言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。.当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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カリスマ

ホリエモンを、特に若い世代で、企業家の
「カリスマ」と見る人がいた。

そのカリスマとは、ドイツ語「Charisma」である。
そのカリスマとは、もともと何から由来しているかと言えば
ギリシア語の「karis」の「恵み」や「好意」「恩愛」が、
新約聖書において「神からの授かりもの」という意味で使われた
ことにある。

その意味から、「超自然的、超人間的な力をもつ資質」を持つ預言者・呪術(じゅじゅつ)者・軍事的英雄などの人物を賞賛する意味で使われるようになる。

社会学者のマックス・ウェーバーは,「支配」を3つの類型に分類した。「伝統的支配」「合法的支配」、そして、「カリスマ的支配」である。
ある個人が、特異性・超自然的・超人間的な資質をもつ人間であると示す事で、被支配者からの承認を受け,カリスマ的支配が成立する。

歴史上で、言えば、ナポレオンやヒトラーがあたる。

「カリスマ的支配」の典型組織として、宗教団体がある。
教祖の特異性・超自然的・超人間的な資質に引かれ、(カリスマ性があると思い込み)自発的に服従するパターンである。

ただ、新興宗教団体によるカリスマ的支配は、狂気になれば、オウムのような反社会的行動に現れる。

反社会的と言えば、ライブドアのホリエモンのカリスマ的支配にも、それがあったと指摘する声がある。ライブドアとオウム真理教、ホリエモンと麻原の共通性があると言われている。

例えば
切込隊長BLOG(ブログ) ~俺様キングダム 
というブログの
ライブドア騒動と、オウム真理教事件が構造的に酷似している件について

において、
・既存社会の破壊的象徴としての大義名分の立て方
・暴走するリーダーと盲従する組織
・メディアを利用したイメージ戦術
・民衆の熱狂的支持という収穫
  などを共通点にあげている

また、元電通で、現在、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所非常勤講師を務めている吉田望氏はブログの
「予測は可能である」
において

(新興宗教などの)
信仰が世俗を凌駕する。信仰により世俗を変えるという教義の場合、革命思想が生まれ、より危険になる可能性が高く、ライブドアはそれらの要素を有していた。堀江氏のニヒルなヒールぶりに率いられた教義の危険度は、普通のベンチャーと比べて比較にならないほど、高かったのです。

(一部、私が引用文を書き換え)

と述べています。

また、ライブドアの忘年会で、ホリエモンを讃える歌が歌われていた光景とオウムで麻原を讃える歌が歌われていた光景を重ねる人もいます。

熱狂によって支えられたカリスマ支配が、社会と摩擦を起こしたり、それが、国の支配となれば、対外戦争になります。ライブドアやオウムは、結局、社会的損失の大きい違法行為につながり、ヒトラーのカリスマ性によって支配されたドイツは第2次世界大戦という事態を招きました。


「超自然的、超人間的な力をもつ資質」リーダーによる支配は、一時は、危機を乗り越えたり、閉塞感を打ち破るという功績もあるが、間違えば、破局を迎えてしまう劇薬にもなる。


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足を洗う

何か、悪事をやめたり、何かの職業や
ある世界から離れることを
「足を洗う」という。

その「足の洗う」はもともと仏教に由来する言葉である。
昔インドの僧は、終日、裸足で街中を托鉢して歩かねばならなかった。
そして、
外出から戻ってきた際に、足は泥だらけで洗わないといけない。
汚れた足を洗い清め、心身共に、清浄になることが一日の終わりだった。つまり、泥足を洗うことで俗界の煩悩を洗い清めて仏業に入ったことから、悪い行いをやめる意味に転じたというのである。

この習慣は、インドの修行僧に限ったことではなく、日本各地の「接客を生業とした女性」にもあった。また、江戸時代、遊女の年季が開けるとき、足洗井戸と呼ばれる井戸で実際に足を洗ったということから、うしろめたい仕事をやめることを「足を洗う」というように使われたという説もある。


「足を洗う」の意味を英語では、wash one’s hands(直訳すれば「手を洗う」)と言う。中国語でも「洗手不干」(直訳すれば「手を洗ってやめる」)と言う。「足」でなく「手」である。ただ、韓国語では、「足を洗う」というそうだ。

「足を洗う」という意味には、「気持ちを新たに、真面目に生きる」という意味が含まれるが、それが転じて、相手に失礼のないように威儀を正す意味と、心から来客を歓迎するもてなしの心が含れるという。

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何年経っても「新」のまま

先週、新大阪駅から東京出張のため
新幹線に乗った。

新幹線は、「新しい幹線」ということだ。
1964年10月1日に開業した。
開業当時は、まさに新しい幹線と言えるが
もう開業して、41年は過ぎている。
それでも「新幹線」のままである。
もう、40年経っているのに、「新」「幹線」
のままなのかとふと思った。

「新」という名前で思いつくことがある。

大阪に新世界と呼ばれるところがある
通天閣のあるところだ。
新世界は、1912年(明治45年)パリやニューヨークの大都会をモデルに繁華街として開発されたのが、
もう開発されて93年以上になる。
だが、今でも、新世界と呼ばれている。

神戸に、新開地というところがある。
新開地は、1905年
旧湊川を埋め立てた跡地に自然発生的に生まれた町で、
瞬く間に芝居小屋や活動写真小屋が立ち並び、一大歓楽街となり
、「東の浅草、西の新開地」、あるいは「西の浅草」と
言われるほどで、全国のミニ歓楽街に今も「新開地」「新地」の地名を残すほどだった。
その新開地も生まれて1世紀経つが、今でも「新開地」である。

日本の地名で、「○○新田」という地名が多くある。
それは、江戸時代、8代将軍の徳川吉宗が新田開発を奨励した
時の名前がそのまま今も使われているのである。
もう、300年近く前に付けられた「○○新田」という
名前が、今も使われている。

新幹線は、開業して100年以上経っても
「新幹線」と呼ばれ続けるのかなあ。

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SAT(特殊急襲部隊)が初出動した日

日本の警察の
対テロ特殊部隊である
Special Assault Team
通称 SAT(サット)が
初出動した日が、1979年1月28日の今日である。
正式にSATが発足したのは、1996年だが、
1977年に発生したダッカ日航機ハイジャック事件
を教訓に、警視庁に警視庁第六機動隊が
大阪府警に第二機動隊が極秘裏に編成された。
これが、SATの前身である。
警視庁は通称「特科中隊」、大阪府警は「零中隊」と呼ばれた。
そのような体制が大阪府警にとられていた1979年の1月26日
衝撃的な事件が大阪市内で発生する。

1979年1月26日14時30分過ぎ
大阪市住吉区にある三菱銀行北畠支店に猟銃を持った
強盗犯が猟銃を一発撃ちながら乱入。その犯人の名前は梅川昭美(うめかわ あきよし)(30歳)である。

梅川は行内のカウンターで「金を出せ、出さんと殺すぞ。10、数えるうちに5000万円出せ」と要求。

2階にいて、騒ぎを耳にした支店長の森岡浩司さん(47歳)は、2階にいたのだが、銃声を聞くと1階へ駆け降りていった。森岡は1週間あまり前の17日に、北畠支店に着任したばかりだった。

梅川の乱入をを見た行員の萩尾博さん(当時20歳)は警察への非常電話に手をかけた途端、梅川は躊躇することなく猟銃を撃ち射殺した。

梅川のナップザックに金がつめられる。脱出した客や行員の通報受けた巡回中の住吉署の楠本正己警部補(当時52歳)が拳銃をふりかざして飛び込み
ピストルを構え、「銃を捨てるんだ」と叫んだ。
梅川「撃てるなら撃ってみろ」とすごむ。
楠本が天井に向け1発威嚇発射
梅川は猟銃を2発発射して、楠本正己警部補の顔と胸に命中させ殺害。

さらにやや遅れて駆けつけた阿倍野署の前畠和明巡査(当時29歳)も射殺。その時、飛び込んだもう一人の警察官は防弾チョッキで命拾いをし、逃げ出した。その後、続々とパトカーが到着。
梅川はクレー射撃の訓練を受けていて、命中率はプロ並の腕だった。

梅川は、行員に命じてシャッターを下ろさせ机やソファーでバリケードを築く。そこで男子行員11人、女性行員20人、客男女9人全員を人質にして整列させる。
梅川は男子行員に向かって叫んだ。「責任者は誰や。支店長は前へ出ろ」しばらくして、森岡浩司支店長は1歩前に出て「私だ」と言った。そのとたん、梅川は「お前が支店長か、何で、すぐ金を出さんかったか。こうなったのはお前の責任や」などと怒号して、2メートルの至近距離から猟銃を発射、森岡は胸が蜂の巣となり、即死した。

梅川は、女子行員に対し、「服を脱げ、10秒以内に脱がんと順番に撃ち殺すぞ」と脅迫して、電話係の1人を除く女子行員全員の着衣を脱がせて全裸にして、支店長の机に外向きに座らせて人間バリケードを築いた。また、女子行員のトイレ使用をカウンターの陰で処理させるようにした。

梅川は「よう、見とれ。これからもの凄い惨劇が始まるんやさかい」
と言い放つ。

最年長の行員である竹内貞夫さん(当時47歳)に対し、「お前が一番生意気や、何かをたくらんでいる」と怒号、猟銃を胸をめがけて発射。
竹内さんが素早く身をよじり、心臓から弾は逸れたが避けられたが右肩に散弾が命中し、そのまま倒れ、死んだふりをする(6ヶ月の重傷)

梅川は人質に向かって訊いた。「『八つ墓村』の映画、観たもんおるか?」誰も迂闊に手を挙げようとしない。「そいじゃあ、『ソドムの市』ちゅう、映画観たもん、いてるか?」話題作だったから観た者がいたかもしれない。だが、誰もそれに応えない。

  *「八つ墓村」・・・1938年(昭和13年)に起きた津山30人殺し事件を元に、横溝正史が探偵金田一シリーズの小説に書き、映画化された。

  *「ソドムの市」・・・マルキ・ド・サドの小説『ソドム百二十日』を、映画化した作品。ナチスの支配下の北イタリアの都市サロで、傀儡政権の大統領、僧正ら4人のグループが狂暴な強大な権力を背景に、多数の美少女、美少年を古びた館に監禁、欲望と悪徳の限りをつくした上に虐殺するストーリー。



梅川は男子行員の1人に、刃渡り6、4センチのナイフを渡し、床に倒れた竹内さんの方を見て「まだ、生きとるやろ。とどめを刺せ。肝をえぐり取るんや」と言った。行員は「もう、死んでいますよ」と弱々しくつぶやいた。

「そんなら、耳を切り取れ。この世の生き地獄「ソドムの市」で、死人の耳を切る、あの儀式をするんや。恐怖の極地をお前らに見せてやる」

「切れません。切れません」行員は泣きながら哀願したが、梅川は「人間は極限状態になれば、命惜しさに何でもできるんや」と冷たく言い放ち、「お前も死にたいか」と銃口を向けた。

言われた通り、その男子行員は「すまん、すまん、どうか生きていてくれ、助かってくれ」とつぶやきながら、転倒していて拒否不能の竹内さんの耳の上半分をそいだ。竹内さんはあまりの痛さに失神してしまう。梅川はその耳片を口に入れ、「堅い、まずいなあ」とつぶやいてその場に吐き捨てた。

「ナチやったら、もっとひどいんやぞ」「戦争やったら、人を殺したら勲章もらえるんやで」「俺は精神異常やない。道徳と善悪をわきまえんだけや」と梅川は言い放つ。

梅川は、気に食わない態度を見せた女子行員の髪をつかんで床を引きずり回したり、胸に銃口を押し付け「撃つぞ」と脅したりした。その度に女子行員たちは「助けてください。助けてください」と両手を合わせて哀願した。

さらに、梅川は、行員の顔や肩スレスレに威嚇発砲した。その度に「キャー」という女子行員の悲鳴がシャッターを通して外の報道陣まで聞こえた。

梅川による人質立てこもりは凄惨な事態となっていた。


翌日の27日、梅川の母親が説得に来るが、効果はなし。
27日の午後、梅川は借金を背負っていたが、その借金を銀行に
返済させるため、借入先のサラ金10件に電話をかけた、
その返済役を買って出たのは人質の行員の
嶋崎溥業務係長(40歳)だった。

そして、1月28日28日午前0時過ぎ、
大阪府警察本部警備部第二機動隊零中隊の7人の隊員が
拳銃を携え、音が出ないように靴を脱いで、銀行西側の廊下に入り、突入の機会をうかがっていた。
東南角の現金自動支払機と壁との隙間から偵察する警備部幹部が、梅川の動きを逐一、無線で知らせていた。


午前8時35分、特殊部隊のリーダーに渡されたメモには「両手で新聞を広げ、読む。猟銃、拳銃とも机、ウトウト、首落とす」と、書かれていた。

このとき、たまたま見張り役に立っていた嶋崎溥業務係長が
右手の平を小さく前後に振って、合図を送った。

午前8時42分、警備部第二機動隊零中隊7人はバリケード代わりのキャビネットの隙間から梅川に向かって突進した。
シャッターの隙間から他の隊員も突入。
「伏せろ」7人のうち何人かが叫ぶ。ハッとして頭をあげる梅川。右手で拳銃をつかみ、撃鉄を起こそうとあせる。梅川から7、8メートルの距離で、6丁の拳銃を一斉に発射させた。
梅川の右首付近から鮮血が噴出し、椅子から崩れ落ちた。警備部第二機動隊零中隊は死亡したと思ったが、梅川はうなり声をあげた。

大阪警察病院へ急送されるが、弾丸の摘出手術に入ったとき、すでに絶命していた。8発の発射のうち、3発が頭、首、胸に命中していた。

やがて梅川が死亡する。

これがSATの初出動の事件となる。SATの出動により
42時間の凄惨な人質事件は幕を終える。

私がこの事件の時は5歳だったが、「三菱銀行」と書かれた
シャッターの下の隙間から特殊部隊のような警官が入っていく
光景を見ていた記憶がある。

この事件を生中継していたNHKテレビの視聴率は42.3%
と高視聴率だった。

戦後の人質事件で犯人が射殺された事例はこの事件を含め3件ある。
1970年の瀬戸内海でのシージャック事件や1977年長崎市内でのバスジャック事件である。

この三菱銀行北畠支店人質篭城事件で、SATが初出動となるが
その後、出動した例として

1992年 東京都町田市の人質ろう城事件の現場で待機していた。

1995年 函館空港ハイジャック事件で警視庁特殊部隊が北海道警の部隊とともに出動。

2000年 西鉄バスジャック事件、福岡県警、大阪府警のSATが出動。広島県警機動隊に指導を行い、突入を支援。この事件で初めて閃光弾を使用して犯人を制圧。(SATが1996年に正規部隊となってからの初出動)

 
SATが、今後出動する事態もあるかもしれないが
初出動となった三菱銀行北畠支店人質篭城事件のような凄惨な
事件解決のために出動という事態もあるかもしれない。

数年前の年末の特番で、三菱銀行北畠支店人質篭城事件の
再現VTRがあり、そして、実際に、梅川を狙撃した
大阪府警察本部警備部第二機動隊零中隊の当時の記者会見の
VTRを見た。

それにしても、この三菱銀行北畠支店人質篭城事件の凄惨さ
を私が知ったのは、小学生高学年の時で、その後、いろいろ
調べれば、調べるほど、この凄惨さが強烈に植えつけられる。







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リヴァイアサン

「リヴァイアサン」とは、
Leviathan(レヴィアタン)の英語読みである。
ホリエモン逮捕の報道を見て、ふとこの言葉が浮かんだ。

リヴァイアサンは、旧約聖書のヨブ記で登場する
いくつもの頭をもち、鱗で覆われた巨大な口を持つ
巨大なワニかクジラのような海獣として登場する。

もともとの語源は
ヘブライ語の「liwjatan」
に由来し、その意味は「ねじれた」「渦を巻いた」だという。

この「リヴァイアサン」という言葉は、
思想史においては有名である。


1651年、イギリスの思想家トマス・ホッブズは
「リヴァイアサン」という著書を発刊する。

「リヴァイアサン」において
ホッブズは人間は自然権を持っているが、自然状態のままに置いておけば「万人の万人に対する闘争状態」になるリスクが高い、
そうなれば、人々の生命・財産は危機にさらされるそのことを
防ぐために、人々は社会契約を結び、政府に対して自らの自然権を委託し、絶対的な権力を確立するという理論をうちたてている。

そのように絶対的な巨大な権力を持つ政府を幻の
巨大海獣リヴァイアサンになぞらえて表現したのである。

さて、本日、どうして、語源に「リヴァイアサン」を
取り上げたかというと
昨今のライブドアをめぐる捜査で注意しないといけないなあと
感じることがあるからである。

検察などの司法機関は法的手続きにより、被疑者となった
人の身柄を拘束できる権限を持つ権力機関である。


検察などの司法機関は、違法行為をしている人を
摘発し、法秩序を保つという重要な役割があるゆえに
違法行為をした容疑のある者を捜査し、真相追究のため
被疑者が証拠隠滅しないように、被疑者の身柄を拘束する
ことは妥当である。

そのため、今回、証券取引法違反を行ったと疑われる
ホリエモンを逮捕し、身柄拘束することは妥当だと言える。

ただ、ふと思うことがある。ライブドアの証券取引法違反
とされる投資組合を使っての偽計などをしているのは、
はたしてライブドアだけなのだろうか?
他のところも大なり小なりしていると見る人も少なくない
そうしたら、どうして、ライブドアが標的にされたのか?

また、元日経新聞記者の阿部重夫氏のブログの
ライブドア崩落5――国策捜査
において

国策とは、捜査に国家権力の意志が露骨に発動されているということである。ライブドアの弁護をするつもりはないが、株高を利用してBS/PL(貸借対照表/損益計算書)をお化粧することといい、投資事業組合を隠れ蓑(それ自体としてはそう複雑でない)にした数字の操作といい、手を染めている企業は少なくない。

と記述している。

ライブドア以外にしているところがあれば、ライブドア
以外の企業も摘発しないとフェアとは言えないとも感じる。
もし、一罰百戒的な捜査で終わってしまうのなら
社会に対する警鐘という機能は果たせるが、
ホリエモン個人を標的にした権力の恣意的運用の
可能性もあるかもしれない。

そして、最近のライブドア捜査に関する情報は
検察発表や検察からのリークをマスコミがそのまま
報道している。
例えば、ホリエモンが拘置所内の規則で
「接見禁止」と言われて
「えっ、石鹸は使えないのですか」
と言ったという笑わすような情報もあるが
ただ、検察がついおもしろいと思って何気なく記者に言ったのか
それとも、ホリエモンはバカだというネガティブイメージを
国民に植え付けることを狙っているのかもしれない。

実際、裁判になれば、被告人や弁護側の意見が出てきて
検察の主張が修正され、減刑されたり
時々だが、検察の主張が全面否定され
無罪になることもある。

近代法の原則は、被疑者や被告人の段階では
推定無罪の原則で、まだ、犯罪者と確定していない。

そして、近代国家における裁判において誰を裁いているのか
というと、被告人ではなく、検察の立証プロセスなのである。

検察の被疑者が触法行為をしたという主張の立証プロセスが
真実か、捜査における法的手続きに問題はないかを
裁判所は見ているのである。
そして、検察の立証プロセスが真実で
捜査における法的手続きが妥当と裁判所が
判断すれば、検察からの求刑を被告人に科すことが妥当と
審判を下すのである。

この発想の背景には、巨大な権力を持つ国家機関によって
不当に国民の基本的人権が侵害されることを防ぐということがある。
権力の恣意的運用によって、時の政府の意向に反する思想を
持つ人を身柄拘束して、基本的人権が侵害されることへの
恐れがあるかである。

そのように国家権力とは、一国民の権利をかなり
制限できるパワーを持つ「リヴァイアサン」なのだ。

ホリエモンの問題行動だけでなく、国策捜査を
感じさせる検察の捜査が適切な手続きを踏んでいるか
恣意的な捜査をしていないか、
「リヴァイアサン」は暴走していないか、

そのような視点は、これから裁判官制度で国民が
裁判の判決に関わることも踏まえると、より
重要だと感じるし、そもそも
近代国家の原理は何かを学校教育において
するべしだし、マスコミもそのような視点をもって
事件報道をして欲しいと思う。





テーマ:語源 - ジャンル:学問・文化・芸術


ハーレム男の報道は、マスコミの目くらましか?~検察はMHKをターゲットにしているとキツネ目さんが言っている。

東京・東大和市で女性11人と集団生活をしていた男が、誘いを断った女性を脅迫した 疑いで逮捕されたが、
ふと思ったのだか

ハーレム男が、集団生活への誘いを断った女性(20)に「出て行くと
 ミンチにされる」「ほかの人に話すと殺されたり病気になる」などと脅した疑いがあるというのだが。


これだけで、脅迫罪が成立するのだろうか?
言われた方が感じは悪いが、「ミンチにするぞ」といえば、
脅迫だとわかるし、それが継続的に言われれば脅迫だと断定できるが、「ミンチにされる」では、明確にミンチにしようとする主体は明白ではないし、それが継続的に言われたのだろうか?
それだけで、脅迫罪で逮捕されるというのなら、世の中
今日から、たくさんの人々が逮捕されて、留置場の定員オーバーに
なっちゃりして。

この事件を見て、1980年の千石イエス事件を思い出す。
この事件は、ミニ宗教の「イエスの方舟」の代表が、
千石イエスこと千石剛賢が若い女性たちの集団失踪事件に関わっているとして騒ぎになり、その女性たちの親は千石イエスに連れさられたと
主張し、信者の家族、警察などからカルト教団扱いをし、産経新聞などのマスメディアは、、「人さらい」「現代の神隠し」などと非難する報道を展開、やがて、千石氏は逮捕される。一方、鳥越俊太郎がいたサンデー毎日は失踪したとされる女性たちの居所を掴み彼女らに接触すると、自主的な意志で自分の家を出て千石のもとにきたものであり、不法監禁などされていないと主張した。
事実、彼女らの自主的な意思で千石氏についてきたのであり、千石氏は
不起訴となった。

この「イエスの方舟」事件と今回のハーレム男の事件を重ねてみてしまう。

10人の妻を持つ無職の57歳のハーレム男は、珍しさから、ワイドショウねたにもってこいである。これで、ライブドアの報道の扱いも小さくなるかもしれない。もしかしたら、ホリエモンを持ち上げていたマスコミに対する批判の高まりを恐れて、人々の関心を逸らそうとしているのではとかんぐったりする。
また、警察がなぜ強制捜査をしようとしたのかも不思議である。

ところで

ライブドア強制捜査に関してだが、評論家の宮崎学氏
(この人は、グリコ・森永事件のキツネ目の男に似ているということで
警察からマークされたことは有名)
が、
昨年の9月11日の小泉の圧勝以降”MHK” という地検が狙う次のターゲットについての情報が出てきて
MHKというのは

M=村上ファンド
H=堀江貴文
K=木村剛

というのである。小泉改革の促進役、かつ、その恩恵を授かった
もの達に捜査のメスを入れようと検察はしているというのである。
そうすることで、検察の裏金問題の疑惑の人物の検察高官の昇格
を小泉内閣にしてもらったことで、小泉勢力に逆らえない状況から
脱して、また、いつでも政権側の政治家も摘発できるぞという
検察の権力復権を狙っているというのである。

そのことについては、宮崎学氏のHPの
シンポジウム 「こうするべき!麻原裁判控訴審」 1月22日 日本教育会館 (その2)

に書いてある。


ちなみに、オウムの麻原は、今の精神状態は、まともに公判を
受けられる状態なのか?もし、今の精神状態のままで死刑が執行
されても、脳の異常か精神疾患により、
自分が過去に行ったことを忘れたまま、なんのために
絞首刑にされるかの意味をわからないまま、執行されるかもしれない
なあ。












テーマ:23日ライブドア・堀江社長逮捕! - ジャンル:ニュース


ライブドアショックと黄金のサックス

ライブドアの異常な株式分割に関して批判の声があがって
いるが、24日付けの日経朝刊の一目均衡で
マネックス証券も2000年8月の上場前の
1ヵ月半で1株1円での増資を3回繰り返し、2万株強の
発酵済み株式数を128万株強に増やした行為も
指弾されないといけなくなると書いていた。

そのマネックスに関して

ライブドアショックと言われる先週の東証の株下落の
実態はマネックスショックだとも言われている。

ライブドアへの強制捜査の翌日の東証は
午前中は、ライブドアはストップ安だったが、東証の日経平均は
前日比プラスに転じていた。

午後の市場が開くまでの間に
マネックス証券、ライブドアと関連会社計5社について、株式の信用取引の際の担保としての評価を70~80%だった担保率をゼロにすると
発表した。

マネックスがこの取り決めを公表したことで、他の証券会社が同じような決定を下すのではないかという思惑が広がり、委託保証金を確保するための換金売り、狼狽売りが広がり、午後から株価が急落。
そして、それが翌日の市場にも影響して、ついに東証が
取引量オーバーの危機となり、市場が停止した。
東証が凍傷したとオヤジギャグが出る始末だった。

そのマネックスの対応に批判が出た。
マネックスは企業防衛のため当然と言っていたが
どうして、マネックスが急にライブドアと関連会社計5社について、株式の信用取引の際の担保としての評価を70~80%だった担保率をゼロにしたのか?

それについて、マネックスの背後にあるゴールドマンサックス証券が
関係しているのではないかという推測されている。

マネックス証券の社長『松本大』氏は東大法学部卒業後、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券を経て、ゴールドマン・サックス証券(90年)に入社。30歳で同社史上最年少、共同経営者に就任した経歴がある。

株式日記の2006年1月24日付けのコメント

によれば

16日にGS(ゴールドマンサックス)が16日に日経平均先物の大量売りを行っていた。

政府関係の情報収集能力に長けているGSがライブドアの強制捜査を事前に知っての売りに出たのではないか。それゆえに、先んじて大量に売ったのだが、17日前場引けの段階では日経平均がプラスに転じていました。そのまま上昇を続ければ、先物を大量に売ったGSは多大な損を抱えてしまうが、マネックス証券によるライブドア関連の掛け目0%”の発表をしたことを契機に後場から急落に転じた。

この経過から、ライブドアショックの背景にマネックスとゴールドマンサックスとの共同作戦があったのではないかと推測している。

さらに、

さらには、ヘッジファンド界の超大物ジョン・メリーウェザー(JM)(松本大はかつてソロモンの副会長だったメリーウェザーと深い仲)が急遽17日に来日し松本大とコンタクトをとっている。(『松本大のつぶやき』の1月18日にも書かれている)ことは、ユダヤ資本による株価操作の信憑性が増す材料です。17日前場から急落していた場合もマネックス証券が同様の掛け目0%という処置を行ったかどうかはわかりませんが、東スポの記事の文面を借りれば「GSが情報をつかみ、マネックスが下げのきっかけを作り、ジョン氏の巨額の資金を使って売りを仕掛ける。」シナリオが展開された。GSなどユダヤ資本とJMら一味が今回儲けた額は100億以上と言われています。

というのである。

株式市場は外資の土俵になっていると言われてますなあ。
昨年のライブドアのニッポン放送株取得ではリーマンブラザーズが
からんでいましたが、ライブドアの件で、外資がどのように
関係しているのかは注目したいですね。




テーマ:ライブドア問題 - ジャンル:ニュース


ホリエモン逮捕で感じる事

ホリエモンが、証券取引法違反容疑で
東京地検特捜部に逮捕された。

彼が実際に証取法違反をしていたとしても
私は、その法律内容とその解釈と運用について
詳しくないので、「推定無罪」の原則ということも
あるので、犯罪行為を行ったと断定は今のところは
言いにくい感じがする。

ちょっと、心配なのが、特捜の捜査のスピードが速かったのだが
証拠不十分で裁判で立証できずに無罪ということになることも
もしかしたらあったりしてということもよぎるので・・・
また、マスコミが検察のリーク情報にひきずられているとも
感じるので

報道によれば
検察が「汗をかいて働いている人がバカを見ない社会
が大切だ」という観点からも捜査したという情報があるが
もし、その通りだとしたら、権力による恐さが感じる。
あくまで、検察はすることは、違法行為の摘発であって
「汗をかいて働いている人がバカを見ない社会が大切だ」という
思想に基づいて捜査をするのは、司法権力が特定の価値観を
国民に押し付ける恐さを感じるのである。
私は、「汗をかいて働いている人がバカを見ない社会が大切だ」
という考えには賛成だが、あくまで、検察の役割は
違法行為の摘発であって、「汗をかいて働いている人がバカを見ない社会が大切だ」という思想で検察は動くことは、デイトレーダー
で生計を立てている人を否定することにつながりかねない危惧を
感じる。


ただ、ホリエモンは、法違反をしていないとしても
フジテレビがニッポン放送にTOBをしている時の
ライブドアによるニッポン放送大量株取得時の時間外取引など
法の趣旨に反するような市場取引を行ってきたことは
透明性と公平性など様々な観点から問題だと感じる。

ただ、ニッポン放送株大量取得によるフジテレビとのバトルは
談合体質の既得権益化して硬直化した日本のマスコミ体制の
問題点を浮き上がらせ、風穴を開けようとしたこと、
プロ野球でパリーグが5球団となり、1リーグ制に縮小する
危機の時に、名乗りを上げて、ライブドアは落選したが
楽天によって、2リーグ制を維持できる機運を作ったこと
は評価している。
(プロ野球参入に関して、ライブドアの後に楽天が参入表明と
一般的に受け止められているが、もともとは楽天がプロ野球参入を
画策していて、それをライブドアが知って、参入表明をしたという
話をIT関係者から聞いたことはある)
ただ、フジとのバトルにしても、プロ野球参入にしても
ライブドアが完勝しなかったり、敗れたりしたことは良かったと
思う。ホリエモンの市場原理主義の思想などの価値観に恐さがあった
からである。まあ、既得権益体制に揺さぶるをかける
壊し屋としては評価できるが、社会的な公器を担うには
ホリエモンは適さないと感じていた。

昨年の総選挙で、自民党の武部幹事長は
ホリエモンを郵政法案に反対した亀井氏への
対抗候補として広島6区に送り込んだ。
ホリエモンは、法に触れなければ、
お金のためには、マナー違反になるような手段を選ばない
思想の持ち主である。
そのような思想の持ち主を
公益性を熟慮し法案を審議する国会議員にしようとした
ことに自民党の執行部に疑問を感じた。
小泉総理の偉大なるイエスマンと自称する武部氏は
ホリエモンが、ニッポン放送株取得によるフジテレビとの
バトルの最中に「金でなんでも・・」と、ホリエモンに
否定的な意見を述べていたが、人気が出ると、選挙のために
手段を選ばず利用した。
竹中平蔵氏は、市場の透明性・公平性の重要性を
言っていたと思うが、ホリエモンは、ニッポン放送株取得時に
違法ではないが、脱法的な取引をしていることが明らかなのに
応援演説をしていた。
武部氏と竹中氏の政治姿勢に疑問を感じる人は増えるだろう。

また、私は、デフレ下においては、小泉・竹中の
小さな政府・サプライドエコノミクスの新古典派の
経済思想による政策ではなく、亀井氏のケインズ的な
財政出動の政策の方が良いと考えていたので
堀江氏が落選して、亀井氏が当選して良かったと思っている。

ホリエモンは、VTRで出ている昨年の忘年会で
「年商3億円ぐらいの会社で過ごすと思っていたが、こんなに
(会社が)大きくなると思ってなかった」という主旨の発言を
していたが、無理せず年商3億円ぐらいの会社でコツコツ
頑張っていたら、逮捕容疑をかけられる取引行為をしなかっただろうと
感じるし、また、彼の皆が気付かないことに取り掛かる嗅覚
が、社会のより多くの人々から受け入れ、尊敬されるような形で活かされ、ゆっくりと20年ぐらい時間をかけて、世界的な大企業に成長させていたかもしれないと感じる。

ただ、彼は株式上場で、大量の資金を得る事で人生の歯車が今回の逮捕劇につながる軌道に乗ってしまったのかもしれない。

この社会的背景に、政府が「貯蓄」から「投資」へと株式投資を
一般国民に推奨し、デフレ大不況で、ゼロ金利下の
銀行貯蓄で利子が増えない庶民が、
個人投資家としてマネーを求めて株式市場に参入したことがある
のではないか。
特に1990年代後半の大不況は、竹中大臣などがいう
財政再建、小さな政府、・サプライドエコノミクスの新古典派の
政策を採用した結果だと思っている。それで、金利がゼロのままになり
それがお金を求めて個人が株式市場に参入することを加速させたと
思う。

そのような社会的背景とホリエモンの考え方が合わさって
ホリエモンが時価総額極大化路線で、かつ、ヤフーに勝つ
世界一の企業への野望というナンバーワン路線
へと突っ走った結果、ホリエモンの今日の状態になったのだろうか
と思う。

それにしても、最近のライブドア事件に関する政治家の
コメントを聞いていると、このブログで
活力門~ホリエモンとオジャマモン摘発~大権力闘争劇の幕開けか?
で、書いたような
次の総裁選挙をめぐっての「小泉・竹中・安部路線の勢力」と
「福田・山崎・加藤のラインの勢力」との権力闘争を感じるなあ。

そうそう、ライブドア事件に関して
きっこの日記の2006年1月23日付けの「 イノシシ捕獲成功!」(イノシシとはホリエモンのこと)のなかで、
耐震偽装だけでなく
ライブドア事件でも、安部官房長官の名前が出てくることを
臭わしてますね。

ホリエモンをスピード逮捕したのは、
ホリエモンが無一文どころかドザエモンになって
しまいかねない、つまり、彼がこの世から消される
危険があるかもしれないと検察が感じたからかも
しれないという見方もありますね。





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あるOLの一言から~エアコン洗浄スプレー技術を女性の美のために

日新メディコというエアゾル開発を主体としている会社が
1995年に設立された。
この会社は、エアコン洗浄スプレーやアイロンスプレーを開発販売
していた。
スプレー技術は世界的に通用していたが、
実用的な用途のスプレーだけでは,
低価格競争に陥れば、利益は減る
ことは予想される。

そんな会社である女性社員が
「夏にストッキングは暑い。それにサンダルは滑るし、
せっかく塗ったかわいいぺディキュアも隠れてしまう。
かといってナマ脚は嫌だし・・・」

この女子社員の言葉を社長が耳にした時
インスピレーションが走った!!
暑い夏、この女子社員と同じようなことは日本中の
女性達は思っているに違いない、これはビジネスチャンスになる!
「ストッキングを履かずに、脚を美しく見せよう」

そして、そのための方法を考えた。
顔にファンデーションを塗るのだから、
脚にファンデーションを塗ればどうだろうか?

脚のような広い面積をムラなく塗るには、得意とする
スプレーの技術を使えば良い。
そして、ファンデーション素材と超微粒子化した絹の粉末入りの液状ファンデーションをスプレーで、ヘアスプレー感覚で、足に吹き掛け,手でのばすことで,ストッキングを履いているような色合いとなり、使い心地が良く、ナマ足をコーティングできるようにした。

ところが、試しに使った女性社員が
その「色」に関しての表現に異論を唱えた。

例えば、赤みがかったベージュのことを「ピンク」としたが
それが女性社員に不評だったので、女性たちの意見を聞き
赤みがかったベージュを「テラコッタ」、
濃い目のオークルを「ブロンズ」、
透明感のある色は「ナチュラル」と名付けた。

そして、2003年2月に発売を開始すると、
あれよ、あれよと売れ始めて、
化粧品専門店によっては1日に50本以上売れる
ところも出て「単品でこんなに売れた商品は今までない」
と驚きをもたれ、欠品状態になる店が出るほどだった。
累計で、120万本の大ヒット商品となる。

そして、イギリス、ドイツ、オーストラリアなど海外メディア
からも、エアーストッキングが注目され取材が殺到。
そして、2004年3月米国で発売を開始、
「サックスフィフスアベニュー」「ノードストローム」
「ニーマンマーカス」など
全米の百貨店2000店舗以上を中心に発売し
アメリカでも80万本販売の大ヒット、世界累計で
280万本の大ヒットとなり、「リップ
ステック以来の発明」(英国タイムス誌)との評価を受けた。

そして、2005年春に、
「ジュエリーを身につけ肌を飾るのなら、肌を直接輝かせたいね。」
という発想から
「身にまとうジュエリー」から「肌にまとうジュエリー」を
ということで
エアーストッキングに
実際のダイアモンドを配合することで、よりきらめきのある
肌を生み出す「エアーストッキング ダイアモンドレッグス」
を発売した。

女子社員の一言から
エアコン洗浄剤スプレーというメーカーとは一見
関係ないと感じる化粧品分野に進出し、大成功した。

おそらく、社長は、
自社の強みのスプレー技術を生かせる
新市場の開拓を考え続けていたのだろう。
それゆえに、女子社員の何気ない一言をビッグビジネスに
つなげることができたのではないか。
そして、それまでの「ストッキングは履くもの」
という固定観念を崩して「ストッキングは塗るもの」
という新しい視点を持ち込み、さらに
「ボディ・メイクアップ」市場という新しい市場を生み出した。




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イギリスは、ビスケットのおかげで7つの海の覇権を握り、プリンを生み出した!

私は、プリンは大好きである。
プリンを発明した人には、ノーベル賞級の発明
ではないかと思ったりする。

さて、そのプリンの起源を遡ると
16世紀後半になるという。

時は、スペインが世界の覇権を握っていたが、新興国の
イギリスが台頭してきていた。

そして、1588年、イギリスとスペインが激突する。英西戦争である。無敵艦隊と言われた3万人のスペインの艦隊と対峙する
ことになる。

「腹が減っては戦はできん!」と言われるように
兵士達の食料確保は重要な問題であった。

スペイン艦隊で、3万人の食料を搭載することには限界があった。
一方、イギリスの艦隊には、大量のビスケットが保存されたいた。
ビスケットは、ビスケットの語源は、ラテン語の. 「ビス・
コクトゥス(bis coctus)」で、ビス(bis)とはラテン語で「2度、再び」の意味があり、コクトゥス(coctus)は「焼かれたもの」という
意味がある。つまり、ビスケットは、、「2度焼いたパン」のこと。昔の人は一度焼いたパンを日持ちさせるために乾かしたり、もう一度軽く焼いて航海用の保存食として使われていたのである。

ビスケットは、場所をとらず日持ちがし、兵糧としては最適で、
イギリス艦隊は食料の心配はなく、食料確保の持久性の困難さが
あったスペイン無敵艦隊を打ち破る事ができ、スペインから
イギリスへ覇権が移行するきっかけとなった。
つまり、ビスケットが世界の勢力図を大きく変える戦争の帰趨を
決したのである。

ところが、スペインにとって変わって、海上覇権を握り始めた
イギリスがより遠方の世界の大海原に向かって、船を出すが、途中で食料が少なくなり船上の食料問題が浮かび上がってきた。

そのような食料の少ない船上で、シェフ達は、少ない食材を
掛け合わせておいしいものを作ろうと考え、あり合わせのパンくずや小麦粉、卵などを混ぜて味付けし、ナプキンで包んでヒモで結び、蒸し焼きにしたものを作って、しばらくしてほどいてみると、何とか形状保った食べものらしきものになっていて、それにチーズをふりまいて
口にしてみたら、食べれるものだったのであった。
これがプリンの起源であると言われる。

食料が困窮しているなか、シェフたちが
アイデアを振り絞り、少ない今ある材料を組み合わせて
生み出されたのがプリンというのだ。
それが、イギリスが7つの海を制覇するプロセスで生み出された
のである。プリンは、イギリスの世界制覇の副産物とも
言えるかもしれない。

そのようにして、生まれたプリンは、後世、私も含めて、世界の多くの人々に甘くておいしい食感を与え、幸福感をもたらしてくれている。





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ほらね、やっぱり!ええ加減な米国の対日牛肉輸出管理体制露呈~政局はどうなるやろうなあ

輸入が再開されてたった1ヶ月でアメリカ産牛肉の禁輸処置が
取られた。特定危険部位が混じっていたからである。

このブログで

アメリカの牛肉は大丈夫かい?

新権力構造? アメリカ牛肉輸入再開と35兆円市場介入

でも書いてきたが、「ほらね、やっぱり」という感じである。
それも、危険部位を出したところには、アメリカの検査官が
いたというから、アメリカの対日牛肉輸出の制度そのものが
杜撰と感じてしまう。

昨年のブッシュ大統領の来日に合わせて、
アメリカの検査体制に不安を抱えたまま輸入再開をしたのだけど
それも、もう、一昨年の夏には、外務省ペースで、輸入再開の
流れができていたみたいだけど
まあ、この問題、対米ケツ舐め外交の小泉政権に対する批判の
ネタになるだろうね。
そして、輸入再開に積極的だったファミリーレストランなど外食産業約800社で作る日本フードサービス協会の 政治団体「外食産業政治研究会」が一昨年までの3年間で、
農林族を中心に国会議員や議員候補者に総額約3500万円を献金していたのだけど、これも自民党を叩く材料としてピックアップされる
かもしれないね。

今回のアメリカ牛肉の再禁輸にしても、ライブドアの強制捜査にしても
耐震偽装の問題にしても、小泉政権に痛手になりそうだし、
ライブドアと耐震偽装の民間検査機関の問題の背景には
小泉・竹中経済路線のアメリカ的な新自由主義の思想がある。

まあ、ライブドア捜査・耐震偽装のオジャマモンの証人喚問・アメリカ牛肉再禁輸は、何か、9月の総裁選挙に向けての権力闘争の
ターニングポイントの一週間になったといわれるようになるかもしれないね。
そのことは、このブログの
活力門~ホリエモンとオジャマモン摘発~大権力闘争劇の幕開けか?
に書いているので、御覧下さい。

ホリエモンへの捜査で株取引に関して注目されているけど
現金取引でも、海外の口座や外国の株屋が介在しているのではないかという推測を言っている「世に棲む日々」というブログがあり
ライブドア捜査の今後 - 錬金術スキームにおけるキャッシュの謎
で、詳しく書いている。

また、ホリエモン、スポーツ報知の報道によると
身の危険を感じて、六本木ヒルズのオフィスから一歩も
出ていないとか。
ホリエモン「命を狙われている」


アメリカ牛の再禁輸・ライブドア捜索・耐震偽装
これらの問題が、政局にどう影響を与えていくか
注目だなあ。










テーマ:牛肉輸入再開 - ジャンル:ニュース


玉の輿

本日、1月20日は「玉の輿の日」だという。
どうして、今日が「玉の輿の日」かというと
1905(明治38)年1月20日、アメリカの政財界に強大な影響力を持っていたモルガン商会創始者の甥、ジョージ・モルガンが、祇園の芸妓お雪を見初め、結婚した。お雪は「日本のシンデレラ」と呼ばれた。その出来事によって、今日、1月20日を「玉の輿の日」というようになったのである。

さて、「玉の輿」の語源ですが
「玉」は、美しいものの総称で、古くは宝石も意味していた。
「輿」は、「貴人の乗り物」という意味で、
そこから、貴人の乗る美しい立派な輿を「玉の輿」と言うようになった。
そして、身分の低い女性が高い身分の人と結婚することが「玉の輿に乗ることが出来る身分になれる」という女性の立身出世を表す意味が生まれた。

江戸時代、京の八百屋に生まれたお玉という女性が、時の将軍の徳川徳川家光の側妻(のちの桂昌院)となり、その子供が第4代将軍徳川綱吉となったこと出来事が、身分の低い八百屋の娘であったお玉さんが将軍に見初められ、将軍と結婚して、次の将軍の母になったというサクセスストーリーを「玉の輿」の由来という説があるが、それは俗説と考えれレイル。

それにしても、祇園芸者が世界の大財閥のモルガンスタンレーに嫁いだり、京の八百屋の娘が将軍に嫁いだりと、この2つの「玉の輿」に関する物語は京都に由来していますね。

玉の輿で嫁ぐと、セレブの仲間入りと今の世では言うのでしょうか。
「セレブ」というのは、
“celebrity(セレブリティー)”=著名人・有名人の略である。

嫁いで、セレブになるには、勝ち組の男と結婚するこという発想も出てくると思うが、昨今、勝ち組の象徴だったホリエモンに東京地検の捜査が迫り、大きく揺らいでいる。

ホリエモンをマスコミは勝ち組の象徴として持ち上げていたが、
その背景には、失われた10年と言われた平成デフレ大不況による
閉塞感があるかもしれない。
ただ、私が思うに、平成デフレ大不況を深刻化させたのは、
いわゆる構造改革賛美=ケインズ的公共投資の財政出動否定
の議論をマスコミが巻き起こしたことにあるのではないかと
感じる。
80年代にインフレ下の英米においてサプライサイドを
強化する規制緩和による構造改革は有効だったかもしれないが、それをデフレ下の日本でやったら、ただ、供給過剰になるだけではないか?
そして、90年代半ば、せっかく公共投資の財政出動などで、
回復基調だった日本経済を、いわゆる構造改革派の思考回路で
財政引き締め政策を取って、一気にデフレ大不況にしてしまったと
認識を私は抱いている。
そのなかで、財政出動ではなく、金融政策でゼロ金利にして乗り切ろうとしたが、デフレで需要過小では、いくら、お金をジャブジャブに
しても、投資は弱くなってしまう。だから、金利もあがらない。
ジャブジャブのお金は、アメリカに流れたり
株式市場に流れ、低金利で預金で儲からない庶民を個人投資家に
仕立てて、株購入を勧めていった。
そのようななかで、ホリエモンという人物が台頭した一面があると
感じる。

ホリエモンのような勝ち組に「玉の輿」でいけたら
と考えた女性がいるかどうかわかりませんが
一生、勝ち組でい続けられる人はごくわずかとも感じますので
「玉の輿」願望で結婚するのも、よく考えないととも
思いますね。

テーマ:語源 - ジャンル:学問・文化・芸術


活力門~ホリエモンとオジャマモン摘発~大権力闘争劇の幕開けか?

「活力門」、これは、ライブドアの中国語訳である。
「活力」=ライブ
「門」=ドア
なのだろう。

闘争になれば、「活力」がわくひとがいる。
今回のライブドアへの強制捜査とその翌日の耐震偽装に関する
オジャマモン(小島ヒューザー社長)への証人喚問は、
激しい権力闘争の「門(ドア)」が開いたと感じさせる
情報がある。

様々な方面の情報があるので、まだ、一貫したストーリーは
わかっていないので、矛盾点も出てくると思うが、徒然と
陰謀物語のネタを書いていく。


まず、どうして、1月16日にライブドアへの強制捜査になったかに
ついて、翌日のオジャマモンへの証人喚問のニュース時間を小さく
するための首相官邸による情報操作だという見方がある。

小泉政権が、耐震偽装問題がマスコミで大きく取り上げられると困るというのである。それは、小泉総理の派閥の森派の錬金術師の伊藤議員が小島社長とかなりの癒着があって、法律違反も多々あり、それが、ワイドショウで取り上げられると困るから、ワイドショウネタとしては、ホリエモンのネタで埋まる事で、国民から耐震偽装の事から目をそらすことを狙っているというのだ。
もし、その通りだとすれば、ここ2日の報道を見ればその目論見は
成功していると感じる。

また、検察がどうして小泉政権よりかと言えば、検察内部の違法裏金問題を内部告発しようとした三井氏を不法逮捕したことに絡んで、違法裏金に関わった加納という検察官を検察高官に昇格する人事を小泉内閣が受託したからだという。

ここ数年、検察に摘発された政治家は、小泉総理の政敵になりかねない人物が多いと感じる人がいる。一方、小泉勢力の不正を検察が追及することには及び腰になっているというのである。

ただ、小泉総理が9月に終えることをにらんで、検察内部の小泉政権に対するスタンスの含め、動きに変化がでてくるかもしれないとも言われている。

そう、その小泉総理の9月退陣に向けた権力闘争の一貫として、ホリエモンが社長のライブドアの強制捜査とオジャマモンをはじめとする耐震偽造事件への追求があるというストーリーである。

ライブドアへの強制捜査にちなんで、裏情報が多い
二階堂ドットコム
の【1/18(水)15:30】の発表によれば、
「村上ファンド」の村上氏本人が東京地検特捜部の捜査が
村上氏自身に及ぶことを予想しているとのこと。

ホリエモンと村上氏は、ニッポン放送株売却に関して、裏で
つながっているのではないかという疑いの目がある。
また、ライブドアが子会社化して、ホリエモンが
取締役になる予定だったダイナシティの株を村上ファンド
が9月に5%取得し、10月に売却している。

さて、そのダイナシティですが、
(ダイナシティは、神戸に本拠地を置くY組とつながりがあると
言われますが、ちなみにライブドアは、関東のS会とつながりが
あるとウワサされてますね)
そのダイナシティを通じて、安部官房長官とライブドアとの
関係性を東京地検特捜部が関心を持っているのではないかという
情報ソースがある。それが、山岡俊介氏のサイトだが、安部氏の
名前が、1月17日のオジャマモンの証人喚問で出てきた
ことについてもコメントしている。
→「ヒューザー・小嶋社長証人喚問、ライブドア疑惑のどちらでも名前が出る安倍晋三官房長官の不徳

安倍氏が心酔する経営コンサルタント会社「慧光塾」代表の長男と、「穴吹工務店」社長の娘との結婚式に、安部氏が婦人と自身の後援会会長と出席していたのだが、その穴吹工務店は、ライブドアが子会社化したダイナシティのの大株主(2・7%)でもあり、穴吹社長はダイナシティの社長であった中山氏を息子のように可愛がっていたというのである。
耐震偽装のことで安部氏の名前が出てきて、
ライブドア捜査関連で安部氏の名前が出てくるとすれば
次期総裁選挙に関して、安部氏にとってマイナスイメージになりうる。
オジャマモンと安部氏との関係を証人喚問で指摘した民主党のB議員に関して、ある友人から証人喚問前のメールで
「B議員は、結局、朝鮮半島系の学会議員を助ける形になるのでは」
と指摘していた。
今回の耐震偽装に関して、創価学会とヒューザーなどとのグレーな
関係の疑惑がよく指摘されているが、今度の総裁選挙に関して
韓国などは、靖国参拝や対北朝鮮強硬派の安部氏の就任に難色を
示している。そして、創価学会もそうである。
創価学会とヒューザーなどとのグレーな
関係の疑惑を不問にして、安部氏にスキャンダルの標的を移そうと
している勢力があるとも想像できる。
今、自民党内では、次の総裁選挙をめぐって、小泉・竹中・安部路線の
経済・外交政策に対して異議を唱える福田・山崎・加藤のラインが
できつつあるとも言われる。
 
そのような自民党内の政治力学の変動を東京地検特捜部は
注意深く見ているかもしれない。
弱みを握られていた小泉政権べったりから、
親安部・反安部のバランスをとりながら捜査をするかもしれない。
もし、反安部勢力が強くなり、現在の小泉・竹中・安部路線が
弱体化すれば、小泉政権時代の政権内部の不正が一気にあぶりだされ、
東京地検特捜部が動くかもしれない。

次の総裁選挙をめぐり、小泉・竹中・安部路線の勢力と
福田・山崎・加藤のラインの勢力との熾烈な権力闘争が、
検察・創価学会・朝鮮・中国・アメリカがからみながら
進行していくことが想像できる。
(福田・山崎・加藤の外交政策は、親中国である。アメリカ政府
内の対アジア政策は総裁選に影響してくると想像できる)

先日のホリエモンへの捜索とオジャマモンへの証人喚問は
9月の総裁選挙に向けた大権力闘争の序幕が開いたという
ことになるかもしれない。闘争への活力(ライブ)への
門(ドア)が開いたとなるのろうか。
この見方が妥当かどうかわかりませんが、今、知っている情報から
言えることです。

そんなおり、沖縄の那覇で、ライブドアの堀江貴文社長の元側近で、自宅の捜索を受けた「エイチ・エス証券」証券会社の副社長野口英昭氏の遺体が18日に見つかり、那覇市のホテルで部屋の非常通報が鳴ったため従業員が室内を確認した ところ、男性が手首から血を流してベッドに横たわっていて、病院で死亡が確認され、自殺と警察は見ているとのこと。
自殺ですかあ?自殺ねえ?
非常通報が鳴ったって、誰が鳴らしたのかな?
本人が鳴らしたとして、手首を切ることによって、失血死したと
して、失血死するまで手首を切ってどのくらいの時間がかかるのでしょうか?わずかな意識を振り絞って、非常通報を鳴らしたのか?
でも、自殺する人間が、死を目前に、非常通報を鳴らすのだろうか?
いろいろ謎ですなあ。

そうそう、耐震偽装で、姉歯建築設計事務所に構造計算を発注し森田信秀設計士の遺体が鎌倉市の海岸で発見され、自殺とされていましたね。
う~ん、自殺ですか。遺体発見時は、ほぼ全裸だったというが、自殺する時は、全裸で自殺するのか???
そうそう、オジャマモンが17日の証人喚問で、数珠を手につけていたが、勝谷政彦氏の日記によると、その理由は、森田氏を悼むためだったらしい。さらに、オジャマモンが、証人喚問後の会見で「生かしておいていただければ」ということを言っていたことに関して、オジャマモンが、生命の危機を感じているのではないかと推測していた。

ホリエモンの周りの人々も、元即金の野口英昭氏の死によって
生命の危機を感じている人はいそうですね。

9月までの権力闘争で、自殺ということも含めて、何人の命が
失われることになるだろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


情報ソース
勝谷政彦の「さるさる日記」1月17日以降を見てください

きっこの日記(1月16日以降を御覧下さい)

きっこの日記「最悪タッグチーム誕生」


株式日記(「最新の日記」をクリックして、1月17日以降を御覧下さい)





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世界語になった「TSUNAMI」

昨日は、阪神・淡路大震災から11年だった。
阪神・淡路大震災は内陸の活断層が震源の地震で
この時は、津波の発生はなかった。

ただ、プレート境界の海溝付近で、大地震が発生すると
津波が発生する。

さて、その津波の語源をたどるとして、
「津波」の「津」とは、
もともとは「舟つき場」「渡舟場」、つまり港という意味である。
「津」に押し寄せる異常な波ということから、「津波」という
言葉が生まれたそうである。

1946年、アリューシャン地震で、ハワイは津波で大きな
被害を受けた。その時、ハワイの日系人の方々が
が口にした「ツナミ」という言葉が地元紙に使われ
1948年に設立された太平洋津波警戒センター
「Pacific Tsunami Warning Center」と
「Tsunami」という単語が使われ、アメリカで
「Tsunami」という単語が広く使われて、世界に広がり
1963年の国際科学会議において、
「Tsunami」を国際用語として公式に採用された。

日本の「津波」という言葉が世界共通の言葉と使われているのである。
スマトラ沖地震によるインド洋大津波の時のニュースで津波を
撮影したヨーロッパ人が
「オ~、ツ~ナ~ミ」と言っていたことを思い出すし
アメリカのCNNニュースでも「TSUNAMI」と表記されている。

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津波は、引き潮から来ると言われるが、必ずしもそうでもない。
断層の隆起側と沈降側で先に引き潮が来るか上げ潮が来るかが決まる。断層面の陸地側が隆起すると潮が引くことはなく、沖側が隆起し、陸側が沈降した場合に引き潮が発生する。陸地側が隆起した場合は
引き潮なしにいきなり津波が押し寄せる。


津波は大きな地震を感じた時に来ると予感できるが、
チリ地震津波のように日本から見て、地球の裏側で発生した
巨大地震によって日本に大津波が来る場合がある。
また、日本近海を震源とする地震で、震源近くの陸地で
大きな揺れを感じなくても大津波が来る場合がある。

1896年6月15日19時32分、岩手県三陸地方で
震度2~3ぐらいの揺れがゆったりと長く続いた。
人々は、揺れの時間が長い小さな地震と感じるだけだった。
しかし、その約30分後、大津波を三陸沿岸を襲う。
実はこの地震は、日本海溝付近を震源とするマグニチュード8.5の
巨大地震だったのだ。
そのときは、小さな揺れだったので「地震だなあ」感じる程度で、津波を警戒した人など一人もいなかった。そのような無警戒の時に
大津波の不意打ちを受けた。最大で高さ38.2メートルの
大津波に襲われ、約2万1900名が死亡した。
これが明治三陸地震津波である。


震源地近くであまり強い揺れを感じないが、津波が来襲する
地震を「津波地震」といい、小さくゆったりと揺れる地震なので
「ヌルヌル地震」とも言われる。
ヌルヌル地震は、プレートが跳ね上がるとき、海底の堆積物が多いためにゆっくりヌルヌルとプレートが持ち上がるために、震動は小さくゆっくりとしたものになるが、プレートの移動量は巨大地震並みなので、それに伴う津波も大きいものになるメカニズムを持つとされる。


それにしても、津波という言葉が、「Tsunami」として
世界用語になったきっかけは、ハワイに移住していた
日系人だったのですね。世界語となった「Tsunami」という
言葉が生まれた日本に住む者としては、津波のことを
詳細に知っておくことは生命を守るという観点からも
重要だと思う。


また、津波のことは、このブログで
スマトラ沖地震・インド洋大津波から1年
で、今世紀中に予想されている南海地震による大阪湾における津波被害の懸念について書いているので、また、御覧下さい。





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あれから11年、「風化」が懸念されている

11年前の今日の1995年1月17日午前5時46分
兵庫県南部でマグニチュード7.3、観測史上初の
震度7の大地震が発生し、6434名が死亡した。

阪神・淡路大震災から11年経つが、
震災のことが「風化」しているのではないかという懸念を
示すアンケート結果が報道されていた。

その「風化」という言葉は語源は
英語の気象や天候を意味する「weather」に由来している。
「weather」には動詞として、
外気にさらす、 変化する
という意味がある。その「weather」の進行形の「weathering」、
に、地表に露出した岩石が風雨にさらされてぼろぼろに破壊されていく過程の意味があり、
その「weathering」を「風化」と訳したのは、1883年の富士谷孝雄氏のようである。
 岩石が時間をかけて風雨にされされ消えていく過程と人間社会において、何かの共有体験の記憶や習慣が時間が経って、無くなっていく過程を重ねて表現するようになったと推測される。

阪神地域において11年前の阪神淡路大震災のことが「風化」されているのではないかという懸念が報道されているが、その時の記憶は、私には強く残っている。

1995年1月17日、当時、大学3回生だった私は西宮市上ヶ原二番町の下宿屋の自分の部屋にいた。
その日は、午前5時に目が覚めた。前日に読み損ねた前日の朝刊を読んでいたり、手を使う運動をしていたり、そして、椅子にすわり、机に向かい、英文を読んでいた。
すると、カタカタと小さな揺れを感じた。
「あっ、地震だ」
いつもの小さな地震かと思った。それは、大地震の初期微動だったのだ。すると、ガッサ、ガッサと大きく揺れる感じがした。椅子にすわったまま、後ろを振り返ると、高さ1メートル程の本棚代わりにしている黒のカラーボックスが倒れ始め、本が宙に浮いているのを目にした時、
電気が消えた。

そして、より揺れが激しくなり、

「パリン、パリン、パリン」とガラスが割れる音がした。

揺れがおさまると、同じ下宿屋の前の部屋の人が
「おい、みんな生きてるか!」と声をかけてきた。
私は、暗闇の中、スリッパを探しながら、モノが散乱している
部屋の中を歩きながら
「割れ物で足を切るから、履物を履けよ」と呼びかける。
廊下に出ると、私の部屋の入り口を出たすぐ右横は裏口の扉があったのだが、いつもよりも見渡しが広いなあと思えば、吹っ飛んだが如く、扉が壁ごと外に倒れていたのだ。わたしの下宿屋は横に傾き居住不能になった。

地震発生1時間以内に、口コミで「国道171号線の高架橋が落下した」「新幹線の高架が落下した」「阪神高速の高架が落下した」と
伝わってきた。

そして、夜が明けて、やや高台にある下宿屋から西宮市内の一部から煙が上がっているのが見えた。周りの家で、倒壊している家が見える。近くの小学校に近隣住民の方々が車で乗りつけ避難を始めた。

そして、地震発生から約2時間後、友人と歩いていたらある個人経営のコンビニのような店にたまたま食料品を納入したいた。そこで、おにぎりなどを買った。

近くのローソンには、多くの学生や住民が多く来て、その日の12時過ぎには、品切れで閉店していた。

後日、傾いた下宿屋に来た材木店で働く父が、私の下宿屋を見て
「この筋交いがなければ、完全に倒れて、死んでいたな」
と言った。

多分、私の下宿屋のあたりは震度6強だったと思う。
私が住む西宮市内では、震度7の地域があり、西宮市内だけでも
1000人以上が亡くなった。

阪神淡路大震災による死者の多くが、家屋倒壊による圧死だった。
特に1981年の建築基準法改正以前の家屋の倒壊が多いと言われる。

行政が、古い住宅の耐震補強にもっと積極的に資金援助しても良いと
感じる。住宅は個人の財産なので資金援助はするべきでないという
考えがあるが、私は、個人の住宅の耐震補強は公的な意味を持つと
感じる。なぜなら、阪神淡路大震災の時、倒れた住宅が
多くの人々が使う道路を塞いでいたのだ。
道路が多くの倒壊家屋で塞がれると、避難や消防車などの緊急車両の通行の大きな支障になるのである。

また、東京の巨大都市で、多くの住居が破壊されれば、どうなるか?
そこには多くの労働者でもあり消費者である人々がいるが、その人々の生産・消費の経済活動は弱体化する。
まったく、住宅の耐震補強しなくて、大地震により多くの住宅が破壊されてしまった場合の経済損失と耐震補強の費用の大きさを比べるとどうなるのだろうか?費用がかかっても住宅耐震補強をした方が、大地震の時の経済損失をかなり減らす事ができるかもしれないのではないか?
それが、実際、シュミレーションしてみないとわかりませんが。

阪神淡路大震災から11年経ち、時の経過とともに
震災の教訓が、岩石が時間をかけて風雨にされされ消えていく
ように「風化」されている懸念があるが、
そうならないように、語り続けて、地震対策の危機管理の
意識と能力を構築しつづけることが、地震国である日本では
とても大切なことだと感じる。






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黒豆ココア~事業ドメインと開発の深い掘り下げ、そして、新しい関係の発見

2003年、ハウス工業から発売された「黒豆ココア」が大ヒットした。

黒豆ココアは、健康食品である。

黒豆ココアの仕掛け人は、
原田茂樹 健康食品部開発マネージャーである。

原田氏は、黒豆ココアが発売される数年前
マーケティング部門から新規事業の立ち上げの部署である
「ニュープロダクトグループ」に移動になった。

商品開発は未経験で
朝出勤しては新聞・雑誌を熟読し、
その後、街へ出かけてはアイデアを模索する日々が2年も続いたという。

原田氏は、生活習慣病をテーマとして研究していくうちに
スーパーで、豆乳や豆腐などの売上げが伸びていたのを見て
「大豆」がブームになると見込んだ。
そこで、女性ホルモンに似た働きをして更年期障害を緩和するとされるイソフラボンを多く含む黒豆に着目した。また、イソフラボンには
骨粗鬆症の予防や血液をサラサラにする効果がある。
そのように多様な健康の効果がある黒豆を使った商品化に
取り掛かることになる。

そして、どのように加工して商品化するかが課題となる。
「加工品はおせち用の煮豆程度しかないが、女性の多くが健康にいいと思っている」と考え、部内で黒豆の商品化方法を話し合ったが、
黒豆せんべい、黒豆クッキーなどが候補にあがったが、目新しさがなく、いま一つインパクトに欠け、消費者に対する訴求力が
弱かった。

そこで考え出されたのは、黒豆を煮出して飲む方法だった。その方法なら、あまり栄養分を損なう事はなかった。
しかし、味は物足りなかった、煮出した黒豆飲料をどのように
したら消費者に喜んでもらえるかわからなかった。

「黒い」「甘い」「健康によい」など黒豆の特徴に似た飲み物と組み合わせようかと原田氏は考え続けていた。
 考えているうちにふと、冬の寒い日に、カフェで飲んだココアの味を思い出した。

「そうだ!」
ココアは、食物繊維などが豊富で、動脈硬化の防止やストレスを減らす効果があると言われ健康的だ!

「黒い飲み物」「甘い」「健康的」のキーワードを組み合わせると「ココア」になる。ココアになれば、誰でも飲み親しみやすい飲み物になるはずだ!「ココア」も「黒豆」も健康志向の方々には広く受け入れられている食材なので、「あたるかも!?」ぐらいの予感を抱いた。

そこで、ココアの市場を調べてみると250億円の市場規模だった。それも森永などの大手ココアメーカーがシェアを分け合っており、後発メーカーが参入するのは困難と感じた。

ただ、そのココア市場をよく調べてみると、子供むけばかりで、大人向けのものはなかった。ところが、ココアの愛飲者のデータを調べると、大半は10代だが、ここ数年、40~50代の女性も増えつつあることがわかった。雑誌や情報番組で「体にいいらしい」と知った主婦らが買い求めているからだった。「40~50代女性に訴求すれば、需要は伸びる」とにらんだ。そして、健康を切り口にした「大人用のココア」として売れば市場は開拓できると考えた。

100種以上を試作して、製品化にだどりつく。

実際、どのようにプロモーションするかが課題となる。
まずは、ネーミングにこだわった。健康志向の消費者の購買意欲をたかめるため原料の「黒豆」を全面に押し出した名前にして、「黒豆ココア」と命名することにした。

「黒豆ココア」なら、商品コンセプトを直接訴求できて、消費者の健康志向とマッチして、売れると考えた。

「黒豆ココア」は、後発組。そこで、パッケージの色は、売り場で目立つよう「赤」にして、商品名も大きな文字で表記した。

TVCMには、ターゲットとする40-50代の女性に人気の歌手、氷川きよしを採用。

徹底した商品開発・ターゲットの絞込み・パッケージやCMでの訴求、これらが、功を奏して、当初、発売から1年間で30億円の売り上げ目標を掲げたが、わずか3カ月半で達成。1年間で80億円にも達した。
発売後、ハウス食品には「飲み始めてから便秘が治った」といった声が寄せられているリピーターとなった消費者が多く、「ココアは飲む人でも週1回というのが普通だが、黒豆ココアの場合は購入者の2割が毎日飲んでいる」ということである。
「ココアは大人の飲み物」という新常識を作り出した。

翌年には、ターゲット層の40-50代の女性以外の若い年齢層にも浸透しはじめた。

そして、2005年12月5日から、「黒豆ココア」シリーズに、「あたたかいおいしさを楽しみたい」という消費者の要望に応じて、ホット販売に対応したTEC缶入りの黒豆ココアドリンク「ハウス 190g黒豆ココアドリンクTEC缶」を、全国コンビニエンスストアで期間限定をはじめている。

市場を深く調べ、「大豆製品」関係の売上げ増加をつかみ、また、ターゲットを絞り、その特徴をつかみ、そして、事業ドメインとなるココア市場の特徴をよくつかんでいた。

そして、「黒豆」と「ココア」という一見、関係なさそうなものを
「黒」「健康」と言い換えて、キーワード化することで共通項を見つけ、新しい関係を作り、ココア市場に、大人向けのココアという新領域を開拓し、創造した。











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テスト前にテスト用紙を配る先生~「知っていること」と「賢い」の違い

私が、中学生1年の時の地理の先生が、定期テスト前に必ず
テストと同じ内容と順番のテスト用紙そのものを配布していた。
いざ、テストになると、全部同じ内容と順番で、最後に記述問題
だけが追加されていた。

テストの平均点は上がる。普段、テストで30点ぐらいしか取らない生徒でも65点は取っていた。

その地理の先生はこう言った。

「みんなやればできるでしょう。それは、知っているから。知っていることは誰でも解ける。ただ、知っていることと賢いということは違う。
賢いというのは、知らないことに対して、ひらめき、が出るということだ」

この言葉は、私の心に残るものだった。

私は、中学校の定期テスト15回のうち、13回は国数英理社の5科目の平均点は90点以上だった。その後、関西の有名私立大学に入学した。テストで高得点を取ると、「賢いなあ」と言ってくれる人がいるが、私は、「ただ、知っていることを書いただけ」と思うだけだった。

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愛と勇気と希望の日 1959年1月14日

本日、1月14日は
「愛と勇気と希望の日」である。

どうして、今日が「愛と勇気と希望の日」かという説明をする前に
このブログで、昨年の12月28日の

現代の伝記~「プロジェクトX」終了

の中で、


プロジェクトXで、西堀氏の南極第一次越冬隊が迎えの南極観測船「宗谷」がなかなか厚い氷のため接岸できず、悪天候の合間をぬって、「宗谷」からの飛行機からの迎えで帰還できたが、西堀氏の誤算によって南極の昭和基地にある何かを残してしまった。(この続きことは、このブログで来年の1月14日にお話します。)

と書いているが、そう、「愛と勇気と希望の日」と第一次南極越冬隊のことは大きく関連があるのである。

さて、あらかじめ、南極第一次越冬隊のことをお話しすると
1956日本は、日本の科学技術等を世界にアピールすべき国家的大事業と位置づけ、第一次南極越冬隊を出発させる。
その越冬隊を南極に送る船が「宗谷」であった。宗谷は二次世界大戦で南洋で輸送船として活躍をしていた船を砕氷船に改造したものだった。

そして、南極の基地での観測にあたって、バッテリーが必要だったが、南極は、気温がマイナス50度になり、風速100メートルのブリザードの吹く中での観測、生活において、無線機はすぐにバッテリが上がるという問題があった。

その問題に対して、

南極で使えるバッテリーの受信機を東京通信工業所(のちのSONY)がトランジスターラジオの技術をいかして盛田昭夫、井深大が無償で提供した。

また、オイルの凍らない風力発電機を本田宗一郎(本田技研工業社長)が開発してお金は受け取らなかった。

のちに世界企業となるソニーやホンダの創業者が南極観測に協力していることからもうかがえるように、南極観測は日本の期待と威信をかけた事業だったのである。

そして、南極第一次越冬隊隊長に西堀栄三郎氏がなった。
西堀氏は、戦前、京大助教授を経て、東芝に移り海軍の要請を受けて真空管ソラを開発し、技術院賞を受賞。さらに、戦後、統計的品質管理手法を日本の産業界に持ち込み、日本山岳協会会長も務め、日本初の8000m級登山である「マナスル登山」の際、ネパール政府との交渉役も務めた。「雪山賛歌(♪雪よ、岩よ、我らが宿り~)」の作詞者である。 西堀氏はそのような多才な才能をもった人物なのである。

西堀氏を隊長とする11名第一次南極越冬隊は、観測の補助に使役する樺太犬22頭と共に、南極に到着する。

越冬中は想像を絶する大自然の極寒の中で、テントの小屋はブリザードに飛ばされ、食料品は流氷に2/3が流された。
隊員達が、意気消沈するなか、西堀氏は、アザラシ、カモメを猟銃で捕獲して食料にした。
観測機器が悪天候で無くなっても、タバコの空き缶を使ったりとして、
クリエイティブだった。ただ、他の若い隊員がその西堀氏の
試みにいぶかしるが、その時に西堀氏が言った言葉が

「やる前から駄目だと諦める奴は一番つまらん人間だ」

という言葉である。
そのように、今ある環境の中でできることをするのが西堀氏だった。
西堀氏の指導のもと隊員達は、様々な観測を行った。

そして、1958年の正月、
基地の食料と燃料は残りわずか。
約1年間の越冬を終えようとして、交代の第2次南極越冬隊を乗せた宗谷を待っていた。

しかし、宗谷は昭和基地から200キロの距離のところで、前途を南極の厚い氷に阻まれ1カ月間前進出来ず40日が過ぎた。
遂に接岸を断念!

「このままでは越冬隊員が危ない。!」

そのときパイロットの岡本氏が、
「自分が行く」と名乗り出た。
悪天候の合間をぬって、少しの晴れ間をみつけて
岡本氏操縦のの小型セスナ機は、南極の空へ飛び立つ、。
ブリザードが吹けば終わりである。

そして、片道200キロメートル、
1時間後、橙色の建物が見えた。昭和基地である。
そして、11名の隊員は、昭和基地から宗谷へ帰還できたが、西堀氏達第1次越冬隊員達の誤算によって南極の昭和基地にある何かを残してしまった。

その残したものは、隊員の観測活動などを支えた樺太犬15頭である。
基地を離れる時、
隊員たちは1ヶ月分の食料を犬たちに与え、
「その1ヶ月の間に自分たちか次の越冬隊が迎えにくる」との希望を胸に、50メートル程のロープに犬たちを鎖でつなぎ、
万感の思いで基地を後にしたのであった。

氷の海を逃れ、隊員たちは、天候の回復と犬たちの救出を願い、
燃料や食料などを考えてぎりぎりまで洋上で待機していた。
しかし、結局、第1次越冬隊員も第2次越冬隊員も
1週間経っても天候は全く回復せず、
南極の天候と厚い氷に阻まれ、昭和基地に行くことができず。
ついに南極を後にした。

そして、15頭の樺太犬は取り残されたのである。

帰国後、第1次越冬隊員達は、歓迎を受けた。
一方で、犬を南極に残してきたことに、批判がでた。


やがて、第3次南極越冬隊が、
南極に向けて出発、
1959年1月14日、南極に近づいた宗谷から
ヘリコプターが飛び、昭和基地に向かう。

そして、昭和基地上空にたどり着いた時、
隊員達は、何か動く物体を見る。
そして、ヘリの隊員は、無線で宗谷へ、興奮した声で

「2頭の犬を発見した!」

と伝える。それを聞いた宗谷の隊員達は、
耳を疑った。
「南極という極寒の厳しい環境のなかで,鎖につながれた犬たちが生きていけるはずがない」
そう思っていたのだが、なんと奇跡的に2頭の犬が生きているではないか。
そして、隊員が2頭の犬に近づいた。
はじめは人間不信に陥ったか警戒していたが、飼育係の隊員が
「タロ」「ジロ」と名前を呼ぶと反応し、隊員の手から餌をもらった。

樺太犬「タロ」「ジロ」、極寒の南極で奇跡の生存!

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このニュースは、日本だけでなく、瞬く間に世界に伝わり
世界中から、賞賛の声が寄せられ、
そして、ニュースは
世界を「愛と希望と勇気」の感動でつつんだとも言われ、
そして、この「タロ」「ジロ」の奇跡の生存が確認された
1月14日が「愛と希望と勇気の日」としたのであった。

この実話をもとに、1983年、高倉健主演の映画「南極物語」
が封切られ、大ヒットした。

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雪が崩れる

今朝、天気予報を見ていたら、
「豪雪地帯では、気温が上がりさらに雨が降ると全層雪崩が
発生しやすくなるので警戒が必要」

という主旨のことを耳にした。

そもそも、雪崩とは
山腹に積もった雪が重力の作用によって、崩れ落ちる現象である。
すべり面の位置の違いによって、大まかに
表層雪崩と全層雪崩の2つに分けられる。
それぞれの特徴をあげると


○表層雪崩の特徴
・先に積もっていた雪の上に、新雪がたくさん積もったとき、新しい雪だけが崩れ落ちる雪崩。
・スピードが100~200km/時と速く、到達距離が長い。

○表層雪崩が発生しやすい時
・山腹の急斜面に発生しやすく、特に雪庇(せっぴ)や吹きだまりができている斜面。
・気温が低い時、従前降った雪の上に、短期間に多量の新雪があった場合。
・時期的に、1月から2月にかけて多く発生する。


●全層雪崩の特徴
・表面から地表面に至る積雪の全層が崩落する雪崩
・スピードは、40~80km/時

●全層雪崩が発生しやすいとき
・過去に雪崩が発生した斜面や山腹傾斜地。
・気温が上昇する春先、降雨後やフェーン現象等で気温が上昇した時。積もった雪の一部が解け出し、地面に接した雪が解けると、水の膜ができて崩れやすくなる。
・斜面に積雪の亀裂が発生している時。

となる。
今週末から気温が3月並の温かさになるので、全層雪崩が発生しやすいと予想されているのである。


雪崩は、生命の危険が伴うものである。
もし雪崩に巻き込まれた場合、15分以内に発見された人は92%が生還しているが、35分を経過すると生還率は30%に低下、2時間たてば生還者は3%しかいない。
雪崩の犠牲者の3分の2は雪の下で窒息する。残り3分の1は怪我または体温低下によって死亡する。


過去の雪崩災害として、全層雪崩の事例でひとつあげると

1981年1月18日午前0時ごろ、新潟県旧湯之谷村(現在 魚沼市)で発生した全層雪崩がある。
その時、厚さ4メートル、幅100メートル、長さ150メートルにわたり全層雪崩が発生して、民家一棟を押しつぶし、さらに隣の特別養護老後ホーム「南山荘」が襲われ、17人が生き埋め、6人が死亡、7人が重軽傷を負った。
当時、寒気と暖気が周期的に巡ってくるという全層雪崩が発生しやすい気象条件だった。


表層雪崩の災害でひとつ事例をあげると

1986年1月26日午後11時ごろ、新潟県旧能生町(のうまち)(現在 糸魚川市)の雪崩災害である。
その時、高さ約400メートルから長さ600メートル、幅200メートル、深さ5メートルにわたる表層雪崩が発生、その新雪の雪崩が沢にそって約2キロメートル先の集落を直撃。雪崩は眠りについた民家をまたたく間にのみ込み、11世帯36人が雪崩に巻き込まれ、13人が死亡した。

ちなみに、日本最大の雪崩災害は、
1918年(大正7年)1月9日午後11時30分ごろ、新潟県南魚沼郡旧三俣村(現在 湯沢町)で発生した大規模な表層雪崩である。その雪崩で家屋が34戸倒壊し、158名が死亡した。

ちなみに、その11日後の1918年(大正7年)1月20日午前4時ごろ、 山形県東田川郡大泉村(現在 鶴岡市)大鳥鉱山の飯場が大雪崩に襲われ、154名が死亡している。


ところで、今朝の天気予報で、雪崩注意報のエリアを見ていると、
南国である四国の徳島県の山間部に発令されていた。徳島県には
標高1955メートルの剣山があり、南国でも標高が高い山は
かなり雪が積もっているのである。

ちなみに、鹿児島県の屋久島でも雪崩注意報は発令される。
屋久島には標高1936メートルの宮之浦岳があり、標高の高い
ところははやりかなり雪が積もる。
屋久島は、島の沿岸部の亜熱帯から山頂部の冷温帯まで、気候が大きく変化する島である。






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言葉に花咲き、笑みを浮かべる

このブログでは、様々な言葉の「語源」を取り上げているが
そもそも「言葉」という単語の語源は何か?

言葉の語源は、「言(こと)」と「端(は)」の複合語の
「言端(ことば)」であった。
その意味は、言ったことや、事柄の切れ端のことで
口先だけの軽い物言いという意味だった。
ところが、平安時代になると、紀貫之が古今和歌集の仮名序で

大和歌は人の心を種として万(よろず)の言の葉とぞ成れりける

と「言の葉」を使っている。
「葉」はたくさんの豊かな意味を込めるということでということで、
「言の葉」になったようである。それが、現在も使われている
「言葉」になる。

人々は、その言葉を使い、人と会話をして、心を通わしていくのだが、
会話が弾み、多くの言葉が飛び交う状況を
「言葉に花が咲く」という。

その「花が咲く」の「咲く」の「咲」は、どうして「口(くち)」へん
なのだろうか?

この「咲」という文字は、もともとは「笑う」という意味で使われていたのです。花が咲く様子を口を開けて笑うになぞらえたのでしょう。


「笑う」という言葉には、「つぼみが開き、花が咲く」という意味も
あります。

春の季語で、「山笑う」という言葉がありますが、それは、山に
一斉に花が咲き、芽吹くという意味です。

古の日本人は
「言葉」という文字に「葉」を用い、言葉が弾む事を
「言葉に花が咲く」など、豊かな自然を自分の感情表現を
表す「言葉」に持ち込んだのだろうか?

また、豊かな感情のひとつである「笑う」を、豊かな自然環境を
感じさせる「花が咲く」と関係付けた古の日本人の感性の
豊かさにあらためて感服しました。

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新権力構造? アメリカ牛肉輸入再開と35兆円市場介入

アメリカ牛肉が昨年12月に輸入が再開された
アメリカにおける牛肉の管理体制に不安が残ったままである。

このブログの「アメリカの牛肉は大丈夫かい?」

でも書いているが、

アメリカは、BSEに感染している特定危険部位を取り除くようにしたとは言っているが、作業現場で、それを取り除く作業をする人の人数が少ない、また、牛肉から作られる肉骨粉を特定危険部位を混ぜて作っていたり、その肉骨粉をニワトリに食べさせ、そのニワトリが出す糞を牛のえさの飼料に混ぜている状態で、BSEに感染している肉骨粉が他の牛の胃袋に入り、BSEの感染が広がっていく危険性が残ったままである。


という状態であるが、アメリカ牛肉の輸入が再開された。
アメリカの圧力に屈したのではという見方も多いが、
国内において、アメリカ牛肉の輸入再開を政治家に強く働き
かけていた。

ファミリーレストランなど外食産業約800社で作る日本フードサービス協会の 政治団体「外食産業政治研究会」が一昨年までの3年間で、
農林族を中心に国会議員や議員候補者に総額約3500万円を献金していたのである。

ビデオニュースドットコムで、神保哲生氏が
「加工品にもアメリカ牛肉が入るが、それまでも原産地表示が義務付けられると、外食業界の負担が大きくなるため、それを嫌がっていて、政治家に働きかきけていて、政治献金をしている。以前は、(牛肉関係で、献金をすると言えば、旧田中派の流れを組む派閥と関係の深かった)畜産業界だったが、(小泉政権後は)外食産業が献金するようになってきた」
という主旨の発言をしていた。*()内は筆者の推測による補足

小泉政権は、「既得権益を打ち破って改革をする」というイメージを
国民に植え付けることで、昨年の総選挙は圧勝したが、
外食産業による献金とアメリカ牛肉輸入再開との関係を見ていると
小泉政権下において、旧田中派系列から、小泉支持勢力による
新権力構造が構築されつつあるようにも感じてしまう。
それが、国民の食と生命の安全に関わるアメリカ牛肉輸入再開という
政策意思決定に影響を与えているのではないかという疑念も生じる。

小泉政権下の新権力構造の政策決定かもしれないと感じた事は
2003年1月から2004年3月の15ヶ月間で、円高阻止のために
史上空前の35兆円の大規模市場介入を行ったことである。

その35兆円はどのようなお金かと言うと
外国為替資金特別会計というももがあり、

それは「国が外国為替市場において、為替の売買・取引をするために資金を設定し、その運営に関する経理を行うため」
に設置されている。

その外国為替資金特別会計で、35兆円の市場介入を行ったのだが、
その原資は何かと言えば、政府短期証券という債券を発行している。
つまり、借金である。その借金で為替介入でドルを買って、そして
米国債というアメリカの借金を支えている。つまり、日本政府は
日本国内から借金をして、アメリカの借金を支えているのである。
2004年3月末の日本の米国債保有総額は6398億ドルで、2位の英国(1538億ドル)、3位の中国(1484億ドル)を大きく引き離している。
また、米国債に占める日本政府の保有率は37.6%となっている。

さて、この為替介入で円高が阻止されることで助かるのはトヨタなどの
輸出産業である。トヨタ出身の奥田経団連会長が「政治献金」を積極的に呼びかけているし、
昨年の総選挙で、トヨタが会社ぐるみで自民党候補を支援する運動をしている。

マスコミ報道の影響もあってか、政府の借金について悪いイメージがついたこともあり、日本国内、特に地方に対する国債を発行して公共投資を行い景気対策をする政策には大きな批判はでるが、同じ借金をして
35兆円の大規模為替介入を行い円高を阻止して、トヨタなどの輸出産業の事実上の補助金になっていることにはあまり批判はでないのはどうしてだろうか?
同じ35兆円を使うなら、為替介入よりも国内の公共投資で景気対策に使った方が、経済成長率も高い。アメリカ人のためでなく日本人のために使った方が良いのだ。

それなのに、あまりマスコミから批判はでないのはなぜか?
推測できることは、
①そもそも、35兆円の市場介入に対する問題意識がない
②マスコミに同じ借金をするなら為替介入よりも国内への景気対策に使う方が良いという思考がない。
③問題点は気付いているが、トヨタなどの輸出企業が広告スポンサーになっているから。(公共投資で悪玉にあげられるゼネコンのTV広告はあまりみないなあ)

もし、③だとすれば、小泉政権とマスコミの強い結びつきがあるのではないかとも疑念を生じる。

また、日本最大の広告代理店「電通」とアメリカとの関係を指摘する情報がある。
電通を媒介にしたアメリカによるメディア支配

トヨタで思い出したが、トヨタ出身の奥田経済連会長が消費税支持の背景として、トヨタそのものにうまみが出るという情報がある。
そのキーワードは「輸出戻し税」である。その還付金がトヨタでは
1964億円になるという。
その詳しい事について「そぞろ日記」というブログの
トヨタ自動車と消費税大増税
に説明されている。

BSE感染の懸念のあるアメリカ牛肉再開にしろ、35兆円の市場介入にしろ、消費税増税にしても、小泉政権をめぐる新権力構造が
できあがってきているのではないか、
また、司法当局も小泉政権の政敵の勢力を剥ぐように感じさせる
国策捜査をしているとも言われ、
小泉政権・司法・マスコミの強い結び付きによる権力構造の背景にはアメリカの影が大きく見える。

この権力構造が、大多数の国民にとって有益かと言えば、私個人の
感想では「害が大きい」と感じる。

テーマ:小泉首相 - ジャンル:政治・経済


風水彩香~新しい意味を持たせる(言い換えと逆転の発想)

2002年8月に芳香剤で「風水彩香」という商品が
白元から発売され、日用品では年間100万個売り上げれば
大ヒットと言われるが、年間で600万個売り上げた。
この商品は、風水の第一人者として知られるドクター・コパ氏と
組み、芳香剤に風水の意味を持たせた商品である。それが
大受けしたのである。

白元は、防虫剤のメーカーだが、防虫剤と芳香剤は
店では同じコーナーに置かれていることが多く、芳香剤を
売れば、防虫剤と一緒にカゴに入れてもらうと考え、
芳香剤の新商品開発を考えていたが、なかなか女性に大きく
受ける芳香剤の妙案がなかなか考え付かなかった。

そんな時、担当者にある女性社員が「芳香剤に風水を取り入れたら」
というアイデアを言った。担当者は、芳香剤を買う年齢層と
風水に関心のある年齢層は重なるのではないかと考えた。

そして、多品種化しやすいと考えた。なぜなら、芳香剤は、
香や形が豊富で、風水は家全体のあらゆる箇所に意味を持つ
からだ。

そこで、芳香剤の風水の意味づけを消費者にも受け入れられるように
するため、マスコミで有名になっていた風水師Dr.コパ氏をイメージキャラクターとしてパッケージにコパ氏の顔写真を入れた。
また、コパ氏の監修の下、色や置き場所などを家相術の風水と結びつけ、「開運」をアピールした。

そして、さらに既存の芳香剤の常識を覆すことをする。芳香剤は
「置く」というのが普通で、それが当たり前すぎて、「置く」
ことさえも意識することはないだろうか?ところが、女性の部屋の中を観察し、雑貨などあまりにもモノが多いことから横に「置く」より
縦に「張る」と考え、接着剤を使わず窓ガラスや鏡などに何度でも張れる新しいタイプの芳香剤を開発した。


芳香剤「風水彩香」に4つの開運の意味を持たした。
「金運」「厄除け開運」「健康運」「家庭運」である。
それぞれを推奨する置き場所をわかるようにした。
例えば、「金運」は芳香剤の色が黄色で、香りはグレープフルーツ
、置き場所は「家の西方角またはキッチンの窓」と表示した。
芳香剤を香り別に推奨する置き場所を変えているため、ひとりで
複数購入するお客さんも出てきた。

この大ヒットのポイントとして
・芳香剤に「風水」という新しい意味をもたらした事
・芳香剤の性質として色や形が多いという性質を家の風水の
 多意味性にマッチングさせたこと。これが1人の消費者が
 一度に複数種類購買させる機能を果たし、客単価向上に貢
 献している。
・横に「置く」だけでなく、縦に「張る」という新領域をもたらした。
・ターゲットとなる女性層の特徴を把握していたこと。女性が風水が好 き、女性の部屋の雑貨の多さから「張る」タイプ芳香剤を考えた。

がある。より絞って言えば、


自分の商品の性質を知り、言い換えて、応用したり、逆転の発想をする。 


ということである。芳香剤を言い換えて、応用や逆転の発想をすると

 ・芳香剤は「多品種」→家の風水の「多意味性」
 ・芳香剤は「横に置くもの」→芳香剤は「縦に張るもの」

となる。

言い換えることで、応用や逆転の発想ができて、新しい領域が
広がるのだろう。それが、その世の中の流れやターゲットとなる
顧客層のニーズや感性にフィットすれば大ヒットとなると感じる。







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温暖化進行下の寒い冬

近年、人類の産業活動による二酸化炭素排出により
地球の気候が温暖化していると言われ、そのため
日本の冬は近年、暖冬になっていると一般的に
言われている。
そのような言説が出ているなか、日本のこの冬は
とても寒く、昨年の12月は過去60年間で最も
寒い12月になった。年明け後も平年よりも気温が
低い日が続き、かつ、日本海側では豪雪になっている。

読売新聞に、この冬に寒さについて、北極振動による
寒気の南下と中国に例年よりも強い高気圧ができることにより偏西風が
大きく蛇行し、中国の高気圧により北に押し上げられた
偏西風が、日本では大きく南下しやすくなっていることが
原因になっているという説が掲載されていた。

北極振動のメカニズムは現在はよくわかっていない。
この冬の中国の強い高気圧の発生の原因として考えられているのが
インド洋上の海水温が平年よりも高いことではないかと説明されていた。
例年よりも海水温が高いインド洋上から例年よりも強い上昇気流が発生しその例年よりも多い上昇気流で上がった空気が、中国付近で例年よりも強い下降気流となり、例年よりも強い高気圧となり、それが偏西風を
中国付近で大きく北に押し上げ、その影響で、日本では偏西風が大きく南下して寒い空気が日本で留まってしまうことになっているという説明である。

つまり、この冬の寒さの原因にインド洋の海水温の上昇があるということになる。
そのインド洋の海水温の上昇の原因として、人類の産業活動による二酸化炭素増加による温暖化があると考える人もいるだろう。実際、温暖化が原因がどうかは定かでないが、仮に温暖化が原因であるとすれば、温暖化によって、寒い冬の時もありうるということである。

このことで、ある説を思い出した「温暖化後の欧州は逆に寒くなる」という仮説である。
欧州が北緯50度と高緯度の割には、気温が暖かいのは、暖流海流であるメキシコ湾流が北大西洋海流が、欧州付近まで流れてきているからである。

どうして、暖流の北大西洋海流が高緯度の欧州付近まで流れてくるか?
そのキーワードとなるのが塩分濃度である。
赤道に近いメキシコ湾流は非常に塩分濃度が高い、それが北大西洋海流となって、北上して北極海に到着する。塩分濃度が高い暖流が北極海で、冷やされると、比重が増し一気に、海底へ向かって落ち込みます。ます。北極海のところが2000~3000m、ちょうど滝が落下するようなかたちで海流が海底に落ち込んでいく、海流が底に落ちていく事で、海面近くの暖流が引っ張られる形で、欧州付近まで来ているのである。
 そこで、温暖化によって、北極海の氷が解けたり、陸地の大量の氷河が融けて大量の真水となって海に流れ込めば、塩分濃度が下がる、また、北極圏付近が温暖化によって雨が多くなれば、また海の塩分濃度を下げる。塩分濃度が薄くなると、比重が軽くなるので海に潜り込んでいけなくなり、そのことにより、暖流がヨーロッパ沖まで到達しなくなり、欧州はシベリアと同じくらいの高緯度なので、暖流が近くを通らなくなると、シベリアと同じような寒冷地帯になってしまうという仮説が出てきているのである。

温暖化によって、寒くなるという逆説的に感じる事態が発生しうることも考えられているのである。


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悪党~型にはまらない

悪いやつらのことを「悪党ども!!」ということがある。
その悪党は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて
活動は盛んになった。

さて、その「悪党」とは、社会の秩序を乱すものとして
悪いイメージがあるが、実は、それは、当時の既得権益側が
既得権益を侵害する勢力に対して言っていたネーミングである。

当時の寺社権力が、国内のちょっとした敵対者に対して
「悪党」というレッテルをはり、徹底して差別するようになり、
その後、寺社権力が領域の拡張と寺社造営とが全国的に広まった。そうねれば、寺社権力の拡大により各地域の山野河海をネットワークしながら生活の場としてきた民衆は、寺社権力に生活圏を侵害されたので、その地域リーダーたちが苦境に立たされたのである。悪党とはそうした苦境に立たされたリーダーのことでもあった。
 「悪党」と称されたその地域のリーダーに楠木正成がいて、彼はやがて南北朝時代においては、南朝の後醍醐天皇を支援する。
 「悪党」の「悪」には、「普通の言葉では言い表せないような」とか「今までの型にはまらない」という意味があったのだ。

「悪党」の代表格の楠木正成は、1336年(延元元年)5月25日、湊川の地で足利尊氏と戦い、戦死した。楠木正成が亡くなった戦死した地にできた神社が、現在、神戸市にある湊川神社である。
1868年(明治元年)、明治天皇は大楠公(楠木正成)の忠義を後世に伝えるため、神社を創建するよう命じて、湊川神社は作られることになる。
湊川神社の特徴としては、明治政府によって作られたということである。型にはまらず悪党と称された楠木正成は、戦死から約550年後、明治政府によって神社で神として祭られる事になったのであった。




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ひとり鍋~家族でもひとり鍋

今朝の関西テレビ系列の番組の「ベリー・ベリー・サタデー」で
大阪圏で、「ひとり鍋」が売れていると紹介していた。
阪急百貨店で、1日1000個売れる日もあると言っていた。
(まだ、東京圏では、あまりひとり鍋は売れていないが、少しずつ
売れ出しているようだ)

人気ランキングで、「チーズみそ鍋」というものがあり、私は
それがおいしそうに思えた。

人気の背景には、「単身世帯」の増加があると思ったが、
買っている人は、主婦が多かった。
主婦の意見として、「いつもと違う味にできるから」
「具が豊富だから」というのがあった。

ある家庭では、子供4人の好みにあわせたひとり鍋を与えていた。
今までの鍋では、食べ盛りの子供の取り合いになるが、それがない
と言っていた。子供達は、ひとり鍋をひとりもくもくと食べていた。

この光景を見て、ひとりひとりの好みで食べられるが、一方で、
ひとつの鍋でみんなでつつくことで生まれる家族の会話というものが
消えて行くのかなとも感じる。家族が共通感覚を得る機会が
ひとつ消えていくのかもしれないとも感じる。

個食化と家族の共通感覚の減少・消失による人々のコミュニケーション
スタイルの変化というものがあるかもしれない。
ふと、そう感じたレポートでした。

ひとり鍋は、単身世帯の増加があるので、売上げはより増加
していくのではないかと推測する。

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レストラン~元気になる薬

まちには数多くのレストランがある。
そのレストランの語源をたどると、
語源はラテン語で「回復する」という意味の「restaurer」
(レストラ-レ)という語があり、1765年にパリに出来たレストランの入り口に、聖書の言葉を書いた看板がかけられたことが始まり。そこに「レストラーレ」の事があった。

やがて、1789年にフランス革命が勃発する。
革命の影響で、王侯貴族お抱えの料理人が失業し
困っていた。そのうちの1人にバリッシィという人が革命で疲れ切った国民にスープ仕立ての煮込みを作って振舞った。その料理名は
なかったので、RESTRANT=元気になる薬
として看板を掲げた。
そのことがきっかけとなり、
やがて、外で食事をする場所を「RESTRANT」
というようになったという。


日本初のレストランは、1857年(安政4年)に長崎で開業
されたとのこと。

寒いときに、レストランで温かい食事をとれば、元気になりますね。


あっ、「元気」で思い出したが、英語の挨拶で「お元気ですか?」
は「How are you?」というが、
2000年の沖縄サミットの時、当時の森総理大臣が、当時のクリントン米国大統領になれない英語で「How are you ?」と言おうとしたのだが、何を思ったのか「Who are you?」と、言ったようで、
「あなた誰ですか」って、相手は天下のアメリカの大統領ですよ。




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スノードロップ 待雪草  ~ 初恋のためいき

冬の花で「スノードロップ」がある。

Snow drop



原産地はヨーロッパからコーカサス。
スノードロップの花の名前の由来は、花の形が小さな
イヤリングを思わせる、この場合の「ドロップ」は
「イヤードロップ(耳飾り)」の意味で、花の白さを
雪に見立てて「snow drop」と言うようになった。



スノードロップの花言葉は「初恋のためいき」である。

アダムとイブが、エデンの国から追放された。
追放されたところは見る間に花が散り、葉が落ちて、
木枯らしが吹き荒れ、あっという間に一面の吹雪、
大雪と寒さで悲嘆にくれるふたりの前に、天使が舞い降り、
ふたりを慰め、「厳しい寒さの冬も永遠のものではない。
必ず暖かい春は訪れる。」と言うと、雪をすくって息を
吹きかけると、雫がこぼれて花に変わりました。それが
スノードロップの花の形になり、それ以来、いつも冬になれば
咲くようになったと言うのである。

花言葉の「初恋のためいき」は、寒い中つつましくさく花の姿を
例えたものである。

スノードロップは、日本では、1月から2月の寒中の戸外でも
咲くので「待雪草」とも呼ばれる。







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新しい組み合わせ~天ぷら油の後始末とガーデニング

「お花イキイキ」という商品がある。

「お花イキイキ」は、使用済みの天ぷら油を処理するための
商品である。それで、どうして「お花イキイキ」と「花」
の名前がついているのか?

それは、「お花イキイキ」を使う事で使用済みの天ぷら油を
花の肥料にしてしまうからである。

使用済みの天ぷら油を常温(10度~20度)まで冷まして、
袋に注ぐだけで、自家製、油粕の出来上がる。
1袋で、600mlの油が処理でき、出来上がった油粕は、
1年間保存できるという。


発売元の会社は、花の栽培と販売を手がける会社であるが
廃油処理問題に関心を持っていた。そこで注目したのは
土の保水性を向上させるピートモスという土壌改良剤だった。

ピートモスは泥炭の一種で、水苔や草類が長い年月を経て
土中に堆積し泥炭化したもので、主として園芸用の土壌改
良や鉢物用土に利用され、さらに、 透水性や保水性に対する、
土壌の物理的特性の改良にも効果がある。

そのピートモスには、炭と同じように無数の小さな穴が開い
ていて、その穴に油を閉じ込めるて、油を放出させないないように
した。その油は土中のバクテリアの餌になり、完全に分解されてしまう。その結果、土の中の微生物(バクテリア)が繁殖しやすく
なり、肥料の吸収を促進させる。そして、植物の根の成長を促し、
栄養分の吸収を良くしていく。

その改良したピートモスに肥料成分を加えて商品化に至った。

発売時から、ガーデニングブームがあり、さらに
天ぷら油処理という便利な機能が、主婦達に受けて
ヒット商品となった。


発売元は、花の栽培を手がける会社であるが、
よく材質の機能や性質を熟知していたのだろう。

ガーデニングとは、自然をイメージさせるものであり、
そのことから環境問題を意識していのたのかもしれない。
そこに「天ぷら油の廃油問題」という環境問題という新しい
問題意識が、ピートモスの材質・機能の既存知に直結して
ガーデニングの肥料と天ぷら油の廃油処理という新しい関係性
を創出したことにより、ヒット商品が生まれたと感じる。

今までの既存の知を新分野の知識と融合させることで
新境地が開けないか、そのような意識を日々持つ事は重要であり、
そのためにも、既存の知を熟知おきつつ、常にアンテナをはって
新しいものに関心を向けておくことが必要と感じる。






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芸術を甘くする店で人生と社会を感じる

今日、大阪府の和泉中央にあるケーキ&カフェの店

『Sucre L'art』(シュクレラール)

に行って来た。

いつもは自宅のある西宮市内のカフェで読書をするのだが
いつもとは違う場所でじっくり読書をしたいと思っていたが
その店の名を知って、ググッたところ、

『Sucre L'art』(シュクレラール)には、

芸術を甘くする

という意味があるということを知って、どんな感じの店だろうと
思い、長期休暇の時ぐらいしか行けないと思って行ってみた。

店内は上品な感じだった。ティルームへの仕切りに縦5列
横が3~4段の棚があって、そこにいろいろ置物を置いていて、
縦列の真ん中を基準に対称的に同じ種類の置物を置いていたが、
よく見ると、細かいところは非対称になっていて興味深かった。

店内に3時間いって、たっぷり読書をした。
その間、ダージリンティ、ラザニア、ロイヤルミルクティ
泉北限定のイチゴケーキを堪能した。

ケーキは見た目も綺麗で、目で食べるというが、それを感じさせ、
また、甘くておいしかった。これが、『Sucre L'art』
(シュクレラール)「芸術を甘くする」となのだなあと感じた。

店内で読んでいた本は、社会学者の宮台真司氏と北田暁大氏の対談集
「限界の思考」と、宮台氏のブログの小論をプリントアウトした
ペーパーを読んでいたが、その内容と『Sucre L'art』(シュクレラール)でのことがシンクロしている感じだった。

それを感じた出来事は、『Sucre L'art』のある女性の店員さんが
お客さんから注文を受けたり、話をする時に笑顔を見せて
いたことだった。それは、内面から自然と発露される笑顔に
感じた。それは、宮台氏の「役割とマニュアル」の社会と
「善意と自発性」の生活世界のある社会との対比の論調である、

宮台氏の最近の論調では

アメリカ的新自由主義のグローバル化によって、
労働の現場においてもマクドナルドのような、誰でもできる
入れ替え可能な「役割とマニュアル」による労働で、匿名性
(誰かわからん、名前がわからん、誰でもええ)の高い過剰
流動性が高まり不安ベースの社会に日本がなりつつある。

一方で、かつての地域商店街のような善意と自発性によるサービス
(そう、今日、『Sucre L'art』の店員さんが見せたような自然な笑顔)が原理の生活世界、それは、記名性(名前がわかったり、あの人と特定の人のフアンになるような)があり、過剰流動性がなく、安定した
人間関係がつくりやすい信頼ベースの社会。そのような非流動的な生活世界を護持されることにより人々の感情的安全の保証をすることで、米国流グローバル化の荒波に戦略的に対処することの重要性を宮台氏は
論じています。


そのような非流動的な生活世界の再構成に必要な価値合意は、芸術やサブカルチャーなどの表現活動を通じて滋養されるコモンセンス(共通感覚)に基づくものである。それを社会の末端まで浸透させるには、実存(実際の人)モデルが必要になります。その実存のモデルを、サブカルチャーや芸術の周辺に探すことが生活世界の再構成のための戦略であると宮台氏は語っています。


そこで、フランスで人々の口から発せられる「Art De Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)」という言葉を思い出した。それは、「芸術的生活術」「生活美学」など訳されるが、"日常生活を楽しみながら工夫して、心豊かに暮らす"こと意味している。

それに、ついては、私のブログで

Art De Vivre(アール・ド・ヴィーヴル) ~ 豊かな会話を弾ませる

でもコメントしていて、そこでも宮台氏の

「仕事での自己実現」と「消費での自己実現」しかないという思い込みをやめよ

という小論の一部を紹介していますが、その議論の背景にあるのが、
善意&自発性のある記名的で非流動的な〈生活世界〉が、役割&マニュアルが主流となる匿名的で流動的な〈システム〉にとってかわられつつあり、それにより、信頼ベースから不安ベースの社会になっていることです。

そして、宮台氏は、

そのような〈生活世界〉が空洞化した日本では、「感情の働きが壊れた人間たち」「動物化した人間たち」が大量生産されつつある。「壊れた人間たち」が多数派になれば、もはや「壊れることの是非」を論じられない。小泉自民党の大勝は、その兆しかもしれない。

と述べています。


フランス人の「Art De Vivre」(芸術的生活術)のように、価格やブランドという外在的な価値ではなく、内発的に自分達の暮らしを手作りで楽しみ、それをもとに創造性に富む豊かな会話をする生活をして、それが人々の間を断絶するようなタコツボ化(島宇宙化)するのではなく、宮台氏の言うような、人々の共通感覚を生み出し、生活世界が再興され、不安ベースから信頼ベースの社会に引き戻す事ができるのか?

そのようなことを『Sucre L'art』、芸術を甘くする店で思った
のであった。













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おしゃれ神戸~豊かな社会的消費

今日は、友人の車に乗せてもらって、
奈良~大阪府南部~神戸市と移動した。

神戸は、ヴィーナスブリッジという景色の良い展望台のある
ところに行った。

神戸の夜景は綺麗で、日本ではない異国、特に西洋の国を
感じさせる。

神戸は、幕末に開港して以来、欧米人が居留したことから
旧居留地には、当時のモダン建築の名残が残っており、
まちの風格を高めていて、おしゃれさを感じさせる。

山手の異人館がある北野あたりも、まちの雰囲気がおしゃれである。
歩道のレンガ作りの植え込み(高さは50センチぐらいだったかな)
の歩道側には、人が座れるような形になっている。

そこにゆったり座りながらおしゃれなまちの風景を堪能でき
心を豊かにしてくれる。

最近、「消費社会のゆくえ」(著者 間々田孝夫氏)を
読んでいるが、それに、日本は、モノを買ったりする私的な
消費に関しては豊かになりおしゃれになったが、まちの風景などの
社会的消費はおしゃれでなく、私的消費と社会的消費の豊かさの
バランスが崩れているという。それが、日本人がモノがあふれて
いるのに豊かさを感じられないひとつの背景になっているのではないか
ということだった。

神戸の街並みは、間々田氏の言う社会的消費の豊かさを感じさせてくれる。

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