日銀総裁よ、お金をもっとじゃぶじゃぶしても、生産力過剰の日本では制御不能のインフレにならんよ
今日は、2012年(平成24年) 4月23日 月曜日
おい!日銀総裁 何、言ってんねん!
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「膨大な通貨供給、インフレになる」 日銀・白川総裁 (朝日新聞 2012年4月22日21時37分)
日本銀行の白川方明(まさあき)総裁は21日、米ワシントンで講演し、 「中央銀行の膨大な通貨供給の帰結は、歴史の教えにしたがえば制御不 能なインフレになる」と述べた。
(中略)
先進国最悪の日本の財政についても「人々が財政不安から支出を抑制し、 (物価が下がる)デフレの一因になっている」と、消費増税法案の 国会審議が進まない状況に懸念を示した。
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はあ?
今のデフレの原因は、生産力過剰に対して、需要が少ないからだよ。 そんな時に、お金ジャブジャブしても、制御不能のインフレにならんよ。
もし、価格が上がり始めると、 稼げると思う企業が、停止していた設備を稼働させて モノを供給し始めるので、供給量が増えて、その結果、物価上昇抑制に なる。
もし、制御不能のインフレになるには もう一回、アメリカと総力戦をやって、日本が焼け野原になって 生産設備が破壊され尽くすようなことがないとならんよ。
デフレの原因は、財政不安よりも 所得減少不安、雇用不安で人々が消費を抑制して、 そのため、企業が国内の設備投資を抑えているから 需要が増えず、価格が下がる一方になるからと思うが。
まあ、日銀の金融緩和のみにデフレ対策を求めることは酷なことで、 国内の民間の消費と投資が弱い時は、 政府が、どんどん財政出動でバラマキすればいいんだよ。 バラマキをしても、生産過剰状態の日本はインフレにならない。
コンクリートにも人にもバラマキをして、 災害対策の公共事業や、インフラのメンテナンスや更新、 教育関係で、少人数学級で教員を増やしたり、 子供手当を継続化して、家計にゆとりを持たして、消費に回す余裕を もたらしたりして、どんどんバラマキすべきだ。
バブルの後、公共事業で効果がなかったというが、 1997年の大不況の前に96年には2%成長していた。
それでも景気回復感が不十分だったのは、 それほど、バブル崩壊によるバランスシート不況が大きかったからだろう。
景気対策などのお金が企業に回って来ても、 バブル崩壊による借金返済にお金を回していたのだろう。
まあ、景気対策の財政出動の量が小さかったとも言える。
政府が財政出動して、借金が増えるというが、 景気が回復すれば、名目GDPも増えて、税収は増える。
それでも、借金が嫌なら、政府自体が借金にならない 政府紙幣を発行すればよい。
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