言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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しゃぼん玉~早逝のわが子を思う雨情の心

最近は、しゃぼん玉を飛ばしている光景は
あまり目をしなくなりましたが、小さい頃は
良く「しゃぼん玉」を飛ばしていました。

シャボン玉は、石鹸玉と表記したりしますが
石鹸を使ってシャボン玉を作るようになったのは
明治以降とのこと

江戸時代では、
いもがらやタバコの茎などを焼いて粉にしたものを水に溶かして
しゃぼん玉を作っていた。そのころは、しゃぼん玉のことを
「水圏戯(すいけんぎ)」と言って、
現在では、俳句の春の季語に使われている。

今から5年前に私はその
「水圏戯」という季語を使って、一句作った。

  風に乗り
     七色輝く
        水圏戯



すると、この句をある知っている女性の方に送ると
「水圏戯」を用いた句が返信されてきた。


   水圏戯 
      小さな空を
         とじこめて


その女性は、その句の思いをこう述べている。


水圏戯という言葉の響きがはかなく、繊細なしゃぼん玉のイメー
ジではなく、すぐにはじけて消えてしまう命だからこそ、大きな空を閉じこめてしまえる強い想いや力
がある。それが今の自分のある方への想いと重なるので、しゃぼん玉が、とてもいとおしく感じられるので、その想いでできた句です。


と、しゃぼん玉は、すぐにはじけて消えて繊細ではかなさを
感じる。

しゃぼん玉と言えば、
作詞野口雨情、作曲中山晋平の
「しゃぼん玉」を思い出す。
実はこの歌の歌詞も、「はかなさ」が
背景にあるのだ。


しゃぼん玉飛んだ 屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで  こわれて消えた
しゃぼん玉消えた  飛ばずに消えた
生れてすぐに こわれて消えた
風 風吹くな シャボン玉飛ばそ


しゃぼん玉飛んだ 屋根より高く
ふうわりふわり  つづいて飛んだ
しゃぼん玉いいな お空にあがる
あがっていって かえってこない
ふうわりふわり しゃぼん玉とんだ





お母さんが子どもとしゃぼん玉で遊ぶときに
口ずさんだりして、楽しい感じがするが

「生れてすぐに こわれて消えた」
とあるようにはかなさを感じる部分もあるが

実は、この詩を書いた野口雨情の悲しい出来事が
背景にあって書かれた詩である。

野口雨情は
一人目の子どもをを生まれて8日目で亡くし、そして次の子どもも
3才で亡くなってしまう。
そのような悲しみを背景に書いた詩が
しゃぼん玉なのだ。それに中山晋平がメロディをつけて
1922年に発表された。

しゃぼん玉飛んだ 屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで こわれて消えた


は、生まれて3才まで生きた子どものこと

そして

しゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた
生れてすぐに こわれて消えた


生まれてすぐに亡くなった子どものことを
歌っているのだ。

そして、

「風風吹くな、しゃぼんだまとばそ」
は無事、魂が天国まで届いて欲しいという願いが
込められているという。


しゃぼん玉いいな お空にあがる
あがっていって かえってこない


と子ども達の魂が天に届いたと思って書いている感じが
します。

長きにわたり歌われ続ける歌には、
その歌にまつわる想い出が生まれてくる。

「しゃぼん玉」の歌にまつわる次のエピソードがある。
これは、「金融ビジネス」という雑誌の
1999年6月号の89ページに

「シャボン玉の歌を歌った女子行員」

というコラムである。(執筆者は、加川忍 氏)

コラムの全文を載せますと
*********************


「この歌を聞くたびに、一人の女子行員を思い出しましてね・・・・
何年も前のことですが」という支店長の話しを紹介しましょう。

彼女は短大を出て、その信託銀行へ入社しました。「銀行は
女性でも役割は重いと聞いて希望を託した」のです。

虎の門支店配属でした。一見落ち着いた地味な印象の彼女が
出勤数日後、店内の話題をさらうことになります。

新人の歓迎会の席でした。席が和み、新人紹介の彼女の番で、
好きな歌を挨拶がわりに歌い始めたのです。と
場内は静まり、心なごむ澄みきった歌声が響きます。
皆固唾をのんで聞きほれたのです。
「シャボン玉の歌」でした。

その後、努力家で聡明な彼女の仕事への熱意は、年ごとに周囲の
信望を集めていきます。時には、彼女の信望は妬まれますが、
自ら調停し、解消する芯の強さもみせます。

信頼は顧客にも及び彼女名指しの来店客も増えました。
意欲ある女性仲間で勉強会をつくって、業務改善の
提案もしました。

仲真と飛ばすシャボン玉は希望に輝いて飛んでいく思いでした。
だが反面、有能な先輩女子行員が限界を知って退職する姿に、
将来の不安を噛みしめました。
入社六年後、とうとう彼女のシャボン玉もこわれる時が来たのです。

支店長が辞表を受けた時に彼女は
「責任ある仕事をしたかったのです。悩みましたが辞める決心をして、
銀行一筋で視野が狭くなって、何もできない自分に気がつきました。
これからそれを取り戻そうと思います」
と明るい表情で話したそうです。
彼女は銀行でこわれたシャボン玉を、
いま人材派遣業で飛ばしているそうです。

*****************


私は、しゃぼん玉という名曲と
この支店長のシャボン玉を歌った女子行員の回想が
とても印象に残り、それをコピーにとって
今でも残している。
このコラムを読み、
より、「しゃぼん玉」の歌を好きになってしまった。

しゃぼん玉という歌は、
野口雨情が幼くして亡くしたわが子達のことを思い
書きましたが、
その曲を聞いた後世の方々が、
何かの想い出の曲として
想い出の人の人生に重ねて
感じ取られているのだなあと
思う。


しゃぼん玉を聞きたい方は
「しゃぼん玉の歌」をクリックしてください


テーマ:心に沁みる音楽 - ジャンル:音楽


この記事に対するコメント

こんばんわ。シャボン玉という曲について調べていました・・・こちらの文章が目にとまったのでコメントを残します。
 今日、10ヶ月の子供と近くの公園でシャボン玉を飛ばして遊びました。そのときふとシャボン玉の歌がよぎり、急に怖くなりました。この子がいなくなりそうな気がして・・・そんなことはありえないんですけど、それでこの歌を調べていました。こんな背景があったとは知りませんでした。私もブログでこの出来事を書かせていただきますね…
【2006/05/22 22:55】 URL | あては #-[ 編集]

しゃぼんだまのうたが、子供さんをなくされた気持がこめられていることはしってはいたのですが、ここまでくわしく知ることができ、ありがたく感じました。
コラムも灌漑深いものをがあり、涙がこぼれそうになりました。ふとしたことでたどりついたブログで心を洗っていただいたような気持になりました。ありがとうございます。
【2011/02/16 14:46】 URL | ruco #-[ 編集]

このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2011/08/04 20:14】 | #[ 編集]


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