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言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~
語源、雑学など、時事ネタなど。また、楽習社とは私の脳内にある架空の企業です。所属組織や職業が変わろうとも、生涯、理系・文系を多様な知を楽習(がくしゅう)して、生きていきたいので、架空企業名を勤務先にしています。それを退職する時は私の人生が終焉する時です。当ブログ各記事に誘うための目次専用ペ ージはカテゴリートップにあります。PCページは画面左サイドに、スマホ画面からは下のマークの真ん中からカテゴリーにいくことができます

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「ブラボー!!」・・・長友佑都選手が雄たけびで連呼していた「bravo」の語源を遡ると、賞賛ではなく侮蔑の意味で使用されていた

今日は、令和4年(2022年)12月5日  月曜日

FIFAワールドカップ・カタール大会で
日本代表が、ドイツやスペインの強豪国に勝利した
直後に、長友佑都選手が「ブラボー!!」と雄たけびを連呼していたが、

その「ブラボー」は
イタリア語で「bravo」と表記され
「よくやった」、「素晴らしい」といった意味の感嘆詞で
用いられている表現であるが、
この「ブラボー」のもともとの語源はそのような意味と
違ったものであった。

その由来はラテン語にあり、他民族の方々が
自民族にはわからない表現をしている様子を
何か言っているという侮蔑の意味合いをこめて
「blah-blah-blah」と表現していたが、
その表現から「野蛮な・凶暴な」という意味の「barbarus」という
表現が生じ、さらにその「barbarus」に
「悪い・ゆがんだ」という意味の「pravus」が合わさって
「野蛮な」「狂暴な」という意味で
「bravo」、ブラボーの原型となる単語が生まれた。

ただ、その「野蛮な」「狂暴な」という意味の「bravo」が
フランスに伝わった後、
フランス語で勇敢を指す「brave」の影響を受けて
相手を褒め称える意味となり
それがイタリアに逆輸入のごとく伝わり
「勇敢な」「有能な」といった意味に変化し、
次第に「良い」、「素晴らしい」、「偉大な」
という意味で
賞賛や喝采や歓呼の際に使われる感嘆詞として
使用されるようになった。

イタリア語では、「bravo」は
男性系と女性系、単数形と複数形と語尾が変形して、
例えば、男性複数形にブラービ(bravi)、
女性複数形にはブラーベ(brave)と変化する。

ただ、フランス語・ドイツ語・英語・日本語などで
「bravo」が外来語として用いる場合、
語尾は変化せず「bravo」で表現される。



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ろくろ首の名前の由来について、6月6日に伝えてみる・・・井戸にも傘にも陶芸にもロクロ・・・ところで、ろくろ首の首の長さは何メートル?

今日は、令和4年(2022年)6月 6日 月曜日

妖怪のなかで
ろくろ首という妖怪の伝承がある。

ろくろ首 イラスト 72307843eab1d366d90f3cd5756d6300_w

画像は
イラストAC イラスト素材:妖怪 ろくろ首 より

ろくろ首にはおおまかに2種類あって、
首が伸びるものと、首が抜け頭部が自由に飛行するものが
あるとされる。

ろくろ首の漢字表記は
「轆轤首」となる。

さて、そのろくろ首の名前の由来には諸説あるが、

「轆轤(ろくろ)」の意味には
井戸の上部の横木に取り付け、
縄をかけて釣瓶を上下させる滑車という意味もあり、
長く伸びた首がその井戸のろくろに似ているから
ろくろ首と言うようになったという説。

別の説としては、

傘の骨を束ね傘を開閉するために関わる箇所として
「ろくろ」という部分があるが
傘のろくろを上げるにともなう傘の柄が長く見える
様子を重ねてろくろ首がイメージされたという説。


そして、また別の説としては
まさしく陶芸で使われる轆轤(ろくろ)。
粘土をろくろで回転させると
粘土は上に上にと伸び上がっていく。

それが首が伸びていくというイメージが重なったという
説がある。


さて、私が小学生の頃
学研の付録のマンガで
「ろくろ首の長さは何メートル」というなぞなぞがあった。

ちなみに今日は6月6日。

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ろくろくび=1+2+3+4+5+6+7+8



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ボインの語源・・・女優の朝丘雪路さんの逝去を受けて・・・語源のもとになった方が亡くなっても、その表現はなくならない

今日は、平成30年(2018年)5月21日 月曜日

先日、女優の朝丘雪路さん(1935年~2018年)が
ご逝去された。

さて、その朝丘雪路さんがいたからこそ、
生まれたある俗語がある。

その俗語を言い出したのは彼女ではなく、
大橋巨泉氏(1934年~2016年)である。

昭和41年(1966年)
日本テレビ系の深夜番組の11PMで司会を
していた大橋巨泉氏が
同じく司会をしていた
朝丘雪路さんの豊満な胸が自然と
視界に入る。

それを巨泉氏が
「ボイン、ボイン」と擬態語で
表現したことから
女性で豊満な胸のふくらみのある意味として
「ボイン」という表現が広まった。

それにしても、
もし、21世紀の現在、
そんな表現をテレビでしたら
セクハラだとバッシングされそうだが、
当時は「セクハラ」という概念になく
そんな批判もなく
「ボイン」はあっと言う間に
広まった。

その当事者が亡くなっても
その当事者が存在することによって
作られた表現はなくならず
表現され続けるのである。

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すす払い、その語源・・・電気ガスがない時代は釜戸で料理をして、ろうそくで灯りを保っていました

今日は、2017年(平成29年)12月20日 水曜日

12月中旬ごろを過ぎると、
新年を迎える準備として「すす払い」という大掃除が
行われ、普段ではあまり掃除のしない
天井などの部分を清掃したりする。

もともとすす払いは、神棚や仏壇を清めていて
宗教的な意味合いもあった。

さて、すす払いの「すす」の
漢字表記は「煤」で
木片などの有機物が不完全燃焼を
したことによる発生する炭素物質で
黒色である。

近代になって電気ガスが普及する以前は
囲炉裏や釜戸で木を燃やして料理をして、
室内の灯りはろうそくを燃やしていた。

そのため、天井や、天井近くにある神棚などに
すすが溜まっていたのだ。
そして、新年を迎えるのにあたり
天井などのすすを払う大掃除をして、
神棚や仏壇を清めていたのである。

その「すす払い」という表現は
電気ガスが普及して、家屋内に
すすが発生することがほぼ無くなっても
年末の大掃除の意味で
21世紀の現代も使用され続けているのである。


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明石家さんまの愛娘のIMALU(いまる)の名前の由来と日航ジャンボ機墜落事故・・・・明石家さんまは坂本九と同じ命日になっていたかもしれなかった

今日は、2017年(平成29年) 8月12日 土曜日

お笑い芸人で現在でも第一線で大活躍する
明石家さんまは今から32年前の今日が歌手の坂本九と同じく
命日になっていたかもしれなかった。

今から32年前の今日の
昭和60年(1985年)8月12日(月曜日)
明石家さんまは東京のフジテレビで「オレたちひょうきん族」の収録を終えた後、
大阪のMBSラジオの月曜レギュラーの
「MBSヤングタウン」に出演するため
羽田空港発伊丹空港行きのいつもの月曜日と同じくJAL123便に
搭乗する予定にしていた。
しかし、その日、「オレたちひょうきん族」の収録が早く終わったため
JAL123便より1つ早い全日空機に乗り換えた。
そう、その日のJAL123便は羽田空港を18時12分に離陸後
伊豆大島上空で操縦不能に陥り、
18時56分に群馬県上野村の御巣鷹山に墜落、
歌手の坂本九をはじめ520名の人命が失われた。

危うく難を逃れた明石家さんまであったが、
当日の「MBSヤングタウン」はJAL123便墜落関連の
報道特番になったが、
「いつも使ってる便やから…」と彼はショックの様子だったという。

もし、あの8月12日、「オレたちひょうきん族」の収録が早く終わらなくて
いつも通りの時間帯に終わり、そして、いつもの月曜日と同じく
JAL123便に明石家さんまが搭乗していて絶命していたら、
その翌年の昭和61年(1986年)にドラマ男女7人夏物語で
やがて結婚することとなる大竹しのぶとの共演もなく、
その大竹しのぶとの間に生まれた
愛娘のIMALU(いまる)は存在していなかった。

さんまが「いまる」という命名について
「いきてるだけで丸儲け」という彼の座右の銘が
由来となっているが、その座右の銘は、
彼が、日航ジャンボ機墜落事故から逃れたことも
その一因となっているという。

明石家さんまが日航ジャンボ機墜落事故から逃れ
命拾いしたことで、21世紀の現在も
私は彼が出演するテレビ番組を見て
爆笑するひと時を過ごしているのである。


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