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言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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しあわせ~日本でも西洋でも偶然・運命的なものとして「しあわせ」を感じたようだ

仕事で成功して「幸せだ」
というふうに喜びごとがあると
「しあわせ」という言葉を使う。

その「しあわせ」の
語源は
「仕合わせ」と書き、それは
「し・あわす(為合わす)」であり、
意味としては「めぐり合わせ」「事の成り行き」である。
つまり、
運命的な物事のめぐり合わせを意味していたのである。
運命と言えば、良いことだけでなく悪いこともあるので、
もともとは「しあわせ」は良いことだけでなく
悪い事態にめぐりあうことの意味も含まれていた。
過去の文献には
「良きしあわせ」「悪しきしあわせ」と区別して表現されている
という。

それが良い意味だけのめぐり合わせという意味で
使われ始めたのは室町時代だとする文献がある。

そして、「しあわせ」とは大和言葉であるが
それに漢字の「幸」をあてたという。

その「幸」という字は
上の「土」の部分は
「夭(わか死に)」という意味であるが、
下の部分は「逆」を意味している。
つまり、若死にの反対は「長生き」という意味である。

どうして、「長生き」の意味の字が
「幸せ」に用いられてかわからないが、
長寿を「良きしあわせ」と考えていたのだろうか。

人偏に「幸せ」の
「倖」とも書くが、
この意味は「思いがけない幸い」である。

「思いがけない」ということは偶然という意味が
含まれると思うが、

それは日本だけでなく、西洋でも
「倖せ」は偶然の要素を感じているようである。

英語で「しあわせ」は
「happy」だが、その語源は
「happen」と( たまたま~がおこる ) と同じ語源の
「hap」である。その意味は偶然・運命である。