言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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核ミサイル開発を進める北朝鮮に石油禁輸・海上封鎖はできるのか・・・・かつて、アメリカから石油禁輸をされたそのアメリカに戦争をしかけた国があった

今日は、2017年(平成29年) 8月30日 水曜日

昨日、午前6時過ぎ、北朝鮮が東北・北海道方向へ
ミサイルを発射したとして、
全国瞬時警報システム(Jアラート)で速報が流れた。

まあ、その時、北朝鮮は日本ではなく、
アメリカへの威嚇として、ICBM(大陸間弾道ミサイル)
の発射実験をしたのかなと思い、
まあ、日本を狙って着弾することはないだろうと
思いながら、マスコミ各社がどのように報じるかに興味が
あったので、チャンネルをザッピングしてしていた。

結局は、昨日発射されたミサイルは
ICBMではなく火星12号という
中距離弾道ミサイルの発射であった。

河野外務大臣は北朝鮮が予告している
グアム方面ではなく、北日本方向にミサイルを発射した
ことについて、北朝鮮がアメリカの反応を恐れて
「ひるんだ」と言っていたが、
昨日の発射は、グアム方面へのミサイル発射の予行演習を
兼ねている可能性があり、あまり北朝鮮を刺激するような
余計なことは言わない方がいいのではと思った。

度重なる国連安保理での経済制裁も効果なく、
北朝鮮がミサイル発射を繰り返す状況であるが、
対応策として、戦争回避のためにも
とりあえず北朝鮮をインドとパキスタンと同じく
核保有国として認めるこという意見がある。

それはアメリカ政府がその選択肢を認めるか否かである。
インドはかつて核兵器保有国である中国に対抗すること
パキスタンと現在も継続している領土紛争に対抗するため
インドは核兵器を保有し、パキスタンはそのインドに対抗するため
核兵器を保有した。インドとパキスタンはアメリカと敵対している
わけではないが、北朝鮮はもろアメリカと敵対していて、
アメリカ本土を核攻撃できる能力を保有しようとしている。
もし、アメリカに敵対する北朝鮮の核保有をアメリカが認めると
トランプ政権が厳しい対応を示しているイランの核保有を認める
口実にも使われかねず、そう簡単にアメリカ政府が核保有国としての
北朝鮮を認めるわけにはいかない。

ただ、北朝鮮は1~2年以内に、
ニューヨークやワシントンのあるアメリカの東海岸への
核ミサイル攻撃能力を保有する可能性が高まっていて、
それはアメリカ政府としては食い止めたいところである。
そうすると、より北朝鮮を決定的に追い込むためには
中国からの北朝鮮への石油禁輸をしてもらい、
また、海上からの石油輸送阻止のために海上封鎖をするという
選択肢が出てくる。
まず、海上封鎖であるが、「海上封鎖をしてはならない」という
朝鮮戦争休戦協定違反となり、北朝鮮に対米開戦の正当性の口実を
与えることとなる。
そして、中国からの北朝鮮への石油禁輸で、北朝鮮の国家崩壊に
つながり、中国から見れば、アメリカとの同盟国である韓国との
緩衝国の機能がある北朝鮮のエリアがアメリカ側の勢力下になる
ことは避けたいところであり、また、大量の北朝鮮難民が中国に
押し寄せ、中国東北部の朝鮮自治区に定住して、それがやがて
朝鮮民族主体の国家への分離独立運動などにつながると、それは
中国の領土保全という核心的利益を損なう事態に将来発展する
恐れがあり、北朝鮮の国家崩壊につながりかねないような
石油禁輸は中国としてはそう簡単にやれそうでもないである。

アメリカと中国が妥協できる内容として考えられるのは、
アメリカが北朝鮮指導部暗殺の斬首作戦を実行して、
北朝鮮の新政府には、核兵器とミサイルを廃棄させ、
親中国政権を作る。北朝鮮には米軍を置かない。
南北朝鮮が統一されたら、韓国の米軍を撤退させるという
密約を交わすぐらいだろう。
ただ、実際そのような内容の密約ができるかどうかわからず
ずるずると現状のまま北朝鮮の現体制が続き、
結局はアメリカ東海岸の核攻撃保有能力を保有してしまい
アメリカは表立っては、北朝鮮の核保有は認めないといいつつも
北朝鮮の核保有を黙認して、お互いを威嚇して非難しあう
八百長のプロレスのような舌戦を何年も繰り返し続けるだけに
なるかもしれない。

さて、石油禁輸ということで世界史を振り返ると、
かつて、アメリカから石油禁輸を食らって、そのアメリカに
戦争をしかけた国があった。その国とは、大日本帝国である。
1941年8月にアメリカのルーズベルト大統領は
日本に対して全面石油禁輸に踏み切り、
日本の経済的な息の根を止めようと試みたが、
その4ヵ月後、追い込まれた日本は「日米開戦日本必敗」ということを
わかっていながら、奇襲攻撃で短期決戦に持ち込めば
勝てる可能性があるという淡い期待を抱き対米開戦に踏み切り、
第2次世界大戦をアジア太平洋に広げたのであった。

このように日米開戦に至る歴史をふりかえると、
北朝鮮に対する石油禁輸は、逆に追い込まれた
北朝鮮が開戦の意図を持つ
きっかけになったりするかもしれない。


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テーマ:北朝鮮問題 - ジャンル:政治・経済


英語は「する」言語であり、日本語は「なる」言語である・・・動作主を明確にする英語と自然の成り行きでそうなったと表現する日本語

今日は、2017年(平成29年)8月28日 月曜日

日英語比較において、しばしば、
英語は「する」言語であり、日本語は「なる」言語であると
言われたりする。

例えば、次の簡単な同様の意味を日英文を見てみよう。

英語 :Spring has come.(春が来た)
日本語:春になった。

「Spring has come.」の英文は
Springという名詞をひとつの<もの>として認識し、
Spring なるものがこちらの方にやって来た、
と受け取れる表現の仕方をする。
つまり、Spring が「行為者」として行為を行うこと、
また行ったこと(「する」「した」)を
表現しているのである。
この例文のように英語は「する」言語と
言われる所以である。

一方、日本語文では、「春になった」という
事実以外、例えば誰が春になったのか、何が春になったのかなど
英文の「Spring has come.」にある Spring のように「行為者」を
示すものが存在していない。
日本語では「春になった」という事象を
「こと」として捉え、「行為者」を示さず
全体の状況(「~になる」「~なった」)を注視する
傾向がある。それゆえに、日本語が「なる」言語と
言われる所以である。
言語学者、英語学者である安藤貞雄は
つまり、そのような日本語の特徴について
行為者を表に出さず、
あたかも「自然の成行きでそうなった」と表現する
言語であると評している。

また、英語は「人間中心」の言語であり、
日本語は「状況中心」の言語でもあると評される。
例えば、服のボタンが外れたことを英語と日本語では

英語 :I’ve lost a button.(私はボタンを失った)
日本語:ボタンがとれちゃった。

と、英語では誰が行為したかに主点があり、
日本語では、どういう状況だったかに主点がある。

さて、同様の事例でもうひとつの英語と日本語文を比べてみると、

英語 :When I went out, I saw the moon shining.
   (私が外出した時、私は月が輝いているのを見た)

日本語:外出すると、月が輝いていた。

英語の「I saw the moon shining.」では、
「I=私」と語り手がはっきりと存在して
第三者的に、つまり、超越的な神の視点で
客観的に、状況に埋没せずに、表現している。

一方、日本語の「月が輝いていた。」では、
語り手の主体は表現されずに状況の中に埋没してしまい、
状況だけが表現されている。

英語と日本語を比較したそれぞれの特性をまとめると

○英語
・視点が客観的。
・原因と結果を線的に並べる。
・動作主を明確に表現して、因果関係を論理的に表現する。

○日本語
・視点が主観的。
・印象を点的に並べる。
・全体の雰囲気を醸成する表現になる傾向がある。

これらのそれぞれの言語の特性から
英語は「する」言語であり、日本語は「なる」言語であると
評されるのであろう。

日本は明治以来の近代化の過程で欧米語を翻訳することが多くなり、
それまでの日本ではあまり見られなかった
「何が彼女をそうさせたのか」などの無生物主語の文も
欧米語の翻訳の影響で見られるようになり、
また、動作主をはっきりさせ、より客観的論理的な表現も
多く見られるようになったが、それについて
フランス文学者・修辞学者である野内良三氏は次のように
評していて、その引用文を最後に紹介する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
伝来の「自然な」日本語と「人為的な」日本語が並立しているのが
現在の日本語の現状である。
私の見立てでは、「XにはYがある」(ナル)の文型が日本語の基層にあり、
「XがYをする/所有する」(スル)がその上にかぶさっている。
日本人は「思想」は翻訳調の日本語で、「感情」は伝統的な日本語で
器用に対応している。
現在は翻訳調が勢力を増しつつあるけれども、本来の日本語(古典)の良さも
忘れるべきではない。翻訳調の日本語をさらに練磨することと、
忘れられつつある古典を見直すこと、それが現在の日本語に突きつけられた
課題であろう。

野内良三著「偶然」から読み解く日本文化~日本の論理・西洋の論理 P228より
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



○このブログ内の関連記事

「春めいたきたなあ」という表現から日本語と英語の基本構造の違いをみる


◎以下2つの記事は、野内良三著「偶然」から読み解く日本文化が関係している記事です。

はかなさの二重性を感じる一句を過去に自分が創作していた・・・ある書物の再読で見た私の書き込みから見出して

川面に浮かぶ都鳥を見て一句、「~や」という句切れを意識して作ってみた・・・・俳句を生み出す日本語の特徴が日本国民を芸術的な国民にしているという



テーマ:ことば - ジャンル:学問・文化・芸術


万引き事件を起こした女子マラソン元日本代表選手は摂食障害だった・・・・摂食障害患者による万引きには刑罰よりも治療を、厳罰で刑期を長くしても再犯防止につながらない

今日は、2017年(平成29年) 8月26日 日曜日

女子マラソン元日本代表選手だった女性が
万引きで窃盗罪で逮捕される事件があったが、
それについて、ジャーナリストの江川昭子さんが
万引きの背景に彼女自身が摂食障害を患っていたことが
関係があるのではないかということで、
拘留中のその女性に面談してインタビューをしていた。
江川昭子さんの記事から引用する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女子マラソン元日本代表の万引き事件からみる、女子アスリートと摂食障害の問題
(2017年8月22日 20時47分)


コンビニエンスストアで万引きした疑いで逮捕された、
女子マラソン元日本代表選手の
原裕美子さんが、現役時代から摂食障害を患っていたことが分かった。
万引きは、摂食障害にしばしば伴う問題行動として知られており、
専門医は「摂食障害患者の万引きの多くは、症状の1つ」と指摘している。

「体重が減ったら調子がよく……」

 私(江川)は22日、勾留先の警察署で、原さんと面会。
その際、原さんは京セラに在籍していた時に、
摂食障害を発症していたことを明かした。
 ストレスからの過食。体重制限もあり、
体を重くしないために嘔吐するようになったのがきっかけだった。

「吐くと体重が減って、調子がよく、いい成績が出た。それから、
(嘔吐を)やめるのが怖くて……やめられなくなった」(原さん)

(中略)

「摂食障害による万引きの典型」と専門医

店内には、ぱっと見ただけで10台の監視カメラが設置されている。
万引きした商品のうち、パンやおにぎりの棚はレジのすぐ前だ。
外の駐車場に向けてもカメラは数台設置されている。
 その映像が、逮捕の決め手になったのだが、原さん本人は、
格別カメラの存在を意識せず、店員の目も気にしていなかったようだ。

 「摂食障害による万引きの典型ですね」――そう指摘するのは、
日本摂食障害学会副理事長の鈴木眞理医師(政策大学院大学教授)だ。

「一般の窃盗犯は、盗んだ後に見つからないことに気を遣うが、
摂食障害ゆえに万引きをする人は、盗るということだけで頭がいっぱいで、
見つからずに逃げるところまで頭が回らない」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということだが、万引き事件を起こした
女子マラソン元日本代表の彼女は日本代表に選考された時から
摂食障害を患っていて、彼女の万引きの行動を
「摂食障害による万引きの典型」と専門医は指摘しているが、
どうして、摂食障害患者が万引きの罪を犯してしまうのか
江川昭子さんの別の記事を引用する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【塀の中の摂食障害】女子刑務所の患者増加~
彼女たちはなぜ万引きを繰り返すのか
(2017年8月16日 10時00分)


万引きをする時に所持金があった者が8割。買おうと思えば買えたのに、
万引きを繰り返す。動機としては
「どうせ食べて吐いてしまうのだから、
自分のお金を使うのはもったいない」
「お金がいくらあっても(過食のために)足りないし、
少しでも節約したいから」と、いかにも自己中心的な理由が並ぶ。

 けれど彼女たちの多くは、子どもの頃はどちらかと言えば「いい子」で、
道徳心も人並み以上に強い方だという。

 なぜ、摂食障害になると、当たり前の倫理観をうち捨てて、
万引きに走ってしまうのか。先の鈴木はこう語る。

「摂食障害の患者は、食べても吐いてしまうので、
脳が飢餓状態にあります。それに、食べ物やお金を貯め込んで
おかないと不安で仕方がない。摂食障害により、食べ物に執着する一方、
認知機能が落ち、善悪の判別力や抑制機能が低下するため、
目の前に食べ物があると衝動的に手が出てしまう。
摂食障害患者の万引きの多くは症状の1つ、と言えます」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということであるが、摂食障害患者による万引きの再犯も
多々ある。そのある女性は複数回服役して、
服役する度刑期は長くなるが、
それでも、出所後、何かのきっかけで、無意識のうちに
万引きをしてしまっていて、気が付いたときには警備員に
捕まってしまっていたということがあるようだ。

これを思うと、厳罰で刑期を長くしても効果が無いということであり、
税金の費用対効果が乏しいということである。
ある意味、薬物事件で繰り返し同じ人物が摘発されるのと同様である。
摂食障害患者による万引きの場合、
刑罰で厳罰に処するよりも、治療入院させるというように
治療を主眼にした対処の方が良いのではと思う。

当ブログの関連記事

覚せい剤使用者に対しては、刑罰よりも治療と保護という視点を

テーマ:気になったニュース - ジャンル:ニュース


自動車メーカー「ホンダ」の創発型経営戦略論をルーマンの社会システム論で説明している学者さんの説明内容を紹介します・・・ホンダは結果的に「小型・省エネ」のコンセプトの戦略を実現してしまった

経営戦略において、創発型戦略論がある。
その事例として、ホンダのアメリカ進出の事例があるが
それについて、東洋学園大学大学院現代経営研究科
井原久光教授が、社会学のニクラス・ルーマンの
社会システム論を用いて説明しているので
それを紹介する。

戦略論の大家であるヘンリー・ミンツバーグによると、

①意図した戦略と
②パターン(一貫した行動)として実現した戦略

に分類して、当初に意図しなかった戦略が実現したパターンを
「創発型(emergent)」戦略と呼んでいる。

その創発型戦略論の事例として、ホンダのアメリカ進出の事例が
有名である。

1958年、ホンダは
オートバイの海外進出先としてアメリカ市場に狙いを定め
外部環境(米国市場)と内部資源(自社能力)を検討し、
ハーレーのような大型バイクがアメリカ自動二輪車市場の大半を
占めていたので、
大型の「ドリーム号」(250cc)や「ベンリイ号」(125cc)を
主力製品として投入した。

ところが、アメリカ人は日本人に比べてバイクを高速かつ
長距離運転するため、オイル漏れやクラッチの摩耗などが想定よりも早く進み、
故障の原因となり、1960年4月には、150台ものホンダの大型バイクの
エンジンが焼きついて、在庫品も含めて、日本に返送せざるえなくなった。

ホンダはアメリカ市場攻略のヒントを思わぬところで気づくことになる。
ある休日のとき、ロサンゼルスに派遣されたホンダ社員は、
自社製の50ccのスパーカブで気晴らしで乗り回していたところ、
多くの人が自分たちの乗り回している小型バイクに
注目していることに気づき、
新しい(一般の人々がスポーツ感覚で小型バイクに乗るという)市場を
発見したのである。

そのため、主力商品を50ccで 4.5馬力の「スーパーカブ」に切り替え、
価格を競合のハーレーダビットソンの 4分の1に設定。
スポーツ用品店などの新規販路を開拓した。
さらに、「Life」など高級雑誌に
“You Meet the Nicest People on a Honda
(素晴らしき人々ホンダに乗る)”
というコピーの広告キャンペーンを展開した。

このスーパーカブのヒットにより、アメリカ市場でのホンダの信頼性が高まり、
大型バイクにおいてもアメリカ製のシェアを逆転するに至り、
アメリカ市場参入に成功した。

この事例は、あとから分析(意味づけ)すると、
新しいユーザー層にターゲットを絞って、大型バイクメーカーとの競合を
避けた差異化戦略であると言える。

革ジャンを着て長距離をツーリングするハーレーのような大型バイクに乗る
スタイルではなく、街中を軽やかに走る「スーパーカブ」はシャレたバイクの
乗り方にアメリカ人には見えて評価を得たのである。

当時のアメリカ市場において、燃費が良く、
壊れにくい小型バイクが売れるとは誰にも想像ができていなかった。

たまたまホンダ社員が気晴らしで自社製のスパーカブで走っていたときに
戦略の転換のヒントに気づいたとも思えるが、
当時、最初に狙っていた大型バイク市場が、自社製大型バイクの不具合で
何か埋め合わせで売らないといけない状況に追い込まれていて、
小型バイクのスパーカブに販売主力を切り替えるという戦略転換は
必然だったかもしれない。このこととが創発型戦略を生み出す
こととなった。

スパーカブがもたらした「省エネ・小型化」というコンセプトが
ホンダらしさというホンダのアインデンティティ(自己同一性)の
イメージを植えつけて、他社との差異を際立たせた。
ここから、「同一性」と「差異」という表現が関係して、
社会学のニクラス・ルーマンの社会システム論と
ホンダの創発型戦略との分析がなされるが、
ルーマンの社会システム論を簡単に説明するのは難しい。
それを箇条書きすると次のようになる。

・システムとそのシステムを囲む周りの環境との関係。
・環境にある複雑性を少なくした領域がシステムとなる。
・複雑性を少なくすることを「複雑性の縮減」という。
・社会システムにおいて「複雑性の縮減」を担うのは「意味」。
・社会システムで、意味づけで複雑性を縮減して、
 まわりの環境との差異を作り、システム内の同一性を自己生産する。

と箇条書きしてもなかなかわかりぬくい。
例えば、私がかつて少し興味があった格闘技の世界で説明してみよう。

格闘技と言っても、いろんな格闘技があって、複雑でよくわからない。
格闘技全体を複雑性にあふれたシステムを囲む「環境」として見てみる。
格闘技でも、殴打のみの攻撃ができるのがボクシングである。
「殴打のみ」で勝敗を決めるという意味づけにより複雑性を縮減して、
ボクシングという「システム」ができる。格闘技でも「殴打のみ」の
格闘技という「同一性」をボクシングシステムが取ることで、
格闘技全体の環境との「差異」ができあがる。
また、柔道は「投げ技」、「寝技」、「押え込み」で勝敗を決める
意味づけをして複雑性を縮減した格闘技システムである。

このように周りの環境から意味づけによって複雑性を縮減して
同一性の領域のシステムを自己生産するのであるが、
ライバルとの差異をつけるということで、また格闘技ネタで行くと
プロレスラーで総合格闘家の小川直也選手で説明してみよう。
彼は元柔道選手でオリンピックの銀メダリストであるが、
ライバルとの差をつけて勝つために編み出した技が
STO(Space Tornado Ogawa)という、
柔道の大外刈をベースにしたプロレスのラリアットと
相撲の浴びせ倒しの要素を組み込んだ強力な技である。

格闘技界という様々なライバル選手がいる複雑な環境において、
元柔道家の小川直也選手は、柔道技をベースにした
STOという技を繰り出して、他の格闘ライバル選手と差異を
作り出し、小川直也を際立たせるために複雑性を縮減して、
元柔道家で強い格闘技の選手としての小川直也という
システムの同一性を強化する自己生産をしていると言えそうである。

まあ、こんなそんなでルーマンの社会システム論を
格闘技の世界を用いて粗っぽく説明してきたが、
さて、本題のホンダの創発型戦略を
ルーマンの社会システム論で分析する
東洋学園大学大学院現代経営研究科井原久光教授による
説明に戻る。

ホンダはアメリカ市場進出にあたりもともとは
大型二輪車市場を狙ったが、自社製品の不具合と
たまたま自社の小型低燃費バイクにニーズがあることに
気づき、「省エネ・小型化」というコンセプトが
ホンダらしさというホンダのアインデンティティ(自己同一性)の
イメージを植えつけることができた。

ホンダは二輪車に続いて乗用車でもアメリカ市場に参入するが、
小型車に特化していたホンダは省エネ・低燃費をアピールする。
1970年代のオイルショックで石油価格が高騰していて、
大型で燃費の悪い米国車は「ガスガズラー(gas guzzler)」と呼ばれ、
知的ではないというマイナスのイメージが広がり始めた。
そのような中で「小型・省エネ・低燃費」のホンダの乗用車は
人気が上がり、また、ホンダはCVCCという独自の
排気ガス対策エンジンで、最も厳しいとされる
カリフォルニア州の排気ガス規制を初めてクリアできて、
日本車の中でも最も知的な車というイメージが定着した。

乗用車市場に進出したばかりのホンダは大型車が
トヨタや日産に比べて少ないという弱みがあり、
小型車に特化せざるえなかったが、
それもホンダが二輪車でのアメリカ市場進出時において、
大型(「ドリーム」/「ベンリイ号」)の不具合で
小型(「スーパーカブ」)しか選択肢がなかっ
た場合と同じである。
二輪車における「スーパーカブ」の半ば偶発的な成功事例
(過去の体験的な事例)が、各時点で、再解釈され再編
集されて、「小型・省エネ・低燃費」等の
新しい意味づけを得て、ホンダの1970年代
のアメリカ乗用車市場での成功につながるが、
もはや偶発的ではなく創発型戦略とみなされる。

創発型戦略は、外部(競合他社や顧客)から見た
その企業の一貫性(アイデンティティ)という意味が大きく、
外部から見たその企業と一貫性には少なくとも
差異性と同質性がある。

それをルーマンの社会システム論的に言えば、
システムは、周りの複雑性の高い環境との
周界の複雑性を縮減しながら環境へ
の適応を図っていくが、システムが意味的境界によって
環境との差異を作って複雑性を縮減して、
システム内の一貫性や同質性を保つには、
不断に意味を自己の内に生み出さないといけない。
その際、周界(環境)との意味的境界を維持するためには、
常に「今」の瞬間に「自己とは何か」を
問い直さなければならない。

意味的境界を維持することは、
自己の差異性(他者と違う自分)と
同一性(過去と同じ自分)を統一しながら、
自己と社会を再構成することである。
そのためには、新しい出来事を付け加えながら、
統一的なストーリーを時間軸の中で再組織化
していかなければならない。

このルーマンのシステム論を踏まえて、
創発型戦略で改めて説明すれば、
外部から見たその企業と一貫性には少なくとも
差異性と同質性があるが、
差異性とは、他の企業とは区別されるその
企業らしさであり、
同質性とは過去の企業と現在の企業が
同じであるという一貫性である。

これを「ホンダらしさ」で言えば。
トヨタや日産とは違いが差異性アイデンティティーであり、
今のホンダには、昔の「ホンダらしさ」と同じものを感じる
というのが同質性アイデンティティーである。

アメリカでの二輪車市場参入の時、
スパーカブがもたらした「省エネ・小型化」というコンセプトが
ホンダらしさというホンダのアインデンティティ(自己同一性)の
イメージを植えつけて、他社との差異を際立たせた。
それが、アメリカの乗用車市場進出でも
二輪車市場参入の時の同様のパターンとしての創発型戦略が
大型車ラインナップが弱い中、小型車省エネがオイルショックが
追い風となり成功する戦略となってしまった。

これはホンダの創発型戦略は国内市場でも
パターンとしての創発型戦略の戦略的なを実現している。
例えば、1990年代のホンダのオデッセイは
同種の競合他社と比べて、「省エネ・低床」のコンセプトで
開発製造販売をして成功している。

ホンダは二輪車乗用車市場という複雑性のある市場環境において、
結果的に獲得してしまった「省エネ・小型化」というコンセプトの
意味づけにより、複雑性の縮減がなされ、
競合他社との差異性と一貫性や同質性を保つ
ホンダの創発型戦略のシステムが不断に再生産されつづけてきたと
見える。

以上が、ホンダの創発型戦略について、
東洋学園大学大学院現代経営研究科
井原久光教授が、社会学のニクラス・ルーマンの
社会システム論を用いて説明の内容である。
(格闘技でのルーマンの社会システム論の説明は
私が思いついたものです)


○このブログ内の関連記事

ホンダ・・経営危機の時に夢を語った本田宗一郎・・・昭和29年、世界最高峰のオートバイレース出場を宣言、そして・・

10月11日のできごと・・・1972年10月11日、ホンダが米国マスキー法(厳しい排ガス規制)を世界で初めてクリアするCVCCエンジンの完成を発表・・・名創業者と若手技術者の対立と克服の物語


ホンダの創発型戦略をニクラス・ルーマンの社会システム論を用いて説明している
井原久光教授の著書

テーマ:経営・販売促進など - ジャンル:学問・文化・芸術


人魚のモデルになったジュゴンが沖縄県・辺野古の米軍基地埋め立て工事を止めることになるのか?・・・・新基地中止の是非、米審理へ ジュゴン訴訟、連邦高裁が差し戻す 

今日は、2017年(平成29年) 8月24日 木曜日

人魚のモデルになったとされたジュゴンの存在が、
沖縄県の辺野古米軍基地建設停止をもたらす可能性があるのだ。

それは、アメリカでの訴訟で、次のようなニュースがあった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新基地中止の是非、米審理へ ジュゴン訴訟、連邦高裁が差し戻す 原告主張一部認める
(琉球新報 2017年8月23日 6時30分)



名護市辺野古での新基地建設が国指定の天然記念物ジュゴンに影響を与えるとして、
日米の保護団体が米国防総省に工事の中止を求めた米ジュゴン訴訟で、
米サンフランシスコ第9巡回控訴裁判所(連邦高裁)は21日(現地時間)、
米裁判所には工事中止を命じる権限がないとして訴えを棄却した一審の判断を破棄し、
同連邦地裁へ差し戻した。

(中略)

今回の判決を受け、国防総省には工事がジュゴンに与える影響について県や地元住民、
環境保護団体などの利害関係者と協議し、ジュゴンの実効性ある保存法を明示する必要性が
出てくる。現時点で国防総省は判決への見解は示していない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということであるが、
ジュゴンは、生息数が減少したため国際保護動物に指定され、
また、沖縄周辺の南西諸島のジュゴンに関しては、日本哺乳類学会が
絶滅危惧種に指定している。

日米の自然保護団体などが2003年に
沖縄県の辺野古埋め立てによる米軍基地建設は、
ジュゴンへの生態への影響評価や保護が不十分で
米文化財保護法(NHPA)に違反するとして、
新基地建設の差し止めを求める訴訟で米国で提訴した。

2015年にサンフランシスコの地裁が
外交政治上の問題を理由に原告の請求を却下したが、原告が控訴して、
サンフランシスコ第9巡回控訴裁判所(連邦高裁)が
このたび、原告の請求を認めて、地裁での裁判をやり直しを命じたのである。

原告側の狙いは、
原告側の主張をアメリカの司法手続きで認めさせることで
辺野古米軍基地の新設工事を止めることである。

辺野古基地の建設は日本政府が行うが、米軍基地に入る必要がある。
日米地位協定により、アメリカには
「排他的管轄権」があり、米軍基地に入るには、アメリカの許可が必要となるが、
もし、辺野古埋め立てによる基地建設が米文化財保護法(NHPA)に違反すると
なれば、日本政府が埋め立て工事のために米軍基地に入る許可を得ることが
できなくなる。そのように原告側は考えて、ジュゴン保護を用いて
アメリカの司法手続きにより、辺野古埋め立てによる米軍基地建設を阻止
しようとしている。


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ミス、トラブル、事故の背後に潜むヒューマンエラー・ヒューマンファクターズとは・・あるトラブル事例から説明します

今日は、2017年(平成29年) 8月22日 火曜日

数年前まで、ミスや事故などの
ヒューマンエラー・ヒューマンファクターズ関係の
リサーチに10年くらい関わっていたこたこともあり、
当ブログで、それに関わる知見など、時折アップしたいと思う。

ミスや事故などは故意ではなく、
過誤(エラー)によって発生することが多くあるが、
ヒューマンエラーの定義について、
日本ヒューマンファクター研究所において以下のように
なされている。

ヒューマンエラーとは、達成しようとした目標から意図せずに、
逸脱することとなった、期待に反した人間の行動である。


ということであるが、日常生活において、
トラブルなく期待する目的を達成しようとして
一生懸命しても、思わぬミスやトラブルにより
エラーが発生してしまうことがある。

エラーは、行為者の意図に反して誘発されてしまうのであるが、
そのエラーを誘発する要因を分析する学問としてあるのが
「ヒューマンファクター学」である。

そのヒューマンファクターの定義について、
日本ヒューマンファクター研究所において以下のように
なされている。

ヒューマンファクターとは、機械やシステムを安全にしかも
効率的に機能させるために必要とされる人間の能力やその限界、
基本的特性などに関する知見や手法の総称である。


ということであるが、人間が長い進化の過程で育んできた
基本的特性のひとつに、
常にエネルギーを温存して仕事を楽にやろうとする特性がある。
 
人類がサバンナで生活をしていたころ天敵の肉食猛獣の襲撃から
避難するため瞬発力を発揮できるようにエネルギーを常に温存
できる特性を育んできたと見られる。
その特性が機械化、省力化、自動化の技術発展につながってきた。


例えば、鉄板を人力よりもはるかに効率的に省力化して、
溶断できるような電気溶断機が開発されてきたが、
その「電気溶断機」をめぐってこんなトラブル事例があった。

あるプラント施設の作業現場で、作業責任者が作業員に
屋上にある鉄板取り外し作業をある作業員に指示したが、
その時の作業条件として、
タガネという人力の要る工具を使って外すように指示した。
作業員はいつもは作業を楽にできる「電気溶断機」を使わず
指示通り人力がいるタガネを使って鉄板の取り外しを
していたが、ひどくさび付いて、タガネではなかなか取り外しが
困難な状況となり、見渡すと鉄板の周りはコンクリートで
可燃物がないと思い、作業を効率的に進めたいと思い
「電気溶断機」を使い始めた。鉄板の取り外しは順調に
進んだが、その作業に伴って発生する溶けたノロが
鉄板の内側に落下し、そこにあった発砲スチロールから
煙が出るというトラブルが発生した。

作業責任者は、鉄板内部に可燃物である
発砲スチロールの存在をわかっていたので、
タガネを使っての作業を指示したのだが、
その指示の理由については作業員にはしていなかった。

そうなれば、タガネでの作業が困難になれば、
いつもは効率的に楽に作業できる電気溶断機を使おうとなる。
そう、「常にエネルギーを温存して仕事を楽にやろうとする」
というヒューマンファクターの特性が作用してい、
鉄板内部の発砲スチロールからの発煙というトラブルを
誘発させてしまったのであった。

ミスやトラブルの発生の背景に潜む
ヒューマンファクターを理解することの大切さが
わかる事例である。



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「Vibrations(バイブレーションズ)」というインストゥルメンタルの曲名を知らなくても、往年のプロ野球フアンなら聞き覚えのある曲だ!ホームランシーンが目に浮かぶ

今日は、2017年(平成29年) 8月19日 土曜日

本日は、あるインストゥルメンタルの名曲について
紹介したい。
それは、「JAMES LAST」の「Vibrations」という曲である。

どのような曲かまず以下のリンクの動画をご覧いただきたい。
往年のプロ野球フアンならなじみのある曲である。
動画のタイトルを見て、「あっ、あの曲か」とわかる人も
いると思うが。

今日のホームラン ~’85
https://www.youtube.com/watch?v=8hp99HOcCKc

(ちなみに動画の最後にあのバックスクリーン3連発がある)


そう、かつて地上波のフジテレビ系列で
深夜に放送されていた「プロ野球ニュース」の
「今日のホームラン」のコーナーでBGMとして、
「JAMES LAST」の「Vibrations」が使用されていた。


JAMES LAST(ジェームス・ラスト)は、
1929年、ドイツで生まれる。
本名Hans Last(ハンス・ラースト)。
彼は、幼い頃からピアノやコントラバスを習い
第2次世界大戦中、ドイツ国防軍の軍楽学校で音楽を学ぶ。

1960年代、バンドを組織し、 ジェームス・ラスト楽団の名義で
次々とアルバムを発表して、欧米で高い人気を誇る
オーケストラ・リーダーとなっていった。

1980年に発表されたアルバム「The Seduction(セダクション)」に
収録された「Vibrations(バイブレーションズ)」が、
「プロ野球ニュース」の「今日のホームラン」のBGMとして
使われたのだ。

私が、中学高校生のころ、時々見ていた
「プロ野球ニュース」の「今日のホームラン」で、
この曲はいいなあと思いつつ、誰のどのような曲名か
当時は知らなかったが、10年位前に知ることができた。

それにしても、この
「JAMES LAST」の「Vibrations」は
「今日のホームラン」にぴったり合う躍動感を感じさせる曲で、
「JAMES LAST」の「Vibrations」を耳にすれば、
ホームランシーンが目に浮かんでしまう。

JAMES LAST本人は、2015年享年86歳で永眠した。

最後に、JAMES LASTの楽団の実際のライブでの
「Vibrations」の動画をご覧下され。

JAMES LAST Vibrations (Live'87) 今日のホームラン
https://www.youtube.com/watch?v=9MnOmSjLRAE



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明石家さんまの愛娘のIMALU(いまる)の名前の由来と日航ジャンボ機墜落事故・・・・明石家さんまは坂本九と同じ命日になっていたかもしれなかった

今日は、2017年(平成29年) 8月12日 土曜日

お笑い芸人で現在でも第一線で大活躍する
明石家さんまは今から32年前の今日が歌手の坂本九と同じく
命日になっていたかもしれなかった。

今から32年前の今日の
昭和60年(1985年)8月12日(月曜日)
明石家さんまは東京のフジテレビで「オレたちひょうきん族」の収録を終えた後、
大阪のMBSラジオの月曜レギュラーの
「MBSヤングタウン」に出演するため
羽田空港発伊丹空港行きのいつもの月曜日と同じくJAL123便に
搭乗する予定にしていた。
しかし、その日、「オレたちひょうきん族」の収録が早く終わったため
JAL123便より1つ早い全日空機に乗り換えた。
そう、その日のJAL123便は羽田空港を18時12分に離陸後
伊豆大島上空で操縦不能に陥り、
18時56分に群馬県上野村の御巣鷹山に墜落、
歌手の坂本九をはじめ520名の人命が失われた。

危うく難を逃れた明石家さんまであったが、
当日の「MBSヤングタウン」はJAL123便墜落関連の
報道特番になったが、
「いつも使ってる便やから…」と彼はショックの様子だったという。

もし、あの8月12日、「オレたちひょうきん族」の収録が早く終わらなくて
いつも通りの時間帯に終わり、そして、いつもの月曜日と同じく
JAL123便に明石家さんまが搭乗していて絶命していたら、
その翌年の昭和61年(1986年)にドラマ男女7人夏物語で
やがて結婚することとなる大竹しのぶとの共演もなく、
その大竹しのぶとの間に生まれた
愛娘のIMALU(いまる)は存在していなかった。

さんまが「いまる」という命名について
「いきてるだけで丸儲け」という彼の座右の銘が
由来となっているが、その座右の銘は、
彼が、日航ジャンボ機墜落事故から逃れたことも
その一因となっているという。

明石家さんまが日航ジャンボ機墜落事故から逃れ
命拾いしたことで、21世紀の現在も
私は彼が出演するテレビ番組を見て
爆笑するひと時を過ごしているのである。


当ブログの関連記事

2006年8月12日にアップ、当ブログで拍手数最多の記事です。
日航ジャンボ機墜落事故から21年~乗客が残した言葉に力を感じる

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西宮市臨港線にて歩道を歩いていると、バスの車窓から若い女性が手を振ってきて

今日は、2017年(平成29年) 8月10日 木曜日

昨日の17時過ぎ、
西宮市の臨港線のヤマダ電機前の歩道を歩いていると、
車道のバスの窓から白いブラウスを着た若い女性が
私の方に向って、手を振ってきた。

私は知らない誰かが手を振ってきたので、
少し驚いたが、手を振り返した。
まわりを見渡すと、そのとき、その歩道には、
私しか歩いていなかったので、その女性は私に
向って手を振ってきたのだろう。

そのバスは、山梨県のバス会社のバスで、
フロント部の上に「山梨学院」と表示されていて、
近くの甲子園球場で開催されている夏の高校野球の
応援に来ていた山梨学院の女子高生のひとりが
私に手を振ってきたのだろう。

あとで調べると、山梨学院は敗退していた。
どうしてその女子高生の方が窓から手を振ってきたのか
わからないが、
1回戦で敗退して、もう甲子園に来て応援することが
なくなり、何か惜別の情のようなものがあり、
道行く人に手を振っていたのかもしれない。

その女子高生の方と私も
お互い見知らぬものどうしで、
おそらく今後、回り逢うこともなかろう方と
手を振り交わしたふとした出来事について
ブログに書き残したくなった。

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台風5号(2017年)の上陸時の様子を気象画面データから見ている・・・雨雲レーダー・風向風速データから台風の中心位置がわかる

今日は、2017年(平成29年) 8月 8日 火曜日

昨日の15時30分ごろ、台風5号が和歌山県北部に
上陸した。
和歌山県北部の御坊市に住む実家の母とLINEで
御坊は雨風が強かったようで、裏の川も増水したと
報告があった。

国土交通省のXRAINレーダー雨量画面で、
2017年8月7日15時22分の台風上陸直前を
見ると、台風中心の目がわかり、
和歌山県の湯浅町付近に上陸したと考えられる。
(台風中心部だけ雲がなく、白く映っている)
台風が上陸したころ湯浅町では、1時間80ミリという
猛烈な豪雨が振った。

XRAIN 2017年8月7日15時22分 

台風が上陸した直後の8月7日16時の近畿の風速・風向の
データを見ると、和歌山県北部を中心に台風が左回りの
渦巻状になっていることがうかがえる。
(台風中心部と思われるところに赤い●を加筆)

風速 201708071600-00

データは気象庁より。

私が住む兵庫県西宮市では、台風が和歌山県に上陸したころ
台風の暴風域にも入り、雨風がやや強くなった。
昨日1日の西宮市役所の雨量が49.5ミリであった。

さて、大雨が滋賀県が強かったようで、
滋賀県米原市では24時間雨量が300ミリを超え、
米原市の隣の長浜市の姉川では氾濫したという
(姉川と言えば、戦国時代に織田・徳川連合軍と浅井・朝倉連合の
 姉川の戦いがあったところ)

氾濫して、住宅に浸水被害が出るほどの大雨となったようだが、
それほどの大雨が降れば、近畿の水がめと言われる琵琶湖には
大量の水が蓄えられることとなる。


当ブログの関連記事
台風の語源について
台風~シチリア島のエトナ火山の下で火を噴く「typhon(テュポン)」

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阪急百貨店うめだ本店、婦人服の売上げアップに、売り場のカテゴリー分類の再編集あり

今日は、2017年(平成29年) 8月 3日 日曜日


百貨店での衣料品の販売が低迷するなか
阪急百貨店うめだ本店では、2016年3月に
3階と4階を婦人服売り場を改装してから
半年くらい経って、売上げ増加につながりだしたそうだ。
それについて、本店長が次のようにコメントしてる。

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「阪急うめだ本店」なぜ婦人服が絶好調なのか
(Yahooニュース 東洋経済オンライン 2017年8月3日 6時00分)


 佐藤本店長は「服の好みに年齢は関係ない」と言い切る。
これまで婦人服売り場は、顧客の年齢と商品の価格帯で分類していた。
しかし改装によって、主に商品の嗜好性を軸に売り場を再編成した。
それにより「20代から60代まで年齢を問わずお客様が
来店するようになった」(佐藤本店長)。

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これを読んだ時、カテゴリーの再編集が
売上げ増加のひとつの要因になったのだなと思った。

これまでは、「価格」と「年齢」のカテゴリーで売り場を
編集していたが、年齢や価格を問わず
「商品の嗜好性」のカテゴリーで再編集しなおしたのだろう。

カテゴリー分類は編集機能のひとつであるが、
商品をどのカテゴリーに分類するかで売上げに差が出た
商品があった。

それは当ブログ記事
甘栗むいちゃいました~言い換えれば・・・・
でも書いたように、カネボウフーズの「甘栗むいちゃいました」である。

カネボウフーズの「甘栗むいちゃいました」が発売される前に
同様の商品を岡山県のあるメーカーが「むき栗」として販売していたが
カネボウフーズの「甘栗むいちゃいました」の方が
「むき栗」の売上げを追い越すのだが、その理由として企業規模以外にも
あったとされる。
「むき栗」は「お惣菜」というカテゴリーで販売されたわけだが、
「甘栗むいちゃいました」は「若い女性向けのお菓子」のカテゴリーで
販売したのであった。そのカテゴリー分類の差も売上げに差が出た
ひとつの要因であったとされている。

これらの事例のように、商品の売り方をどのようなカテゴリーで分類して
編集するかによって売上げに影響が出てくるのである。



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