慣性の法則・・・電車停車時のブレーキのかけ方が良くないと、ヒトは転倒する
今日は、2011年(平成23年)12月28日 水曜日
先週の土曜日のクリスマスイブの日の夜、 阪急電鉄今津線で、甲東園駅に到着する時、 ブレーキのかけ方がおかしく、 多くの方が前に突き出されるようになった。
私は、ドアに持たれていたこともあり、 前に突き出されるような感覚は小さかったが、
他の方々の多くはかなり進行方向に体が傾き、 中には転倒する方もいた。
この時、西宮北口から乗り、 門戸厄神駅を過ぎ、次の甲東園駅に向かったのだが、 門戸厄神と甲東園の所要時間は1分で、距離は1kmなので、 単純計算で、時速60kmで進んでいることになる。
電車が60kmに進むと、その中にいるヒトも 時速60kmで進行方向に進んでいるが、 電車がブレーキをかけて、電車のスピードを落としても、 時速60km未満になり、時速50km、時速40kmになっても その電車にいるヒトは、ブレーキをかける前の 時速60kmの状態のままであるので、 速度を落とした電車よりも速く進行方向に進むので 前に突き出されるようになるのだ。
これは、 ニュートンの運動第一法則の「静止,または等速度運動をしている物体は、 外力が加わらない限りはその状態を持続する」という慣性の法則による 現象である。
ブレーキをかけることによって、 ヒトが前に突き出されることがないように 電車が駅で停車する場合、 少しずつ減速させないといけないが、 その先週の土曜日のクリスマスイブの日の夜に 甲東園駅に到着する前は 急ブレーキではないが、何か減速のさせ方がおかしかった。
ドアに持たれていた私はあまり影響がなかったが、 転倒する人も出たので、 改札口を出た後、駅員さんにそのことを報告しようと 思ったら、 おそらく同じ電車に乗っていた方だろうか、 ある女性が改札口にいる駅員さんに、 なにか身振り手振りをしていて、 その様子から、 「あっ、停車の仕方のまずさを指摘しているなあ」と 思ったので、私は、その場を後にした。
テーマ:日記 - ジャンル:学問・文化・芸術
|