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言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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雷は神の意思表示?

先ほど、私の職場のある京都では
雷が鳴って強い雨が降っていた。

雷の語源は「神鳴り」である。
雷は神様が鳴らすものと考えられたのである。
これは、日本だけでない、古今東西世界中でも
雷は神が鳴らすものと考えられてきた。

ギリシアの神話の最高神ゼウス、ローマ神話の最高神ユピテル
バラモン教のインドラ(漢訳は帝釈天)
などは、雷を操る天の神と考えられてきた。

そして、聖書においても
「モーセが語りかけると、主は雷鳴をもって答えられた」
(出エジプト記19.19)

と雷鳴を神の意思表示の表現と見做していたのだ。

雷という字は「雨」かんむりに「田」という字が合わさって
できている。
雷という文字は、かつては
雨かんむりのしたに3つの田を書いていた。
「田」という文字はもともとは、
「品」という文字のように形で
3つの田をのように重ねて書いてたのであった。
その3つの田は
「ゴロゴロと積み重なったさま」を表した象形文字である。
この3つの田は小さな砦を意味する「塁」のことであった。
石や荷を積んで土で固めて、「塁」を作っていた
その積み上げるときに「ゴロゴロ」という音が出る。

このゴロゴロという音と雨が合わさって
「雨雲の中に陰陽の気が積み重なってゴロゴロ音を出す」
という意味を表わして、雨かんむりに3つの田を
「品」という文字のように形にした文字を合わせた文字が
つくられ、それが「雷」という文字の誕生に繋がったという。

雷は音だけでなく光を放つ、その光を「稲妻」と呼ぶが、
その「稲妻」の語源は、もとは「稲の夫(つま)」という意味に
由来する。

稲が成長し結実する秋のころ、よく雷が発生して電光が
発生する。
電光が稲に当たると、
稲が妊娠して子を宿すと考えた。つまり電光は稲の夫であると
見做したのであった。
古くは、夫婦や恋人が互いに相手を呼ぶ時に、
男女関係なく「妻」「夫」ともに「つま」といったのであった。

そして、雷の光は稲に子供を宿す稲の夫(つま)であるので、
雷光のことを「稲妻」というようになったという。


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テーマ:語源 - ジャンル:学問・文化・芸術


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