言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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おしろい花の花言葉は「小心」・・・・人目を避けて夕化粧

今日は、2016年(平成28年)9月12日 月曜日

一昨日の夕刻近くの16時30分過ぎ、
西宮市今津の自宅近くにある
飲食店沿いを歩いていると、
おしろい花(白粉花)が咲いていた。

おしろい花 160910_1636~001

おしろい花は、
花が咲き終わった後にできあがる
米俵のような黒い実をつぶすと
白粉(おしろい)のような粒が出てくる。
女の子たちはそれを水に溶かして、
白く手に塗ったり遊んだりして、
おしろい遊びに使っていた。

そのようなことから「おしろい花」
という名が付けられたそうだ。

この「おしろい花」という表記は
江戸時代の博物学者である貝原益軒の文献に
あり、彼がその名付け親であるという説がある。

さて、この花は、南米の熱帯原産で
江戸時代に渡来したようである。

おしろい花の学名は、
Mirabilis jalapa(ミラビリス ヤラッパ)

Mirabilisは、ラテン語で、「不思議な」「すばらしい」
という意味がある。
jalapaは、メキシコの地名である。

さて、一昨日の16時過ぎに花がさいているのを見かけた
このおしろい花を翌日の午前8時30分ごろをみかけると
既にしぼんでいた。

実は、このおしろい花は
夕方の16時ごろ以降に花を咲かせ、
翌朝に花はしぼんでしまうのだ。

夕方以降に花を咲かすので、
「夕化粧」という和名がついている。

また、イギリスでは夕方4時以降に咲く花ということで、
「four‐o’clock(フォーアクロック)という名がつけられている。

さて、このおしろい花の花言葉は
「小心」であるが、それは、
夕方から翌朝という人目があまりない夜に咲かす様子が
まるで、人目を避けているように見えるので、
「小心」という花言葉ができたようだ。


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芙蓉、その花言葉は「しとやかな恋人」・・・日々、その時々変化する芙蓉について、芭蕉が一句詠んでいる

今日は、2016年(平成28年)9月 6日 火曜日

昨日、西宮今津の周辺を朝歩きしていると、芙蓉の花が
咲いているのが見えた。

芙蓉 160905_0602~001

芙蓉は花を7月~10月にかけて
ピンク色または白色の花を、
その日の朝に、花を咲かせ、その日の夕刻には花を閉じ、
そして、2~3ヶ月の間、毎日の如く花を咲かす。

芙蓉という花の名は、中国に由来するもので、
もともと、中国では、蓮(はす)の美称の意味として、
「芙蓉」が使用されていて、唐の時代まで、
「木芙蓉(もくふよう)」と呼ばれていた。

芙蓉は、中国をはじめ、台湾、日本の沖縄、九州・四国に自生
している。

芙蓉の花言葉は、「しとやかな恋人」で、
それは、芙蓉が咲かす白い花が、
気品あふれる姿によるものだとされる。

芙蓉の花はそのような気品と優雅さを感じるが、
ちなみに、富士山の雅名は、「芙蓉峰」である。

芙蓉の英語名は、「Cotton Rosemallow」で、花が薔薇に似て、
樹形が芙蓉と同じアオイ科の綿(Cotton)に似ていることから、
そのような英語名になっているようだ。

芙蓉は、アオイ科フヨウ属の植物であり、
学名は、Hibiscus mutabilis である。

「Hibiscus」は「フヨウ(ハイビスカス)属」という意味で、
ハイビスカスも芙蓉と同じフヨウ属の植物である。

「mutabilis」は、変わりやすいという意味で、
推測だが、1日の間で花が咲いてしぼみ、そして、また
翌日には別の花を咲かせしぼみと、
日々、変化するので、そのような意味でなったのかもしれない。

そのように学名に「変わりやすい」という意味で使われるように、
一日で花が咲きしぼみ、そして、日々、花の咲く位置が変わる
芙蓉について、松尾芭蕉が

枝ぶりの日ごとにかはる芙蓉かな

(別の枝に花を咲かせて、日々、枝の姿が変わる芙蓉だよ)

と詠んでいる。


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芙蓉と同じアオイ科フヨウ属の植物であり、芭蕉が一句詠んでいる花です。
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ひまわりの花言葉「敬慕」「あなたを見つめる」・・・太陽の神を慕い、世界至るところで「太陽の花」と人々は思ってきた

今日は、2015年(平成27年)7月4日 土曜日

一昨日、
西宮市今津の自宅周辺を朝歩いていると
公園沿いに東の方向に咲く
ひまわりがあった。

ひまわり 150702_0534~001


ひまわりには次のようなギリシア神話の
お話がある。


海神の娘である海の精クリティがいた。
彼女はとても美人で、彼女の歌声はとてもここちよく
彼女があげる水しぶきでの木の妖精たちが喜ぶのであった。

ある日、空をみていたクリティは
馬車に乗って空を翔けて行く太陽神のアポロンを見て
彼に恋をしてしまった。

しかし、アポロンは女神カイアラピに夢中になっていて
クリティには目も暮れず、
彼女は思いを聞いてもらえなかったため、
黒い長い髪を肩に打ち流し、地上に直立したまま
九日九夜の間、食べ物を口にも通さず、
空を見つめ、太陽を見つめていた。

そのようなクリティを見かねた彼女の姉達が
彼女を連れ出そうとしたが、彼女を引っ張ったが、
全く動かない。
よく見ると、クリティの足は根となり、
黒髪は葉となり、そして顔は太陽を
かたどったひまわりの花になった。

そのようなお話から、
ひまわりの
「敬慕」、「あなたを見つめる」や「熱愛」という
花言葉がつくられたという。

そのような太陽にまつわる神話の花言葉がある
ひまわりという花のには「太陽」に関係している。


ひまわりの学名は
「Helianthus annuus」であるが、
「annuus」は一年草という意味、
そして、「Helianthus(ヘリアンサス)」は
ギリシア語の
「helios(太陽) + anthos(花)」で、
まさに「太陽の花」という意味である。

その花が16世紀にイギリスに伝わった時
花の形が太陽を連想させることから
イギリスでも「太陽の花」と呼ばれ始めた。

そして、英語では「sunflower」で
まさに「太陽の花」である。

その花は、中国から
17世紀の中ごろ、日本に伝わってきた。
当初は「丈菊(じょうぎく)」と呼ばれていたようだが、
元禄年間(1688~1704)のころには
「ひまわり」と呼ばれるようになる。

ひまわりは、日(太陽)を追って花の向きが変わって
廻るので、日廻り(ひまわり)となった。

実際のひまわりの花が太陽を追って向きが変わるのは
茎が柔らかい若いときまで、成長して茎が固まってくると
花の向きは固定され、東向きに咲いていることが多い。
ただ、茎はより多くの養分を取るため太陽を追って回る。

ただ、小さなひまわりである白妙(しろたえ)ひまわりの花は
太陽の方向にあわせて向きを変えているのが確認されているようだ。

さて、ひまわりの漢字の「向日葵」は漢名の「こうじづき(向日葵)」を
拝借したのであるが、それを訓読みして、日本では
ひまわりのことを「ひゅうがあおい」と呼ぶことがある。

そのように花言葉から名前まで、
世界のいたるところで、
「太陽の花」として、ひまわりは見なされてきたことが
わかる。

昨日の朝、雨上がりの曇り空の下、
自宅周辺を歩いていて、
公園沿いに咲くひまわりの花には
水滴がしたたっていたが、
太陽が雲に隠れていても、
日が出る東の方向を向いていた。




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アマリリスの花言葉「内気」「すばらしく美しい」・・・内気な少女アマリリスの血から生まれた美しい花は、横を向いて「おしゃべり」しているみたい

今日は、2015年(平成27年)6月12日 金曜日

先日、西宮市今津の自宅周辺を朝歩きしていると、
ある民家の壁上に、花咲くアマリリスが置かれていた。

アマリリス 150606_0537~001

アマリリスは、
ヒガンバナ科ヒッペアストルム属に分類され、
ブラジルやペルーを中心とし、南アメリカに
約70種が分布する球根植物である。

ヒッペアストラム(Hippeastrum)とは、
ギリシア語の
hippos(馬)+ astrom(星、似る)から

「馬のような大きな星形」という意味がある。

そのようなアマリリスは
17世紀後半に欧州にもたらされ、
そこで、違う種同士を掛け合わせの品種改良など
されてきた。

やがて、日本には江戸時代の天保年間(1830年~1844年)に
もたらされた。

アマリリスという花の名前は、
古代ローマの詩人である
ウェルギリウス(BC70年~BC19年)の
初の作品「牧歌」に
登場する羊飼いの娘に由来するとされる。

さて、その羊飼いの娘のアマリリスには、次のような
お話がある。

アマリリスはある日、羊飼いの少年アルテオに恋をする。
そのアルテオは、花に夢中でアマリリスのことは
気にもかけない。

あるとき、そのアルテオが
彼に花を届けてくれる別の少女に好意を抱いた。

それ知ったアマリリスはショックを受け、
神様にお祈りをするとあるお告げと矢を授けられた。
そのお告げでは、「その矢で自分を傷つけろ」ということであった。

アマリリスは、そのお告げどおり実行すると、
傷から流れた血から、これまでみたことがないような
とても美しい花が咲き、そして、アルテオはひざをついて、
アマリリスに愛を告げた。

そのようなお話から、この花にアマリリスという名前がつき、
さらに、「内気」「すばらしく美しい」というアマリリスの花言葉も
生まれたようだ。

ちなみに、アマリリスの別の花言葉に「おしゃべり」とあるが、
花が横向きにつくため、となりの花とおしゃべりをしているように
見えるからである。

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蛍袋(ホタルブクロ)の花言葉「熱心にやりとげる」・・・カンパニューラの命がけの忠実な仕事ぶりから


今日は、2015年(平成27年)5月24日 日曜日

西宮市今津の自宅周辺を
朝歩いていると、ある民家のプランターに咲く
鐘のような形をした花が目に入って足を止めた。

ホタルブクロ 150521_0535~001

これは「蛍袋(ホタルブクロ)」という花で、
キキョウ科の多年草である。

学名は「Campanula punctata Lam.(カンパニューラ・プンクタータ)」で、
「鐘状の花の内側に紫の斑点がある」という意味で、
「Campanula」とは
ラテン語の「鐘」を意味する「campana」である。

さて、この花にまつわる神話がある。

カンパニュールという誠実でまじめな働き者の娘がいた。
その働き振りからギリシアのオリンポスの果樹園にある
神々の神聖な果実である黄金のリンゴの監視を任せられたのであった。

ある日、その黄金のリンゴを狙った盗賊が侵入してきたので、
カンパニュールは急を知らせようと
銀の鈴を打ち鳴らしたところ
驚いた盗賊が剣を抜いて、カンパニュールの胸を突き刺し、
カンパニュールは倒れた。
翌朝、果樹園の見まわりに来た見張りの
火竜ラドンに発見されたときには、
彼女は銀の鈴を固く握ったまま息絶えていた。

その知らせを聞いた花神フローラは
カンパニュールは忠実な仕事ぶりをたたえ、
彼女を釣り鐘の形をした美しい花に変えた。

これがカンパニューラで、日本でホタルブクロと呼ばれる
花である。

そして、この花の花言葉の「熱心にやりとげる」は
カンパニュールの忠実な仕事ぶりからつけられたので、
他に「忠実」や「監督する人」など彼女の神話に由来する
花言葉がある。

さて、日本名の「蛍袋(ホタルブクロ)」の名の由来は
子供がこの花で蛍を包んで遊んだことに由来するとか
提灯の古名「火垂る(ほたる)袋」が転じたとかなどの説がある。

そのような逸話がある蛍袋の花は思わず
惹きつけられる美しさを感じるのである。

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