子供は何でも楽しんで遊び場にする・・・高度経済成長期の電車が走らない駅の線路にて
今日は、2016年(平成28年)6月 4日 土曜日
先日の1日に、西宮市役所に用事があり、 そのついでに、市役所の東館8階で、
第18回歴史資料写真展 「酒ぐらの裏小路-旧西宮町の街-」
をしていたので、見てみた。
そこで注目したのが、阪神電鉄の今は亡き西宮東口駅の 昭和34年(1959年)に撮影された 「ストの日の西宮東口駅」 という写真である。

ストライキの影響で、電車が運休され、 そのため子供たちが普段は入れない駅中の線路に入って 遊んでいるのだ。
レールの上に乗って、平均台のように遊んだりと 子供はなんでも遊んで楽しむことができる才能があるのだなあと 思うのであった。
西宮東口駅は、明治38年(1905年)に開業され、 近くに市場があったり、近くの女学校があったり、 主要な行政機関があったりして、 近くの阪神の西宮駅よりも年間利用者数が多い駅であった。 しかし、同駅は、 平成13年(2001年)に、阪神電鉄が高架化されたことに ともない、隣の駅の阪神西宮駅に統合され廃止された。
今は亡き駅であるが、かつて、高度経済成長期の電車が走らない日に 子供の遊び場になった何気ない日常の歴史のひとこまを 見ることができてよかった。
ちなみにこの写真展は6月6日までしているようだ。
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