言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。.当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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世の中の森羅万象のことに好奇心を持つものです。
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野球の勝者決定法 ~ もともとは9回制で勝者を決めていたのではなかった

野球の勝利チームの決め方は
9回までの総得点数の多いチームが
勝者となるルールである。

しかし、当初、野球の勝利決定法は
現在の9回制ではなく、
先に21点を得点したチームを勝利チームとする
というルールになっていた。

それが、どうして、9回制になったのか?


21点をどちらのチームが取るまでには
相当時間がかかっていた。

野球チームには専属のコックさんがいて、
試合終了後にレセプション用の料理を
作っていたのだが、
21点制であれば、
いつ試合が終わるかがわからないので、
料理をどのタイミングで作って良いのか
わからないので、ルールを変えて欲しいと
コックさんはクレームを出したのだ。

そのコックさんの要望に基づき、
1845年から9回制により勝利チームを決める方法に
変わった。


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野球の語源、ベースボールの成り立ち
ヤキュウ(野球)がベースボールを超えた日

野球の9回制と関係がある言葉
「プラスアルファ」は和製英語 ~ あるプロスポーツでの誤表記に由来している言葉



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4月29日は、日本にとってオリンピックにゆかりがある日

今日は2008年4月29日
日本では、昭和天皇の誕生日であったことから
「昭和の日」となっている。

2008年の4月末で、ニュース番組を賑わしていることは
北京オリンピックの聖火騒動問題であるが、
この4月29日は、日本とオリンピックの関係で
記念する日である。

1949年4月29日
国際オリンピック委員会で
第2次世界大戦の敗戦国である
日本とドイツのオリンピック復帰が認められ、
1952年のヘルシンキオリンピックからの参加が
可能になった。



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昭和の由来
昭和 ~ 全ての人民は明るくなり、全ての国は和やかになる

オリンピックの開催が4年に1度の理由は・・・・

1958年3月30日 ~ 国立霞ヶ丘陸上競技場落成 ・・・・・1964東京オリンピック・日本サッカーの聖地

「体育の日」はもともと10月10日であり、日本にとって、記念すべき日なのである

テーマ:今日は何の日!? - ジャンル:ニュース


ニッチ分野で個性を輝かせる ~ アスファルトの隙間で生い茂る雑草の如く

昨日の朝、乗車していたバスの窓から
歩道を眺めると、アスファルトの隙間から
雑草が生い茂っていた。

わずかな隙間でも成長できる箇所を見つけば、
そこに根を張って、花を咲かそうとする生命力に
感心した。

わずかな隙間、隙間はニッチ。

小さな企業でも、強みとなる個性がある企業は
ニッチ市場で企業活動をしている。

特定の隙間となる領域を開拓することで、
個性を輝かせている人がいる。

自分の資質を把握し、何が強みとなり、時代の波に
シンクロできるか、それがわかった個人や企業は
雑草の如く、隙間を見つけて、成長できるのだろうなあ
と思った。



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「長野」の地名の由来は~善光寺前には原っぱが広がっていたようで

長野県の県都である長野市、
長野市は善光寺の門前町として栄えて、
発展した。

その善光寺の前に、
い緩やかな傾斜の広い原が広がっているのだが、
その長い原野が
「長野」という地名の由来だという。


テーマ:語源 - ジャンル:学問・文化・芸術


オリンピックの開催が4年に1度の理由は・・・・

オリンピックは4年に1度、開催されるが、
どうして、4年に1度なのか?

それは、古代オリンピックが開催されていた
古代ギリシアの暦に関係している。

古代ギリシアでは、現代の太陽暦と違って、
月の満ち欠けの周期を基準とした
太陰暦を採用していたが、
その太陰暦が
オリンピックの開催周期と関係しているとされるのだ。

新月から満月を経て再び新月になる1つの周期は
29.53日である。

それにあわせて、
1ヶ月を30日の「大」の月と29日の「小」の月を
交互に採用していた。
そうすると、1年は
30×6=180
29×6=174

で、1年を354日としていたのだが、
そうなると太陽暦の365日-354日=11日の差が
毎年生じてくる。

その11日のずれも積もれば大きなずれになってくる。
その調整を8年に1度行うことにした。
8年も経てば、単純に11日×8=88日と
約3ヶ月のずれとなってくる。

その3ヶ月をうるう月として、8年に1度調整することと
した。
その3ヶ月の間に、
ゼウスを筆頭とするオリンポス12神を称える祭りを
行ったが、それが古代オリンピックの原型だという。

やがて、8年に1度は長いということで、
うるう月の調整を
次の4年目は1ヶ月のうるう月、8年後となる
2回目の4年後の時は、2ヶ月のうるう月を
設けるようにしたようだ。

4年に1度、うるう月を設けて、季節のずれを修正しようと
したのだが、それに合わせて、
古代オリンピックの開催は4年に1度となった。


古代オリンピックは紀元前9世紀ごろから
紀元393年まで、約1170年近く続けられた。


そして、近代オリンピックの第1回目は
1896年にギリシアのアテネで
開催されたが、古代オリンピックが4年周期に行われて
いたことから、近代オリンピックでも
4年に1度、行うようにしたのであった。


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うるう年 閏の語源は・・・2月29日は王様は仕事なし? ~ ローマ帝国の2人の英雄により、2月29日が閏日になった!!

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マニュアルはシンプルに ~ JR福知山線脱線事故から3年、マニュアル過剰化に戸惑う現場

今日は2008年4月25日、
JR福知山線脱線事故から3年になる。

昨日のNHKのニュースでJRの安全対策の現状について
特集されていた。

事故防止のため、
列車の運転士が線路沿いの
運転方法の指示の目印があれば「歓呼」をすることに
したのだが、
ある一定の区間に、その目印が集中している箇所があり、
そうなると、歓呼を休む間もなくし続けなければならなく
なってた。

そうなると、本来、やるべき行為への集中力が落ちる
可能性があり、新たな事故を誘発するリスクがある。

安全という目的を達成するため手段である
ルール(マニュアル)が目的化してしまい、
本来の目的が達成されなくなってしまう。

あまりにもルールやマニュアルが
複雑すぎたり、やりにくかったりすると
逆効果になる可能性がある。

ある化学工場プラントで20年以上無休業災害を
続けている工場では、
マニュアルをシンプルにしているという。
それは、あまりにも決まりごとが多すぎると
何がポイントであるかぼやけてしまい、
いざ、実行しようとしても、
多くのことがありすぎて規則通りにはできないという。

ポイントを絞って、やるべきこととやってはいけないことを
簡潔にルール化するほうが良いという。


手段が目的化しないように、
目的を達成するためのルールは要点を絞って
シンプルにするのが良いということなのだ。


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福知山線脱線事故から1年~ヒューマンエラーによる事故の芽はどこにもある

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4月24日は「寒の戻り」の特異日

今日は4月24日、
4月24日は気象的にある特異日だという。

それは「寒の戻り」の特異日だというのです。

寒の戻りとは、3月から4月にかけて、
暖かい日が続いた後、大きく気温が下がる現象を
言います。

南からの暖かい空気に覆われてポカポカ陽気になっているのだが、
大陸から低気圧が通過し、雨が降るときに、
寒気を大陸から運んでくることがあり、
そのため、暖かい気候から一転して、
季節が逆戻りして、寒くなったりする。

今年(2008年)の4月24日はどうなるのだろうか?

大阪・京都では昨日(2008年4月23日)は、
気温が25度以上の夏日であったが、
今日は、大阪では雨となり気温は前日比マイナス7度の
18度と予想されている。
やや平年の気温より低い予想だが、
前日の夏のような気温のつもりで外出すれば
寒く感じるだろう。

福岡では、前日は最高気温が20度くらいであったが、
予想最高気温が16度と、3月末から4月初旬のころの
気温に季節が逆戻りする。
予想では寒冷前線通過後は
気温が急激に下がるという。

今年の4月24日は
「寒の戻り」の特異日にふさわしい日になりそうだ。


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竹中平蔵氏、郵貯マネーのアメリカの金融機関への救済投資金にと提案 ~ 郵貯マネーは日本国民のために使うべきだよ

このブログの昨日(2008年4月22日)の記事
中国の反仏運動は反日運動に転化するのか? ~ 
聖火妨害運動の背景の推測と
日本のポスト福田総理の動き
で、
小泉元総理と彼の経済政策のブレーンであった
竹中平蔵氏のメディア露出が増えていると書いたが、

その竹中氏が、

産経新聞の
【竹中平蔵 ポリシー・ウオッチ】成長戦略いまだなしで、

日本の経済成長のためには、
法人税の減税が必要だと主張し、次のように述べている。


企業批判と生活者擁護の社会的風潮の中で、
法人税減税に大きな批判が生じることも考えられる。
しかし、このようなポピュリストの批判を乗り越えなけ
れば成長戦略は絵空事に終わるし、攻めの改革には
結び付かない。本来消費税引き上げは、拙速な財政
赤字削減のためではなく、法人税減税などのために
議論されるべきである。


であるが、
1997年4月に消費税が3%から5%に上昇した後、
個人消費の動向は
4~6月期で前期比で3.9%減少、
7~9月期は前期比でプラスに転じたが
10~12月期以降はしばらく前期比マイナスとなった。

そして、個人消費よりも落ち込みが大きかったのが
住宅投資であった。
1997年の住宅投資は
4~6月期で前期比で  11.4%減少、
7~9月期は前期比で   7.4%減少
10~12月期は前期比で 4.8%減少

そして、山一証券などが破綻した11月金融危機も加わり、
大不況に陥ったのであった。

このように消費税増税は景気後退効果をもたらしかねない。

今の日本は内需、特に個人消費が弱い。それは、個人の
所得が増えないからだ。

そのような時期に消費税増税をしたら、不況になるだろう。

消費税増税を言う理由として、おそらく財政赤字問題が
ある。

竹中氏は、
ダイヤモンドオンライン こうすれば景気は良くなるで、

さっき言ったように打ち出の小槌が無いんです。
とくに財政赤字ですから、財政政策がなかなか使えない。
減税をするとますます赤字が増えていきますからね。


と述べているが、法人税を減税する代わりに
財政赤字補填のために消費税を増税しようということ
なのだろう。


1997年に消費税が増税され、
さて、ここ15年くらいだろうか、
法人税は減税されてきたが、
多くの国民が景気回復を実感できたのだろうか?
所得は減るか、全く変わらずという国民が多い。

さて、日本は財政政策が使えないのだろうか?
私はそうは思わない。

その理由をこのブログで
2007年12月1日にアップした記事
日本の財政が破綻すると言う人がいるけど、どうして、
長期金利(10年国債利回り)が1.4%と低金利なの?

で次のように書いた。

作家の村上龍氏が主宰するJMMのメールマガジン
 『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』の
2007年11月26日に配布された
【メール編:第455回】

Q:838
 政府や与党の中で、消費税率の引き上げを「(財政健全化のため)当然のこと」と
して語る人が増えてきたように思います。消費税は平等・公正な税だという意見をよ
く聞きますが、そのような指摘は正しいのでしょうか


に対する回答のうちで、

経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員である
山崎元氏の回答の一部に次のようなコメントがあった。




また、物価は上昇率ゼロ近辺ということは現在、
日本の通貨、即ち日本政府の債務
に対する信認が過剰に厚いともいえますし、
1.4%と低位の(名目GDPを2%程度と見ても低い)
10年国債利回り(いわゆる長期金利)は、
日本国債に対する、相対的に旺盛な需要を物語ります。
これらは、ある意味では、日本のマクロなポート
フォリオ選択にあっては、
政府の債務が「未だ不足している」とさえ言いたくなる事態です。

政府の最適な累積債務の量について議論をすべきではないかと思われますし、
これらの状況を考えると、
実は今、財政再建を急ぐ必要がない

ということではないかと申し上げておきます。



このコメントでは、日本の長期金利の低位の状態になっているので、
今は財政再建を急ぐ必要がないといっている。


この部分に関しては、私は同意する。

(中略)

もし、財政が破綻するというのなら、
どうして、こんなに金利が低いのか説明して欲しい。

財政が破綻しそうなほどの状態であれば、
日本国債に対する信頼が低下し、
買い手が少なくなるので、
金利を高くして買ってもらおうとするだろうが、
1.4%の金利で買ってもらえる状態というのは、
日本国債に対する信頼と需要が
高いことを示して、財政破綻が発生するとは
全く思えないのである。


と書いた。

いくら日本政府が借金しても金利が低いのは、
日本の生産力過剰と需要不足があるからだ。

何百兆円の国債を買える程のマネーが
日本国内にあるのだが、そのような状態で
あっても、現在、食料・エネルギーの輸入品以外の
物価は上がっていない。

それは日本国内では、
供給(生産力)過剰と需要不足になっているからだ。

需要不足ということは、消費や投資が供給力に
対して少ないということを意味する。

日本は恒常的に貿易黒字状態であり、
それはマクロ経済的に言えば、
貯蓄過剰状態を意味している。
貯蓄過剰ということは消費はその分少なくなる。

日本人は、銀行にたくさん貯蓄しているのであるが、
そういえば、竹中平蔵氏は、郵貯銀行のお金について
このような発言を

ダイヤモンドオンライン
サブプライム危機の真実


で、サブプライム危機の苦境に立っている
アメリカの金融機関を救うための案として、

次のように言っている。


翻って考えると、日本にはかつてとんでもなく
巨大なSWF(政府系ファンド)がありました。
それが今の日本郵政なんです。
資金量でいうと300兆円。
他のSWFとは比べ物にならないほどのSWFが
あったんです。民営化したので、今はSWFではない。
だからアメリカから見ると安心して受け入れられる、
民間の資金なんです。アメリカに対しても貢献できる・・・


とのたまっているが、
おい、おい、おい・・・・と言いたくなる。

どうして、その日本郵政のお金を日本国内ではなく、
アメリカに回すという発想になるのだ?

今のアメリカの金融機関は米国の住宅価格が
下げ止まらない限りは不良債権が増え、経営不安に
なりそうで、日本郵貯のお金をつぎ込んだら
不良債権化するリスクはあると思うが・・・

その発想では相変わらず、日本は外需依存の
経済であり続けることになりそうだ。

そんなリスキーなことするより、
日本政府の国債を買うほうが安全で、
日本の内需拡大に寄与する。

その郵貯マネーを大規模な財政出動の原資に
使えばいいのだ。

そして、そのお金を政府から日本国内にばら撒くのだ
都市や地方のハードやソフトなど
様々なインフラ投資に使えば良い。
地方であれば、将来のコンパクトシティ化を
見据えたまちづくりの公共投資に使えばいいのだ。

また、高校・大学授業料の全額補助などに
使っても良いかもしれない。
それは子育てにとって、将来の学費が大きな負担と
なり、それが経済的要因による少子化を招く要因に
なっているとも思われるからだ。

その授業料の負担が大きく減れば、子育ての経済的
負担は軽減され、経済的にゆとりができた分、
新たな消費に分配される可能性があり、
景気拡大の助けになるかもしれない。

バラマキ額が多いほど、日本はより
多くの国民が実感できる景気回復につながると
思う。

1990年代、
いくら財政出動でいくら公共投資をしても、
景気は回復しなかったという批判があるが、
それは、政府がケチったからだと思う。

額が足りなかったのだと思う。
バブル崩壊による資産デフレがそれだけ
大きかったと思う。
全く、財政出動していなければ、
もっとひどい大不況になっていただろう。


竹中氏の言う政策をしても
多くの日本国民にとってはメリットはないと思う。

その竹中氏をブレーンにしていた
小泉元総理が、
オリンピック聖火リレー問題で、
反中ナショナリズムが沸騰するかもしれない
状況において、
活発に動いている。

ジャーナリストでテレビ番組のコメンテーターを
することがあるBenjaminFulford氏のブログ
2008年4月20日の記事を見ると

自民党政治家からの情報です。
最近、小泉、小池(百合子)、前原氏(民主党前代表)
の三者で、自民、民主を分裂させ、
小泉新党を作るための秘密会議をしたそうです。

と書いてあったが、

小池元防衛相が民主前原氏らと連携を示唆(日刊スポーツ)

というニュースが出ていた。
内容はというと・・・

自民党の小池百合子元防衛相は22日、
都内で講演し、民主党の前原誠司前代表らについて
「日本新党から政治経歴を始めた仲間だ。
ねじれ国会の中で舞台回し役が
できればと思っている」と述べ、連携を強めていく考えを示した。

(中略)

小池、前原両氏は9日夜、小泉純一郎元首相らと会食している。


お~、ドクター・マシリト小泉元総理と竹中平蔵氏の
再登場は悪夢だ!!


このブログでの関連リンク

バラマキ政策が日本を救う ~ 政府紙幣発行でばら撒けば大丈夫



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中国の反仏運動は反日運動に転化するのか? ~ 聖火妨害運動の背景の推測と日本のポスト福田総理の動き

2008年4月19日から20日にかけて、
中国の各都市で、
パリでの、北京オリンピック聖火リレー妨害運動に対する
抗議として、
フランス資本の大型ショッピングセンター
「カルフール」への、反仏デモが行われた。

中国安徽省合肥市カルフールの店内 での
反仏抗議活動

安徽省合肥市カルフールの店内 00054


安徽省合肥市カルフールの店内 00050


台に立ち上がった男性のコールに応じて、
店内にいる群衆が、そのコールを繰り返している。


このブログで、2008年4月17日にアップした
中国内でカルフールでの購買ボイコット呼びかけ広がる ~ チベット問題めぐり、欧米人権世論と中国ナショナリズムが対立の記事で、

戦前の中国で行われた日貨排斥(日本製品ボイコット運動)と
戦前日本の反英米ナショナリズムとその結末を引き合いにしながら
中国内の反欧米ナショナリズムの沸騰とその混乱に対する
懸念を書いたが、

早速、このようなカルフールへの営業妨害デモが行われた
わけである。

この反仏デモが行われる前の
2008年4月10日に
「チャンネル桜」で放送された
「胡錦濤訪日と今後の日中問題」で、
パネリストのジャーナリストの青木直人氏は

近いうちに中国で大きな事件が発生する予感がする。
毒入りギョーザ事件、チベット蜂起についての
海外での(反中的な)報道について、
民族的な反発が高まりつつあり、
人権というが、
イギリスはアヘン戦争で何をしたのかという
歴史的な反感があり、
1989年の天安門事件の直後、
北京に住む中国の知人の高級官僚の娘が、
西側欧米諸国の経済制裁に対して
「何が人権ですか、中国が強くなるのがいやなだけ!
それが本音ではないのですか」。
と語った。
中国の排外主義的なものが、やがて形になって
出て来るだろう。


と青木氏は、このたびの中国内での
反仏活動として表れた排外主義的な動きを
予見していた。

さらに続けて、青木氏は、
8月の北京オリンピックでもトラブルが予想され、
反日感情が強い中国人が、日本人選手に対して
ブーイングなどの敵対表現をしたり、露骨な点数操作で
日本人選手がメダルを取れないようにしたりして、
中国の反日感情と日本の反中感情の対立が深まる
可能性がある。

その中国の反日感情と日本の反中感情の対立が深まる
きっかけは、4月26日に長野で行われる
北京オリンピック聖火リレーになるかもしれない。

長野での聖火リレーに向けて、
日本国内の
ネット上では、リレー当日の長野での抗議活動を
呼びかける動きが活発になっていて、
さらに、
北京五輪の聖火リレーで抗議行動を主導している
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」の
トップであるロベール・メナール事務局長が
長野での聖火リレーを向けて緊急来日することとなり、
メナール氏は「もちろん長野でも 何かやるつもりだ」
と明言し、
「日本の市民にも行動を呼びかける」とコメントしている。

一方、日本在住の中国人留学生達2000人以上が
当日、長野に駆けつけるという情報がある。

そこで、中国人と反中デモの人たちが衝突する
可能性がある。
また、インターネット上の
在日中国人コミュニティ向けの掲示板に、
聖火リレーのスタート地点を辞退した善光寺に対する
放火予告とも受け取られるような書き込みが
あったという。

在日中国人コミュニティ向けの掲示板に
書かれたとされる
善光寺に対する放火予告であるが、
実際に中国人が書いた可能性はあるが、
別の可能性がある。

日本人かあるいは中国と日米欧の対立を煽ろうとする
勢力が書き込んだ可能性もあるかもしれない。

そのように推測させる情報が
ジャーナリスト田中宇氏が
2008年4月17日に発表した
田中宇の国際ニュース解説
北京五輪チベット騒動の深層」で
書かれている。
その記事の一部を引用すると


運動団体の戦術は、なかなか巧妙だ。たとえば抗議
行動に参加する活動家たちは、あらかじめ衣服や顔
に赤いインクをかけてから、聖火リレーに接近し、チベ
ットの旗を振り、叫び出す。警官隊の制止を受けて活
動家たちが引き倒され、近くにいるテレビ局のカメラが
それを大写しにする。活動家たちの顔や衣服は血だら
けだ・・・と見る人はどきりとするが、実はあらかじめ活
動家自身が体にかけておいた赤いインクである。活動
家は、テレビを見る人に、中国政府がチベット人を弾圧
して血だらけにしているような印象を与えることができる。

似たような印象の同種の市民運動は近年、戦術の
巧妙さに磨きをかけつつ、各方面で起きている。
反グローバリゼーションの運動、環境保護運動、
反捕鯨運動、ウクライナやグルジアなどでの反ロシア的
な民主化運動などが、やり方や、米英マスコミとの結託の
強さの点で、類似性が感じられる。ウクライナとグルジアの
反ロシア民主化運動では、米当局が裏で運動の技能を
伝授していたことがわかっている。チベットの反中国運動も、
冷戦の一部に組み込まれ、歴史的に米英当局の影響下
にあった。

今年8月に北京オリンピックが閉幕するまで、反中国的な
国際的示威行動が続き、大々的な報道も続くと
予測される。

(中略)

「チベットには、中国からの経済支援が必要だ」と言って
いるダライラマが、今回のチベット騒乱を計画するはずが
ない。ダライラマは騒乱を抑制しようと努力している。
亡命チベット人の国際的な運動組織の中には、ダライ
ラマの意に逆らって、チベット独立を目指して中国と徹底的
に戦うべきだと考えている人々がおり、彼らが運動を組織
したのだろう。しかし彼らにはダライラマのような権威は
なく、したがって動員力も低い。

そう考えると、やはり今回の騒乱は、もともと反中国的な
チベット人の国際組織作りを手伝ってきた「人権外交」を
推進しようとする米英の諜報機関が、組織内の過激派を
扇動し、米英マスコミにも大々的報道をさせて拡大した
動きと考えられる。


(中略)

チベット騒乱は、欧米の扇動によって起こっている可能性が
高い。ダライラマは、むしろ止めに回っている。それなのに
中国政府は「騒乱はダライラマ一派が画策した」と、ダライ
ラマばかりを非難し続けている。中国政府が、こんな頓珍
漢を言い続ける裏には、おそらく「中国の国民に反欧米の
感情を抱かせたくない」という思惑がある。

(中略)

そもそも中国が北京オリンピックを成功させたい最大の
目的は、欧米から好まれ、尊重される大国になることで
ある。欧米は中国を尊重し、中国人は欧米を尊重する、
という状態にすることが中国政府の目標だ。欧米が陰湿な
画策によってオリンピックを潰し、中国人はそれを知って
欧米敵視のナショナリズムにとりつかれるという展開は、
中国政府が最も避けたいことである。


と田中字氏は
今回のチベット騒乱の背景に
英米の諜報機関が関与しているのではないかと
推測している。

チベット騒乱は、北京政府がコントロールできない状況で
進んでいるかもしれない。

北京政府は、北京オリンピックをひかえ、
チベットでのデモを穏便に規制したいのが本音だろうと
推測するが、
強硬な弾圧に踏み切った。

ある情報によれば、軍部が北京政府の意向を無視して、
強硬弾圧を行ったという。

これが事実であるとすれば、
北京政府は軍部をコントロールできない状況になっている
ということだ。
北京政府としては、
そのことを中国国民に察知されたくないので、
ダライダマ14世を悪者にするしかなかった
のかもしれない。


さて、4月26日の長野の聖火リレーで、
大きな妨害活動や日本人と中国人が激しく衝突すれば
中国国内で激しい反日運動が展開されるかもしれない。

4月下旬から5月上旬は
日中対立が発生すれば、
さらに対立が深まる時期になる可能性がある。

そう5月4日がひかえているのだ。
5月4日は
1919年、ベルサイユ条約で、
敗戦国ドイツの山東省権益が容認されたことを
抗議して、天安門広場に北京の学生数千人がデモを
起こして、五・四運動という反日・反帝国主義運動の
記念日である。

もし、長野での聖火リレーで激しい妨害活動があれば、
五・四運動記念日ともに、
激しい反日活動が行われるかもしれない。
中国内のカルフールに変わって、
中国内のイオンなどの日系企業が
デモの標的になり、営業妨害されることが起こりえる
のだ。
戦前の中国で行われた
日貨排斥(日本製品ボイコット運動)を彷彿させる
事態になるかもしれないのだ。

そうなれば、日本国内で強い反中感情が
沸騰する。

そのような中で、
その2日後の5月6日に、
中国元首である胡錦濤国家主席が来日
することになる。

福田首相、胡錦濤国家主席双方にとって、
失敗の外交になるかもしれない。

そうなれば、それぞれ国内での政権基盤が
弱体化する可能性が高まる。


そう言えば、最近、
アニメ「ドクタースランプ アラレちゃん」に
出て来るドクター・マシリトという怪しいキャラクターに
似ている元総理大臣のメディア露出が多くなっている。
小泉元総理だ。

小泉外交では靖国参拝で日中関係は冷却化した。
小泉元総理は、中国の反対をもろともせず
靖国参拝を行った。それで、
右翼などからの支持がある。

長野聖火リレー妨害⇒中国で反日活動激化⇒
日本での反中世論沸騰⇒日中首脳会談失敗⇒
福田政権弱体化⇒ポスト福田の動き活発に

というストーリーになっていくかもしれない。
その中で、小泉元総理の動きが活発なのだ。
反中感情の強い人達からすれば、
中国の反対を無視して靖国参拝を行った
小泉元総理を支持するだろう。

ジャーナリストでテレビ番組のコメンテーターを
することがあるBenjaminFulford氏のブログ
2008年4月20日の記事を見ると

自民党政治家からの情報です。
最近、小泉、小池(百合子)、前原氏(民主党前代表)
の三者で、自民、民主を分裂させ、
小泉新党を作るための秘密会議をしたそうです。


と書いてある。

最近、小泉元総理の経済政策のブレーン
竹中平蔵氏のメディア露出が増えている。

反中ナショナリズムが沸騰するなかで、
もし、再び、小泉・竹中両氏が
政権中枢に入ることになれば、
日本国民の大多数が景気回復を実感する
政策は行われることはないと思う。

北京オリンピック聖火リレー妨害活動と
中国内の排外的なナショナリズムの沸騰と
さらにそれに対する反中感情が高まるなかで、
世界的に対中包囲網的な雰囲気の醸成と
日本国内では、ポスト福田総理の動きが
進行していくのかもしれない。

 ちなみに、中国に進出しているイオンの岡田会長の
 息子である民主党元代表の岡田克也氏は
 「ドクタースランプ アラレちゃん」の
 梅干食べて「スッパマン」に似ているなあ・・・


リンク
You Tube 動画 中国安徽省カルフールの店内デモ

You Tube 動画 チャンネル桜 青木直人氏コメント
 「中国で近々に大事件が起こる」



このブログでの関係記事

中国内でカルフールでの購買ボイコット呼びかけ広がる ~ チベット問題めぐり、欧米人権世論と中国ナショナリズムが対立

パリで消えているか? ~チベット問題で、北京オリンピックの聖火リレー、ロンドン・パリで大妨害に遭遇 ~ ちなみに聖火リレーはナチスの発明です


日本とチベット関係の過去と未来 ~ チベット問題は東アジア秩序形成に多大な影響を及ぼすかも知れず、日本は無関係でいられない!

チベット問題で見る日本マスコミの報道の自由・・・・・そして、中国では、チベット問題以外で別の大暴動が予想されている!


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プーチン大統領の切り返し

ロシアのプーチン大統領が、
長年連れ添った妻と離婚して、
下院議員でアテネ五輪金メダリストの新体操選手
アリーナ・カバエワさんと結婚するのではないかという
報道に対して、
プーチン大統領は、その内容を否定し


私はロシア人女性が好きだ。世界で最も美しく才能ある女性だ


と切り返した。

このような切り返しは上手いなと思うが、

プーチン大統領の発言で印象深い出来事は、
ロシア元情報将校リトビネンコ氏の毒殺事件で、
イギリスからルゴボイ・ロシア連邦保安局元幹部の引き渡し
を求められたことに対して、

ロシア憲法が引き渡しを禁じているのなら改正せよと英国はいう。

変えるべきはわが憲法でなく、彼らの脳だ。


と反論したことだ。
つまり、イギリス政府は脳みそを入れ替えろ

ということであるが、そのニュースについて、
2チャンネルのスレッドで、
彼が元KGBの諜報員ということもあり

お前が言うたらこわい!
本当に脳みそを入れ替えそうだ!!

という主旨のコメントがあって、
思わず笑ってしまった。

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4月20日は「女子大」の日

今日、4月20日は
「女子大の日」である。

1901年(明治34年)4月20日、
日本初の女子大学である
日本女子大学が
女子教育に熱心に取り組んでいた成瀬仁蔵によって、
「女子を人として、婦人として、国民として教育する」という教育方針を
掲げ、創立されたことを記念して、
4月20日が「女子大の日」とされた。

その教育方針に惹かれて、1903年(明治36年)に
入学した女性がいた。その名は平塚 明(ひらつか はる)、
しかし、彼女は日露戦争に伴う国家主義的な教育傾向に嫌気がさしたので、
哲学書などを独学に浸る。1906年(明治39年)に卒業してから
5年後、日本初の女性のための文芸誌「青鞜」を創刊、
ペンネームを平塚らいてう(らいちょう)とした。
「元始女性は実に太陽であった」と高らかに女性の
心の解放・束縛からの解放を歌い上げた。

1978年
日本女子大学に在籍中の学生作による
ある漫画の連載が
「週刊少年サンデー」で始まった。
その漫画の名前は「うる星やつら」。
そう、女性漫画家の草分け的存在である
高橋留美子は、日本女子大学出身である。

女子大学は、
昨今、少子化などの影響を受けて、男女共学に移行する動きが
徐々に進んでいる。

現在 4年制女子大学数を見ると

国立 2校
 お茶の水女子大学
 奈良女子大学

公立 3校
 群馬県立女子大学
 高知女子大学
 福岡女子大学

私立 71校 
 津田塾
 東京女子
 日本女子
 フェリス女子
 聖心女子
 京都女子
 神戸女学院 など


となっている。ちなみに私が住む西宮市にある
神戸女学院大学卒業の女子アナウンサーが数名いて、
NHKの駄洒落好きで有名で、
2003年末「第54回NHK紅白歌合戦」総合司会を務めた
武内陶子さん、
同じくNHKの有働由美子さん、
テレビ朝日のスーパーモーニングで司会をしている
現在フリーで元朝日放送アナウンサーの
赤江珠緒さんが、神戸女学院大学卒業生である。

このブログ内の関連リンク
 文中に「草分け的存在」という言葉が出てきたので・・・
「草分け」の語源 ~ 草だらけでは何もできんから、草を刈らないと

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Xanadu ~ 史上最大の帝国の桃源郷に由来する名曲を歌うオリビアの美声は次世代に聞き継がれ

ソフトバンクモバイルのCMに
昨年(2007年)から女優のキャメロンディアスが
出演していて、今年(2008年)の春は
新しいバージョンが放映されている。

キャメロンがベンチに座りながら携帯電話を話しているのだが、
さらに立ち上がると、お尻に塗りたての白いペンキが
ついている。

sb キャメロン 公園 00026


sb キャメロン 公園 00027


上のCM(白ペンキ)のYou Tube 動画 



昨年見たバージョンは雪の中を歩くシーンのバージョンである

sb キャメロン 雪  00034


sb キャメロン 雪  00036


上の(雪の中)のYou Tube 動画

バージョンが変わっても、
CMソングは変わらない。

曲名は Xanadu(ザナドゥ)
アーティストは
Olivia Newton-John with Electric Light Orchestra
(オリビア・ニュートン・ジョン with
         エレクトリック・ライト・オーケストラ)

である。この曲は1980年にリリースされた。

私がこの曲を始めて聞いたのは
シンボリルドルフが無敵の活躍をしていた
1984年から1985年ごろである。

どうして、シンボリルドルフという7冠馬の
名前を出したかというと、
当時の関西テレビの日曜15時ごろの
競馬中継のオープニングソングが
このオリビア・ニュートン・ジョンが歌う
Xanaduであったのだ。

私はちょうど小学生5年生から6年生のころ、
この時、ミスターシービー、シンボリルドルフと
2年連続の3冠馬が誕生し、
競馬に興味をもっていた。

ミスターシービー、シンボリルドルフの強豪馬が
出走するGⅠレースになれば、競馬中継を見ていた。

競馬中継が始まる時、

軽快なイントロから、

♪~A place where nobody dared to go, ~♪

と美しい女性の歌声が聞こえて、
いい曲だなあと思った。

この時は、誰が歌っていて、なんと言う曲名かも
わからず、もちろん歌詞もわからなかった。

1985年5月5日の競馬中継のオープニングは
記憶に残っている。

いつものように
軽快なイントロから、

♪~A place where nobody dared to go, ~♪

とXanaduが聞こえてくるのだが、

その時のオープニングテロップで、
「20年ぶりの五冠馬誕生」
とあった。

5月5日の日曜日の前の月曜日は
4月29日であり、この時、春の天皇賞が
京都競馬場で行われたのだが、
この時、シンボリルドルフが優勝した。
シンボリルドルフは
前年から、皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念に
続いて、春の天皇賞を優勝したことにより、
1965年のシンザンの5冠以来
20年ぶりの5冠馬が誕生したのだ。

そのことを競馬中継のオープニングで
オリビア・ニュートン・ジョンのXanaduが聞こえる中で、
強調して、テロップを出していたシーンを覚えているのだ。

その曲名が
Xanaduという曲名で、
歌っているアーティストが
オリビア・ニュートン・ジョンであることを
知るのは、
私が大学生になってからだ。


オリビア・ニュートン・ジョンは
1948年、イギリスに生まれ、
その後、オーストラリアで育ち、1965年に
友人と組んだバンドでオーディション番組で優勝、
その懸賞金で、イギリスに戻り、1966年に
イギリスでデビューする。
彼女は、
初めは売れなかったが、
1970年代から売れ始め、1974年には全米1位を獲得、
1975年にアメリカ移住後、
Have You Never Been Mellow(そよ風の誘惑)などで、
全米チャートのビルボード1位 を獲得するなど、
ヒットを連発し、
女優のジョン・トラボルタとミュージカル映画で共演し、
成功を収め、世界的なスーパースターになっていた。

そのような1980年、
オリビア・ニュートン・ジョンは
ミュージカル・ファンタジー映画「Xanadu」に
主演する。

その映画の主題歌が「Xanadu」である。

映画の音楽を担当した
Electric Light Orchestra
(エレクトリック・ライト・オーケストラ )の
Jeff Lynne (ジェフ・リン)が
主題歌「Xanadu」を作詞・作曲した。

エレクトリック・ライト・オーケストラは
イギリスのバーミンガム出身のバンドであり、
メンバーにチェロやバイオリン奏者がいたり、
クラシックの弦楽三重奏の要素を取り入れた
楽曲を生み出し、
「ロックとクラシックの融合」を目ざしていた。
彼らは主に1970年代に活躍している。

1981年にリリースした
Twilight(トワイライト) は
フジテレビのドラマ「電車男」のオープニングソングに
採用されている。

この主題歌「Xanadu」では
エレクトリック・ライト・オーケストラは
バックバンドとして、
オリビア・ニュートン・ジョンと
コラボレーションしている。


この「Xanadu」が主題歌となった
ミュージカル映画「Xanadu」は、
地上に最高の音楽の殿堂「Xanadu」を
作ろうとした女神キラと2人の男達を描く
内容である。

その女神キラをオリビア・ニュートン・ジョンが演じた。

さて、最高の殿堂という意味で、
どうして、「Xanadu」が使われるのか?

「Xanadu」は
桃源郷、田園が美しく豊かな土地という意味で
使われるが、もともとの語源は
史上最大の帝国と称されるモンゴル帝国の皇帝
フビライ=ハンが
避暑地として、モンゴル高原に造営した
夏の都「上都」(シャンドゥ Shàngdū)に
由来するものである。


その夏の都「上都」(シャンドゥ )で、
ヨーロッパから来た青年が
皇帝フビライ=ハンに謁見した。

その青年の名は
マルコポーロ。
マルコポーロは東方見聞録で、
夏の都「上都」(シャンドゥ )のことについて、
大理石と金箔で作られた壮麗な宮殿があり、
森・川には動物たちが戯れ、
草花が咲き乱れる
という主旨のことを書いているようで、
それを読んだヨーロッパ人は「上都」(シャンドゥ )を
まさに、天国のような理想の桃源郷のようなところと
イメージしたのだろう。

おそらく、その
「上都」(シャンドゥ Shàngdū)が
「Xanadu」(ザナドゥ)に変化したものと推測できる。


そして、18世紀末に、
イギリスの思想家で詩人である
Samuel Taylor Coleridgeが、
(サミュエル・テイラー・コールリッジ
          1772年~1834年)

フビライ=ハンの都「上都」をイメージした詩

KUBLA KHAN
 (OR, A VISION IN A DREAM. A FRAGMENT)

を書く。 *フビライ=ハン ⇒ KUBLA KHAN 

その詩の冒頭で、「Xanadu」が登場する。


KUBLA KHAN
 (OR, A VISION IN A DREAM. A FRAGMENT)

In Xanadu did Kubla Khan
A Stately pleasure-dome decree:
Where Alph, the sacred river,ran
Through carens measureless to man
Down to a sunless sea.


(訳)

忽必烈汗
  夢の中のヴィジョン。断片。

忽必烈汗は上都の地に、
壮麗な歓楽宮の造営を臣下に命じた。
その地に流れる聖なる川アルフは、
測り知られぬ深さを持つ洞窟にに流れこみ、くぐり抜け、
光のささぬ地底の海へと注いでいた。


 イギリス名詩選  平井正穂 編 (岩波書店 1990年)より


そのSamuel Taylor Coleridgeの詩から
インスピレーションを感じて、
映画「Xanadu」で、音楽の殿堂を重ね合わせていて、
主題歌「Xanadu」が生まれるのである。

映画内容としては酷評だったが、
映画のために作れられた曲は好評で、
そのうち5曲が全米チャート20位以内となり、
サウンドトラックアルバムは全米4位になり、
音楽的には大好評であった。

やはり、映画の最後で使われる
主題歌「Xanadu」は、オリビア・ニュートン・ジョンの
爽やかな美声とエレクトリック・ライト・オーケストラによる
コーラスが最高に編集された名曲だと
評する人もいる。

私としては、
頭出しの

♪~A place where nobody dared to go, ~♪

に強いインパクトを感じる。
特に冒頭の

 ♪~A place ~♪

の部分を特に強く、オリビア・ニュートン・ジョンの美声が
響き渡るようにしているところから
惹きつけられた。
それゆえに、小学生5~6年生の時に、
競馬中継のオープニングソングで、
強く記憶に残る曲になったのだろう。

その名曲が、
最近、ソフトバンクモバイルのCMソングとして、
2年連続採用されていることに嬉しく思うのである。
そして、また、より若い世代に
この名曲が知られることになるのだろう。

Xanadu Olivia Newton-John  00039

  「Xanadu」を歌うオリビア・ニュートン・ジョン

You Tube動画
「Xanadu」
Olivia Newton-John with Electric Light Orchestra



 ちなみに、アニメ「キャッツ・アイ」の主題歌でブレークした杏里の
 デビュー曲「オリビアを聴きながら」の「オリビア」とは
 オリビア・ニュートン・ジョンのことです。
   「オリビアを聴きながら」の作詞・作曲は尾崎亜美



          


          


          





 
 

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4月18日は「発明の日」

今日は4月18日、
4月18日は「発明の日」である。

4月18日が「発明の日」になったのが、
1954年(昭和29年)からであるが、

どうして、4月18日が「発明の日」になったのだろうか?

それは、明治時代に遡る。

福澤諭吉が1867年(慶應3年)に刊行した
「西洋事情外編」に西洋の特許制度について紹介し、
発明者の権利を保護することが、発明への動機付けが高まり、
技術が発展し、日本の発展に有益であると
特許制度の確立を啓蒙した。

欧米列強に追いつくために欠かせない
殖産興業を実現するには、産業の近代化は喫緊の問題であり、
欧米列強に対する不平等条約解消のためにも
特許制度の制定が急がれた。

そして、
現在の特許法の前身である「専売特許条例」が
のちに第20代内閣総理大臣になる高橋是清によって
1885年(明治18年)4月18日に公布された。
高橋是清が初代専売特許所長(現在の特許庁長官)
に就任した。

それを記念して、戦後、通商産業省(現在の経済産業省)が
1954年から4月18日を「発明の日」とすることを決めた。


このブログでの関連リンク
 発明にかかわること

角砂糖発明について書いています。
あるがままを

組み合わせを見つける

カップヌードル発明
即席めんの巨星「安藤百福」逝去 ~ 考え抜くことで閃きを呼び寄せ、新しい食文化を開き、「食足世平」の理念を実現した!!

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びっくらたまご~入浴剤を使う風呂場の機能に着目し、フィギアを入浴剤に混ぜるという発想が生まれる

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黒豆ココア~事業ドメインと開発の深い掘り下げ、そして、新しい関係の発見




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中国内でカルフールでの購買ボイコット呼びかけ広がる ~ チベット問題めぐり、欧米人権世論と中国ナショナリズムが対立

欧米での、
北京オリンピックの聖火リレーが
チベット問題で、デモや妨害行為で混乱し、かつ、
フランスのサルコジ大統領が
北京オリンピック開会式ボイコットを示唆したことなどにより、
中国内でフランス資本のカルフールでの購買ボイコット運動を
呼びかける動きが広がっている。

その動きに対して、
中国政府の報道官は
「最近、一部の中国人が自らの意見を発表しているが、
これらはすべて原因や理由がある」と
理解を示すコメントをしている。

このニュースを聞いて、
第2次世界大戦前、中国で、日中関係の対立が深まって
いくなかで、日貨排斥(日本製品ボイコット運動)が広がり、
日本からの対中輸出が落ち込んでいったことが
頭に浮かんだ。

昨今、チベット問題で、世界の対中世論が厳しくなっていて、
欧米と中国の間で溝ができているようにも感じるが、
そのような動きに対して、政治評論家の森田実氏が
自身のHPの
2008年4月11日 森田実の言わねばならぬ【239】 に
おいて、以下のようにコメントしている。


北京オリンピックをめぐる騒動は世界大動乱の危険をはらんでいる

(中略)

中国包囲網をつくり中国を孤立化させることにとどまらず、
13億の人口を抱える中国になかに内紛を惹き起こすおそれ
すら出てきている。
中国と欧米人権主義との政治的対立がのっぴきならない
ものになり、世界情勢が緊張することは、きわめて危険である。
もうこれ以上北京オリンピックをつぶす動きを拡大させてはならない。
北京オリンピックをつぶせば、
対抗的に中国の熱いナショナリズムが燃え始めるおそれがある。
いま中国を孤立させることはきわめて危険である。
オリンピックを妨害するという形で中国を追い込めば、
中国国民は反欧米ナショナリズムで対抗するであろう。
中国における熱い反欧米ナショナリズムの高揚は、
世界平和にとって危険である。


と森田氏は見ている。
北京オリンピックボイコット運動の是非は別にして、
中国での反欧米ナショナリズムが高まり、
深刻な対立状況になりかねないという
分析には留意する必要があると思う。

戦前の日本は、
世界大恐慌後の英米のブロック経済や
中国の日本製品ボイコットなど、
世界の主要国から疎外されるようになっていく
なかで、満州事変、日中戦争、
ドイツとの同盟、仏印進駐と生き残りをかけて、
支配領域を広めようとしていた。

その日本の動きに対して、英米中はより日本に強硬に
対応し、それを受けて、日本のナショナリズムによる
反米、反英、反中世論が沸騰し、
日米開戦と第2次世界大戦を拡大させる結果となった。


中国は現在チベットで許されざる人権弾圧をしている。
それに対して、北京オリンピックボイコットなど動きが
広がっていけば、
中国内の反欧米ナショナリズムが沸騰し、
思わぬ結果をまねいていくことになるかもしれない。

私はまだまだ知識や発想力がないので、
どのような良い方策があるか思いつかないが、
中国のチベット弾圧への抗議としての
北京オリンピック妨害運動が、
結果的に中国の内乱や中国と主要国との
厳しい対立という状況になっていく可能性があるという
ことに留意はしておく必要があるだろう。


このブログでの関連リンク

パリで消えているか? ~チベット問題で、北京オリンピックの聖火リレー、ロンドン・パリで大妨害に遭遇 ~ ちなみに聖火リレーはナチスの発明です

日本とチベット関係の過去と未来 ~ チベット問題は東アジア秩序形成に多大な影響を及ぼすかも知れず、日本は無関係でいられない!

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今時の大学生は「まじめ化」していると言うが ・・・・・ 不安ゆえの「まじめ化」ではなく、楽しいが故の真面目さを

夜になると閑静な住宅街、
そこは日中は近くの大学の学生の往来で
賑やかになる。

しかし、あまり近辺には店がない。

大学生達はとっとと寄り道せずに帰路につく。

私が大学生のころなら、寄り道して、
大学近くの店で、大学の友人と夕飯を共に
することがあったが、それも最近は少なくなったのかなあ?

実情はどうか分からないが、最近の大学生は
15年以上前に言われたレジャーランドとしての大学の時の
学生に比べて、真面目に授業を出ていると言われる。

私もそれを感じることがある。
私は母校の大学の近くに現在住んでいるが、
帰宅時間帯に大学前の道路で帰宅する大学生の数が、
私が現役の大学生だった90年代前半に比べて、
多くなっているように思えるのだ。

そのような今時の「真面目な」大学生のことについて、
2006年2月19日から26日にかけて
日本経済新聞で連載された

大学激動 第6部 全入時代の学生像 

で、「まじめ化」と称している。

その「まじめ化」して、授業にきちんと出る学生のなかには、

「試験だけでなく、出席した熱心さも買ってほしい」
(3年男子 23歳)
「さぼった人と同じ評価は納得できない」
(2年女子 20歳)

と出欠を取ることを求める学生がいるというのだ。

これを読み、私の感覚からすれば、
愕然とする発言である!!
「視野が狭い」と思ってしまった。一方で、
それほど余裕がないのかと思うのである。

別に授業に出ていなくても、独学でその授業の内容を
理解していればいいのだ。
独学で
その授業の講師の教科書を
読みこなし、その授業に出ている友人からレジュメやノートを
貸してもらって、学んで理解していればいいのだ。

私は現役の学生の時は、授業に出ていることは多いほうであったが、
出ない授業もあった。

教科書を自分で読んで、他人のノートを借りたり、過去問を読めば、
80点以上の「優」は取れた。

テスト前は、ノート交換が流行る。
私はほとんどの授業に出ていたので、
ノートを貸して欲しいというリクエストが多く、何の抵抗もなく、
貸していた。

昨年、ある現役の学生が、
「せっかく、自分が授業に出て、ノートを取っているのに、
授業に出ていない学生にノートを借すことは損な気持ちなる。」
という主旨の発言をしていて、そのような発想に驚愕した!!
私が現役の学生の時、そのような発想を抱くことが
全くなかったからだ。

私はその学生に対して、次のようにコメントした。

「損したと思う必要なないと思うよ。
普通考えれば、授業に出なくて一夜漬けした学生よりも、
授業に出続けて、ノートを自分で取っている学生に方が
試験の得点は高くなるし、その方が身につく。

もし、授業に出ていなくて、ノートを友人から借りて、
直前に詰め込み勉強しただけのその人が
高得点を取った場合、その人の理解力の早さと要領の
良さを尊敬すればいいだけだ。それがその人の能力である。
もし、自分が損すると思うのであれば、
その人以上に勉強すればいいだけの話だ。

私はテスト前に授業に出ていない友人が多かったので、ノートを
貸した。
そうしたからといって、自分の成績順位は下位になることはない。
実際に、私の場合は学科内で卒業時に
上から5番目の成績(150人中くらい)で、
4回生の時には授業料免除になった。

私がノートを貸すことが多かった友人は授業に出ることはなくて、
必修科目を再履修することもあり、遊び好きであったが、
歴史小説など自分の好きな分野に関する読書はしていて、
見識を深めていた。
その彼とは大学卒業数年後に偶然出会った時、
話を聞くと、
彼は東証一部上場の薬用酒製造医薬品会社の
経理の職に就いていて、定時に帰宅できる状態であり、
かつ、結婚を控えていた。
大学の文系の成績が高かろうが低かろうが関係なく、
安定した会社に就職できて、(就活時は氷河期初期)
いい条件で仕事ができて、家庭を持てるようになっていた。

そのような人並みの幸せな生活をしている彼を見えば、
彼にノートを貸すことで、彼の大学卒業のための単位取得に
微かながらも貢献できたことは嬉しいことだと思う。

ついで、大学のテスト前にノートを貸したら、
別の人からもノートを借りれる。
別の人のノートには、自分が聞きも足したり、
書き損じたりした情報が
書かれていたり、上手や要約がなされていたり、
自分のためになるし、
ノートの貸し合いをする時、交友関係が広がるチャンスになる。

自分できちんと授業に出て、学んだ内容を身につければ、
自分の財産になる・・・」


と長いコメントだが、そのように語った記憶がある。

そのノートを貸すと損した気分になると言った彼に納得して
もらえたかどうかわからないが、
どうして、そのような余裕のなさがあるのだろうかと
思ったりする。

学生の中に、

「試験だけでなく、出席した熱心さも買ってほしい」
「さぼった人と同じ評価は納得できない」

と発言する「まじめ化」の背景について、

大学激動 第6部 全入時代の学生像 の中で、

京都大の溝上慎一助教授(大学教育論)は学歴社会が崩れ、
大企業の倒産が相次いだ経済環境の変化をあげる。
「大学は、将来を保証された、青春を謳歌(おうか)する場では
なくなった。
就職難が続いたこともあり、講義にまめに出ることで、
不安を払いたい気持ちもあるようだ」

 ただ「しょせん受け身」と溝上助教授。
「関心は講義の枠内だけ。小粒になった」と手厳しい。


と10年以上続いた(続いている)厳しい経済状況が
不安な大学生達を「まじめ化」させる要因になっているのだろう。
その不安感が
「さぼった人と同じ評価は納得できない」
「授業に出ていない学生にノートを借すことは損な気持ちなる。」
という余裕のなさにつながっているのだろうか?
今の大学生を小粒化させているのだろうか?

大学激動 第6部 全入時代の学生像 の読者感想に、
「まじめ化」しつつも「小粒化」している学生達に対しての
次のような意見があった。

採用を担当する男性会社員は、自分が面接した経験から

「確かに素直でまじめとは感じるが、

つまらない。

わくわくさせてくれる学生になかなか

出会えなくなった」



との意見を寄せた。


「言うことは素直に聞くが、

それ以上のことは

しようとしないという意味で、

ロボット化』している」



とした男性も。


大学で面白くて、わくわくする講義をする教授の
現役学生時代の話を聞けば、

「授業に出ずに、自分で独学で勉強していたら、面白い分野が
見つかったので、その研究者になった」


「授業に出ずに、独学していたこともあって、留年もしたが、
今は教授になっている」

と授業に出ていない人が教授になっているのである。

また、次に紹介するある先生はゼミの教授以外で、
最も印象に残る先生であった。

その先生の授業は面白く、時々、
「○○の小説読んでいるか?」と
学生に聞くことがあり、「読んでいない」と首を振って答えると

「こんな、財政学の授業の内容を知るよりも、
その小説を読むほうが大事やで」

とざっくばらんなことを言う先生であった。

私はその先生の授業を受けていた学科の先輩と
その先生と3人で飲みに行った。
その時、その先生の人生を聞いた。



「4回生まで勉強せずに卒業できるかどうかの成績であった。
また、就職できるかどうか
わからないので、試しに大学院入試を受けようと思って、詰め込んで
勉強したら合格して、博士課程の時に、結婚もした。
院を卒業する時、どの大学の講師として就職するか問題となったが、
偶然、関西の私立大学で退任する教授がいたので、
そこの講師となった」
その先生は財政学を専門にしていて、現在、その大学の
学部長嫌大学院研究科科長になっている。

そして、その先生は、

「自分が尊敬する学者曰く
『学問をする目的は、-人間とは何か-、
-「社会とは何か」-である。その2つを知れれば良い」

という主旨のことを言っていたことを覚えている。

その発言や
「こんな、財政学の授業の内容を知るよりも、
その小説を読むほうが大事やで」

という発言を踏まえると、
先にも書いた
私の学生時代の同級生で、
大学の授業に出てないが、
歴史小説などを読みふけっていた彼は
歴史小説を読みつつ、人間観、人生観、社会観について
深めていたのかもしれないと思ったりする。


今の学生の「まじめ化」は不安を背景にした余裕のなさを
感じる。それゆえに小粒化しているかもしれないが、
私が魅力を感じた教授や同級生などは、
不真面目そうに見えて遊び好きであるが、
根は真面目で余裕を感じた。
また、本質的なものを自発的に追求するものが
あると思った。


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くすぶり続ける対イラン戦争懸念 ~ 中東諸国はチェイニー歴訪を戦争の準備と見ている

先月(2008年3月)に、
アメリカのチェイニー副大統領が
オマーン、サウジアラビア、トルコ、イスラエル、パレスチナ自治区など
中東諸国を歴訪した。


このチェイニー副大統領の中東歴訪について、
中東系の新聞では、対イラン戦争のための準備ではないかという
見方をしている。

中東系の新聞のひとつ
al-Quds al-Arabi紙の2008年3月24日付けのコラムで
同紙編集長のアブドゥルバーリー・アトワーン氏が

チェイニー副大統領、和平ではなく戦争への旅というコラムを書いている。(コラムは東京外大のHPで日本語で読める)
そのコラムにて、

チェイニーは、イランやシリア、ヒズブッラー、占領地のパレスチナ抵抗諸組織との来るべき戦争に備え、それぞれの能力や位置に応じて同盟諸国に役割を分担させるためにやって来たのだ。


と書いている。

このチェイニー副大統領の中東歴訪直前に、
対イラン戦争に反対していた
米軍の中央軍(中東担当軍)のウィリアム・ファロン司令官の
辞任が発表された。

ファロン司令官の辞任が発表されたのが、
チェイニー副大統領は、
訪米したイスラエルのリブニ外相と会談した
翌日であった。

その一連の経過が、
イスラエルを巻き込んで
チェイニーがイラン空爆の準備を進めているのではないかという
憶測が広がった。

チェイニー副大統領はイラクを電撃訪問した時、
イランは攻撃対象の最上位にあることを言及している。

また、同時期、チェイニー副大統領だけでなく、
別の米国の主要な政治家が
チェイニー副大統領が歴訪した中東諸国とほぼ
同じ国を訪問している。

その政治家とは、今年のアメリカ大統領選挙の
共和党の候補者マケイン氏である。

マケイン氏は、親イスラエルであり、イランの核武装に強い警戒感を
示しており、対イラン攻撃を排除すべきでないと考えている。

対イラン強硬派のチェイニー氏とマケイン氏が
同時期に同じ国々を訪問したことが、
中東の関係者に緊張を高めることにつながっている。

このことについて、
東京財団 主任研究員佐々木良昭氏の
中東TODAY
NO・961中東諸国はアメリカがイランと戦争開始を予測
(2008年3月23日)
で詳しく書かれている。
そして、以下のように中東の見方を紹介している。


イスラエルがレバノンのヘズブラと、戦争を始める準備が整ったことも伝えられている。イスラエルとレバノンのヘズブラは、今夏に戦争を始める準備が整ったと発表し、両者は一触即発の状態にある。
イスラエルがレバノンのヘズブラと戦争を始め、その戦争にシリア、イランを巻き込み、アメリカをも巻き込んでいくのではないか、という憶測が、現在では中東諸国の間で最も確率の高い予測とされている。


中東情勢がどうなるのか、共和党のマケイン氏が
対イラン強硬派であることからアメリカ大統領選挙との関係でも
注視したいが、マケイン氏だけでなく、
民主党で、オバマ氏と大統領選挙指名レースを展開している
ヒラリークリントン氏も対イラン強硬姿勢のコメントを過去にしている。

MASAO.YANO「シンキング.ライブ」 (マーケフロムジャパン運営)
ヒラリ-クリントンは軍事強硬派、イスラエルロビーと密接
(2008年1月24日)
によると、

07/1、プリンストン大で講演、
「中東におけるアメリカ外交政策の課題」
まずその中心にイスラエルの安全と自由の確保を据えねばならない」、イランに対しては軍事介入も辞さない、イランの大統領がホロコーストの存在を疑問視、イスラエルの消滅に言及、しているからだ、

とヒラリー氏のイラン政策に関する考え方を紹介している。

今、アメリカはサブプライムローン問題で景気後退に入ったと見られているが、
不景気になれば、景気対策としてアメリカは戦争という公共事業を
やりたがる。

今、次の大統領になりそうなのが、
共和党はマケイン氏、民主党はオバマ氏とクリントン氏であるが、
マケイン氏とクリントン氏は対イラン強硬姿勢、
そして、オバマ氏はイラク戦争に反対したころからも
対イラン開戦については慎重ではないか。
そうであるならば、
対イラン強硬派勢力とイラン戦争開戦で利得を得る集団にとっては
オバマ氏は煙たい存在になるだろうなあ。

そう言えば、オバマ氏について、暗殺を懸念する声があるなあ・・・・・・。


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イスラエルのガザ攻撃とイラン・アフマディネジャド大統領イラク訪問・・・新たな戦争が始まるのか? ドル全面安の中、イランを支持するロシア

イスラエル人神学校で銃乱射事件、イスラエル前国防相が、年内の対イラン武力行使を示唆 ~ 田中字氏の言う「中東大戦争」になってしまうのか?



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チベット問題で見る日本マスコミの報道の自由・・・・・そして、中国では、チベット問題以外で別の大暴動が予想されている!

チベット騒乱について、
このブログの2008年4月8日付けの記事

パリで消えているか? ~チベット問題で、北京オリンピックの聖火リレー、ロンドン・パリで大妨害に遭遇 ~ ちなみに聖火リレーはナチスの発明です

にて、以下のことを書いた。


私は、中国が台頭していくにあたって、
人権や表現の自由が国際的にどうなっていくのだろうかと
思うことがあった。

特に日本は中国が強くなっていくにあたり、
日本国内での表現の自由はどうなっていくのだろうかと。

日本は今は表現の自由を重んじる米国の属国下にあるが、
そのような状況でも、マスコミ報道で、
対米に遠慮する政府の意向を慮っているのでは?

と想像することがあるが、
もし、中国が現在の人権意識のスタンスのままより強国となり、
日本政府がそのような中国の属国下になっていけば、
日本の表現の自由はどのように守られていくのかと
ふと不安に思うことがある。


・・・・・・・と、
中国の台頭で日本における表現の自由に関する
状況に対する懸念を伝えたが、


ヒマラヤ登山などで度々チベットを訪れている
アルピニストの野口健氏に対するインタビュー

わが聖地・チベットの苦しみ:野口健(アルピニスト)で、

中国政府がこれまで、チベット人を抑圧していた状況、
今回のチベット暴動を予見していたことなど
について語っているのだが、

その3ページ目で、
野口氏が、日本のマスコミの対中姿勢で懸念を感じさせることを
以下のように語っていた。


登山家や政治家だけではありません。メディアも一緒です。
騒乱が起こる前ですが、ある新聞の取材で「もうすぐチベットで
大変なことが起きる、そう書いてください」といいました。
しかし「オリンピックの取材許可が下りなくなるから、無理です」と
返された。
事態はそこまで進んでいるのか、と愕然としましたね。


と、日本のマスメディアが中国におもねり
表現の自由を自主規制する空気が
醸成されている状況を感じさせる内容であった。


今回はオリンピックであるが、
北朝鮮の核問題で政治的存在感と
世界4位のGDPで経済的存在感が高まる
中国での取材活動を制限されることを恐れ、
中国に対して融和的な世論形成や
報道自主規制をすることが懸念される。

そのような状況では、本当の中国の姿が
日本国民に伝わらなくなる。

チベット問題というのは、
日本のマスコミが表現・報道の自由を堅固するのかどうかという
リトマス紙的な側面がある。

中国についての報道で、多面的に分析する自由は欠かせない。

中国政府に基本的人権の尊重を強く呼びかける意見もあって良しであるし、

一方で、
パリで消えているか? ~チベット問題で、北京オリンピックの聖火リレー、ロンドン・パリで大妨害に遭遇 ~ ちなみに聖火リレーはナチスの発明です

仮に、中国政府が欧米並みに表現の自由を認めるようになった時、
中国内の秩序が平和的な連邦制に移行すればいいと思うが、
流血の混乱となり、軍閥により群雄割拠で、今以上に
中国国民の人権が制限される結果になるかもしれない恐れもある。

と書いたように、
良かれと思ってやったことが思わぬ不幸を招かないか、
という多面的な分析を表現する自由も欠かせない。


今、中国はチベット暴動で、
北京オリンピックの運営に暗雲が差し掛かっていて、
国際的な対中世論が厳しくなっているが、
中国内で、チベット暴動以外に別の大暴動が
発生するのではないかという予想がある。

それは、上海株式市場暴落にともなう暴動である。

中国では、
なけやしの金を注ぎ込んで
株式投資をしている人が多くいるという情報があるが、
もし、そうであるならば、
昨今の市場の暴落で、生活難になっている人が
増えていることが想像される。
その不満が暴動につながる可能性を秘めているという
見方がある。

昨年来の世界同時株安の予想してきた
松藤民輔氏のブログの2008年4月4日の記事
米新車市場に、
以下のようにコメントしている。


さて上海の株価を見ると中国資本主義革命なるものの
始まりを予見できる。
共産主義をいまだ信じる人々は共産党の化石人くらいだろう。
証券口座を3500万人の人がこの2年でオープンした中国。
これらの資本家?の資産デフレは革命に近い暴動か騒乱を呼び起こす。

チベット以上に大きな国内問題に発展。
イデオロギーに抑圧された人々と資産を失った人々の
共産党に対する反動は下げる株価に連動する。


と松藤氏は上海株式市場暴落による
革命のような大暴動を予想しているが、
どうなるだろうか?
チベット暴動と北京オリンピック聖火リレー妨害と対中世論の厳しさが
増すなか、上海株式市場の価格も注目せねばならない。








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町の本屋で本を探すことの良さ ~ インターネット書店が普及する中、現実空間の店舗の強み

昨日の夕刻、(2008年4月12日)
大阪梅田の旭屋書店に行った。


書店で本を探すのは良いなあと改めて思った。

このごろはアマゾンドットコムなど、インターネットで
書籍を買うことが増えてきた。

ネットで買う場合は、
あらかじめ買いたい本が決まっているので、
それを検索して買う。

また、その時、アマゾンがその書籍を買った人が買った他の書籍を
提示しているが、その書籍も同じジャンルの書籍が多い。


書店であれば、多種多様な書籍が視界に入ってくる。
それゆえに多方面の分野の書籍の存在がわかるのだ。

ネットで本を買う場合は、分野が偏りがちになるが、
書店であれば、目に入る分野が多様で広がりが出てくる。

ある興味深い書籍を次々と目を通して、
たくさん買いたい書籍があった。
結局、買わなかったが(今、読んでいる本や資料がたくさんあるため)
2冊ぐらい来月に買おうと思うものがあった。

その2冊の書籍の存在は、インターネットでは気がつかなかっただろう。

リアルの書店の強みは、
一度に多様でかつ大量の書籍が視野に入ることだ。




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撮影の時、どうして「はい、ちーず」と言うのか? ・・・・チーズメーカーの存在が・・・・

人を撮影する時に、
カメラを持っている人が

「はい、ちーず」と

いう光景は普通になっているが、

どうして、

「はい、ちーず」と言うのか?


この習慣は、英語圏から日本に伝わってきたものである。


英語圏では
撮影前にカメラを持っている方が

Say cheese

と言う。

すると、撮影される方は

Cheese

というのだ。

イギリスにお住まいの日本人の
rakuda82さんのブログ
チーズの謎・・(2005年10月15日)
にそれがうかがえるエピソードが書かれているので引用すると、


ずいぶん前にイギリス人を交えた何かの集まりの時に記念撮影をしたんです!

(中略)

その時、写真を撮る人が、撮る前にこう言ってたんです。

“Everyone say Cheeese!”(はい、チーズって言って~)

そしたらみんな「チーーーーーーーーーーズ」って写真を撮られるまで言い続けてたのです。



と書かれている。


どうして、撮影の時に、被写体の方に「cheese」と言わせるのか?

「cheese」の発音は

t∫i:z

であるが、この時、語尾の音は「i」、日本語で書くと「イ」の発音が続くような
感じで終わるのであるが、「イ」を表音するような時、
唇が横に引かれるので、
口の形が、
笑顔を作るような形になる。

それで、笑顔の写真を撮るために
撮影者が

Say cheese

と被写体の方に呼びかけ、それに応じて、被写体の方は

Cheese

というのだ。

さて、この習慣が日本に広がったきっかけは
テレビCMであったという。

1963年(昭和38年)、
雪印乳業のCMのシーンで、

緊張のため笑顔が硬いモデルに対して、
外国人カメラマンが
「Say cheese、please」
と言うと、モデルが「チーズ」と言うと、素敵な笑顔を撮影できた。

するとナレーションで、


あなたもチーズと言いましょう。
チーズは笑顔を作ります。



そのCMがきっかけで、
撮影時に

「はい、ちーず」と言う習慣が日本で広まったという。









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ニュースキャスターの何気ない一言から思ったこと ~ 東京の視点で全国ニュースを伝えること*東京偏向報道問題

昨日(2008年4月10日)の
報道ステーションの冒頭で
古館キャスターが
「今、自宅にいる方で(御覧の方で?)
今朝、大変だった方が多いのではないでしょうか?」

という主旨のことを言っていた。

東京のJR中央線が7時間以上停止した事故のニュースのことを
言っていたのだが、

古館キャスターの呼びかけは、首都圏の住んでいる方々にとっては
リアリティを感じるものかもしれないが、
首都圏以外に住む方々にとっては、
全く何のことについて語りかけているのか
わからないのだろう。
(私は関西に住むものだが、中央線停止のニュースは知っていたので、
おそらく、そのことだろうと思ったが)

古館キャスターは首都圏に住んでいて、首都圏の朝の出来事が
大きな出来事と思って、無意識に冒頭の言葉が出たと思うが、
首都圏以外の大多数にとっては無関係のことなのだ。
全国ネットの放送をしているのであれば、東京だけが
日本ではないという意識を強く持ってもらいたいと思うのだ。

キー局が東京に集中しているため、
どうしてもマスコミは東京中心でモノを見がちになるように
感じる。

そして、東京のフィルターで地方を見て、
その地方の多様な特徴をもっているのだが、
固定イメージのまま編集してしまうことがあるようだ。

元NHKのアナで
東京一極集中のメディアのあり方に疑問を感じ、
東京本社栄転を拒否して、現在フリーの立場である
寺谷一紀氏が産経新聞大阪版夕刊に
「寺谷一紀が東京を蹴ったワケ」というコラムを連載しているが、
その第3回 2006年8月19日付けのコラム

東京がでっち上げる偽りの大阪像

が東京マスコミの偏向報道に掲載されている。

寺谷氏が、1990年ごろ、
NHK東京報道局のディレクターとして、
大阪の花の万博開催に合わせて、大阪を紹介するVTRを制作した。
大阪の良さをアピールすべく、
水の都大阪をアピールしようと、
中之島や阪ビジネスパーク、ベイ エリアを美しさを伝える
紹介する内容であったが、それに対して上司のプロデューサーが

 「大阪はね、ゴミゴミした街だと決まっているんだよ。映像をかえなさい」

と言い出し、水の都の美しさを伝える内容は
大阪のイメージに合わない、通天閣や道頓堀の映像に変えるように指示が出た。

寺谷氏はそのことに対して次のように述べている。


私はこの瞬間、東京のマスコミの、大阪に 対する偏見と、
ある種のコンプレックスを感じずにはいられませんでした。

そうです。東京は大阪が嫌いなのです。逆もまた真ですが、
前者の方がタチが悪い。情 報のほとんどが、東京から発信
されているからです。大阪といえば通天閣とタコ焼き、いつ
からそんな偏った大阪像が定着したのでしょうか。もちろん、
通天閣もタコ焼きも大阪の大切な文化ですが、ごく一部に
過ぎません。そればかりを強調して伝えるのは誤りです。


と書いている。
地方都市の様々な面が伝えられないことは不幸なことである。
その寺谷氏のエピソードで、評論家の堺屋太一氏がある
シンポジウムで語った内容を思い出した。

堺屋氏が、女優の仲間由紀恵を起用して
関西空港を舞台にしたトレンディドラマの構想を
某民放の東京のキー局の担当者に提案した。
全国ネットの場合は、東京のキー局が権限を握っているので、
相談しないいけないのので、キー局に話しに行ったのだが、すると

東京のキー局の担当者は

「別に関空でなくても、羽田で良いではないか。
仲間由紀恵では合わない。大阪を舞台にするなら、
天童よしみだよ」

と言っていたそうだ。


東京一極集中の弊害が言われているが、
マスコミもそれに加担してしまい、かつ、
東京中心で日本を見る癖がついてしまっている。

それが、地方の実情をきちんと伝わらず、東京の視点で
地方の政策が決定されたりすると思う。

昨日の東京の中央線のトラブルは、都市の過密性の問題が背景にあり、
東京以外の大都市で発生する場合があり、全国ニュースにする価値はある。
そのニュースでコメンテーターの加藤氏が
「過密ダイヤゆえにちょっとしたことでも大混乱になる。東京が大きすぎる」
という主旨のことを言っていた。

加藤氏のコメントで中央線のトラブルのニュースが、
東京一極集中問題という国全体の問題を考えさせるヒントを
提示する方向性が示されたことは良いと思った。
東京一極集中は、住みにくさというデメリットを首都圏の方々にも
もたらしていると思う。


このブログでの関連リンク
地方の弱体化はてもデメリットである

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公共交通の遅延情報と金融危機の政府情報 ~ マイナス情報は希望的観測を抱かせるような曖昧な表現ではなく、明確かつ客観的に

昨日、自宅の最寄り駅から、バスで帰路につこうとした。
そのバス停は始発嫌終点ターミナルバス停であった。

そのバス停でバスを待っていたのだが、
出発予定の時刻になってもバスが到着していなかった。
すると、

「交通事情により、遅れています。もう少ししばらくお待ち下さい」

というアナウンスが流れた。

いったい
「もう少ししばらく」とはどのくらいの時間を意味しているのだろうか?

具体的数値のない時間単位は主観的になるだろう。
1分と思う人もいれば、5分と思う人もいるし、10分と思う人もいるだろう。

実際には、5分遅れでバスが到着し出発となったのだが、
主観的な時間単位ではなく、例えば「5分ぐらい」と客観性のある数値時間で
伝えて欲しいなあと思った。

どうして、主観的な
「もう少ししばらく」という表現になったのだろうかと思った。
もしかしたら、「もう少ししばらく」という表現だけで、
待っている人に安心感を持たそうとしたのだろうか?

「もう少し」と言う表現を使うことで、待っている人達の
遅れているというマイナスに感じている感情を何とか回避しようという
無意識さがあったかもしれない。

しかし、そのような表現では、5分遅れになった場合、
「もう少し」を1分程度と感じている人には、
「全くもう少しではない」と思うだろう。
至急の急ぎの人にとっては、
低コストのバスにするか、高コストのタクシーにするか
迷っている人にとっては、「もう少し」と言うので1分ぐらいでくると思ったが、
結局タクシーに乗ることにしたのだが、
そうであるならば、5分ぐらいの遅れと早くから言ってくれと思うだろう。

もし、およその遅延時間を言えないのであれば、
バスが現在、どのバス停付近を通過しているか伝えてくれれば、
いつも利用する人にとっては、どのくらいの遅れか検討がつく。

その点、電車は遅延時間を正確に伝えてくれる。
昨日、JR北陸線の特急電車に乗ったが、
電車が8分遅れ到着し、乗車中に、終点駅に
夕方の帰宅通勤ラッシュのためさらに遅れが生じて、
何分遅れて、何時何分に到着するかを伝えていてくれた。

遅れたとしても、そのようにはっきりとした目処を
伝えてくれればとても助かるし、イライラ感はなくなる。


公共交通の遅延の伝達について、
バス会社の「もう少し」という、
少しの時間しか遅れていないという印象を抱かせ、
人々に主観的な時間感覚で判断させる
曖昧な表現と
鉄道会社の具体的客観的な数値を盛り込んで遅れを伝える表現の
違いがあった。

そのことで、10年前の日本の金融危機時の日本政府の
コメントと昨今のアメリカの金融危機のFRBバーナンキ議長の
コメントの違いについて、
元ウォール街の金融マンのブログ債券・株・為替 中年金融マン 
ぐっちーさんの金持ちまっしぐら  の 「議会証言」


での記事を思い出した。

その記事の一部を引用すると


昨日のバーナンキ、今日のガイトナー(ニューヨーク連銀総裁)と今回のベアー救済の立役者による議会証言が終わりました。内容はあちこちで書かれていますので詳細は触れませんが、やはりさすがにアメリカですね。何が起きたか、或いは何を考えているか、きちんと説明しています。

日本では考えられないです。
日本の場合、何をやっても政府は(或いは日銀は)十分に対策を打っているし、もう山は越えた、と念仏のように繰り返しつつ、長銀、日債銀と次々と問題が発覚、不良債権の処理も「とっくに峠は越えた」、と10年間言い続けて、実はその10年間処理が続いたと言うテイタラク。

こうなると国民が政府も中央銀行も信じられないので、何をやっても疑心暗鬼。まして株なんか買う気がしない。

しかしバーナンキは、ベアーは確かに民間企業だから潰すのは簡単だけど、潰してしまったら金融システム全体が大変なことになるので、救済した、しかもあのピンポイントのタイミングでJPに救済させなかったらその日に倒産していた、と明言。

従って今回の一連の救済策は金融システム全体を保護する目的に沿って必須であり、さらにまだしばらくこういう状況が続くから危ない、とまで宣言。
どう聞いても他に解釈の余地はありません。

どうですか、この違い。



と記事を引用しましたが、
バス会社の「もう少ししばらくお待ち下さい」という表現では、
それが1分ぐらいに感じている人にとっては、1分以上遅れたら、

10年前の日本の金融危機時の
もう山は越えた、と念仏のように繰り返しつつ、長銀、日債銀と次々と問題が発覚
という日本政府のコメントと重なるイメージを抱く。

また、この「もう少し」という表現に希望的観測を抱かせるものを感じるが、
その希望が成り立たないと幻滅となる。


一方、

鉄道会社が明確に
現時点で何分遅れて、通勤ラッシュのため
さらに遅れが生じる
という表現は

バーナンキは、ベアーは確かに民間企業だから潰すのは簡単だけど、潰してしまったら金融システム全体が大変なことになるので、救済した、しかもあのピンポイントのタイミングでJPに救済させなかったらその日に倒産していた、と明言。

従って今回の一連の救済策は金融システム全体を保護する目的に沿って必須であり、さらにまだしばらくこういう状況が続くから危ない、とまで宣言。


というバーナンキ議長の表現のイメージと重なる。

明確にまだ危機が終わっていないと伝えてもらうと、
覚悟と対策はできる。

まあ、鉄道会社の明確な遅延時刻の伝達もそうである。


遅れや危機などのマイナス情報は希望的観測を抱かせるような
曖昧な表現ではなく、
明確かつ客観的に伝えて欲しいものだ。





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日本とチベット関係の過去と未来 ~ チベット問題は東アジア秩序形成に多大な影響を及ぼすかも知れず、日本は無関係でいられない!

北京オリンピックに向けた聖火リレーが、
チベット問題への抗議のため、ロンドン・パリで大きく妨害された。

そのチベットと日本は過去から将来において、
大きな関わりがあると思うのだ。

サイバーサンプル電脳寺の
隠蔽されたチベットの真実。によると、
1941年の日米開戦前に、日本は経済制裁で厳しい状況になっていたが、
チベット政府は、そのような日本に対して、羊毛を送った
その理由は同じ仏教国が苦しんでいるからという理由であった。

日米開戦後、多くの国々が日本に宣戦布告をしていて、かつ、
対日戦線用の武器弾薬ルートとして、チベットを通過できるように
アメリカの特使による強硬な要求に対しても
「中立」を理由にチベットのダライ・ラマ13世は断り続けた。

しかし、第2次世界大戦終戦後、中立を貫いたチベットは
敗戦国扱いされたという。

チベット問題に関して、
インターネット放送ビデオニュースドットコム(1ヶ月525円で見放題)の
中国がチベットを手放せない理由
を見た。

チベットを切り離せない背景に、
中国の近代史にありそうだ。

中国は軍閥により群雄割拠状態になり、それが
中国は日米欧の列強諸国により半植民地化され、翻弄された。
そのことが、中国が分離独立と国家分裂につながりかねない
チベットでの対中政府抗議行動を弾圧するひとつの要因になっているという。


さて、そのチベット地方は
中国の2大大河である長江と黄河、
インドシナ半島を縦断するメコン川、
ミャンマーの大河サルウィン川、
パキスタンの大河インダス川
インドの聖なる大河ガンジス川、
など大河の源流になっている。

21世紀中ごろは水をめぐって戦争が発生するのではないかと
言われるほど、水の獲得が大きな課題になると見られている。

中国は、経済発展・食料確保という面で、チベットの豊富な水は
欠かせないのであり、かつ、ダムも構築しようと考えているようで、
そうなれば、大河の下流のインドやインドシナ諸国と軋轢を生む
可能性がある。

そうなると、
チベット問題は中国国内の問題と言い切れなくなってくる面がある。

また、チベットが独立志向を強め、北京政府のコントロールが
効かない状況になってくると、新疆ウイグル、内モンゴル、
そして、台湾と独立志向が強まり、台湾問題で、中台の軍事的
緊張が高まれば、
日本の安全保障上の直接的な問題になってくる。
また、中国東北部の朝鮮民族の帰属問題も発生してくるだろう。

チベット問題は東アジアの地図を大きく塗り替える可能性がある。
そして、先述したように、水資源問題でインドや東南アジア諸国と
中国が対立する可能性がでてくる。

チベット問題は将来の東アジアの秩序に大きな影響を及ぼす
可能性があり、日本は無関係でいられないだろう。

チベット問題に関して、日本政府は、
チベットと北京政府の間で仲介する役割は果たせないのだろうか?


このブログでの関連リンク

梅雨 ~梅の実が熟す頃の長雨は、ジェット気流とヒマラヤ山脈・チベット高原の高山によるもの


テーマ:チベット問題について - ジャンル:政治・経済


パリで消えているか? ~チベット問題で、北京オリンピックの聖火リレー、ロンドン・パリで大妨害に遭遇 ~ ちなみに聖火リレーはナチスの発明です

北京オリンピックに向けた
聖火リレーがロンドンで行われたが、
チベット問題に対する中国に対する抗議する
聖火が奪われそうになったり、
消火器攻撃で消されそうになったり、
人達にかなり妨害された。

そして、
パリでは、
聖火ランナーを「装甲車48台」、
ローラースケート警官100人、消防隊100人が囲むという
何重にも警備員が取り囲み、
沿道の観客からはかなり遠いような感じで、
聖火リレーが行われ、
途中で、あまりの抗議活動に
聖火がバスで移動することになり、
2度、聖火が消され、保存されていた
種火で点火する事態になっている。

このような異様な聖火リレーのニュースは聞いたことはない。
それほど、中国の人権問題に対する反発が強いことがうかがえ、
そのような国でオリンピックを開催することへの疑義が
英仏であるのだろう。

フランスでは、テレビ出演が好きなサルコジ大統領が、
訪中で中国と商談をまとめたが、ここ2週間テレビには出ていないという。

それほど、人権を重視する英仏世論の強さを感じるのだ。

私は、中国が台頭していくにあたって、
人権や表現の自由が国際的にどうなっていくのだろうかと
思うことがあった。

特に日本は中国が強くなっていくにあたり、
日本国内での表現の自由はどうなっていくのだろうかと。

日本は今は表現の自由を重んじる米国の属国下にあるが、
そのような状況でも、マスコミ報道で、
対米に遠慮する政府の意向を慮っているのでは?

と想像することがあるが、
もし、中国が現在の人権意識のスタンスのままより強国となり、
日本政府がそのような中国の属国下になっていけば、
日本の表現の自由はどのように守られていくのかと
ふと不安に思うことがある。

日本で中国が台頭していっても、
日本国内で「人権」についての世論の意識があまり高くなさそうに
感じ、世界の「人権」に対する意識はどうなるだろうかと思っていたが、
欧州世論の人権意識の強さに何らかの安心を感じるのだ。

今はユーロ高で、強さを感じる欧州での人権意識の高さにより、
中国政府がより人権問題・表現の自由の重要性を重んじるように
なってくれればと思ったりするが・・・・
現実的にはそうはならなさそうだし、
仮に、中国政府が欧米並みに表現の自由を認めるようになった時、
中国内の秩序が平和的な連邦制に移行すればいいと思うが、
流血の混乱となり、軍閥により群雄割拠で、今以上に
中国国民の人権が制限される結果になるかもしれない恐れもある。
中国内で、表現の自由を欧米並みにしていくにあたっては、
悲劇を招かないように
戦略的にしていく必要がありそうにも思える。


ちなみに、聖火リレーは、1936年のヒトラー政権下で開催された
ベルリンオリンピックで、ナチスによって、初めて行われたのだ。

そのナチス政権は第2次世界大戦でパリを占領し、
そのパリが連合国に解放されそうになった時、
連合国の侵攻を食い止めようと、
ヒトラーは
パリの焦土作戦をドイツ軍に命じ、
その時、ヒトラーは
パリのドイツ軍総司令部に繰り返し送った訓電で
「パリは燃えているか」
と尋ねていた。

そのパリで、聖火は消えた。


パリで、消えているのか





NHKスペシャルの名作「映像の世紀」のテーマ曲「パリは燃えているか」収録
この曲は、20世紀の歴史の重みを伝える番組とマッチングしている名曲である。



「パリは燃えているか」収録


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桜花散り、花吹雪となる

昨日の夕刻、
自宅前の桜並木を歩いていると
満開の桜から多くの花びらが風に舞っていて、
少々桜吹雪の渦がまいていた。

そこで一句思いついた

儚さや 七日足らずで 桜花散る


日本では
3月上旬の冬の名残があるような寒さから
一気に2ヶ月で初夏の気候に移行する。
その季節の境目のころに
染井吉野が咲く。

そのように一気に気候が進むため、
桜の開花期間は短く、満開の桜もあっという間に散ってしまう。
それゆえに、短い満開の期間に桜を愛でることに勤しみ、
その短い花の命ゆえに、儚さや無常を感じるのだ。

花の命の短さでは儚さを感じる桜の木であるが、

桜花が散れば若葉生い茂る木に変身し、生命の力強さを感じるのである。






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進む大富豪のドル離れ

サブプライムローン問題による
アメリカの金融危機によるドル離れにより
ドル安が続いている。

そのことを象徴するような出来事が昨年11月にあった。
それは、
ブラジル出身のスーパーモデルである
ジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)が
P&Gとの契約で
ドル下落を嫌い、
ユーロによる契約を求めたことであった。

ドル離れは世界の名だたる大富豪にも広がっているようだ。
そのことについて、
国際金融などの分析に詳しい
浜田和幸の記事によると、


実は2007年11月アメリカの会計検査院はアメリカ政府の財政破綻宣言を行っている。そして今、ウォーレン・バフェット氏、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長、ジョージ・ソロス氏らは相次いで、ドルへの決別を宣言し、ユーロとコモディティへの方向転換を図っている。

と書いている。
 元記事は
バフェットやビル・ゲイツなど大富豪がドルへ決別ヘッジファンドの生き残りをかけた熱い戦い

また、様々なヘッジファンドが
大量の赤字国債を抱えるアメリカに見切りをつけ、ドルを売っているという。

そして、
ジョージソロスとともにヘッジファンドのクォンタム・ファンドを立ち上げていた
ジム・ロジャースは
今後20年~30年はドル離れが進むと見ていて、
昨年の10月に
自身の資産をすべて米ドル以外に移すと表明していた。
その理由として、
米国の金融政策がドルの質を下げることになると
言っていた。

さらにその時、ジム・ロジャースは
「投資銀行は巨額の悪質な証券を抱えており、財務状況がどれだけ悪いかは誰にも分からない」
と述べていて、
米住宅市場についても数ヶ月で過剰な住宅在庫は解消できないので、
下落は止まらず、回復に数年かかると言っていた。

半年後の現在、FRBが金利を引き下げ、大量の資金供給をしているが、
そのことがドル安に拍車をかける状況になっている。
そして、全米5位の証券会社であるベア・スターンズが事実上の経営破たんとなった。
住宅価格が下げ止まらないでいる。


ジム・ロジャースの予想通り
アメリカの金融危機は深刻さを増し、ドル離れが加速している。





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慣れない事して気がつくこと ~ 非定常作業・新規事業へのリスクヘッジの重要性と自分の生活や社会を成り立たせている前提条件

自宅から歩いて20分~30分ぐらいのところに、
森林公園になっている山がある。

森林公園なので、ある程度は道が整備されていて、
舗装されていたり、
脇道も階段として整えてられてられているのだが、
昼間行くのと、夜に行くのとでは全く違ってくる。

夜でも、大都会の夜景の光で、少々、道は見えて、
歩けて、ちょっと、脇道の階段を登ってみることもできる。

問題は階段を下りる時だ。

登る時では暗闇でも何とか階段の高低差はわかるのだが、
降りる時になれば、その高低差の感覚が、
とても薄い明かりでは、わからないのだ。

脇道の階段なので、それほど、きちんと、階段と階段の幅の感覚や
階段の段差の高さがそろっているわけでもない。

相当、ゆっくりと、
慎重に歩幅を狭くして歩いて、どこに階段があるのかを確かめ、
階段の位置がわかったとしても、
どのくらいの高低差があるのか、ゆっくり、次の階段の高さの位置を確かめ
ないと、バランスを崩してこけそうになってしまうのだ。

慣れないことをするということ事態にリスクが潜んでいるということに
改めて気がつく。

化学プラントでの事故が発生しやすい時のひとつに
非定常作業がある。

それゆえに、非定常作業の時は安全確認を入念に行って
作業を実行するのだ。

ビジネスでも新規開拓をする場合、慣れないことなので、
どのようなリスクがあるのかを確かめ、どのようなリスクヘッジをするのか
考えないといけない。

ちょっと上手く行ったからといって、いけいけどんどんになってしまうと、
足をすくわれることになりかねない。

そして、森林公園の道から普通のきちんと整備された道を歩くと、
なんと歩き易いことか。

普段は気がつかない当たり前のインフラの有り難さに気がつく。

人間社会は、様々なモノなどのハードのインフラ、
人間関係やルールなどのソフトのインフラによって
支えられていることを思い出すのだ。

今、自分が生きている家庭・学校・会社などの環境や
社会全体の環境はどのような前提条件で成り立っているのか
それを改めて認識する必要がある。
その前提条件を気がつかないと、その前提条件を壊してしまって、
今まで、上手く行っていたことがいかなくなることにつながってしまうのだ。


慣れないことをして、そのようなことに気づくのであった。


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お蔭様の語源
おかげさま ~目に見えない存在に対する謝意

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桜満開 ~家にいる時は窓から見える桜で花見をし、仕事の時は職場近くの疎水の桜を堪能す。

4月上旬、桜の見ごろになっている。

私の自宅窓から3mのところにある桜は満開だ。
自宅にいながらにして花見ができる。

今、その桜を見ながら、この記事を書いている。



桜-自宅窓080402_0739~001

自宅窓から見える桜(2008年4月2日7時39分撮影)

この桜の木は桜並木の西側の起点の木である。
この桜の下を多くの若者が行きかう。

ちょうど、撮影した日は、最寄の大学の入学式であり、
多くの新入生を歓迎する桜である。


さて、私の職場の近くに
琵琶湖疎水がある。
琵琶湖疎水でも岡崎疎水と言われるあたりだ。

岡崎疎水の両岸は桜並木となっていて、
両岸が桜色になった疎水を十石船が水面を
進む。

桜-岡崎疎水080403_1230~001

(岡崎疎水 2008年4月3日12時30分撮影)

この光景に出くわすと、
隅田川ではないが、
思わず、滝廉太郎作曲の「花」を口ずさみたくなる春風駘蕩のひと時である。

「花」の1番の歌詞は

♪春のうららの隅田川 のぼりくだりの船人が
 櫂(かい)のしづくも 花と散る~♪


これは源氏物語の

春の日のうららにさしてゆく舟の
      棹のしづくも花ぞ散りける

を参考にした歌詞である。

棹からほとばしる雫が日差しをうけて輝き、花びらのようねに見える

という意味である。

この岡崎疎水の十石船も、
エンジンではなく、疎水に棹差して進むようにすれば、
より趣が出るように思えるが。

十石船は
江戸時代に、淀川で使われた木造船で、
米や酒、旅人を運んでいたものであり、
現在は
平常、伏見の宇治川派流で観光船として、使われているものだが、
桜の開花時期には、岡崎疎水で乗船できるのである。

琵琶湖疎水は
明治になり、首都が東京に変わり京都は勢いが弱くなったころの
1881年(明治14年)
京都府知事になった北垣国道が
琵琶湖の豊富は推量に注目し、
京都の産業振興を目的に、
動力(水車),かんがい,防火などに利用するため、
琵琶湖疎水計画を立案。

1885年(明治18年)に着工し、
1890年(明治23年)に完成した。

岡崎疎水はその琵琶湖疎水のうち平安神宮付近や
鴨川近くの夷川ダム付近の疎水を言う。

水力発電や水運など近代京都の産業振興に大いに
貢献した疎水は、現在、主に京都市民の水道水源となっているが、
この岡崎疎水のように観光資源となっていて、
京都経済活性化に一役かっている。



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花~日本近代音楽史史上屈指の名曲

桜の語源など・・・
日本の国花「桜」











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近くの大学での入学式・・・・・・大学への近道にはあまり人通りがなかった

昨日は前日までの寒の戻りもおさまり、
桜咲く暖かい春の陽気に戻った。

近くの大学で入学式があり、
4桁以上の新入生やその親達が
参加したようで、
台地にある大学へ平地の駅から曲がりくねった広い坂道に
新入生やその親達の列がつながっていた。

実はその道は最短の道ではないのだ。

途中で違う道を通って、階段のある道を歩けば早くつくのだが、
その近道の階段のある道の人通りは少なかった。

新入生などはまだ、この近道を知らないのだろう。

まあ、やがて、
先輩や地元出身者などから教えてもらい、
その階段のある近道を使うようになるのだろう。


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道路財源獲得とガソリン暫定税撤廃の両立は可能 ~ 日本は財政危機にあらず、赤字国債を発行すれば良い ・・・・・・ 地方はコンパクトシティ化促進を

道路特定財源を得るための
ガソリン税への暫定税率が、
民主党の反対により、4月1日からなくなった状態になっている。

年間で、2.6兆円の減税となるが、
赤字国債を発行しない場合、
地方などの道路建設2兆円分が停止するという。

減税と公共投資どちらの方が景気に影響を与えるのか?

例えば、1兆円の公共事業と1兆円の減税をした場合を考えると、
(単純化のため国内のみの経済とする)
1兆円の公共事業はそのまま国民所得となり、
国民所得が1兆円増えることになる。
所得のうち、80%が消費に、20%が貯蓄に回るとする。
つまり、6400億円の国民所得と1600億円の国民貯蓄が発生する。
その6400億円の国民所得のうちの80%がまた消費にまわり
5120億円の国民所得が発生する。
そして、また5120円の国民所得のうち80%が消費にまわって
新たな国民所得になる。
つまり、無限等比級になる。
無限等比級数の総和、つまり乗数は
貯蓄分の20%=0.2の逆数となり、5となる。
1兆円の公共事業で5倍の5兆円の国民所得が発生する。

1兆円の減税の場合で、
減税分のうち80%が消費に、20%が貯蓄に回り、無限等比級で
所得が増えたとしても、
公共事業の乗数よりも小さくなるのだ。
もともと国民の所得からいただいた税金を返しただけにすぎなくて、
公共事業のように新たに国民に仕事を与えて、所得を増やすケースと違うからだ。

例えば、100兆円の国民所得があるとして、1兆円税金を取ると
国民所得が99兆円と税金1兆円であり、1兆円の減税があったとしても
もともとの国民所得の100兆円になるだけであるが、
新たに政府が公共事業として1兆円の仕事を国民に与えるとなれば、
100兆円の国民所得にさらに1兆円の国民所得が加わることになり、
101兆円になる。

このようなことがあることもあり、
減税では
第1次波及からではなく第2次波及、
から始まることになり、
計算上は
乗数値は公共事業の場合の5よりも1少ない4となり、
所得の増加額は4兆円となる。

このように
公共事業と減税が同じ金額であっても、
経済成長への効果の大きさは

公共事業>減税

となる。

これを踏まえると、
ガソリン暫定税がなくなることによる減税による
経済成長への効果と
ガソリン税収入がなくなることによる公共事業減少による
経済成長抑制の影響を比較すれば、

公共事業減少による経済成長抑制 > 減税による経済成長への効果

になってしまう。

報道ステーションを見ていたら、


ガソリン税減税効果によるGDP押し上げ効果が
0.9兆円に対して、
ガソリン税収入減による2兆円の公共事業停止による
GDP低下効果が
2.1兆円となり、
トータルして、1.2兆円のGDP低下になってしまうのだ。

今のままでは、景気悪化要因になってしまう。

福田総理は赤字国債は今の財政状況ではできないというが、
そんなことはないのだ。

その証拠は長期金利の低さである。
10年物の国債金利は
直近では1.27%ぐらいであり、
今世紀になって、
2%を超えたことはない。

それだか国債の借り手がたくさんいることを示している。

このブログの
日本の財政が破綻すると言う人がいるけど、どうして、長期金利(10年国債利回り)が1.4%と低金利なの?



『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』の
2007年11月26日に配布された
【メール編:第455回】の
経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員である
山崎元氏の回答の一部を次のように紹介した。

また、物価は上昇率ゼロ近辺ということは現在、
日本の通貨、即ち日本政府の債務
に対する信認が過剰に厚いともいえますし、
1.4%と低位の(名目GDPを2%程度と見ても低い)
10年国債利回り(いわゆる長期金利)は、
日本国債に対する、相対的に旺盛な需要を物語ります。
これらは、ある意味では、日本のマクロなポート
フォリオ選択にあっては、
政府の債務が「未だ不足している」とさえ言いたくなる事態です。

政府の最適な累積債務の量について議論をすべきではないかと思われますし、
これらの状況を考えると、
実は今、財政再建を急ぐ必要がない

ということではないかと申し上げておきます。



と引用したが、
11月末から4ヶ月過ぎた現在、
さらに長期金利は低下している。

政府はもっとお金を借りれる状態なのだ。
政府は借金して、
道路財源とガソリン税撤廃を同時にすれば良いのだ。

道路事業において、
特に地方は長期的視点を踏まえると、
点在している集落を
地方の市街地への集約する
コンパクトシティ化を促進していくような
公共事業をすべきだろう。
その時、高齢化や新興国成長による
エネルギー需給の逼迫予想を踏まえ、
低床式のLRT=次世代型路面電車を敷設することを
するのは良いのではないか。

ただ、コンパクトシティ化を進めるにあたり、
生まれ住んだ集落への愛着が深い高齢の方々を無理強いして
転居させるようなことはしてはいけない。
ただ、市街地への転居を選択肢として、提示して、
メリットを感じてもらい、かつ、
心理的抵抗をなくすような働きかけをする必要がある。

ただ、自然に考えて、点在集落に住む高齢の方々よりも、
移動に柔軟な若年層の方が寿命が長いので、
地方はコンパクトシティ化の方に長期的には進んでいくのではないか、
その方向に向けた公共事業はすべきだと感じる。


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バラマキ政策が日本を救う ~ 政府紙幣発行でばら撒けば大丈夫







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4月1日が、新年度始まりの日になった理由は?

今日は4月1日、
4月1日は、新しい年度の始まりの日である。
年度とは、何かの目的のために設定された1年間の区切りである。

主に公共機関の会計年度や学校の学年の年度の始まりの日になる。

法的にも公共機関の会計年度は以下のように定められている。

財政法
第十一条  国の会計年度は、毎年四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終るものとする。


地方自治法
第二百八条  普通地方公共団体の会計年度は、毎年四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終わるものとする


どうして、4月1日が新年度始まりになったのであろうか?


江戸時代には、年度というものがなく、暦通りに年次で、区切っていたが、
明治になり、その都度、財政状況の都合で年度の区切りが変えられてきたが、
1886年(明治19年)に年度を4月1日から翌年の3月31日にすることが
定められた。

その理由として、主に2つある。
1つ目は、
当時の主要な税収源であった地租を得るにあたり、
秋に収穫された米が売却されて得た現金収入から税収を得て、
収入をきちんと把握して、予算を執行することを考えると、
4月1日を年度始めにするのが合理的だったからという理由。


2つ目は、
当時の覇権国であったイギリス会計年度の区切りが
4月1日から翌年の3月31日であったからことに倣ったからという
理由がある。
現在でもイギリスは日本と同じ会計年度の区切りを用いている。


学校の年度、新しい学年も現在
学校教育法施行規則により

小・中・高校,大学の「学年」は、
「4月1日に始まり、翌年3月31日に終る」となっている。

明治初期、
特に入学時期は決まっていなかったようだが
当初は9月入学のところが多かったようだ。
その理由として、外国人教師が多かったからだとも言われている。

そのような状況であったが、
1886年(明治19年)10月に、高等師範学校が
学校の年度を4月1日から翌年3月31日にすることを決め、
1888年(明治21年)、全国の学校が4月入学を取り入れるようになった。

その理由として、主に2つある。
政府の年度は1886年に4月開始が決まったが、それに合わせたという説。

もうひとつは軍部の影響という説。
士官学校等の軍関係学校の学校の入学は
4月入学であったが、
年度的に9月入学の一般学校の約半年後の4月に入学があるという
状態になっていて、そうなると、優秀な学生が軍の学校よりも
普通の学校ばかりに流れてしまうので、軍のクレームが高まり、
軍関係学校の学校の入学時期に合わせたという説がある。


さて、日本が4月開始の会計年度のモデルとなったイギリスが
どうして、4月1日を年度始めにしたのか?

欧州では、
1582年からユリウス暦からグレゴリウス暦に変更されていたが、
イギリスでは直ぐに変更されていなかった。
それは、プロテスタントの国であるイギリスは、
カトリックのローマ教皇グレゴリウスが提唱したことに対する
反発があったからとも言われる。

しかし、周りの国々ではグレゴリウス暦に変わっていたこともあり、
英国国教会は1752年にユリウス暦からグレゴリウス暦に変更することを決めた。

ただ、この時、年初日を3月25日から1月1日に変更したのであった。


3月25日はキリストの受胎日であるとされていた。その理由としては、
3月25日が春分日とされていたことに由来すると考えらている。


まあ、年初日を変えるに当たって困ったことが発生した。
商売で、年末にまとめて支払うケースが多いのであるが、
急に3ヶ月も変えられては困ってしまう。

そこで、イギリスで中世以来の伝統であった
1年後との支払いは年明けの6日後まで猶予するという習慣を
利用して、
3月25日の6日後の3月31日を締め切りとした。

そして、翌日の4月1日を会計年の年初日にすれば区切りも良いという
ことになり、
イギリスでは、
会計年度が4月1日から翌年の3月31日になったという。



*英国の会計年度の由来については、
「かわうそ@暦」さんの「暦と天文の雑学」を参考にしています。


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暦の語源は「日読み」、カレンダーの語源は古代ローマの決算日に由来する


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