|
天空を舞うバーチャル金融資本主義の終焉 〜 マネーバブル再発防止のため、資金余剰国の日本やアジア諸国の中産階級を厚くすること。
2ちゃんねるの経済スレッドで 2007年夏にサブプライムローン問題が 表面化したころからか、
アメリカ(グローバル)バブル経済崩壊スレ
というスレッドが登場し、 2008年11月3日の時点で そのスレは第149になっている。
特にリーマンブラーザーズの破綻以降の 世界的な金融危機が勃発してからは そのスレの消費が加速しているが、 いろいろおもしろコメントが書かれている。
その中で、
アメリカ(グローバル)バブル経済崩壊スレ148
その646番目に次のようなコメントがあった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 646 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/11/02(日) 20:25:04
シータ「これが玉座ですって?。ここはお墓よ、あなたと私の。国が滅びたのに、王だけ 生きてるなんて滑稽だわ。あなたに石は渡さない。あなたはここから出ることも できずに、私と死ぬの。今は、ラピュタがなぜ滅びたのか私良くわかる。 ゴンドアの谷の歌にあるもの。土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に 冬を越え、鳥と共に春を歌おう。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの 可愛そうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このセリフは 宮崎駿の「天空の城ラピュタ」のワンシーンである。 ラピュタ王族の子孫である ムスカが世界征服を企み 天空の王国ラピュタの再興を狙おうとするが、 同じくラピュタ王族の子孫であるシータは そのムスカの企みの愚かさと危険性を感じ ムスカから飛行石を奪い返した シータはパズーと共に手を重ね合わせ 祖母から教わった「滅びの呪文」を叫び、 ラピュタを破壊し、ムスカの野望を打ち砕いた。
そのようなシーンであるが、そのコメントに対して、 その668番目に次のようなコメントが書かれた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
668 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/11/02(日) 20:47:47 シータが言ってるように 天空を舞うバーチャル金融資本主義と 戦争経済全盛の時代はオワタってことでしょ
これからは地に足をつけたモノづくり・製造業や 農業などの経済が見直されるはず
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「天空を舞うバーチャル金融資本主義」という表現は 1971年の基軸通貨ドルと金の交換が停止による 変動相場制移行後し、1980年代に アメリカが世界最大の借金国になった後、 ドル基軸通貨制を維持するために 金融工学という名のもとにレバレッジを効かせた信用取引で マネーバブルを膨張させた状況を 言い当てている感じがする。
1億円の原資しかないが、その1億円で10億円の 金融商品類を買う。10億円−1億円=9億円は借金になるが、 その商品が12億円になったら売って、 12億円で9億円の借金は返済でき、 3億円から原資の1億円を引いて、2億円儲かるという 感じでレバレッジを効かせた信用取引を 繰り返して、マネーバブルを膨らませて マネーを稼いできたが、 アメリカの住宅価格下落をきっかけに マネーバブルが崩壊を始めたのだ。 1億円の原資で10億円の信用取引をして儲けようとしたが、 10億円の商品が9億円に下落してしまって、 9億円と言う多額の借金が残ってしまったという感じだ。
人々が地上で暮らす上で欠かせない住宅という 実態経済の価格の下落により レバレッジを効かせた信用取引で 大借金を抱えることになってしまったのである。 まさにレバレッジを効かせた信用取引はマネーバブルであり、 地に足がつかない「天空を舞うバーチャル金融資本主義」 だったという比喩表現は正鵠をいているようにも感じる。
「天空を舞うバーチャル金融資本主義」は 天の意思により、破壊の呪文が叫ばれたのだろうか、 破壊されることとなったのが今回の 世界的な金融危機である。
世界最大の借金国アメリカを軸に展開した 過去20〜30年以上におよぶ 「天空を舞うバーチャル金融資本主義」は 大雑把に言えば、 日本やアジア諸国の余剰金(貯金)が その本国で活用されず、アメリカの金融資本が 吸上げたことによって生み出されたものだ。
アジア諸国は経済成長により、豊になりつつあるが、 貧富の格差があったり、脆弱さを抱えるが、 そのような貧しい層への社会投資ではなく アメリカの金融資本の「天空を舞うバーチャル金融資本主義」 に使われてしまったのだろうか。
このマネーバブルは日本の低金利も原因である。 日本のあまったお金が日本国民のために使われず、 「天空を舞うバーチャル金融資本主義」に使われ、 その間、日本ではワーキングプアなどの低所得者層が 拡大し、医療もまともに受けれない人が増えてきた。 それは 「天空を舞うバーチャル金融資本主義」のアメリカに 車などを売って 商売してもうけていた日本のトヨタなどの大企業が 安い賃金で派遣労働でこき使ったことも背景にある そのように所得が低くなり、日本国内の内需は 冷え込むばかりで、トヨタは 日本の若者が車を買ってくれなくなったとなげいていた。 そうなったのは、日本の若者を低賃金でこき使うから 車なんて買えないからで、トヨタの自業自得である。 そして、 お得さんの 「天空を舞うバーチャル金融資本主義」のアメリカの マネーバブルがはじけて、 安い賃金で派遣労働でこき使ってきた トヨタなどの日本の大企業の経営も 以前のように順調にいかず、 厳しくなってきた。
シータは
国が滅びたのに、王だけ 生きてるなんて滑稽だわ。
と言ったが、それを言い換えると
モノを買えない
貧乏人が多くなったのに、
モノが売れない
大企業だけ残るなんて滑稽だわ
という感じであろうか。
日本で見れば、 まだまだ内部留保を抱える大企業は 賃金を上げて、庶民の購買力を上げたら、モノが売れるだろう。 日本はまだまだ低金利で国はまだ借金ができるのではないか。 そのカネを福祉や教育に回す。また、政府は借金なしに 予算を増やしたいなら政府紙幣を発行すれば良い。 そのようにして、日本国民全般にカネが回るようになれば、 かつて日本に存在した厚みある中産階級が復活し 景気が回復し、金利もあがり、 マネーバブル再発を防止できよう。
そして、貯金が余っているアジア諸国も 貧富の格差を解消すべく、 自国内への社会投資が今以上にできるような 仕組みを作っていき、厚みのある中産階級を育成すべきで、 それを日本政府が支援することがあって良いと思う。
厚みのある中産階級ができれば、 たくさんモノやサービスを買ってくれる。 それは、大企業にも金持ちにもメリットのあることだ。
このブログ内の関連記事
責めの賃金アップは企業業績向上のための将来への投資である
日本の財政が破綻すると言う人がいるけど、どうして、長期金利(10年国債利回り)が1.4%と低金利なの?
バラマキ政策が日本を救う 〜 政府紙幣発行でばら撒けば大丈夫
テーマ:サブプライムローン問題 - ジャンル:政治・経済
|