|
フェアトレードの使命と問題点・・・・・西宮ガーデンズで売られていたフェアトレード製品を見て、フェアトレードについて調べてみた
昨日(2009年1月6日)、 西宮ガーデンズに行ってきた。
その3階にある インテリア・生活雑貨を販売している 「in The ROOM」 で、フェアトレードの商品が売られていた。
「in The ROOM」では、 フェアトレードカンパニー株式会社のブランドである 「People Tree」 の商品が売られていた。
フェアトレードとは、日本語に直訳すれば「公正取引」となるが、 発展途上国からの原材料や製品などの輸入品を安値で買い叩くのではなく、 適正な価格で買うことにより 途上国の生産者の自立などを促し、環境にもやさしい物を作り、 先進国とのフェアな関係で取り引きをする活動でる。
フェアトレードの起源についてははっきりしていないが、 第2次世界大戦終了後の1940年代後半 オールタナティブ・トレード(もう一つの形の貿易)組織として ヨーロッパにいる難民の手工芸品をアメリカの教会が売り始めた ことが起源であるという説がある。
フェアトレードが活発化しだしたのは 1960年代からだとされている。
途上国の人々がまともな生活水準で 生きていけるようにと現代に続いていますが、 いろいろと課題や問題点があるようです。
市場価格よりも高めに売ることになるので、 結果的には資源の有効配分を阻害するのではないか という指摘がある。
また、納期を守ってもらえないことがあるとか、 やはり、品質は営利企業の大企業に負けてしまう場合が あるとか、 また、日本では欧米のように安かろう悪かろうは通用 しないということがなかなか現地の生産者に理解して もらいにくいことがあったりと
また、イメージギャップによる行き違いも 興味深い事例があった。
部落解放・人権入門2007 第37回部落解放・人権夏期講座(2006年8月23日-25日) フェアトレードと企業の社会的責任 小吹岳志氏(フェアトレード・サマサマ事務局長)
によると
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また価値観が違います。例を出しますと、「ゾウ」というのは、 東南アジアから南アジアにかけポピュラーなモチーフなんですが、 最初に発注したときは、リアルなゾウでした。これではなかなか売りにくい。 というのは、日本における雑貨の購買層は、 20歳代から50歳代の女性が中心で、「かわいい」というのが 重要なんですが、それが生産者の方にはなかなか 理解してもらえない。 彼女たち(現地の生産者達)は むしろリアルなゾウがかわいいと思っているのではないでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
といろいろフェアトレードを推進している方々は 日本で買ってもらえる商品作りをしてもらうために いろいろ苦心されていることがうかがえる。
ただ、フェアトレードを推進している人たちは 現代の貿易システムでも解決できない社会的問題 過剰な農薬や化学肥料の使用で農地が疲弊したり、 そこで働く現地の人が低賃金で雇用されたり 、ときには学齢期の子どもが働くことが黙認されている などの問題を何とかしようと使命感をもって 取り組んでいる。
結局、最後はマーケットから支持をされないことには 続かないと思うのであるが、
kkomiyamaさんのブログ「BluePillの別宅」で フェアトレードについて、客観的に見ようとしている 記事があった。 2007年5月12日「フェアトレード」
の一部を引用する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フェアトレードは価格保証をするので品質改善インセンティブがない。
その結果としてフェアトレード商品はイマイチという論理。 実はPeople Treeのオーガニックコットンのスウェットや 下着を2年くらい使っている。品質は悪くない。 縫製も生地も丈夫でユニクロ製品を買うよりもよっぽど お得な買い物だと思っている。というわけで 私的にはPeople Treeの製品の良さを認めているものの、 価格保証してしまったら、品質改善意欲がなくなるのは世の常、 人の常であることも事実。この指摘は真っ当だと感じる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フェアトレードも問題点を指摘しているthe economistの記事を 参照しながら、御自身の購買経験から是是非非で 意見を述べられている。
その中でも冒頭に紹介した フェアトレード商品を売っているPeople Treeの品質は お認めになっているようである。
People Treeのブランドでフェアトレード商品を販売している フェアトレードカンパニー株式会社は 1995年1月に 環境保護と途上国支援を目的とした、 ビジネスの実践と波及を目指して設立された会社である。
売上高の推移を初年度とその他のいくつかの年度で見ると、
1995年度 3400万円 2000年度 3億8611万円 2005年度 7億5900万円
設立から5年目で初年度の10倍の売り上げを達成し、 その5年後には約2倍の売り上げを記録していて、 事業としては拡大していることがうかがえ、 それなりの悪くなないか、良い商品であると 認知されていることを表していると言えるかもしれない。
「in The ROOM」では、高級感とおしゃれ感を感じさせる 商品を売っているので、品質が良くない品物はおけないだろう。 そのような意味では、信頼感があるフェアトレードの商品かも しれないなと思ったりする。
価格はあまり覚えていなかったが、 2600円ぐらいのものがあった。
フェアトレードは、日本でも大手流通のイオングループや スターバックスコーヒーが行っていて、 少しずつであるが広がりを持ってきている。
品質がある程度保たれ、好みに合う商品を適正な価格で 買うことで、途上国の生産者の生活自立に貢献したいと 思う方がいれば買うことでその意思を表すのも良いかと 思う。
どの商品が本当のフェアートレード商品であるか 見分けるには、 国際フェアトレード機構(International Fair Trade Organization)が 承認している印であるFLOラベル

FLOラベルは コーヒー豆、紅茶、チョコレート、バナナ・マンゴーなどの 果物、はちみつ、ワイン、サッカーボールなどでフリートレードの 商品についているという。
もうひとつのラベルは

IFTA、 国際フェアトレード組織連合(International Federation for Alternative Trade)の認証マーク がある。 これは IFTAの規約を守っている団体の商品を表すマークである。
People Treeの製品には IFTAのマークが付いていた。
FLOやIFTAがフェアトレード商品を表す 信頼性のひとつの基準だという。 一方、 NGOが支援地域から仕入れている物や、 生協などが独自のルートで共同購入しているフェアトレードの 商品にはFLOやIFTAのマークがついていないケースが多いので、 FLOやIFTAのマークがないからと言って、 フェアトレード商品ではないということではないという。
フェアトレードの活動が、 今後、どのようになっていくかは注視はしていきたいと思う。
このブログ内の関連記事
ウィンドウショッピングでダイエット!! 〜 野球場跡地の大型商業施設「西宮ガーデンズ」に毎日通って歩きまわると体重が減ったという!!!!
apricotのクリスマスライブ in 西宮ガーデンズ 〜 関西出身のバンド、VocalのMakiさんは歌が上手で笑顔がGood!!
西宮ガーデンズ開業1か月、西宮北口駅周辺は繁盛しているようだが・・・・オーバーストア状態、マクロ経済環境悪化で、阪神間の他のお店は打撃被る
前日に続き、雨が降りそうな天気だったが、雨に濡れずに外出できた・・・・その後、西宮ガーデンズでお茶をした
西宮ガーデンズ2009年元日は人たくさん・・・・・ファッションに疎い私が見た人気ブランドに見えた3つをピックアップ
テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
|