言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
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ハイビスカスの花言葉「常に新しい美」・・・一日花のハイビスカスは日々新たな美しき花を咲かせ・・・ちなみに日本人の多くが言う「ハイビスカス」には別の呼び名がある

今日は、平成30年(2018年)7月14日 土曜日

JR大阪駅の北側2階の屋外通路の花壇に
真紅のハイビスカスが咲いていた。

ハイビスカス 仏桑花

このハイビスカスという名前は
薬理学と薬草学の父と言われる
古代ギリシアの医者、薬理学者、植物学者である
ペダニウス・ディオスコリデスが関わってくる。
(彼は、ローマ皇帝ネロの治世下の古代ローマで活動している)

彼がギリシアで様々な植物を探索してたいが、
新種の植物を見つけ、それに「ibiscos」と名付けた。
これは、タチアオイを意味するものである。

彼は自身の著書に、
このタチアオイを意味する「ibiscos」が
ラテン語に翻訳され、「hibiscus」と表記された。

時が過ぎて、18世紀。

「分類学の父」と称されるスウェーデンの博物学者
カール・フォン・リンネ(1707年-1778年)のもとに
インドまたは中国からもたらされたとされる
真紅の八重咲きの花を目にすることとなる。

リンネはその花の名前について、
まずタチアオイに似ていることから「Hibiscus」とつけ、
そして、中国のバラという意味の「rosa-sinensis」を合わせて
「Hibiscus rosa-sinensis」と名付けた。

この「Hibiscus rosa-sinensis」が学名となっている花は
「仏桑花(ブッソウゲ)」であり、
日本の多くの方々が、「ハイビスカス」と呼ぶ赤い花は
この「仏桑花(ブッソウゲ)」のことである。
この記事の画像も「仏桑花(ブッソウゲ)」である。

「ハイビスカス」とは
アオイ目アオイ科の下位分類たるフヨウ属に属する植物の
属名のことであるのだ。

さて、一般の日本人が言う「ハイビスカス」は
「仏桑花(ブッソウゲ)」であることが多い。

この「仏桑花(ブッソウゲ)」が、日本に渡来する前の中国では
「扶桑花(フッソウゲ)」と表記されていた。

さて、「扶桑花」という名前の由来には
ある中国の伝説が関係しているという説がある。

その伝説とは、中国大陸の東方沖の
日が出ずる所に「扶桑」という巨木の神木があるという伝説である。
その伝説の木に咲く花ということから「扶桑花」と
名付けられたとされる。

その「扶桑花」が、江戸時代初期の慶応年間に
日本に伝わり、音読みが訛って
「扶桑花(フッソウゲ)」から「仏桑花(ブッソウゲ)」に
なったという。 

その「仏桑花」と日本で呼ばれてきた花は
1923年に、ハイビスカスが米国のハワイ州の州花になって以来、
その影響があったのだろうか、
「ハイビスカス」と言われることが多くなったという。

その「ハイビスカス」は、
咲いたその日のうちに枯れてしまう一日花である。

このハイビスカスの花言葉のひとつに
「常に新しい美」というものがあるが、
その一日花であるハイビスカスの性質に由来するものであり、
毎日、毎日、一日限りの美しき新しい花を咲かせるので
「常に新しい美」という花言葉がつけれれた。


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カンナ、その花言葉は「情熱」「快活」「熱い思い」「妄想」・・・真夏の炎天下に強く華やかに咲き誇る姿は幻想的である

今日は、平成30年(2018年)6月22日 金曜日

梅雨の合間の晴天の日に
西宮市の自宅近くの今津西線の歩道に
咲き誇る黄色い花を見かけた。

カンナ Canna

その花の名は「カンナ」である。

カンナは、もともと熱帯アメリカが原産地で、
コロンブスの新大陸発見後
ヒマワリなどとともに最初に欧州にもたらされた植物のようである。


日本には江戸時代前期に
カンナ・インディカという品種がもたらされたそうである。
檀特(だんどく)という和名がある。

カンナの名の由来は諸説あり
ギリシャ語の「Kanna(葉)」という説もあれば、
古代ケルト語の「Cana(つえ)」や「Can (芦(あし)または脚)」と
され、その草姿がアシに似ていることに由来するという説がある。

そのカンナの花言葉には
「情熱」「快活」「熱い思い」「妄想」などがあり、

「情熱」「快活」「熱い思い」は
真夏の炎天下でも負けずに
強く鮮やか、華やかに花を咲かせる姿から

「妄想」は常夏に鮮やかに咲かせる姿が
幻想的であることに由来しているという。


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彼岸花の花ことばは「思うのはあなた一人」「再会」・・・死者と再会する場である墓地に彼岸花が多い理由は

今日は、2017年(平成29年) 9月22日 金曜日

一昨日、秋の彼岸の西宮市内を歩いていると、
マンション前の歩道の植え込みに
彼岸花が咲いているのが見えた。

彼岸花 

彼岸花は
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
その学名は「Lycoris radiata (リコリス ラディアータ)である。

ヒガンバナ属という意味で「Lycoris」はあるが、
それは、ギリシア神話に登場する海の精霊である
「Lycoris(リュコリアス)を、その花の美しさを称えて
命名したという。

また、「radiata(ラディアータ)」はラテン語で放射状という
意味があるが、これは、この花が放射状に咲くことに由来する。


さて、彼岸花という名前の由来は
まさしく、秋の彼岸の時期に咲くことにある。
ただ、別の説として、
毒のあるこの花を食べると
「彼岸(死)」しかないと言われたことに
由来するという説がある。

ちなみに「彼岸」という言葉には
向こう岸=死後の極楽浄土の世界という意味がある。

一方、こちら側の
欲や煩悩にまみれたこの世の世界は「此岸(しがん)」という。

さて、この花は「曼珠沙華」(マンジュシャゲ)とも呼ばれるが、
これは、古代インドのサンスクリット語の「manjusaka」を
中国で漢字に音写したもので、天上に咲く赤い花という意味である。



曼珠沙華のお花にまつわる仏教的なお話で、
法華経の第一序品に

是時天雨 蔓陀羅華、摩訶曼陀羅華、蔓殊沙華、摩訶蔓殊沙華、而散仏上
 
 (訳)
 その時、天は曼陀羅華・摩訶曼陀羅華・曼珠沙華・摩訶曼珠沙華を雨ふらして

となるが、

 「大小の白い蔓陀羅華と、大小の赤い曼珠沙華という、四華が天から
  雨のように舞い降りてきて」

という意味である。「摩訶」には「大きな・大きい」という意味で、
お釈迦様が説法中に天から大きな赤い曼珠沙華が降ってきた様子が
書かれている。
 ちなみに、白い蔓陀羅華は白い蓮のことである。


さてこの曼珠沙華=彼岸花の花言葉に
「思うのはあなた一人」「再会」などがある。

「思うのはあなた一人」の由来は、
彼岸花の特殊な印象的な赤い花色による。

「再会」は、
亡くなった者と再会する場である墓前がある墓地に
彼岸花が多く咲いていることに由来するという。

さて、なぜ墓地に彼岸花が多いのか?
かつて、日本では現在の火葬とは違い、
土葬が主流であった。

その亡骸を埋めた墓地で
モグラが、その亡骸を
食べてしまうことがあった。

そこで毒性のある彼岸花の球根を植えることで、
毒を嫌ってモグラがこなくなり、
また、モグラの餌となるミミズもその毒を避けて
近寄らなくなり、モグラも来なくなる効果があったとされる。


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ゼフィランサスの花言葉「汚れなき愛」「便りがある」・・・「汚れなき愛」は白いゼフィランサスに由来、「便りがある」はゼフィランサスの名前の由来そのものにある

今日は、2017年(平成29年) 9月12日 火曜日

昨日、西宮市内の福祉センター筋を南下して、
酒蔵通りの交差点を過ぎたあたりの歩道の植え込みに
ピンクの花が咲いていて、近寄ると
ゼフィランサスであった。

ゼフィランサス

ゼフィランサスは、ヒガンバナ科タマスダレ属(学名: Zephyranthes)の
植物の総称である。

ピンク色のゼフィランサスは
ゼフィランサス・グランディフローラ(Zephyranthus grandiflora)と
いう名称があり、グアテマラ・西インド諸島原産で
日本には江戸時代末に渡来したとされる。
また、ゼフィランサス・グランディフローラは
サフランに似ているのでサフランモドキとも呼ばれる。

また、ゼフィランサスでは白色のゼフィランサスが
よりポピュラーであったりするが、

タマスダレ


それはゼフィランサス・カンディダ(Zephyranthus candida)と
いう名称があり、ペルー原産で、
明治の初めに渡来したとされる。
また、白い小さな花を「玉」に、
葉が集まっている様子を「簾」に例えて
タマスダレ(玉簾)という和名がついている。

また英語名では、
開花シーズンに乾燥した環境で、雨が降って球根が潤うと
花茎をのばして、花を一気に咲かせる傾向があることから
「Rain lily(雨ユリ)」という名称がある。

ゼフィランサスの花言葉には、「汚れなき愛」「便りがある」などがある。

「汚れなき愛」は、タマスダレの白く清らかに咲く姿に由来するとされる。

さて、「便りがある」の花言葉の由来は
「風」が便りを運ぶということであるが、
それは、ゼフィランサスという名称の
そもそもの由来に起因するようである。

ゼフィランサスの(Zephyranthus)の名の由来は
ギリシア語の「Zephyros(西風、ゼピュロス)」+ 「anthos(花)」である。

そう「便りがある」というのは、
ギリシア語の「Zephyros(西風、ゼピュロス)」を
ゼフィランサスの名前の由来に起因している。


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鳳仙花の花言葉「私に触れないで」・・・この花の学名、花言葉、この花にまつわるギリシア神話は、実が入った袋などに由来する

今日は、2017年(平成29年) 7月25日 火曜日

近所の家の道端に
鳳仙花(ホウセンカ)が咲いていた。

鳳仙花 20170702_173534

鳳仙花は釣舟草(つりふねそう)科の一年草で、
その学名は「Impatiens balsamina」である。

「balsamina」のスペイン語で「鳳仙花」を意味して、
「Impatiens」はツリフネソウ(ホウセンカ)属を意味するが、

Impatiens(インパチエンス)は、ラテン語の
「impatient(我慢できない・短気)」が語源で、
実が成熟すると、ちょっと触れただけ
種が勢いよくはじけ飛ぶことに由来する。

この植物は、インド近辺から東南アジアが原産とされ、
17世紀ころ日本に渡来したとされる。

和名の「鳳仙花(ホウセンカ)」は中国語を音読みしたもので、
中国で、花の形を中国の伝説の鳥である「鳳凰(ほうおう)」
見立てたことから由来する。


「鳳仙花」の別名に「爪紅(ツマベニ)」は、
この花で赤色の花から女性が爪を赤色に染めるのに用いた
ことに由来する。

この花にはギリシア神話にも登場する。
オリンポスの宮殿である日宴会が催されていた。
その宴会で、来客の神々に贈る黄金のリンゴがひとつ
なくなった。給仕をしていた一人の女神が疑われ、
オリンポスから追放された。
実は、それは、あるいたずら好きの神の仕業であった。

それでも、濡れ衣を着せられオリンポスを追放された
その女神は無実を証明しようと、自分の身体を花に変えた。
鳳仙花の実に触れると袋がすぐに開くのは、
自分は何も持っていない、自分は盗んでいないということを
示すためだとされている。

花言葉の「私に触れないで」は
実が熟すと、パチンとはじけて種を飛ばすことに
由来している。

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