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大津波から町を守った世界遺産

昨夜の深夜2時過ぎ、NHKで世界遺産の旅の
再放送をしていて、思わず見てしまった。

スリランカのゴール旧市街が特集されていた
ゴール旧市街は1988年ユネスコによって世界遺産に
指定された。

ゴールは、自然の良港でアラビア商人達が
行きかいにぎわっていた。

16世紀初頭、ゴールにシナモンの貿易を独占を
狙ってポルトガル人がやってきた。


1594年
ポルトガル人はゴールに砲台を築く。

1604年 
オランダがポルトガル駆逐し、ゴールを占領


1663年 
オランダがゴールの街に城壁を築く。これは現在、旧市街を取り囲む城壁になっている。

1796年 
ゴールをイギリスがオランダを追い出し占領。

1947年
スリランカ独立に伴い、イギリス撤退。

とゴール旧市街の略史を紹介しましたが、
植民地時代に建築された城壁と下水道が、
2005年12月26日のインド洋大津波から町を
救ったというのである。
津波で襲われた映像で
バス停で人が流されていく映像を見た方も
いると思うが、それはゴール市の新市街の映像である。

オランダが、ゴール市街を他の列強諸国による侵略から
守るため、砲台を乗せれるように幅のある頑強な
城壁(高さ6メートル以上)を建設したが、
それによって、大津波から旧市街地が守られ、大津波の
直撃から逃れた。
ただ、新市街地に流れ込んだ津波の影響で、徐々に
ゴール旧市街地に流れてきたが、なんと、オランダが構築し、
今は使われていない下水道によって、すぐに水が引いたため
被害は少なく済んだ。

植民地時代の遺産が21世紀になって、ゴール旧市街の市民を
救ったのだ。
ただ、その城壁は、植民地時代にオランダに抵抗し囚われの身と
なった現地人達が強制労働によって作られたものであった。

しかし、その城壁を独立後も現地の人々は大切に管理してきた。
「オランダ人の命令で作らされたが、実際に、作ったのは
我々の先祖だ」
という気持ちがあるのだ。
そう、現地の先祖の方々が苦しみの中で、作った城壁が
大津波から現在のゴール旧市街住民を守ったのである。

ただ、旧市街地住民のなかで、津波の日、
新市街地に出ていた方で亡くなった方はいる。

そこで、ゴール旧市街地の
4宗教(ヒンズー教、仏教、イスラム教、キリスト教)
が、津波被災の1周年記念日に、
合同で慰霊祭を行った。

ゴール旧市街地は、宗派の違う住民達は協力し合って
生きているのだ。

夜遅くの番組だったが、良い番組だった。


NHK 世界遺産の旅 スリランカ・ゴール旧市街

テーマ:雑記 - ジャンル:学問・文化・芸術


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