言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源や考えたこと、お気に入りの歌や発想法、雑学など、政治経済社会の時事ネタも書いたりしています。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。現実世界での所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を問わず、古今東西の学問を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空の企業名を勤務先にしています。その会社を退職する時は私の人生が終焉する時です。.

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「正月」という表現は、古代中国の春秋時代からある・・・正しい暦を定めることは国の長である王の役目

今日は、2017年(平成29年) 1月 1日 日曜日

年の初めを「正月」と言うが、
その「正月」という表現は、
古代中国の春秋時代に遡る。


その時代について書かれた歴史書「春秋」に
年の初の月について「正月」と記述されている。

どうして、1月のことを「正月」と表現するように
なったのかについてはわからない。

「正」という文字に「頭(かしら)」とか「長(おさ)」という
組織のトップを意味する内容があるが、そこから
1年の最初の月を「正月」と表現するようになったのか?
それはわからない。

ただ、中国において、
為政者の役目に、天文現象を観測して人民に正しい時季を
授けることがある。

国の長である為政者は天文観測に基づき暦の基準となる
1年の最初の月を定め、「正月」と表現されている。

元日のことを「正朔(せいさく)」とも表現される。
「正」は年の初め、「朔」は月の初めの意を意味している。

「正朔を奉ず」という表現があるが、それは
古代中国で、新しい王が立てば暦を改めたことから
その王が定めた暦を認めるということは、
その王に服することになるので、
その統治に服する意味で「正朔を奉ず」の表現が
用いられた。

古代中国の王朝の
夏・殷・周はそれぞれ独自の暦を用いたとされ、
周は冬至日を含む月を「正月」としたとされている。

歴史書「春秋」では
魯(ろ)の国の隠公元年(紀元前722年)からの歴史が記載
されているが、その魯の王は周の暦に従っていたとされている。


ちなみに「春秋」は儒教の祖である孔子であるという説がある。



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「ええ」と「ええわ」・・・聞き間違い、誤解からものごとが進展してしまうことがあるものだなあ

今日は、2016年(平成28年)2月12日 金曜日


毎日、近所のドラッグストアで、生活必需品を
買っているが、ある女性店員の方から、

「(その店専用の)カードをプリペイド」にしませんか、

と昨年から何度かそのような提案をされてきたが、

プリペイドにそれほど魅力を感じず、
手続きが面倒というか、早く家に帰りたいと
思ったりもしたので、その提案を断り続けてきた。

ただ、一昨日のこと、

仕事の帰り、その店に行き、レジで清算をしようと
したら、その女性店員の方が

「今日、プリペイドをされたら、いつもよりも
キャッシュバックが増えますが」

と提案されたが、断りの示そうと

「(しなくても)ええわ」

と言ったつもりが、すると、

その女性店員の方が、笑みを浮かべながら、

「ああ、やっと、プリペイドしてくれた」

と言い出して、私は「あっ、『ええわ』という表現が、
その女性店員には「良いわ」というふうに思われて、
私がプリペイドを了承したと思われたしまったのだ!!!!!」

と思ったが、その女性店員の方が笑みを浮かべて話している
姿を見て、無下に断ることもないなあと思って、
プリペイドに必要な手続きとして、氏名を生年月日を書いて、
1000円支払った。

まあ、手続きは簡略で、30秒ぐらいで済んだ。

私が、拒否の意味で「ええわ」と言ったのだが、
おそらく、その女性店員の方からすれば、
昨年から、何度か提案して断れ続けて、提案して、
私からO.Kの返事を期待する気持ちがあり、
それゆえに私の拒否の意志の意味の「ええわ」が
「ええ」という「良い」という了承の意味として
受け取ったのだろうか。

ふと、この出来事から、
言葉を使うことの難しさみないなものを感じ、
また、このような誤解がきっかけで物事が進展して
しまうことがあるのだなあとしみじみと思うのであった。




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「I can not speak English」と語ったノーベル賞学者・・・・日本語という母国語できちんと思考できる力を養っていくことの大切さ

今日は、2015年(平成27年)10月9日 金曜日

今週発表されたノーベル賞の自然科学系で
日本人研究者が連日受賞したが、
ふと、ノーベル賞受賞で、今から7年前に
ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英博士が
ノーベル賞受賞スピーチの冒頭で

「I can not speak English」

と語ったことがあったというエピソードがあった。

つまり、益川敏英博士は英語なんかできなくても、
母国語である日本語で思考していき、日本語を駆使して
研究を深めて、ノーベル賞受賞の研究成果を出していたのだ。

日本を除く多くのアジアやアフリカの国々では
数学・物理学・化学といった自然科学を学ぶためには、
英語やフランス語を学び、修得しなければならないが、
日本ではその必要がなく、日本語のままで
最先端のことを学ぶことができる。

それは、日本語の中に、科学を自由自在に理解し創造するための用語、
概念、知識、思考法があるからだ。
それは、日本の先人達が外国語の最先端のことをきちんと日本語に翻訳
してくれてきたおかげでもある。

母国語の日本語で大学の高等教育を受けることができ、
先端研究をしていて、また、20名以上のノーベル賞受賞者を
生み出してきたのが日本である。

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水害での「バックウォーター現象」という外来語を翻訳もせず伝えることへの違和感・・・明治の日本人なら日本語に翻訳しようとしていただろう

今日は、2015年(平成27年)9月14日 月曜日

先週の大雨で茨城県と宮城県の川で堤防が決壊したことについて
本流の水位が高くなって 支流の水が流れにくくなる
「バックウォーター現象」が発生していたと説明されていた。

大雨で増水した支流の水が本流に流れ込もうとしても
支流よりも水量が多い本流の増水した流れにほって
支流の川の水が本流に合流できず流れ込めず、
本流に合流する付近の支流の流れが滞り、
水位が上がり氾濫したり堤防が決壊したりするのだ。

そのようなことを「バックウォーター現象」と
表現していたが、それで気になったのが
「Back Water」という英語表現をそのまま
使っていることが気になった。
どうして、日本語に翻訳して言わないのだろうと思った。

バックウォーターって、単純に言えば、
「逆流」ということであり、
また他に漢字表記を考えると
支流の流れが本流の流れによって止められるということで、
「流止現象」とか、
本流の流れが支流の流れを栓のように止めてしまうということで
「流栓現象」とか、流れが滞るということで
「流滞現象」とか考えられそうである。

ちょっとネットで見ると、「バックウォーター現象」のことを
「せき上げ背水」または単に「背水」と表記していることがあった。

NHKなどのマスコミがどうして、そのような日本語で表記された
現象名を使わず、外来語をそのまま安易に使ってしまうのだろうかと
思った。
今は世界各地から特に、情報技術など
アメリカから流れ込む経済や技術のことが
加速して多くなりそのアメリカで生まれた表記などをそのまま
カタカナ表記で使うことが多いが、
従来の日本で使われてきた漢字表記などに翻訳できそうなことがらまでも
そのような労を省いて安易に外来語をすぐに使ってしまうことに
マスコミなどの言論界の方々少しは考え直してもらいたいなあと思う。

西洋発の概念や表現を明治の日本人でできるだけ従来の日本語で
表記しようとつとめ、それらを理解を深めようとした。
そのような先人の労がなければ、
例えば、「自由」を「リバティ」とか「フリー」とかでしか
表現しない日本になっていだろう。
明治の日本人という先人達の姿勢を見習ってほしいと思うものである。


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防犯カメラは、本当に「防犯」カメラなのか?

今日は、2015年(平成27年)8月20日 木曜日

防犯カメラと呼ばれるカメラがある。
テレビのニュースで、何か強盗や殺人などの事件が
発生した時に、事件現場で犯人と思われる人物を映した
映像が報じられたりしている。

そこで、ふと思うのが、「防犯」カメラは
本当に「防犯」なのだろうか?

「防犯」とは、犯罪を防ぐということであるが、
実際に犯罪事案が発生して、その様子を映していると
なれば、防犯という機能は果たしておらず、
犯罪事実を映している「目撃カメラ」となる。

犯罪を防ぐことができないなら
「防犯カメラ」という言い方はしないほうがいい。

「防犯カメラ」をつければ、犯罪を防げるという
誤解を招くからだ。

監視カメラという表現の方が適しているだろう。

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