タンポポの花言葉・・・「真心の愛」のタンポポは、綿毛で別離するが、「愛の信託」で新しい命を運ぶのだ
今日は、令和4年(2022年)4月10日 日曜日
3月から4月にかけて 黄色いタンポポの花が咲く。

タンポポは 「蒲公英」と漢字表記されるが、 中国では、 開花する前に摘み取ったものを乾燥させ 解熱、強壮などの漢方薬として 「蒲公英」が用いらている。
つまり、タンポポは漢方薬なのである。 漢字の由来となった漢方薬の場合は 「蒲公英(ホコウエイ)」と読ぶ。
このタンポポの英語名の 「Dandelion(ダンデライオン)」は フランス語の ダン=ド=リオン (dent-de-lion) に 由来していて、それは「ライオンの歯」という意味であり、 葉のギザギザがライオンの歯並びに似ていることから そのような名前になった。
さて、日本で「タンポポ」と言われるようになった由来は 諸説ある。 転写の方法の一つである拓本(たくほん) 採るときに墨をつけて叩く道具である 「短穂(タンポ)」に花後の姿が 似ていることから「タンポポ」と呼ばれるようになった という説。
他には、鼓(ツツミ)に似ていることから 江戸時代にツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたが、 鼓を叩いた音が「タン・ポポ」と聞こえたことから 「タンポポ」と呼ばれるようになった という説もある。
タンポポは、キク科タンポポ属の植物であるが、 学名のTaraxacum(タラクサカム)は アラビア語の 「tharakhchakon(苦い草)」が語源とされている。
そのタンポポの花言葉に 「真心の愛」「愛の信託」「別離」等がある。
「真心の愛」は タンポポが太陽に向きまっすぐ咲く姿が 率直な恋心、相手を思うまっすぐな 愛情に例えられたためつけられた花言葉とされる。
そして、 「愛の信託」「別離」という花言葉は タンポポの綿毛についてどう捉えるかが かかっている。
綿毛が風で飛んで花から離れていく様から 「別離」という花言葉はがあるが、
綿毛に付いている種子が風に吹かれて飛び、あちこち各地にで 新しい命を誕生させる様子から 「愛の信託」という花言葉があるという。
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