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言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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9月30日の日曜日に近畿に近づく台風24号、6年前の9月30日の日曜日も台風が近づいていた。そして昭和54年9月30日の日曜日にも近畿に台風が近づいた

今日は、平成30年(2018年)9月30日 日曜日

非常に強い勢力の台風24号が、
本日中にも近畿地方に上陸すると予想されている。

私は近畿地方の西宮市に住んでいるが
今月は台風21号の激しい暴風を経験したばかりであるが、
さて、今日は9月30日の日曜日であるが、

9月30日が日曜日になるのは
平成24年(2012年)以来、6年ぶりであるが、
実は前回の9月30日の日曜日も
近畿地方に台風17号が接近して、
14時36分に神戸で
最大瞬間風速35.6m/秒の暴風を観測した。

さて、その6年後の9月30日の
同じく、日曜日に近畿地方に台風接近の見込みで、
どうやら紀伊半島に上陸の予想で
阪神間は
より強い風が吹く左側の危険半円ではなく
台風の進路の右側の可航半円なので
マシかなと思ったりもするが、
6年前の日曜日にの9月30日の台風も
神戸は台風の進路の右側の可航半円であったが
神戸⇒関空⇒和歌山のラインで北からの暴風が吹き
35.6m/秒の最大瞬間風速が観測された。

その時、
その時間のころは
台風の中心は和歌山県の潮岬付近を
通過していたが、

天気図 12093015
天気図 2012年9月30日15時

中心気圧が965hPaであったが、
今日の台風は紀伊半島接近時に
950hPaとさらに強い勢力で接近する見込みで
阪神間は台風の左側になっても
最大瞬間風速で40m/秒を超える暴風が吹く可能性がある。

そして、今回の台風24号は
台風の北側に強い雨雲がある状態になるということで、
京阪神地域では大雨になる可能性がある。

さて、9月30日の日曜日の台風で
もうひとつ思い出すのは、今から39年前の
昭和54年(1979年)9月30日の日曜日に
近畿地方に接近した台風16号である。

私は当時6歳で、和歌山県御坊市に住んでいたが、
台風16号が室戸岬に中心気圧が955hPa
中心付近の最大風速が40mで上陸し、
台風の右側だった和歌山県御坊市は強い暴風で
停電になり、翌朝、外に出たら、自販機が倒れていて、
近くの工務店の倉庫(奥行き30mぐらい)
の外壁のトタンがほとんど吹き飛んでいた。

この時、大阪市では1時間当たり77.5ミリという
猛烈な雨が降った。

さて、今回の9月30日の日曜日の台風は
近畿地方にどのような嵐をもたらすだろうか。


このブログ内の関連記事

2012年9月30日の記事
9月30日の日曜日に台風接近・・・33年前(1979年)の16号台風を思い出す・・さて、今宵の中秋の名月は見れるかどうか。

2012年10月 1日の記事(2012年9月30日の台風について)
近畿地方、台風の進行方向の右側(可航半円)であっても、神戸⇒関空⇒和歌山のラインで北からの暴風が吹く
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テーマ:気象 - ジャンル:学問・文化・芸術


上新庄の銭湯跡の駐車場を見て、「自ずから(おのずから)と自ら(みずから)の間(はざま)の合わい」という表現を思い出す

今日は、平成30年(2018年)9月25日 火曜日

先週の土曜日の9月22日の朝、
西宮市今津の自宅を出て、大阪市東淀川区上新庄の
美容室に髪を切りにいった。

髪を切るのは9時40分からであったが、
それまでよりは早く行き、
上新庄駅前のミスタードーナッツで朝食をとるが、
まだミスタードーナッツの開店時間までには
時間があったので、駅周辺を散歩した。

その途中、ある駐車場に目が止まった。

上新庄 銭湯跡

そこは、郵便局のすぐ隣にあるのだが、
実は、そこにはかつて中島湯という銭湯があった。

ふと、その時、

竹内整一の著書「やまと言葉で哲学する」にある

自ずから(おのずから)と自ら(みずから)の

間(はざま)の合わい


という表現を思いついた。

自分の力ではどうにもならない
自然の自然の自ずから(おのずから)の作用と
その作用が働く世界において
自分の意図による自ら(みずから)の選択と作為の間のなかで
生きているということである。

私は、平成7年(1995年)2月から平成8年10月まで
上新庄に住んでいた。その時、風呂なしの賃貸で、
その中島湯で風呂に入っていた。

その上新庄に引っ越しをするきっかけが
平成7年1月17日に発生した兵庫県南部地震=阪神淡路大震災で、
西宮市の下宿屋が居住不能となり、かつ、水道ガスがでない状態で
また、翌年には卒業だったので、西宮を離れることとした。

まず、日本の災害史に残る大震災という
自分の力ではどうにもならない
自然の自然の自ずから(おのずから)の作用によって
引っ越しをせざる得なくなったが、
上新庄を選んだことは自分の意図による
自ら(みずから)の選択である。

その選択をした理由に、
新居探しで保証金を立て替えをしていただいた方が
上新庄に住まいしていたこと
そして、私の兄が平成元年(1989年)から平成5年まで
上新庄に下宿していて、それで上新庄に馴染みがあったから。
それで、上新庄に住むことにした。

上新庄を選んだことは自分の意図による
自ら(みずから)の選択であるが、
その理由は、保証金を立て替えをしていただいた方が
上新庄に住まいしていたこと、
そして、兄がかつて上新庄に住まいしていたという
自分以外の他者の存在という自ずから(おのずから)の
作用の結果が影響していた。

今は、駐車場になっている銭湯中島湯は
私の兄が下宿していた時に通い、
そして、私が上新庄に住まいしていた私もその中島湯に
通ったのだ。

阪神淡路大震災の翌月
上新庄に住み始めた時に、
どこで散髪をしようかと考えていて
探していたところ、
ある美容室の前に店員さんが立っていて、
目があって話しかけられ、
そこで髪を切ることとなり、
毎回、その店で髪を切り続けてもらい、

平成8年(1996年)10月に上新庄を離れ
西宮市に戻っても、
また新しい店で、いちいち
どのように髪を切って欲しいかを説明
するのが面倒くさいと思ったこともあり、
「前と同じくして下さい」と言っただけで通じるので、
西宮市から大阪市の上新庄まで電車で行って、
23年以上通い続けることとなったのである。

上新庄を離れても、その上新庄の美容室に通うのは
自分の意図による自ら(みずから)の選択の行為であるが、
そうなったきっかけは、
阪神淡路大震災や被災後の転居先探しで世話を
していただいた方の存在、
そしてかつて上新庄に下宿していた兄の存在という
自分の力や意図とは無関係の
自ずから(おのずから)の作用があった。

自ずから(おのずから)と自ら(みずから)の間(はざま)の合わい

という表現をかつて私が通っていた上新庄の銭湯跡の駐車場を
見て思ったのであった。


このブログ内の関連記事

2017年3月19日の記事
中島みゆきの名曲「糸」の歌詞から、「みずから(自ら)」の意図と自然の「おのずから(自ずから)」の作用が織り成す人生を思う・・「結婚することになりました」という表現が意味するもの

2018年4月1日の記事
水の都を流れる川面に浮かぶ桜の花びらを見て、一首を思いつく・・・・・自ずから(おのずから)と自ら(みずから)の間(はざま)の合わいのなかでわが行く末を歩んで生きたい


2013年5月18日の記事
18年通い続けている美容室にて・・・人との出逢うきっかけ、巡り合わせ、人生の変遷、時のうつろいを感じつつ

2014年1月12日の記事
大阪市上新庄の美容室にて、「オカムラ君、店にこの前来たよ」という店主の発言を耳にして・・・えっ、あの有名人が?






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気功師の脳波と気の受けての脳波が同調する・・・人と人との気持ちの交わりが身体的な同調現象をもたらすのか?

今日は、2018年(平成30年)9月19日  水曜日

中国伝統の民間療法、代替治療である「気功」で治癒を
施す人を「気功師」と言うが、気功師とその気功師から気を
送られ治療を受ける人での脳波測定の実験を行ったのが
大脳生理学の第一人者であった
日本医科大学の故・品川嘉也教授であった。
彼の実験によると、
気功師が気を送り続けると、その気を送られ受けている者の
脳波の波形がその気功師の脳波と
同じような脳波のパターンを示したのであった。
品川教授はこれを「同調現象」と呼んだ。
このようなことは気功以外では観察されなかったようだ。


人と人との気や気持ちのやりとりと脳波関係のお話で、
情報源は忘れたが、
こんな情報を目にしたことがあった。
他人に対する思いやりの深い人の脳波には、
他人の心電図の波形が影響を及ぼすというものであった。
それが事実で一般化できるものであるならば、
人と人との気持ちの交わりが身体的な同調現象をもたらす
のかなと思ったりする。

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関空の地下の電源が高潮浸水で停電して、電気回復せず・・・・津波浸水で地下の電源を失いメルトダウンを起こした福島原発事故の教訓を学んでいなかったのか

今日は、平成30年(2018年)9月9日 日曜日

関西国際空港が台風21号による高潮による浸水で
地下にあった電源が機能停止して、停電となり
その電源が電気を供給している区域の停電が
1週間経ってもつついている。

私は、地下に電源があったと聞いたとき、

「えっ!福島原発事故の教訓を全く学んでいないじゃないか!!!」

と思った。

福島原発事故は、地震の揺れで外部電源が喪失後、
津波の浸水で地下にあった非常用電源が壊れて、
全ての電源を失い、原子炉の冷却機能を失い3つの
原子炉がメルトダウンした。


あの福島原発事故から7年も経っているのに
地下に電源をそのままにしていたことに驚いた。

この関西国際空港はいずれ発生が予想される
南海トラフ巨大地震での津波が予想されている。

関西国際空港の予想される津波の高さを考慮して、
護岸を高くしていたというが、
今回の台風21号による高潮は想定外だったと説明している。

そのような想定外は、南海トラフ巨大地震の津波でも
ありえるかもしれず、そして、台風の高潮で
実際に想定外の潮位が発生したのだ。

そう思うと、
いざ、想定外の津波で浸水する場合に備えて
福島原発事故の教訓を学び、
関西国際空港は、地下の電源を高い箇所に移すべきでは
なかったかと思う。


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台風21号、関西では第2室戸台風以来の強力台風の通過を台風の中心付近が通過した西宮市の自宅で遭遇・・・今回の台風を「関空台風」と呼ばれたりするのだろうか

台風21号から変わった温帯低気圧が北極海海上で消滅・・・熱い熱帯から寒い北極海への低気圧の旅が終焉、その旅の途中で日本列島に暴風の猛威をもたらした

テーマ:地震・天災・自然災害 - ジャンル:ニュース


台風21号から変わった温帯低気圧が北極海海上で消滅・・・熱い熱帯から寒い北極海への低気圧の旅が終焉、その旅の途中で日本列島に暴風の猛威をもたらした

今日は、平成30年(2018年)9月9日 日曜日

関西を中心に日本列島に暴風の猛威をもたらした
台風21号は、9月5日9時に
北海道宗谷岬の北西のロシアの沿海州付近で
温帯低気圧になった。

天気図 18090506
天気図 9月5日 6時
(温帯低気圧になる3時間前)


天気図 18090509
天気図 9月5日 9時
(熱帯低気圧としての台風から温帯低気圧に変わった時)


温帯低気圧になるまで、台風21号の経路図
を見てみると、

台風進路 全経路 1821-00

8月28日に
北緯15度付近で台風に変わり、9月5日9時に北緯47度で
温帯低気圧に変わるが、その時でも中心気圧が974hPaで
暴風が吹く気圧である。

さて、その台風21号から変わった温帯低気圧はその後も北上して、
24時間後の9月6日午前9時には

天気図 18090609
天気図 9月6日 9時

北緯50度よりさらに北に行き、中心気圧が984hPaと
前日よりは気圧が高くなったが、それでも暴風をもたらす気圧である。

その24時間後の9月7日午前9時には

天気図 18090709
天気図 9月7日 9時

少々北上して、オホーツク海北西部の沿岸付近になり、
さらに温帯低気圧としての勢力も弱まり、中心気圧が992hPaまで
気圧が上昇する。

その24時間後の9月8日午前9時になると
日本周辺の天気図の範囲外に出て、

天気図 18090809 拡大
天気図 9月8日 9時
(赤字のが温帯低気圧で、赤い丸で囲った低気圧が台風21号から変わった温帯低気圧)

ほぼ北極圏あたりまで北上しつつさらに温帯低気圧としての勢力も弱まり、中心気圧が1004hPaまで
気圧が上昇する。

その24時間後の9月9日午前9時になると

天気図 18090909 拡大
天気図 9月9日 9時
(赤字のが温帯低気圧で、赤い丸で囲った低気圧が台風21号から変わった温帯低気圧)

さらに北上して、北極海まで北上。いっそう、温帯低気圧としての勢力も弱まり、
中心気圧が1012hPaまで気圧が上昇して、温帯低気圧としての寿命もわずか。


そして、その6時間後の9月9日15時には

天気図 18090915 拡大

天気図 9月9日15時
(6時間前に赤い丸で囲った部分に台風21号から変わった温帯低気圧があったところ)

台風21号から変わった温帯低気圧は、北極海海上にてついに消滅した。

熱い熱帯から寒い北極海までの低気圧の旅は終わった。


図は気象庁より


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台風21号、関西では第2室戸台風以来の強力台風の通過を台風の中心付近が通過した西宮市の自宅で遭遇・・・今回の台風を「関空台風」と呼ばれたりするのだろうか

テーマ:気象 - ジャンル:学問・文化・芸術


台風21号、関西では第2室戸台風以来の強力台風の通過を台風の中心付近が通過した西宮市の自宅で遭遇・・・今回の台風を「関空台風」と呼ばれたりするのだろうか

今日は、平成30年(2018年)9月5日 水曜日

昨日、私が住む兵庫県西宮市に
台風21号が接近した。

昨日は仕事は休みにして、まだ穏やかな
午前7時過ぎ、近くの駅ビルのロッテリアで
朝食を取りながら過ごした。

午前8時ごろは
外を見ると晴天の陽射しがあり。
あと数時間後にはこれは
嵐になるのだなあと思ったが、
午前9時半過ぎには、
どんよりした曇り空になってきた。

ところで、9月4日に、私の住むマンションで
貯水槽点検のため13時から15時半まで断水するというので、
台風でもするのだろうかと思い、管理会社に確認したら
「やる」というので、あらかじめ、トイレ用の水として
風呂に水を貯めたその後に、
「中止です」という連絡があった。
そら、そうだろう。貯水槽点検の時間帯に
暴風雨のピークで、点検中にうまくいかなくなって
断水が続いてしまうことになったりしなかったかと
思ったりした。

さて、昨日は11時半ごろから
自宅付近で風音が時折強くなりはじめた。

台風21号は
12時ごろに徳島県南部に上陸した
上陸時の中心気圧が950hPaで
中心の最大風速が45mで
44m以上の非常に強い台風が上陸したのは
平成5年(1993年)9月3日に、鹿児島県に上陸した
台風13号以来、25年ぶりである。
 *この台風13号の上陸時の最大風速が50mで
  中心気圧が930hPaと、中心気圧が930hPa以下の上陸は
  昭和36年(1961年)9月16日の第2室戸台風の925hPa以来。

 
12時半過ぎには
自宅4階の窓から
強風により雨が横殴りに波打っているように
見え出した。

13時半ごろには
さらに暴風雨が強くなり
雨が真横に動いているように錯覚する
ような状況になった。

13時48分ごろ
ゴォー、ゴォーと暴風の音が強くなり、
窓から見える前のマンションの共用部の通路の電灯が消え、
自宅のマンションの電圧が下がったのか、
やや明るさが一瞬落ちた。
また、自宅前の電柱が揺れていた。

特に14時ちょうどのころ
最も暴風が激しくなり
2分ほど停電した。

ちょうど、そのころ神戸市付近に
台風が上陸したと報道されているが、

14時の風向・風速を見ると
風 201809041400-00

神戸市中央区の海沿いにある
神戸地方気象台の風向(柿色で17と表示)が
南南西と、それよりも台風の中心が東側にあることが
うかがえる。

また、当時の台風の雨雲を

国土交通省のXRAINで見てみると、

XRAIN 2018年9月 4日14時00分 

神戸市東部から芦屋市から西宮市にかけての
阪神間に台風の目と思われる空白の部分があり、
台風は神戸市東部から芦屋市から西宮市にかけて
阪神間に上陸したのではないか。

私の西宮市の自宅付近で
その雨雲がない空白域が通過したころには
風がおさまり、雨もやんだ。
ただ、それは青空ではなく、うす曇の空だった。

すると、室内が、潮の香りがしてきた。
自宅は海岸線から約1km強はあるが、
海水の粒が暴風で飛ばされてきたのだろう。

今後、阪神間では樹木の塩害が予想される。

近畿地方各地では、昨日は猛烈な風が吹き

瞬間最大風速

58.1m 関空島  13時38分 南南西
57.4m 和歌山  13時19分 南南西
47.4m 大阪   14時03分 南南西
45.3m 神戸空港 13時55分 南南西
41.8m 神戸   13時41分  東

和歌山では、昭和36年(1961年)9月16日に
第二室戸台風で観測された56.7mを上回る観測史上最大となった。
ちなみに、大阪での第2室戸台風での瞬間最大風速は50.6m

さて、今回の台風は大阪湾で
これまでの最高潮位である
第2室戸台風の時に観測された
最高潮位を上回る高潮が観測された。

昨日の台風21号により
大阪港では第2室戸台風の時の293cmを超える
329cm、

大阪港 潮位 lvl_1_20180904

神戸港では、第2室戸台風の時の230cmを超える
233cmという過去最高潮位が速報値であるが観測された。

神戸 潮位 lvl_1_20180904

大阪湾では、台風最接近時の13時から14時にかけて
急激に潮位があがったことがデータからわかる。

台風の中心気圧が955hPaと気圧低下と
暴風による吹き寄せで潮位が急上昇したのだろう。

今回の台風21号により、高潮と暴風による被害が
関西各地で見られた。

高潮被害では、阪神間の海岸部で高潮の浸水被害があり、
コンテナが流されたり、船が座礁したり
また、西宮の甲子園浜では、多数の中古車が
高潮浸水によるバッテリーのショートで発火して
火災被害が発生した。
同様のことは、東日本大震災でもあった。


暴風では、トラックが各所で横転したり、
車が飛ばされたり、
ブロック塀が倒れたり、トタンが飛んだり、
また、マンションに住む77歳の女性が
飛んできたトタンが窓を割って、
部屋内に飛び込んできたため顔面を深く切って倒れているの
見つかり死亡が確認されたりしている。

そして、今回の台風の暴風と高潮で
重大な被害が発生したのは関西国際空港である。


関西国際空港は高潮で浸水し、
連絡橋は、高潮と高波と暴風で制御不能になった
タンカーが連絡橋と激突して
連絡橋の片側がかなりの損傷を受け
元通りに開通するには半年以上かかるとも言われ、
関西地方の国際航空機能は大幅に低下して、
様々影響が数ヶ月におよぶ可能性がある。

ふと、今回の関西国際空港にこのような
被害をもたらした台風を「関空台風」と
呼ぶようになるかもしれないと思った。


さて、台風が通過した後の私の自宅マンション付近も
落ち葉が散乱していたり、暴風で飛ばされた
トタンが道に落ちていた。

台風 トタン板 

さて、今朝、近所のコンビニに行くと、
おにぎりや弁当などの食料品の棚は
台風の影響で輸送できなかったのであろう。
何もない状態であった。

コンビに棚

今回、関西地方は昭和36年(1961年)の
第2室戸台風以来の強力な台風に遭遇したと
言ってもよいだろう。

気象関係の図は気象庁より


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第2室戸台風について
9月16日のできごと・・・1961年(昭和36年)9月16日、第2室戸台風、近畿を襲来・・・大阪市の3分の1を水没させた戦後最強クラスの超A級台風

今年、兵庫県に接近した台風に関する記事
東から西に移動するという異例の動きをした台風12号の中心は、私が住む西宮市海岸沿いを午前4時ごろに通過 

台風20号接近と雨量データの精度

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