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言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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2017年(平成29年)の3大ニュース・・・「北朝鮮核ミサイル危機と安倍政権」「衆議院選挙での野党再編での立憲民主党設立」「神奈川県座間市での9名殺害事件」、来年の今頃、日本に再びキノコ雲が発生した年だったと振り返ってしまうことになるのか、戦争はなかったねと思っているのか

今日は、2017年(平成29年)12月31日 日曜日

大晦日の今日は、
当ブログ年末恒例の今年の3大ニュース

1位 北朝鮮核ミサイル危機と安倍政権 

2位 衆議院選挙での野党再編での立憲民主党設立

3位 神奈川県座間市での9名殺害事件


と私は考えているが、この3つのニュースの説明をする前に
番外編で扱うあるニュースがひとつ。

それは、
大阪府立高校で、天然茶髪の女子高生に黒染め強要をして
訴訟になった事件である。
学校側は生来金髪に外国人にも黒髪染をさせる方針であるという
人種差別丸出しのことを言い出す始末。
頭髪の色の校則で、生来の茶髪などを証明するために
地毛証明を提出させることは
生まれもって天然パーマや黒色以外の髪色をしている
個人やその家族に対して、
地毛証明書という、生まれもって黒色髪や天然パーマではない
人物が負わない義務や負担を課すという不平等極まりなく
日本国憲法第14条第1項の

すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、
政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない

という条文に違反することであり、
地毛証明書提出は止めるべきである。
また、上場企業の入社式の新人社員のほとんどが茶髪社員であった
事例からも伺えるように髪を染めることに対して許容性が高まっていて、
校則で茶髪禁止をする合理性を全く感じないので、
そんなクソ校則を止めるべきである。


3位 神奈川県座間市での9名殺害事件

昨年には、同じ神奈川県で障害者施設で19名が殺害される事件が
あったが、今年8月から10月にかけて、
神奈川県座間市のアパートの一室で、
ツイッターで
自殺願望を仄めかした若い女性など9名が次々と殺害される
事件が発覚した。

この事件で、殺害の実行した者および
被害者達の背景に関する情報がよくわかっていない。

殺害を実行した当時27歳の男は
東京で風俗嬢のスカウトをしていたが
今年の2月に
職業安定法違反で検挙され有罪判決を受けた後、
今後に希望を見出せなかったようで本人も
自殺願望を仄めかすようなことを言っていたらしい。
今年8月にアパートの一室を借り始めた直後から
殺人事件を次々としていくことになっていったのであった。

実行犯の大量殺人事件を実行に至った
きっかけ、それに至るまでの動議につながるような
要因の蓄積過程の生い立ちまでを含めた背景など
よくわからない。

また、被害者たちの背景に関する情報も少ない
ツイッターで自殺願望をほのめかしたところ
実行犯の言葉巧みな誘いに
実行犯を信用してしまって、彼の自宅に
行ってしまい本人の意思に反して殺害されて
しまう事態となったが、
どうして、被害者達が自殺願望を抱くことと
なってしまったのか、どうして生きづらいと
感じるようになったのか。
今回被害者となった方々の年齢は
10代後半から20代であったが、
日本では20代などの若年層の
死因の1位は自殺であり、若者の自殺問題
という視点が欠かせないと思う。


2位 衆議院選挙での野党再編での立憲民主党設立

10月22日に第48回衆議院総選挙の投開票が実施され、
安倍首相の自民党が圧勝した。
今年の通常国会において
森友学園と加計学園の疑惑で安倍政権が追及され
支持率低迷し始めた。
通常国会閉会後、野党は森友学園などの疑惑の
開会を要求するが
与党自民党はそれに応じようとしなかった。
7月の東京都議会選挙で小池東京都知事が率いる
都民ファーストの会が圧勝して自民党は大敗した。

安倍政権は小池知事の政治勢力が全国的な力を
持たないうちに、
そして、臨時国会で森友問題などで
内閣の支持率がジリ貧で下落する前にということで
突如、解散総選挙の動き出した。
その中で、小池東京都知事が希望の党を結党して、
支持率が低迷していた野党第1党の民進党が分裂して、
枝野幸男氏が立ち上げた立憲民主党が
反安倍政権の受け皿として野党第1党となった。

枝野氏は「安倍政権が立憲主義を壊している」
「保守とリベラルは対立しない」
「上からの政治や経済ではなく、下からの草の根からの
民主主義や経済を」と訴えてきた。

立憲民主党の存在について、
インターネット放送のビデオニュースドットコム
「ポスト・トゥルース時代の保守とリベラルの役割」

丸激政治マトリックス 

政治支持層の座標で
縦軸の経済政策を「市場主義」と「再分配主義」
横軸の統治の在り方を「権威主義」と「参加主義」にして、
「再分配主義」と「参加主義」の座標の第3象限の空白を
立憲民主党が担っていると説明されていた。

今後その「再分配主義」と「参加主義」の民意の
受け皿として今後どのようになっていくのか
やがて政権政党になれるかどうかも含めて
注目である。


1位 北朝鮮核ミサイル危機と安倍政権 

今年は北朝鮮の核ミサイル危機が高まるなかで
安倍政権はアメリカのトランプ政権の
対北朝鮮強硬路線に歩調を合わせている。

その安倍政権は冤罪事件の誘発や
反政権勢力の弾圧手段に濫用されかねない
共謀罪を強行成立させた。

この共謀罪は企業のビジネスマンやPTAママにも
適用される恐れがある。
ビジネスにおいて
他社の特許権を侵害するかいなかの際どい製品を
訴訟を覚悟してあえてぎりぎりのものを作り出すことがあるが、
それに共謀罪が適用されたり、
学校のPTAで問題教師をつるし上げようとした
ママ達が抗議して謝罪させようとなった場合、
組織的強要罪の共謀に問われる可能性があると
ある弁護士が語っていた。ウィニー事件など警察・検察の恣意的解釈の
による冤罪事件を見るとさもありなん思ってしまう。

さて、この共謀罪が北朝鮮危機が高まり
アメリカと北朝鮮の戦争直前でかつ日本参戦やむえずの空気が高まった時、
北朝鮮による核攻撃を恐れた反戦運動や沖縄の反米軍基地運動に対して、なんやかんやと
共謀罪適用したりするんじゃないのと不安を抱いたりする。

さて、安倍政権はアメリカのトランプ政権の軍事オプションも支持すると
言っていることに対して、対北朝鮮戦争が勃発した場合、
日本国民が10万人から100万人単位で死亡する可能性もあるが、
それについてマスメディアで安倍政権に厳しく問う姿勢があまり
伝わってこない。

来年、北朝鮮が北太平洋での水爆実験を強行するのか?
グアム周辺へのミサイル発射実験をするのか?
トランプ大統領が対北朝鮮先制攻撃に踏み切るのか?

トランプ政権の元側近が
レッドラインが何かを明かさないと語り、
トランプ大統領自身が自分がどのように行動するか
予測不能にするのを是としている。

何をするかわからないゆえに、
北朝鮮の金正恩氏がアメリカのデットラインを
見誤りトランプ大統領の軍事行動を招いてしまうのか。
または、トランプ大統領の予測不能に疑心暗鬼にあり
先に北朝鮮から戦争をしかけることになるのか。

まさに、多数の日本国民の生命に関わる危機が来年も
続くこととなる。

一方、戦争が回避されたとなれば、
北朝鮮は「核兵器保有による戦争抑止が証明された」として、
北朝鮮は核兵器を保有し続けることになるだろう。

そうなれば、これからずっと
かつて日本人を拉致した北朝鮮を核保有国として
向かい合う必要に迫られ、
日本はアメリカの核の傘にさらに依存し続け、
アメリカ従属外交を加速させてしまうのか?
あるいは、日本核武装を目指すという世論が発露
されてくるのか?
あるいは何かの別の選択肢を見出そうとするのか
日本の外交安全保障や憲法9条の改憲に影響を
及ぼすことになってくるかもしれない。


このブログ内の関連記事

過去の今年の3大ニュース

2005年
今年の3大ニュースとアメリカ(新自由主義)

2006年(このときは、1つのニュースのみ)
今年の最注目ニュース~ドル離れが進む世界

2007年
2007年の3大ニュース「サブプラムローン問題」「参議院選挙」「消えた年金」 ~ 来年以降の情勢にも大きく影響を及ぼす問題である 

2008年
2008年の3大ニュース「世界金融危機とオバマ氏米国大統領へ」「秋葉原通り魔殺人事件」「毎日新聞Waiwai事件とマスコミ各社の赤字」・・・昭和20年に続き平成20年も激動の年に、金融危機は来年以降の世界史的な大事件になっていきそうだ

2009年
2009年(平成21年)の3大ニュース・・・・今年は国内ニュースばかり、やはり、1位は皆さんが思う通りのことがらです

2010年
2010年(平成22年)の3大ニュース・・・・菅内閣のていたらく、検察の権威失墜、メディア革命

2011年
2011年(平成23年)の3大ニュース・・・・大震災&原発事故、欧州債務危機、抗議する人々・・・来年にも続く大ニュースである

2012年
2012年(平成24年)の3大ニュース・・・増税と政権交代、日中対立とオバマ再選、原発問題・・番外編で「刑事司法の問題」、あとがきで、昨年のトップニュースの後遺症

2013年
2013年(平成25年)の3大ニュース・・・安倍自民党参議院選勝利、シリア危機とイラン制裁緩和、スノーデン事件

2014年
2014年(平成26年)の3大ニュース・・・「主権国家をめぐるできごと」「消費税と総選挙・安倍自民党大勝」「山が崩れ、山が噴いて、人命奪う」

2015年
2015年(平成27年)の3大ニュース・・・「対イスラム国戦争~テロと難民」「安倍内閣と立憲主義・表現の自由」「沖縄県と国の対立」

2016年
2016年(平成28年)の3大ニュース・・・「米国大統領選挙・トランプ氏当選、イギリスEU離脱へ」「熊本地震」「障害者施設で19名殺害される」・・・1位と3位のニュースの共通するもの

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テーマ:気になったニュース - ジャンル:ニュース


毎年一度、年末だけに通う西宮北口の「CAFE FLAT」にて、おいしいものを口にしながら読書をすること9年目・・現実社会でプータローになっても、わが脳内企業楽習社(がくしゅうしゃ)の業務としての知的研鑽に励めることに充実感を抱きながら過ごす人生である

今日は、2017年(平成29年)12月29日 金曜日

昨日、今年も年に一度の年末恒例の
西宮北口駅近くにある
「CAFE FLAT」に行った。

その日に前日に
「いつもお世話になります」と
席の予約の電話をいれた。

2009年以来、毎年年末に
CAFE FLATの窓側の南端の席に座り
おいしいものを口にしながら
読書をするのが慣わしになっている。
店主の女性も1年に1度しかこない
私の顔を名前を覚えてくれている。

昨日の14時過ぎに
「CAFE FLAT」に入り、
毎年座る窓側の南端の席に座ると
店主の女性が
「1年経つのは早いですね」と
笑顔でお水を出してきてくれ、

メニュー表を置いていった。
このメニュー表のカバーは
好きである。

CAFE FLAT メニューブック 

そして、お手洗いに行った。
このCAFE FLATの
お手洗いの鏡はおしゃれで
お気に入りである。

CAFE FLAT お手洗い 

今年もいつも通りに
ハニークリームティを頼んだ。
クリームの上にはちみちが乗せられていて、
甘くてとてもとてもおいしいのだ。

CAFE FLAT ハニークリームティ 

ハニークリームティを飲みながら
読書をする。

過去2010年から
「CAFE FLAT」来店時に
どのような本を読んでいたかを記す。

2010年 ヴェルナー・ゾンバルト 「恋愛と贅沢と資本主義」
2011年 松岡正剛氏 「知の編集工学」
2012年 示野信一氏 「複素数とは何か」
2013年 
 大栗博司氏 「超弦理論入門」
 宮台真司氏 「絶望の時代の希望の恋愛学」
2014年 橋元淳一郎氏 「時空と生命~物理学思考で読み解く主体と世界」
2015年
 ジョンジョー・マクファデン氏  「量子進化~脳と進化の謎を量子力学が解く!」
 園池公穀氏 「光合成とは何か」
2016年 E・H・カー(Edward Hallett Carr)
        「危機の二十年」(The Twenty Years' Crisis 1919-1939)

さて、今年、CAFE FLATで読み本にしたのは、
「福岡伸一、西田哲学を読む~生命をめぐる思索の旅」である。

生物学者の福岡伸一氏が西田幾多郎の哲学について
西田幾多郎の哲学を研究している哲学者
池田喜昭氏との対談本である。

福岡伸一氏の生物学の研究で提唱している
細胞が分解と合成という背反する反応が
同時に存在することで細胞が保たれるという
「動的平衡」という概念が
西田幾多郎の哲学概念のひとつである
「絶対矛盾的自己同一」と共通しているなど
福岡氏の生物学研究と西田哲学の共通性などを
対談している本である。

本を読みながら窓から見える景色や店内を
時折目にしたりした。

CAFE FLAT 窓から外 

CAFE FLAT 店内 

前の席に男女2名の方が入店して座った。
女性の方の話が耳に入り、
どうやら何かエステサロンのようなサービス業を
経営しているようで、従業員を増やすと
もっと売上げが上げれるような感じの
話が耳に入った。

私がその女性が店を出るときに
その女性に好印象をもつことがあった。

その女性が店内禁煙だと知らずにタバコを
吸ってしまっていたらしく、
店を出るときに

「ああ、しくじりまして、タバコを吸って
すみません」と店主の女性の方だけでなく、
私に向っても言ってきたので、

「いや、タバコをお吸いになっているとは
全くわからなかったので、気にしないで下さい」と
言った。タバコの煙もにおいも知覚することは
できなかったからだ。

さて、そのようなことがありつつも
読書を続け、
この店の手作りケーキを食べようと思った。
一昨年は、とうふシフォンケーキを
昨年は、ゆずのシフォンケーキを食べたが
今年はココア風味のシフォンケーキを
食べた。

CAFE FLAT ココアシフォン 

甘いクリームと一緒にしても、ココアの風味を
味わえ、おいしかった。

それにしても、このお店いろいろな種類の
シフォンケーキを作ったりするのだなあと思った

CAFE FLAT 店内奥から 


CAFE FLATに年に一度だけ来店して、
年末の日に過ごすことをやり始めて
今年で9年目。

さて、私の現在の社会的立場は
5年前と同じ、プータローである。
今年の7月に職場都合で退職となり、
求職活動中である。


2012年に14年間勤務の会社をやむなく退職して以来、
毎年、違う職場を転々としていて、
再び、プータローになっても、
あまり不安を感じていない。

まあ、結婚もあきらめ一人暮らしできる
給料が出る仕事ができればいいと思っている。

先のことはわからず、
どのような職業をすることになるのか、
社会的立場はどうなるかはわからないが
日々、年々、その都度の一度限りの出来事に
遭遇している人生であるが、
それとは関係なく、
私自身としては、どのような状況になっても
文字が織り成す意味の世界を堪能する振る舞いは変わらない。

このブログタイトルの「言霊・楽習社(がくしゅうしゃ)」であるが、
そのことについて、当ブログタイトルの説明で、


楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、
生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、
架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。

と記述しているような人生観を抱いて過ごしているので、
経済的に楽ではないが、独り身の身軽さもあり、
プータローになろうが、楽習社としての
知的研鑽を育むことは、読書などで、
毎日続けることができるので、
それに充実感を感じている。

そのような思いもあり、

ああ、今年も年末に年に一度の
素敵なカフェである
「CAFE FLAT」で無事に
お茶をしながら読書を堪能できることに
とても満たされた思いと深い幸福感に浸り
しばらくは店を出たくないなあと
ゆったり読書をして3時間過ごして、
17時過ぎに店を出た。

レジで精算を済ますときに
店主の女性から

「また、来年もよろしくお願いします」

と、言われ、
来年の年末に「CAFE FLAT」で
読書ができるように、
何かの仕事に就いて、仕事以外の時間は
脳内架空企業の楽習社としての知的研鑽に励む
日々を過ごせるようにしていきたいと思った。

最後にCAFE FLAT
とてもオシャレな店で、一度も行ったことがなければ
お勧めのお店です。

CAFE FLATの電話番号
0798-65-8465


このブログ内の関連記事

年の瀬の夕刻、西宮北口のCAFE FLATにて リンク

2009年12月30日の記事は
年の瀬の夕刻、西宮北口のCAFE FLATにて・・・・サザンの名曲「夕陽に別れを告げて」を聞きながら

2010年12月30日の記事は
今年も、年の瀬の夕刻、西宮北口のCAFE FLATにて、「夕陽に別れを告げて」を聞きながら・・・今年の場合は、「恋愛と贅沢と資本主義」を読みつつ

2011年12月30日
今年も、また、年の瀬の夕刻、西宮北口のCAFE FLATにて、「夕陽に別れを告げて」を聞きながら・・・「年末の夕陽」という「単語の目録」に、「夕刻のCAFE FLATの光景」という「イメージの辞書」が連動する

2012年12月28日の記事
今年もまたまたまたまた、年の瀬の夕刻、西宮北口のCAFE FLATにて、読書をしつつ、サザンの名曲「夕陽に別れを告げて」を聞きながら、夕陽の光を眺める

2013年12月30日の記事
2013年の年の瀬も、夕刻、西宮北口のCAFE FLATにて、読書をしつつ、サザンの名曲「夕陽に別れを告げて」を聞きながら、夕陽の光を眺める・・・来年の年末はどのような気持ちでここで過ごすのだろう

2014年12月28日の記事
私の恒例行事となった年の瀬の夕刻、西宮北口のCAFE FLATにて、読書をしつつ、サザンの名曲「夕陽に別れを告げて」を聞きながら・・・曇り空でも光が届いているのだなあとふと思い

2015年12月30日の記事
私の年末の慣わしとなった年の瀬の夕刻、西宮北口のCAFE FLATにて、読書をしつつ、サザンの名曲「夕陽に別れを告げて」を聞きながら・・・その名曲を聴いている間だけ夕陽の光が曇りから晴れて見え


2016年12月30日の記事
年に一度年末に通う西宮北口の「CAFE FLAT」にて、おいしいものを口にしながら読書をすること8年目・・・毎年職業職場が変わっても文字が織り成す意味の世界を堪能する振る舞いは変わらない

サザンオールスターズの「夕陽に別れを告げて」についての説明・コメント
夕陽に別れを告げて ~ 私のサザンNO.2ソング

テーマ:日記 - ジャンル:学問・文化・芸術


熊が冬眠する理由はなぜ?、NHK冬休み子ども科学電話相談で、子どもが感じる不思議の力のお陰で大人もわかっていない当たり前の理由を知ることができる

今日は、2017年(平成29年)12月26日 火曜日

現在、NHK第一ラジオ放送で
冬休み期間中の午前中に
「冬休み子ども科学電話相談」が
放送されている。

冬休み子ども科学電話相談 

これは、夏休みに長年放送されている
「夏休み子ども科学電話相談」を
今回初めて冬休みにも放送することになったのだ!!

年末の12月25日から29日まで及び新年の
1月4日から8日まで放送され、
特に12月29日には「心と体」をテーマにする
この日は、オリエンタルラジオが出演する。

さて、いつも「子ども科学電話相談」を聴いて
感心するのは、子ども達が感じる不思議を感じる
感性の豊かさである。

大人が当たり前の前提で
知っていることがらについて、
「どうしてそうなのか?」と
子ども達が質問して、大人も新たに知る機会を
提供してくれるのである。

昨日の放送で、
小学生低学年の女の子が

「どうして、熊は冬眠するの?」

と質問してきて、旭川市旭山動物園元園長の
小菅正夫先生が回答していて、

答えは単純明快に

「冬はえさがないから」

ということだった。

日本のツキノワグマはヒグマは
植物を食料にすることが多いが、
冬になればそれが少なくなるので、
冬眠して、食料が無くなる冬をしのぐ
というのである。
一方、日本よりもはるかに寒い
北極に生息する北極グマは
冬でも獲物のアザラシが捕獲できるので
冬眠はしないという。

私も、熊が冬眠をする理由をはっきりと
知ることができたので、
子どもさんが質問してくれることに
感謝である。

NHKラジオ
冬休み子ども科学電話相談のページ



このブログ内の関連記事

2012年7月31日の記事
子供が不思議に思うことに答えて、次世代に知を伝える・・・・夏休み子ども科学電話相談を聞きながら

2012年8月31日の記事
夏休み子ども科学電話相談最終日・・・人類が培った知を引き継ぐ子どもたちがその次世代に伝えていきながら、新たな発見をしていくのだろう

2013年8月22日の記事
今年で30年になる「夏休み子ども科学電話相談」・・・ラジオゆえに、子供たちに言葉で絵を描くように説明される科学番組を耳にしたい

2016年7月24日の記事
たんごむしはどうして汗をかかないの?・・・子供の不思議さを感じる力の素晴らしさを夏休み子ども科学電話相談を聴いて思う

テーマ:思うこと - ジャンル:学問・文化・芸術


すす払い、その語源・・・電気ガスがない時代は釜戸で料理をして、ろうそくで灯りを保っていました

今日は、2017年(平成29年)12月20日 水曜日

12月中旬ごろを過ぎると、
新年を迎える準備として「すす払い」という大掃除が
行われ、普段ではあまり掃除のしない
天井などの部分を清掃したりする。

もともとすす払いは、神棚や仏壇を清めていて
宗教的な意味合いもあった。

さて、すす払いの「すす」の
漢字表記は「煤」で
木片などの有機物が不完全燃焼を
したことによる発生する炭素物質で
黒色である。

近代になって電気ガスが普及する以前は
囲炉裏や釜戸で木を燃やして料理をして、
室内の灯りはろうそくを燃やしていた。

そのため、天井や、天井近くにある神棚などに
すすが溜まっていたのだ。
そして、新年を迎えるのにあたり
天井などのすすを払う大掃除をして、
神棚や仏壇を清めていたのである。

その「すす払い」という表現は
電気ガスが普及して、家屋内に
すすが発生することがほぼ無くなっても
年末の大掃除の意味で
21世紀の現代も使用され続けているのである。


テーマ:語源 - ジャンル:学問・文化・芸術


文春、マスコミよいい加減にしろ!!・・・当事者間の問題に過ぎない不倫報道に公共性なく、当事者を不幸にするだけの悪質なプライバシー侵害であり、不倫疑惑当事者の説明責任を標準化させるマスコミの暴力性に危惧する・・・不倫疑惑報道の藤吉久美子さんが号泣会見

今日は、2017年(平成29年)12月15日 金曜日

文春、マスコミよいい加減にしろ!!

と思ったのが、女優の藤吉久美子さんの不倫疑惑報道である。

芸能人の不倫報道に公共性・公益性・社会的必要性があるのか!!
それは全く無い。単なる、当事者を不幸にするだけの
悪質なプライバシー侵害だと思う。

今回の藤吉久美子さんは号泣しながら謝罪して、
不倫を否定する会見をして、
また、夫の太川陽介さんも会見で謝罪していた。

これは夫婦の当事者間の問題に過ぎないが、
この太川陽介さんも
藤吉久美子さんも会見をする説明責任も
世間に謝罪する必要性もないのに、
それを当然視して標準化させてしまう
マスコミとそれを容認する世間の暴力性に
恐ろしさを感じる。

もし、現在44歳の男である私が
太川陽介さんの立場であったら、
会見をする必要性もないので、マスコミ取材に応じないか、
もし、会見をするなら、
配偶者の浮気を条件付きで容認している私は

「別に妻が浮気しようがしまいが、私を最優先にしてくれれば
問題ないので、それがどうかしましたか?
表現の自由、報道の自由をもっと違った分野に注いでは。
不倫報道なんて、公共性・公益性・社会的必要性ないですよね」

と、会見で言うだろう。

ただ、現在の私はそんな立場ではない、未婚の貧乏独身男だからだ。
とほほほ・・・(笑)



このブログ内の関連記事

有名人のプライベートな不倫をマスコミと世間がバッシングするが、配偶者の浮気容認の夫婦もあり、夫婦のあり方は多様である。現在の未婚男の私は、もし結婚しても、妻の浮気は条件付きで容認する考えである

不倫疑惑のベッキーは世間に対して謝罪なんてする必要はない!


政治家・芸能人などの不倫報道をマスコミが大きく報道する意義はあるのだろうか?・・ベッキー騒動以降増える不倫報道、ちなみにフランスの大統領の愛人報道についてフランス人の反応は大人の反応を示している

斉藤由貴さんの浮気相手の女性パンツかぶり写真を故意に流出させた者には絶対に法的制裁すべし・・マスコミの不倫報道で家庭を崩壊させ、他者の不幸をメシのタネにするのは社会的有害としか思えない





テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済


「海の見える理髪店」(荻原浩 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・老男が店主の海の見える理髪店に結婚式を控えた青年が初めて通ったその理由とは! 「青年のつむじ」と「床屋のブランコ」・・・最後はしみじみと深く余韻が残る直木賞受賞作品ですね

今日は、2017年(平成29年)12月10日 日曜日

昨日の午前8時05分から
NHKラジオで
「耳で聞く短編小説 ラジオ文芸館」を聴いた。

昨日の小説は、ラジオ文芸館のページから引用すると、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「海の見える理髪店」2017年12月9日
作:荻原 浩

 海辺の小さな理髪店へ初めて足を運んだ「僕」と、
この町に移って15年になるという理髪店の「店主」。
 「僕」に向かって、「店主」は、戦後老舗の理髪店を受け継ぎ、
波乱に満ちた店の浮き沈みを経験、刑務所を経験するなどした自身の来し方を、
静かにとめどなく語りだす。
そして、物語のラストで明らかにされる事実が、静かに人々の胸を打つ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と簡単なあらすじの説明があるが、
最後の方で、「そういうことだったのか!!!」
と気づくところがある。

この物語で、床屋に客として通う青年の頭の「つむじ」
そして、海辺の床屋の庭にある「錆びたブランコ」が
最後に明かされる事実を知る手がかりとなる。

どんな物語か詳細を以下に書いていく。

一部記憶が曖昧な部分があり、少し内容が間違っているかもしれまん。
お許し下さい。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

ある青年が海の見える理髪店に予約を入れて訪れた。
この青年はグラフィックデザイナーを職業にしていて、
ある理由から
いつもいく美容院ではなく、理髪店に行こうと考え、
彼はいろいろ調べて、そこに予約を入れていたのだ。

当日、海辺の小さなまちに行き、
山すそにある小さな停留所から
降りたところの海辺に理髪店があった。

その理髪店の家の花もない庭には
支柱も鎖も赤く錆付いたブランコが置かれていた。

店には、
高齢の背筋が伸びている老男の理容師がいて、
青年にいろいろ話しかけてきて、
この場所で理髪店を始めて15年になるという。

青年は、髪型を老男の理髪師に任せようと言ったが、
理髪師は「そう言われると、床屋冥利につきるが、
お任せいただけるなんてとんでもない
お客さんと相談しながら切っていく」と

いざ、髪を切り始めると、その老男の理髪師は
青年の頭の妙な位置にあるつむじのところで
手を止めたりするのであった。
その老男の理髪師の店主は、青年の髪をまさぐって
小さなため息をつくのであった。

青年が座る理髪席の前に大きな鏡があり、
その鏡には海が広がって映っていた。
秋の午後の水色の空と
深い藍色の海、2つの青が鏡を半分に分けていた。

青年は、その店主の髪の切り具合の心地良さに
これほど床屋は気持ちいいものかと感心した。

この海辺の理髪店の店主を
かつて世間に広めたのは、この店主の腕に惚れた
大物俳優や政財界の名士が店に通い詰めていたという
逸話であった。

前年、その大物俳優が亡くなった時に、
再び、その理髪店のエピソードが話題になり、
店主が東京から離れて海辺の小さな町で理髪店を
続けていることが雑誌の記事になった。

その店主が青年の髪を切っている間、
会話もサービスなのかと思うほど
饒舌に語りかけてきて、
店主の身の上、人生史を語ってきた。

店主は東京の長屋の生まれだという。
祖父の代から床屋をしていて、
店主は3代目である。

戦時中の国民学校の児童のころから
家に帰ると、床屋の手伝いをさせれたという。

店主は青年にこんな話をしても退屈ではないかと
尋ねるが、その青年は続けてもいいと言い、
店主は、青年への理髪作業をしながら、話を続ける。

父親から話術も床屋の腕のひとつだ。父親から理髪師はどんな客とも話ができることが
重要だと教えられ、実際、店主の父親はどんな客にも会話を弾ませていた。
その実家の床屋は昭和20年の大空襲で焼けてしまった。
店主が中学2年のときに終戦をむかえ、その翌月には授業が再開して、
はじめにしたのが、軍国主義教育の教科書の黒塗り作業。
それにばからしさを感じて、すっかり学校に魅力を無くした彼は勉学をさぼり
学校には行かずに、闇市で使いパシリのことをしていた。

その時、店主は
絵を描くことは好きだったので、絵描きになりたいと
独学で絵の勉強をして、デッサンの練習もして、何度か入選もした。
東京の武蔵野にある美術学校が再開すると聞き、
そこの入学しようと希望した。
終戦の2年後に、彼の父がバラック小屋で床屋を再開しても
父の仕事を手伝う気になれなかった。
ただ、美術学校は旧制中学卒が条件だったので、それを卒業して
いなかった彼は受験できなかった。

すると、店主は話を途中で区切り、青年に
「デザインの学校には専門の学校があるのか」と質問してきた。
青年は、美大を出て、デザイン事務所に就職したこと、
イラストレーターとして、顧客が付くようになってきたことを店主に伝える。
すると店主は珍しく、理髪作業の動きを止めた。
店主は自分の手に目を落としていた。
まるで、なぜそこに絵筆ではなくハサミがあるのだといぶかしげる如く。
店主は、青年の視線に気づくと顔をくしゃりとゆがめて笑った。

店主は「いやあ~、素晴らしい」と同じ台詞を繰り返す。

店主は、また自分の人生史の続きを話し出す。
闇市の仕事を辞めて、しばらく看板屋の仕事をしながら美術展の応募を
していたが、まったく見向きもされる実家に戻った。
親父に頭を下げて、床屋の床掃除から始めた。
店主が18歳のとき、子供の頭から理髪をさせてもらえるようになった。
なんとか椅子を任されるようになったのは、家業を手伝い始めて4年目の時。
それからやっと実家の隣に自分の店を設けるようになったが、
父が心臓病で逝去した。父が亡くなり客が減ってしまった。
それから自分に猛特訓を課して、客が減った分、その特訓の時間ができた。
客が戻ってきたのは昭和30年代になってから。
自分の修練が実ったというより
俳優石原裕次郎の人気ととも、裕次郎の兄の慎太郎刈りがにブームとなったからだ。
前髪を長くしたスポーツ刈りのような髪型である。
店主の慎太郎狩りが最もうまいと評判になり、客が増えたのだ。

店主が結婚したのは、店にテレビを置いた年であった。
妻となったのは、
秋田から上京してきた遠い親戚で店の雑用をしてもらっていた
女性であった。彼女は静かで働き者であった。
その女性を母親が気に入って、知らないうちに縁談の話が進み、
いつの間にか所帯を持つことになってしまった。

昭和40年代になると、床屋業はゆっくりと斜陽化していく。
31歳の時に、理容コンクールでちょっとした賞をいただいたが、
自分のような古い床屋は世間の流れに無頓着になってしまっていて、
その賞も売上げには無関係であり、業績が悪化していった。
仕事がうまく行かないと、私生活もダメになり、
酒好きの店主は酔うと自分を見失い妻に暴力をふるうようになった。
無口な彼女は何も口答えしないせず、店主が暴れて割ったものを
黙々と片付けていたが、
「無口で大人しい女ほど恐ろしいものはない」、ある日店主が
商店街の親睦旅行から帰ると、妻は家におらず、
黙って出て行き、離婚となった。

正式に妻と離婚したころ、腰までのロングヘアの若者の男がやってきて、
「髪を切って、七三にわけてくれ、同棲の女性が妊娠して、
音楽では食っていけないから、きちんとしたところに就職しようと思って」と
その若者が言った。そのとき、店主は店を変えよう改革しようと思った。
その若者が帰った後、店主自身の髪型を慎太郎刈りを止めて、髪型を変え、
「老舗」というボロ店にしがみついたらダメだ。
借金をして店を改装、待合室にテレビや漫画を置くのを止めて、
ホテルのロビーのような内装にした。
従業員として技術のある男を高給で名のある店から引き抜き雇った。
マッサージを一から学び、2人で、まだ珍しかったエステの講習にも通い、
思い切ってシャンプー、リンスを上等のいいものにして、理髪代も
高めに設定した。今までの顧客には敷居が高いと敬遠されたが、
違う客層から大いにもてはやされた。彼の店はヒットした。

そしてやがて、店主の店に
有名な俳優もやってきて、御贔屓してもらえるようになった。
その俳優はヤクザ映画に出るので、それらしい髪型にしてくれと
注文してきた。その俳優は善人も二枚目ばかり演じるのに疲れていたの
かもしれない。その俳優の頭の両側の地肌が見えるぐらい短髪にして、
トップを長めに残してみた。
得意技だった慎太郎刈りの角刈り版のような髪型であった。
長めに残した毛は、ドライヤーと大量の整髪剤で立たせ、
その時に施したのが、その俳優のトレードマークになった髪型である。
その髪型をその俳優にとても気に入ってもらえた。
その後、その俳優から、撮影所に呼ばれ、メイクアップの人間では
どうしても毛が立たないと、撮影所で髪を整えたことがあった。
その俳優の出入りする店という評判が立っただけでも
ありがたいのに、彼がマスコミに店主の店の名を出してもらい、
それで一層店主の店は注目され、夢のようにうまく行き始めた。

そうなると、まわりから、「長髪の達人」とか「経営手腕」が
あるなどチヤホヤされるようになった。
こん時こそ、頭を垂れるべきであったが、すっかり自分のことを
勘違いしてしまい、下げなくなった頭の中で、
「理容コンクールで1番になった俺が、経営者としても優れている俺が、
他人の髭を剃ったり、頭を洗ったり、耳掃除までしたりする。
こんな仕事をいつまで続けるのだろう。

店主が48歳の時、銀座に2号店を構えた。事業欲と言えば、
聞こえが良いが、欲しかったのは「箔」だった。
2号店が軌道に乗れば、現場仕事はせずに経営に専念しようと
考えた。

2号店出店の翌年、再婚して、2番目の妻を迎えた。
銀座の仕事終わりに通う小料理屋で働く女性をくどいて結婚した
のであった。
彼女はよくできた女房であった。

子どもにも恵まれた。50歳を過ぎて初めての子供だった。
子供はとてもかわいくて。
人生に山と谷があるのなら、まさにこの時が、
自分の人生の頂だった。
銀座への出店は結局失敗となった。
銀座の2号店の経営がうまくいかなくなると酒に逃げて
しまった。店は2号店も1号店も人手に渡った。
銀座の店をあきらめれば経営は続けられたが、
人を殺めてしまった。

そう店主が語った時、
店主にのどの髭剃りをしてもらっていた青年は
店主の剃るカミソリが急に冷たく感じた。

店主は続けて人生史を語り続ける。
26年前のこと、1号店の本店を任せていた男が、突然、
「店を辞めて独立する。」と言い出した。
自分は行く行くはのれん分けを考えていたので、
裏切られた気分で、腹が立った。
その彼は「従業員も連れて行く。顧客名簿も分けろ」と
要求を突きつけられ、怒りが爆発して、
たまたま近くにあった店のヘアアイロンで男を殴ってしまった。
そして男を死なせた。最初はその男の意識があり救急車を呼んだが
帰らぬ人となった。
傷害致死だったので、人を死なせたのに、刑期は申し訳ないほどに
短かった。
2番目の妻とは服役中に離婚した。
妻は離婚することを拒絶したが、
「人殺しの妻」「人殺しの子」となどと言われたら不憫なので、
強引に説き伏せて妻との離婚となった。
それっきり、別れた妻子とは連絡していない。

その店主の人生史を聴きながら、
客の青年は理髪作業の最終過程の顔のマッサージを
店主から受けていた。
店主の5本の指が青年の顔の骨格を確かめるかのように
青年の顔をはっていく。

また、店主の人生史の話は続く。
店主が刑務所から出所した後、
保護司が老人ホームでの出張散髪の仕事を見つけてくれた。
そこで「やっぱり私には床屋しかない」と思った。

東京の家を売り、今の海辺の物件を買い、床屋に改装した。
海が好きだったから。今の場所にした。
また、東京から離れて自分を知る人間が誰もいない
ところであればどこでも良かった。

今の床屋の鏡にこだわったには理由がある。
お客様に海を眺めていただけるというのは口実で、
その鏡は私自身のためにある。
床屋は大きな鏡の前に立つ仕事である。
お客様に常に姿を見られる商売である。
それがつらかった。私の顔など誰も覚えてはいない。
そう思いつつ、いつか誰かに「お前は人殺しだろ」と
指をさされるのが恐ろしかった。夢に、私が殺めた男の
顔が出てくる。

客の青年は店主の出所後の話を聴きながら、
やけに長かった顔のマッサージが終わり、
椅子の背が元に戻される。
青年は瞼を開けると、鏡に映る海が輝いていた。
水平線に沈もうとしている太陽が映りこんでいる。

そして、店主の人生史は続く。
この海辺の床屋を開店して3年目の時、
かつて贔屓していただいていた有名俳優の客が
来店したのだ。
彼は「近くで映画のロケがあったから」と言ったが、
本当は彼が何年も前から映画なんて出ていないことは
知っていた。その俳優の最後の髪を整えたのは
私(店主)であった。
その俳優が亡くなる半月前に、彼が入院する病院に呼ばれ、
持てるだけの道具を持って病院に行った。
その俳優の彼は店主に
「ありがとうございます。今の自分があるのは
あなたのお陰です。」言った。

そういわれた店主は、
「いつ死んでもいい。こんな私でもそんなふうに
言われるだけで、生きてきた甲斐があった。」
すると、店主の客の青年に

「鏡、まぶしいですよね。西日がこの鏡の難点でして、
この時期の日没近くには、なるべく予約を入れないように
していたのですが、原田様(青年)のお若い声の予約が
嬉しくて、つい」

続けて、店主は、客の青年にこう語りかける。

 それにしても、珍しい場所につむじがおありですね。
つむじというのは、お一人おひとり違います。
いいえ、変わるものではありません。
こういう仕事をしているので、違いはすぐにわかります。
最後までよくしゃべるジジイだとお思いでしょう。
いつもじゃありませんよ。こんなことまでお話したのは、
お客様が始めてです。
あなたにだけは話しておこうと思って、
私もそう先が長くないですから。

そして、店主は青年に向って、青年の頭の後ろにある
傷について、こう語った。

 頭の後ろの縫い傷はお小さいころのものでしょう。

青年は、そう語る鏡の中に映る店主を見返した。
逆光を浴びた顔は黒い影になって、表情ははっきりと
わからなかった。

店主は続けて、その青年の縫い傷について語る。

 その傷はね。ブランコから落ちた時のものですよ。
河川敷の公園のブランコです。あそこは地面に石がごろごろ
していましたからね。
息子をそんな危ない場所で遊ばせたくない一心で、
女房は親バカだと笑いましたけれど、
私、ブランコを買って、家の庭に置いたんです。
ここに(海辺の床屋)に古いブランコがありましたでしょ。
あれは、私が東京の家から持ってきたものなのです。

店主は、続けて、青年にこうたずねる。

 お母様はご健在ですか?

青年は「ええ」と答える。

店主が黙り込み。ドライヤーの音が響く。
青年は、店主にこう語りかける。

 来週、結婚式があるのです。

そして、まだ明かしていなかったここに来た理由を
手短に説明した。

僕の結婚式だ。そこでいつもの美容室ではなく、
きちんと床屋に行っておきたかった。それだけを
語った。

口(くち)の重い母親からではなく、
自分で集めた噂話を頼りに、苦労してこの店を
探し当てたことは黙っていた。

店主は逆光になった黒い影の顔で青年に

 おめでとうございます。

と言った。青年は

 ありがとうございます

と応える。理髪作業が全て終わり、
上掛けの留め具が解かれる。
自分で脱ごうと思ったが、
熟練の店主の動きは早く
子供の服を脱がすかのように
あっさり上掛けを脱がされてしまった。

レジの脇には、その床屋のメンバーズカードが積まれていたが、
青年は手に取らなかったし、店主も勧めてこなかった。
店主が受け取ろうとしない代金を青年はどうにか支払って、
青年は古いアルバムを閉じるかのようにドアに手をかける。
すると、青年の背中に店主の声が飛んできた。

「あのう。お顔を見せていただけませんか。
もう一度だけ。いえ、前髪の整え具合が気になりますもので」

(終)

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

と、この客の青年と床屋の老男の店主は実は父子の関係であったのだ。
直接的には、父子関係であるという表現はないが、
そうだと理解できる表現でラストが展開していく。

店主が出所後に、贔屓にしてくれていた
有名俳優から「あなたのお陰で」と言われて、
人を殺めてしまった自分であっても、そう言われて
嬉しかったというところで、ある意味、物語が終結しそうな場面であったが、
それを聴いているときの時刻が午前8時40分ごろで、
番組終了まであと5分あり、
NHKの番組ページの解説で
「物語のラストで明らかにされる事実」とあったので、
さらに何かあるのだなと思って聴き続けると、
店主が客の青年に

「それにしても、珍しい場所につむじがおありですね。」

という場面で、あっ、この店主と青年は父子の関係だったのだと
そこで私は気づいた。

店主が別れた妻を「お母さんはご健在ですか」と質問して、
気にするところはなんともしみじみしたものを感じる。

そして、床屋のメンバーズカードを勧めなかったりするのが
父子の一度きりの最後の出会いを感じさせるのである。


それでも、父である店主は、最後に息子の姿を
しっかりと見納めにしようとして、
ドアに手をかける息子に
前髪の整え具合が気になるので、もう一度
顔を見させてください
という場面で終わるのは深く
しみじみとした余韻を残して
心に残るような物語の終わらせ方をしているなと
感じたのであった。


作者の荻原浩氏は、昭和31年(1956年)生まれで、
大学卒業後、広告代理店に入社し、その後、
コピーライターとして独立、39歳の時に小説を書き始め
平成26年(2016年)、今回のラジオ文芸館で
朗読された「海の見える理髪店」で
第155回直木三十五賞を受賞した。


ニコニコ動画 【ラジオ文芸館】荻原浩 「海の見える理髪店」 で、
聴くことができます。





このブログ内の関連記事

○ラジオ文芸館に関すること

原田マハ 作の「無用の人」を、耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で私の人生と重ね合わせながら聴いて・・・無用の人扱いされた他界した父が娘に贈った最後の誕生日プレゼントとは

ロバのサイン会・・・消費され消え行くものに過ぎないものが育む絆・・・耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館を聴いて・・・

「トオリヌケ キンシ」(加納朋子 作 )を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・・何気ない日常のふるまいが誰かを大きく助けていることがあれば嬉しいですね

「本番、スタート」(ドリアン助川 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・・日の目を見ず、下っ端であろうが、その人の人生の主人公はその人本人なのである


「蒼い岸辺にて」(朱川湊人(しゅかわ・みなと) 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・自殺を図った主人公が三途の川で見た自分の未来とは・・・死で逃げるのではなく、生きて逃げてひきこる、生き続ければ、小さな楽しみや喜びを見出せるから

「かがやく」(帚木蓬生 作 )を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・・人間は自分が得意として輝いている時のことに関心を持ってもらえることに喜びを感じるのだ



「遠い野ばらの村」(安房直子 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・小さな村の雑貨店店主のおばあさんは実在しない息子家族の空想話を楽しそうにいつもしていると、なんと本当に孫娘が表れた!!おばあさんは孫娘の正体を知っても孫に会える嬉しさは変わらなかった


「デートまでの道のり」(瀬尾まいこ 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・早くに母親を亡くした保育園児の男の子とその父親と担任の保母さん先生の3人のデートを成すことはできるのか


「水曜日の南階段はきれい」(朝井リョウ 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・英語が得意な高校3年生の女生徒が毎週水曜日に学校の南階段を掃除するその理由は・・・英語が得意な女子高生に特訓を受けるミュージシャン志望の男子受験生の物語

「沖縄戦下の幼女 みえちゃんからの伝言」(比嘉淳子 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・夫婦不和で育つ子供の心にできた哀しみの魂の大穴は、戦争で怯えて亡くなった子供の哀しみと変わらない・・・己ばかりを優先せず、まわりと調和することの大切さ

「あなたに会いたい」(浅田次郎 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・出世のために若かりし時に捨てた恋人の幻影か・・カーナビからの「あなたに会いたい」の声で誘われた場所は・・・

「サヤンテラス」(乙川優三郎 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・私の愛するテラスでの亡き夫の声は幽霊か面影か

「仮面パパ」(森浩美 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・偽りの「育メンパパ」に仕組まれたワナは

「車窓家族」(高田郁 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・車窓から見える老夫婦の何気ないほっこりした日常が見知らぬ人どうしの言葉を交わすきっかけをつくり

「曲芸と野球」(小川洋子 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・曲芸師の女性と野球少年という異色の組み合わせの男女の淡くも末永い絆

「はるか」(北村薫 作)を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・天真爛漫の無邪気な女子高生の明るさが潤いと彩りのある豊かな日常にもたらす

「超たぬき理論」(東野圭吾 作 )を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・・えっ!UFOの正体はたぬきが化けた文福茶釜だってえええ??・・・こじつけと思い込みの想像力・・ちなみに、宇宙人って誰のこと

「イービーのかなわぬ望み」を耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館で聴いて・・・垂直移動のエレベーターで生きてきたイービーの結末から「空間」についてちょっと思う

耳で聞く短編小説ラジオ文芸館 鈴木光司 作「大山」・・・バブルに翻弄された元夫からの復縁の申し出の旅路にて、元妻からの粋な計らいとは

人生という名の自転車は、自力で漕ぎ続けるのだ・・・「耳で聞く短編小説NHKラジオ文芸館」で「自転車を漕ぐとき」、41歳無職の男の物語を同じく41歳で再び無職に戻る私が聴いて

2か月に1度行く、上新庄のミスタードーナッツで、ラジオ文芸館のアンコール放送「尾瀬に死す」を耳にして、前回も同じ場所でそれを聴いていたので、デジャブさを感じた

透明人間とはそういうことだったのか!・・・耳で聞く短編小説ラジオ文芸館、島田雅彦の作「透明人間の夢」を聞いて、ホームレス寸前の彷徨う若い男女の恋の結末は!

人生、思わぬ偶然のできごとでどう変わるかわからない・・・角田光代の「誕生日休暇」を耳で聞く短編小説「ラジオ文芸館」で耳にして


テーマ:読書メモ - ジャンル:学問・文化・芸術


福島県甲状腺がん調査、放射線量が高い地域ほど、10万人当たりの患者数が高くなる調査結果・・・事故による健康被害は無いという学術会議の報告もあるが、チェルノブイリ事故の事例より「無い」と結論を出すのは時期尚早ではないか

今日は、2017年(平成29年)12月 5日 火曜日

東京電力福島第一原子力発電所の事故による
放射能漏れによる健康影響を調査する
福島県の「県民健康調査」の甲状腺検査評価部会が
11月30日に行われ、平成26年から実施されている
2巡目の調査結果のデータ(平成29年6月30日現在)が
公開された。

この調査では、福島県内の
全ての子どもを対象に甲状腺がんの有無の調査を
行っているが、福島県内の地域別の
甲状腺がん発見率で、「おや?」と感じるデータがあった。

単純に言えば、事故による放射能物質が多く観測された
地域ほど、10万人あたりの患者数の数値が
高くなっているのである。

避難区域13市町村・・・49.2人
浜通り・・・19.6人
中通り・・・25.5人
会津地方・・15.5人

避難区域13市町村とは放射線量が高く避難指示が
出された地域である。
福島原発は福島県の東側の
海沿いの浜通りにあるが、
このデータでは「浜通り」は
避難区域13市町村が省かれている。

中通りは、浜通りのすぐ西側にある福島市や郡山市という
福島県で最も人口が多い地域である。

会津地方は、浜通りのさらに西側の新潟県よりの地域で、
福島原発から最も遠い地域である。

さて、甲状腺がんの原因物質となる
ヨウ素131の国立環境研究所による
事故翌日の平成23年3月12日から同月29日までの
18日間の放射性ヨウ素の推定沈着積算量のマップを
見てみると

国立環境研究所 放射性ヨウ素の沈着積算量 

図は 国立環境研究所 
東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の大気中での
挙動に関するシミュレーションの結果について(お知らせ) 
より

赤色の地域が放射性ヨウ素の推定沈着積算量が
高い地域であるが
まさに、原発に近い
避難区域13市町村を含む浜通りや
中通りも赤色の高い地域である。

一方、10万人あたりの患者数の数値が
最も低かった会津地方は青色の
放射性ヨウ素の推定沈着積算量が低い地域である。

今回の福島県に発表において、
先行検査と本格検査(検査2回目)両方の一次検査を受診した者において、
先行検査から本格検査(検査2回目)までの検査間隔による
期間あたり発見率の調整を行い、

「10万人対年」あたりの地域ごとの発見率の数値は

避難区域13市町村・・・21.4
浜通り・・・ 9.9
中通り・・・13.4
会津地方・・ 7.7

このデータでも避難区域13市町村が
突出して高くなっている。

福島県では、甲状腺がん患者の発生と原発事故の
因果関係についてはわからないとしている。

WHO(世界保健機関)、国連科学委員会などの国際機関などのデータから
日本学術会議の臨床医学委員会放射線防護・リスクマネジメント分科会が
将来、被曝影響によるがんの増加が予測されない、これが科学の結論である
としているが、チェルノブイリ原発事故では、4〜5年後にがんが急増し、
今回の福島県の調査で事故後3年後から始まった2回目の調査結果で、
放射線量が高い地域ほど、人口10万人当たりの
甲状腺がん患者数が高くなっているデータが出てきていることもあり、
事故と健康の問題についての関係についての結論を出すのは
早すぎるのではないかと思う。


福島県の調査結果は
福島県 県民健康調査 第8回甲状腺検査評価部会(平成29年11月30日)の資料について
より





テーマ:原発事故 - ジャンル:ニュース


ネコアレルギーを有する同一を多重人格者が別人格に時には、ネコアレルギーにならずネコと遊べる事例・・・心と身体の関係、心も自然法則のなかに組み込まれているのだろうか

今日は、2017年(平成29年)12月 1日 金曜日


心・感情と身体の疾病の関係性について
いろいろ言われたりするが、
感情と身体の関係について研究している
神経生物学者のキャンディス・パート博士によると、
ある多重人格者のことについてのコメントがあるようで、

その多重人格者がある人格が出ているときには、
ネコアレルギーを発症してそれに苦しみとても
ネコに近づくことはできないが、
同じ人物であっても、それとは別人格が出ているときは
ネコアレルギーは発症せず、何時間でも平気でネコと
遊べるのだというのだ。

多重人格は同一の身体にあるのだが、
物質としての身体は変わりないのに、
人格が異なると身体に出る反応が異なるというのだ。

心の状態が、原子の集合体である身体という物質に
影響を与えることをうかがわせるものである。

心や感情が
自然法則に従う原子の集合体である身体という物質の
状態に作用を及ぼすというのであれば、
心や感情が自然法則のなかに組み込まれる性質と
考えることができるのではないかと思う。