語源説が
有力ではないかとしている。


・・・・・・・・・・・・・・・・・
ウィキペディア「台風」より

英語の「typhoon」は、古くは「touffon」と綴り、16世紀には文献に登場しているため、中国語の「大風」が由来、とする説は不自然だとし、アラビア語起源、ギリシャ語起源の二つの説が有力。

・・・・・・・・・・・・・

台風は、かつては「颱風」と書かれていた。
中国では、風向きが旋回しているつむじ風を
「颱風(ぐふう)」と呼んでいた。
「颱」には「激しい」という意味があり、
激しい風の意味で「颱風」になったのだろう。


「颱風」という言葉、17世紀の中国の文献に見られるようだが、
それが、英語の“typhoon”の音訳なのか、あるいは台湾地方から
くる暴風に由来するのかは不明。

その「颱風」という文字を、
日本では明治時代の中期
第四代中央気象台長、岡田武松氏が
「台風」の文字として用いた。

やがて、1946年以降は、現在の「台風」が
用いられるようになった。



過去の大きな災害をもたらした台風を調べると
「超A級」の台風という言葉を見かける。
「超A級」の基準は私はわからないが、
その「超A級」という言葉が用いられた
台風は私が知る限りでは

1934年の室戸台風
1959年の伊勢湾台風
1961年の第二室戸台風

である。これらの台風は、上陸時点の気圧が
930ヘクトパスカル以下の猛烈な勢力だった。

私が、高校2年生の時の1990年、
和歌山県御坊市に住んでいたが、
その年の台風19号が沖縄近海で910ヘクトパスカル
までに発達し、第二室戸台風以来の大型台風に
なるかもしれないと言われていた。
結局、和歌山県白浜町に945ヘクトパスカルで
上陸し、930ヘクトパスカルではなかったが、
私の家の裏の川が、河口から1キロ以上離れていて、
普段は、台風の波でも逆流してくることがないのだが、
その台風の時は、高さ1メートルの波が逆流してきていたし、
風はかなり強かった。

1990年代以降、超A級に近い台風が
増えてきている感じがする。

1991年の台風19号(いわゆる「りんご台風」)
は上陸時気圧は940ヘクトパスカル。
上陸地点、長崎県佐世保市
強い勢力のまま日本海を北上、広範囲の暴風圏
を保ち、青森県で瞬間最大風速53メートルを記録し、
収穫前のりんごが大量に落下した。

1993年の台風13号
この台風は、上陸時の気圧が930ヘクトパスカル
(第二室戸台風以来の930ヘクトパスカル以下の台風となった)
上陸地点 鹿児島県薩摩半島南部

2004年の台風18号
上陸時気圧945ヘクトパスカル
上陸地点 長崎市
(この台風は、強い勢力のまま日本海を北上
北海道で瞬間最大風速50メートル以上記録し、
北海道大学のポプラ並木の多くが倒れた)


このように930ヘクトパスカルから945ヘクトパスカルで
日本本土に上陸する台風が1990年代以降で4つあり、
地球温暖化による海水温上昇により、
超A級と言われたかつての
室戸台風並みの強力台風の来襲が
これからあるかもしれない。

エトナ山の地下で火を噴いている
「typhon(テュポン)」が
温暖化によって、世界で猛威を奮おうと
しているのだろうか?















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