日本のメタンハイドレート開発の遅れに原発利権は関係しているのか?・・・日本国民に恩恵のある国内資源開発を邪魔する者は国賊だ!!
今日は、2012年(平成24年) 2月 9日 木曜日
当ブログの昨日の記事 為替介入のため借金をして40兆円の含み損を出すくらいなら、国内の公共事業で、震災復興、インフラの修繕、日本の領海の資源開発などにお金をばら撒く方が良いで、
以下のようなことを書いた。
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いずれ日本は経常赤字になることを心配している人もいるが、 昨年の貿易赤字の大きな要因は、原発事故による火力発電稼働率上昇による 石油や天然ガスの輸入が増えてことにあるが、 そうであるならば、政府がどんどんお金を使って、 東シナ海のガス田の開発、日本近海のメタンハイドレートからの天然ガス 産出技術の開発、藻からの石油精製開発など 日本の領海にある資源活用の技術開発などにお金をつぎ込めばいい。 もし、脱原発をする場合、 天然ガスの高効率のコンバインドサイクル発電方式が原発の代替発電として 考えられるので、日本領海の資源開発に公共事業として たくさんお金をつぎ込めば良い。
そのように、公共事業でたくさん日本国内でお金をつぎ込むことがらが たくさんある。財政出動で日本社会に必要な公共事業をどんどんすることで 内需を拡大させることで、経常収支の黒字を小さくして、 円高阻止をさせる方が、為替差損の巨額の含み損を抱えるよりも 日本国民のためになると思う。
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ということで、原発停止による天然ガス輸入増加による 輸入額増加を心配するなら、 日本近海のメタンハイドレートの開発を進めるべき と書いたが、 昨日放送の関西テレビのニュースアンカーの青山繁晴氏の コーナーで、 日本政府のメタンハイドレートの開発にあたり、 採掘がやり易い日本海側のメタンハイドレートの開発には不熱心で 採掘が難しい太平洋側ばかりに力を注ぐことに関して、 以下のように青山氏は説明していた。
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村西利恵 「太平洋側だけをやってきたと指摘されるのが怖い。日本が資源大国になるのは不都合だ」
青山繁晴 「はい。まずこっち(上)から見ていただくとですよ。その、 太平洋側は実は10年間、500億円かけて、これ自民も民主も へったくれもないんですよ、自民党政権時代からずーっと やってきて、なかなか成果が上がらなかった。もっと早く 日本海にも目を向けてたら、もっと早く日本は、今の苦しみを 味わわなかったのにと言われるのが怖いと、いうことなんです。
しかしですよ、例えば僕自身も、こんなにいつもきつい言い方を してるようでいて、太平洋側悪いって言ったことは一度もないんですよ。 そうじゃなくて、太平洋側には苦しみがあるから日本海に目も向き、 日本海で新たにもう発見できるんだから、日本語でも試行錯誤と言う、 英語でもトライアルアンドエラーと言うように、必ず元の失敗が あって先に進むんですから、こんな保身にこだわることはないのに、 自分たちはこだわってる。そしてさらにこの日本が資源大国になるのは 不都合だというのは、さっきちらっと触れましたが、 基本的に日本は資源のない、戦争に負けた国でいなさいと。 日本が資源を持って大きな発言したりすると中国や韓国に怒られる、 アメリカも嫌がるって思い込みがあるわけですよ。
文字起こし文は ブログ「ぼやきくっくり」の2012年2月9日の記事 「アンカー」メタンハイドレート世界初の海底発掘へ… 日本を資源大国にしたくない国内の敵 より ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということだが、こんな保身と利権の保持のために 日本国民に大きく利益をもたらす国内での資源開発が遅れている ことにあきれる。 青山氏の説明によると、日本海側のメタンハイドレートは 簡単に取り出せて、火力発電所のコストは大きく下がり、 日本の電力料金を下げることができるということだ。
もし、そうであれば日本国民にとっては 大きなメリットがあることだが、 そうはさせない背景に、原発をなんとでも稼働させたい 経済産業省の意図があるのだろうか。
原発を続けるにしても、福島第一原発事故の原因で 地震による影響が定かではなく、事故後の安全基準ができていない 段階で、まだまだ原発を動かすのは筋が通らないと思うが、 その筋を通すならば、原発は今すぐには再稼働できない状況で、 そのための火力発電の代替発電が重要で、 まだまだ天然ガスの輸入が増えることになると思うが、
もし、簡単に取り出せる日本海側のメタンハイドレートからの天然ガスを 使って、火力発電の稼働率を上げると、低コストで原発なしでも やっていけると国民の多くに認知されることで、 原発関係の既得権を失うことを恐れる勢力が強いのだろうか。
もし、原発を再稼働させることになっても、 火力発電以外に、車のエネルギー源としても天然ガスの需要があり、 日本では、2001年に12012台の天然ガス自動車が、 2011年には、40823台と3倍以上増加していて、 人口大国の経済成長で 石油価格が高騰するなか、国産天然ガスの開発で エネルギーコスト高騰を抑制する期待があり、 ガソリン車よりも天然ガス自動車の方がエネルギーコストが低価に なる可能性がある。
そのような日本国民にメリットのある国内資源開発を 保身や既得権保持のために遅らせたりしていることは まさに国賊である。
参考 天然ガス自動車普及台数のデータは 社団法人日本ガス協会 天然ガス自動車の導入推移 より
テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済
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